动物后背自己挠痒挠不到的地方 【再掲】
ビデオ作品
动物后背自己挠痒挠不到的地方
Acnestis 2009年
監督:余极
出演:熊熊
中国の芸術家「余极」は、自由な作風で個展なども行った。彼が2009年の発表した映像作品「动物后背挠痒挠不到的地方」は、動物の背中でかゆくても手が届かない場所という意味だ。シリーズは5つの映像作品により構成されている。これらは、もともと美術の個展のために作成された映像作品で、すべてに登場する主役の熊熊は、5作品のうち4作品でフルチンになるという露出度の高い作品だ。
一方で熊熊を演じているのは、四川美術学院の新入生で周鹏という。こういう映像作品を通して、先生とのつながりが持てたのだし、裸で出演なんて全然平気ですよと語っていたそうだ。まさに自分の裸が上映、展示されているその個展会場で、インタビューに答えていたというから、本当に度胸があるなという感じだ。
この作品は、個展の展示で終わらず、YouTubeで公開された。すごいと思うのは、これだけ珍が丸出しになっているのに、13年経っても動画が消されてないことだ。一番問題となり一回消えた3作目もその後復活し5作品そろってYouTubeで見ることができる。美術作品なら、珍出しもOKだよということなのかな。
第1話 熊掌:bear's paw
ホールの中の同じポジションで主人公の熊熊はひたすら体操を続けている。衣装は熊手の手袋だけで、珍は丸出し。ホールに男女の学生たちが入ってくるけれども、裸の熊熊がそこにいるということは意識されてないようだ。見えてないのだろうか。しかし、途中から熊熊の体操に他の学生たちもシンクロしはじめる。最後は他の学生たちは、解散して行ってしまい、熊熊だけが残される。この第1話、熊熊は一度も服を着ることなく、体操をする裸を鑑賞させる作品だ。
この動画を初めてみたとき、目立ちたがり屋の学生が裸で話題を取ろうと自撮りしてYouTubeにアップしたのかと思った。しかしいつまでも消えないので、確認してみたら、これは正式な美術作品で個展も開かれていることをあとから知った。すごいと思った。
第2話 鱼:fish
2作目は、女子とのからみへと進んでいく。熊熊は相変わらず熊手の手袋をしただけの裸。庭に出てリラックスしている。庭に水を撒いたり、立ちションをしたりしている。この小便のときは後ろ姿で撮影されていた。熊熊は、女子たちに注目され取り囲まれたり、熊歩きで部屋に戻ってきたりしている。この熊歩きのときカメラはお尻を追いかけているので、裏玉が強調されてみえている。
そして部屋に戻って女子たちとじゃんけんゲームとしたり。そして最後に獲物となる女子が定まるけど、これが魚のことかな。この女子は裸にバスローブをまとっているから、胸やヘアが見えたりしているが完全に裸になることはなかった。熊熊はホールの上の階にあがって獲物の女子を求めていく。最後屋上で、熊熊はこの女子と交尾したかったように思うのだけど、結局どうなったんだろう。女子はどこかに消えてしまったのか、熊熊だけが屋上に残されていた。
第3話 熊掌和鱼:bear's paw and fish
熊熊は3作目でやっと服を着ることが許されたようだ。2作目で女子をゲットできなかったためにムラムラしているんだろうか。今度の魚は男子のようだ。獲物を逃すまいと積極的に動く熊熊。カフェでみつけた男子を追いかけて、男子の部屋に入り込み、交尾をおねだりした。熊手袋を外し、シャツを脱ぎ、ズボンとパンツを同時に脱いで、いさぎよく裸になった熊熊。相手の男子と抱き合った。ちなみに相手は最後までパンツを脱がなかったので、珍出しは熊熊だけのようだ。
この3作目は大変だ。熊熊と男子が抱き合ってから以降、10分間ゆっくりと抱き合う二人の映像が続くことになる。カメラは定点で二人がやっている場面を静かに見ているだけ。音楽は流れている。最後抱き合ったまま映像は終わるのだけど、たぶん3作目も相手の男子が消えてなくなったのだと思う。3作目の冒頭に、裸の熊熊がベッドの上で不満そうにしている場面があるからだ。熊熊の欲望は満たされなかったのだと想像される。
1作目・2作目と3作目を比較すると、2作目までは縮こまって小ぶりだった熊熊の珍が、3作目ではずいぶん長く立派になっているのがわかる。やっぱり体に触れるなどするとある程度の興奮状態になるのは避けられず、半勃起しちゃうのだろう。だからと言って、それが好きでやっているのではなくあくまで演技だから、完全に勃起するほどもでないということか。それもこれも、何も隠さずに見せているので、じっくり観察できるのが面白い。
実際に個展で展示されている場面を想像してほしい。展覧会場内には絵画などの提示と、映像展示があり、スクリーンは5作品分用意されていた。この3話目のスクリーンは半分以上が熊熊と男子の抱き合っている映像だ。これはひどい目も当てられないと、別のスクリーンを見ようとしたら、こっちはフルチン体操の動画、あっちは熊熊の裏玉のアップが流れている。好きな人はいいが、そうでない人は居心地の悪い個展会場だっただろうと想像できるね。
第4話 猫:cat
今度は、熊熊は女子アパートに侵入する。普通に見たらこれは犯罪だし、おそろしい光景だと思うのだけど、熊熊は見えない存在だからその場面をのぞいていても、女子は気が付かない。女子が猫と戯れたり、服を着替えるときも、トイレに入っているときも、熊熊が目の前にいて女子の観察をするという、かなりシュールな設定だ。しかし、熊熊は女子のすべてを見ることはできるけれども、女子を触ることはできないし、女子に気が付いてもらうこともできない。この回だけは熊熊の裸はなかった。
第5話 白色马: white horse
最後は別の女子が登場する。交差点があって、遠くから交差点に向かってそれぞれ近づいてくるという作品。再び熊熊は裸スタート。交差点に来るまでにパンツやシャツが置いてあるので、それを拾って服を着ながら前進せよということらしい。ここで登場するのは、熊のぬいぐるみを背負った白馬。
これ近づいてくるといいながら、撮影は服を脱ぎながら後ろ向きに歩いて交差点を離れていくという撮影がされている。逆回しで映像にしているのだろう。熊熊は裸になっているけれども、女子の方は裸ではない。どうも服を脱ぐのは熊熊の役割らしい。
第1話 https://www.youtube.com/watch?v=Ad1t5lQmIWM
第2話 https://www.youtube.com/watch?v=Yvnvydpl5KA
第3話 https://www.youtube.com/watch?v=gK25RN_Aqt0
第4話 https://www.youtube.com/watch?v=es8xkO6o2ao&t=360s
第5話 https://www.youtube.com/watch?v=NnTEZ1Ssvw8&t=436s
展覧会 http://www.artlinkart.com/cn/exhibition/overview/85bawwrn
Acnestis 2009年
監督:余极
出演:熊熊
中国の芸術家「余极」は、自由な作風で個展なども行った。彼が2009年の発表した映像作品「动物后背挠痒挠不到的地方」は、動物の背中でかゆくても手が届かない場所という意味だ。シリーズは5つの映像作品により構成されている。これらは、もともと美術の個展のために作成された映像作品で、すべてに登場する主役の熊熊は、5作品のうち4作品でフルチンになるという露出度の高い作品だ。
一方で熊熊を演じているのは、四川美術学院の新入生で周鹏という。こういう映像作品を通して、先生とのつながりが持てたのだし、裸で出演なんて全然平気ですよと語っていたそうだ。まさに自分の裸が上映、展示されているその個展会場で、インタビューに答えていたというから、本当に度胸があるなという感じだ。
この作品は、個展の展示で終わらず、YouTubeで公開された。すごいと思うのは、これだけ珍が丸出しになっているのに、13年経っても動画が消されてないことだ。一番問題となり一回消えた3作目もその後復活し5作品そろってYouTubeで見ることができる。美術作品なら、珍出しもOKだよということなのかな。
第1話 熊掌:bear's paw
ホールの中の同じポジションで主人公の熊熊はひたすら体操を続けている。衣装は熊手の手袋だけで、珍は丸出し。ホールに男女の学生たちが入ってくるけれども、裸の熊熊がそこにいるということは意識されてないようだ。見えてないのだろうか。しかし、途中から熊熊の体操に他の学生たちもシンクロしはじめる。最後は他の学生たちは、解散して行ってしまい、熊熊だけが残される。この第1話、熊熊は一度も服を着ることなく、体操をする裸を鑑賞させる作品だ。
この動画を初めてみたとき、目立ちたがり屋の学生が裸で話題を取ろうと自撮りしてYouTubeにアップしたのかと思った。しかしいつまでも消えないので、確認してみたら、これは正式な美術作品で個展も開かれていることをあとから知った。すごいと思った。
第2話 鱼:fish
2作目は、女子とのからみへと進んでいく。熊熊は相変わらず熊手の手袋をしただけの裸。庭に出てリラックスしている。庭に水を撒いたり、立ちションをしたりしている。この小便のときは後ろ姿で撮影されていた。熊熊は、女子たちに注目され取り囲まれたり、熊歩きで部屋に戻ってきたりしている。この熊歩きのときカメラはお尻を追いかけているので、裏玉が強調されてみえている。
そして部屋に戻って女子たちとじゃんけんゲームとしたり。そして最後に獲物となる女子が定まるけど、これが魚のことかな。この女子は裸にバスローブをまとっているから、胸やヘアが見えたりしているが完全に裸になることはなかった。熊熊はホールの上の階にあがって獲物の女子を求めていく。最後屋上で、熊熊はこの女子と交尾したかったように思うのだけど、結局どうなったんだろう。女子はどこかに消えてしまったのか、熊熊だけが屋上に残されていた。
第3話 熊掌和鱼:bear's paw and fish
熊熊は3作目でやっと服を着ることが許されたようだ。2作目で女子をゲットできなかったためにムラムラしているんだろうか。今度の魚は男子のようだ。獲物を逃すまいと積極的に動く熊熊。カフェでみつけた男子を追いかけて、男子の部屋に入り込み、交尾をおねだりした。熊手袋を外し、シャツを脱ぎ、ズボンとパンツを同時に脱いで、いさぎよく裸になった熊熊。相手の男子と抱き合った。ちなみに相手は最後までパンツを脱がなかったので、珍出しは熊熊だけのようだ。
この3作目は大変だ。熊熊と男子が抱き合ってから以降、10分間ゆっくりと抱き合う二人の映像が続くことになる。カメラは定点で二人がやっている場面を静かに見ているだけ。音楽は流れている。最後抱き合ったまま映像は終わるのだけど、たぶん3作目も相手の男子が消えてなくなったのだと思う。3作目の冒頭に、裸の熊熊がベッドの上で不満そうにしている場面があるからだ。熊熊の欲望は満たされなかったのだと想像される。
1作目・2作目と3作目を比較すると、2作目までは縮こまって小ぶりだった熊熊の珍が、3作目ではずいぶん長く立派になっているのがわかる。やっぱり体に触れるなどするとある程度の興奮状態になるのは避けられず、半勃起しちゃうのだろう。だからと言って、それが好きでやっているのではなくあくまで演技だから、完全に勃起するほどもでないということか。それもこれも、何も隠さずに見せているので、じっくり観察できるのが面白い。
実際に個展で展示されている場面を想像してほしい。展覧会場内には絵画などの提示と、映像展示があり、スクリーンは5作品分用意されていた。この3話目のスクリーンは半分以上が熊熊と男子の抱き合っている映像だ。これはひどい目も当てられないと、別のスクリーンを見ようとしたら、こっちはフルチン体操の動画、あっちは熊熊の裏玉のアップが流れている。好きな人はいいが、そうでない人は居心地の悪い個展会場だっただろうと想像できるね。
第4話 猫:cat
今度は、熊熊は女子アパートに侵入する。普通に見たらこれは犯罪だし、おそろしい光景だと思うのだけど、熊熊は見えない存在だからその場面をのぞいていても、女子は気が付かない。女子が猫と戯れたり、服を着替えるときも、トイレに入っているときも、熊熊が目の前にいて女子の観察をするという、かなりシュールな設定だ。しかし、熊熊は女子のすべてを見ることはできるけれども、女子を触ることはできないし、女子に気が付いてもらうこともできない。この回だけは熊熊の裸はなかった。
第5話 白色马: white horse
最後は別の女子が登場する。交差点があって、遠くから交差点に向かってそれぞれ近づいてくるという作品。再び熊熊は裸スタート。交差点に来るまでにパンツやシャツが置いてあるので、それを拾って服を着ながら前進せよということらしい。ここで登場するのは、熊のぬいぐるみを背負った白馬。
これ近づいてくるといいながら、撮影は服を脱ぎながら後ろ向きに歩いて交差点を離れていくという撮影がされている。逆回しで映像にしているのだろう。熊熊は裸になっているけれども、女子の方は裸ではない。どうも服を脱ぐのは熊熊の役割らしい。
第1話 https://www.youtube.com/watch?v=Ad1t5lQmIWM
第2話 https://www.youtube.com/watch?v=Yvnvydpl5KA
第3話 https://www.youtube.com/watch?v=gK25RN_Aqt0
第4話 https://www.youtube.com/watch?v=es8xkO6o2ao&t=360s
第5話 https://www.youtube.com/watch?v=NnTEZ1Ssvw8&t=436s
展覧会 http://www.artlinkart.com/cn/exhibition/overview/85bawwrn