相撲で珍出し 第3回世界相撲選手権大会
事件・ハプニング
最近もわんぱく相撲の珍場面をいただいたし、少し前に大学生の相撲でマワシが外れた場面があったりもした。そんなにしょっちゅうということではないとしても、マワシが外れると男子の大事な部分が丸出しになってしまうので、注意しないといけないよね。今回は、過去の話を記録として残しておきたいと思う。
1994年12月11日 第3回世界相撲選手権大会 国技館
この年、世界相撲の準決勝はアメリカVSモンゴルだった。アメリカの選手は、順番にウィリ・テイラー(元幕下力士)、エマニエル・ヤーブロー(格闘家)、シオネ・プロトーの3人だった。巨漢ぞろいの最強軍団だ。試合は先鋒・中堅とアメリカが2人勝利しすでに決勝進出が決定した後だった。大将戦ではモンゴルのバットエルデンが勝利するが、最後にプロトーのマワシが解けて珍出しというおまけがついてしまったのだ。
大将戦が始まると、バットエルデンがプロトーがマワシをつかんだ。すると前褌が胸のあたりまで伸びあがってしまった。ゆるゆるのマワシは体に密着していないし、立褌を支える力も無くなっている。バットエルデンは攻撃を休むことなく、左を深く差して後ろの結び目あたりをつかんだ。そして右上手は前褌をつかんだまま、下手投げによりプロトーを土俵にたたきつけたわけだ。この勝負あった瞬間、プロトーの立褌は外れてしまった。ただ外れたというのなら巨腹に隠れて大事な部分は見えにくかったと思う。しかしこれが本当に運が悪かったのは、投げられた瞬間だったこと。マワシが土俵の上に長く伸びて、その上に大股開きの下半身が見える状態だから、まるで赤ちゃんがおしめを交換するような体勢に見える。絶妙の珍出しパフォーマンスとなってしまった。
日本のアマチュア相撲で起きたことなら、本人がさっさとマワシを戻して、そんなに騒がれないだろう。しかし世界相撲のこの場面では、プロトーは顔を赤らめて混乱している様子だ。自分ではマワシをうまく戻せなくて、チームのメンバーがマワシを後ろから持ち上げてあげたり、そんなドタバタを土俵上でやっているのだから、まるでコメディショーのように見えただろう。本人は大変でも、見ているお客さんは笑っていたし、せっかっく大事な部分を開帳したのだから、カメラも股間を狙ってスクープを撮影していた感じだ。とうとうマワシは整えられなくて、土俵から降りたあとは、星条旗のバスタオルを腰に巻いて引き揚げていった。
運の悪さは続く、この珍開帳したとき、体は東から正面、西側へと回転したので、大会を中継するカメラはどの方向から撮っても珍がばっちり映ったことになる。さらに運が悪いことに、世界相撲ということで、海外のテレビもたくさん取材にきている中だったから、海外テレビも珍をばっちり撮影してしまった。
唯一救いがあるとしたら、このテレビの中継は生放送ではなかったということ。翌週の12月18日に朝日系列で世界相撲は放送されることになっていた。しかし、実際の放送では準決勝の場面はそのまんまだった。勝負で珍出しする場面を見せたあと、投げられる瞬間の振り返りではもう一回スローで珍出しする場面が放送された。これはハプニングだからね。余計な編集を加えて修正なんかしたら、臨場感がなくなってしまうからかな。結局一週間後の放送でもそのままだたので、救いにはならなかったようだ。
そもそも日本で中継録画の放送が行われるより前に、オランダで30秒のクリップとして放送されていたことを確認している。その動画も以前はYouTubeにあったけど、すぐに消されてしまった。その後、イギリスの映像アーカイブにこの試合の動画が記録されていることを確認したがアクセスできなかった。最後は、イタリアのコメディ番組「Mai dire gol」で取り上げられていたことを確認をした。イタリアの動画はイギリスのアーカイブと同じものだ。「Mai dire gol」はDVD化された際に世界相撲の場面も収録され、誰でも簡単にこの場面を見られるようになった。ネットで出回っているのはこのイタリア動画のコピーだ。
https://www.facebook.com/100064726160313/videos/sumo-1994/6995220473881723/
ちなみに、マワシが外れて珍出ししたプロトーのユルフンは、この準決勝だけではない。マワシを締めなおして出てきた決勝戦で日本の吉橋と対戦をしたが、ここでもマワシが伸びて、2度目の珍出しかと心配させるような状況だった。また前年の第2回世界相撲でも、試合前に前垂れが出てきてしまったので、注意を受けている。この頃は、世界相撲も始まってまだ2~3年。外国選手も慣れてなかっただろうし、マワシの締め方も十分に指導できてなかったのだろうと思う。
1994年12月11日 第3回世界相撲選手権大会 国技館
この年、世界相撲の準決勝はアメリカVSモンゴルだった。アメリカの選手は、順番にウィリ・テイラー(元幕下力士)、エマニエル・ヤーブロー(格闘家)、シオネ・プロトーの3人だった。巨漢ぞろいの最強軍団だ。試合は先鋒・中堅とアメリカが2人勝利しすでに決勝進出が決定した後だった。大将戦ではモンゴルのバットエルデンが勝利するが、最後にプロトーのマワシが解けて珍出しというおまけがついてしまったのだ。
大将戦が始まると、バットエルデンがプロトーがマワシをつかんだ。すると前褌が胸のあたりまで伸びあがってしまった。ゆるゆるのマワシは体に密着していないし、立褌を支える力も無くなっている。バットエルデンは攻撃を休むことなく、左を深く差して後ろの結び目あたりをつかんだ。そして右上手は前褌をつかんだまま、下手投げによりプロトーを土俵にたたきつけたわけだ。この勝負あった瞬間、プロトーの立褌は外れてしまった。ただ外れたというのなら巨腹に隠れて大事な部分は見えにくかったと思う。しかしこれが本当に運が悪かったのは、投げられた瞬間だったこと。マワシが土俵の上に長く伸びて、その上に大股開きの下半身が見える状態だから、まるで赤ちゃんがおしめを交換するような体勢に見える。絶妙の珍出しパフォーマンスとなってしまった。
日本のアマチュア相撲で起きたことなら、本人がさっさとマワシを戻して、そんなに騒がれないだろう。しかし世界相撲のこの場面では、プロトーは顔を赤らめて混乱している様子だ。自分ではマワシをうまく戻せなくて、チームのメンバーがマワシを後ろから持ち上げてあげたり、そんなドタバタを土俵上でやっているのだから、まるでコメディショーのように見えただろう。本人は大変でも、見ているお客さんは笑っていたし、せっかっく大事な部分を開帳したのだから、カメラも股間を狙ってスクープを撮影していた感じだ。とうとうマワシは整えられなくて、土俵から降りたあとは、星条旗のバスタオルを腰に巻いて引き揚げていった。
運の悪さは続く、この珍開帳したとき、体は東から正面、西側へと回転したので、大会を中継するカメラはどの方向から撮っても珍がばっちり映ったことになる。さらに運が悪いことに、世界相撲ということで、海外のテレビもたくさん取材にきている中だったから、海外テレビも珍をばっちり撮影してしまった。
唯一救いがあるとしたら、このテレビの中継は生放送ではなかったということ。翌週の12月18日に朝日系列で世界相撲は放送されることになっていた。しかし、実際の放送では準決勝の場面はそのまんまだった。勝負で珍出しする場面を見せたあと、投げられる瞬間の振り返りではもう一回スローで珍出しする場面が放送された。これはハプニングだからね。余計な編集を加えて修正なんかしたら、臨場感がなくなってしまうからかな。結局一週間後の放送でもそのままだたので、救いにはならなかったようだ。
そもそも日本で中継録画の放送が行われるより前に、オランダで30秒のクリップとして放送されていたことを確認している。その動画も以前はYouTubeにあったけど、すぐに消されてしまった。その後、イギリスの映像アーカイブにこの試合の動画が記録されていることを確認したがアクセスできなかった。最後は、イタリアのコメディ番組「Mai dire gol」で取り上げられていたことを確認をした。イタリアの動画はイギリスのアーカイブと同じものだ。「Mai dire gol」はDVD化された際に世界相撲の場面も収録され、誰でも簡単にこの場面を見られるようになった。ネットで出回っているのはこのイタリア動画のコピーだ。
https://www.facebook.com/100064726160313/videos/sumo-1994/6995220473881723/
ちなみに、マワシが外れて珍出ししたプロトーのユルフンは、この準決勝だけではない。マワシを締めなおして出てきた決勝戦で日本の吉橋と対戦をしたが、ここでもマワシが伸びて、2度目の珍出しかと心配させるような状況だった。また前年の第2回世界相撲でも、試合前に前垂れが出てきてしまったので、注意を受けている。この頃は、世界相撲も始まってまだ2~3年。外国選手も慣れてなかっただろうし、マワシの締め方も十分に指導できてなかったのだろうと思う。