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きみが輝くとき 1985

映画
05 /09 2021
きみが輝くとき 1985年

 監督:森川時久

 allcinema きみが輝くとき

片腕というハンディを背負った少年がサッカーで頑張る姿を描いた作品だ。
実話を元にした映画ということらしい。

映画はすばらしい内容なのだけど、主人公は片腕がないという前提なのだ。片腕のない子役を劇団から出してもらうことは不可能だろう。主人公をどうしたのかというと、横浜に住む本当に片腕のない小学生に出演してもらうことにしたそうだ。

それだけでない。わき役の少年・少女や、一緒にサッカーをする少年たちも、横浜市内の周辺の小学校から参加してもらったという。
子役を使わず素人小学生をフル活用することで、リアルな映像ができた。エンドクレジットをみれば、それぞれの所属する小学校が表示されている。

映画の冒頭は、厳しいおじいさんに鍛えられる場面だった。寒い冬に風呂場で冷水を浴びさせられるのだ。最初すりガラス越しに主人公の体が見えたが、風呂場の中の映像になった。片腕がない少年は特殊メイクではなく、本当に片腕がないことがわかった。それを見せるために、最初に風呂場で裸の場面を撮影したのであろう。当然のこと、風呂場で裸だから、おちんちんも丸見え。おちんちんがプルプルしておじいさん役の三國連太郎の体にあたっていた。体に障害があることで、映画の主人公に抜擢されたわけだけど、その結果、片腕のない体とおちんちんを世の中に公開させられたわけだ。

映画では、その後も銭湯の場面を設定していたね。主人公とわき役の少年の二人が並んで話をしている場面だが、後ろの方では、サッカーチームのメンバーが裸で行ったり来たりするのが映っている。何人かはおちんちんも見えている。当然丸見えになった子は、学校で友達から「見たよ」とか言われて、照れ臭い思いをしたかもしれない。

これは映画なので、消すことはできないし、学校で上映会とかあったらまた見られちゃったという気持ちになるかもしれない。

出演者は主人公、わき役、チームメンバーなど、すべてが横浜に実在する小学校の子供たち。映画に出演できるのは光栄なことだろうけど、おちんちん丸出しになることもわかっていて出演したのだろうか。

今の時代なら、小学校側も承諾しないかもしれないけど、1985年当時だと、小学生のおちんちんはさほど抵抗はなかっただろう。

なつかしい映画には、当時の感覚がよくあらわれている。
映画は名作なので、配信なりディスク化されたらいいけれども、出演者が多く権利関係が難しいのかもしれないね。

映画一路

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