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福の神 仙台四郎

文化・習俗
08 /09 2020
仙台四郎と言えば、今となっては福の神の置物だよね。江戸末期から明治にかけて実在した人物で、知的障害があったけれども、その人がお店に来ると繁盛するということで、みんなに愛されたキャラクターだという。そしていつしか福の神として祀られるようになった。

有名なポーズは、着物がはだけて、膝が丸出しで座っているお姿。ちょっとだらしない感じだが、にこにこした笑顔がいい。

その四郎さんのご利益にあずかろうと、写真や絵が販売されたり、置物が販売されたりしているのだが、それが、ちょっとアレンジがされていて、はだけた着物から珍宝が見えるのが相当数存在している。

普通のおっさんだったら、丸出しはダメなんだろうけど、福の神だし、愛嬌のあるキャラクターだから、珍宝はOKということなのだろう。置者などはリアルじゃないし、そもそもが縁起ものだから、珍宝付きの方がもっとよいということかも。

当時はどうだったのかな。本人は知的障害があったということなので、一人で散歩しているときも、着物がはだけていたりすると、丸見えの場面も少なからずあったんだろう。

ところで、千葉県木更津市にある高蔵寺というお寺には、観音堂の床下に仏像や宝物の展示をするギャラリーがあるのだけれども、そこに縁起物の一つとして巨大な木造の四郎様が鎮座されている。

もちろんおなじみのポーズなんだけど、展示されている四郎さんは余計に1枚前掛けがされていた。そしてわざわざ、18歳未満の方はこの袈裟をまくらないで・・・との注意書きがあり。

そう書かれたら、まくるしかないよね。
ムム・・・ズルムケで、太くて、しかもつやがあって、ご立派です。合掌。

映画一路

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