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やあ 小さな仲間たち

本・出版物
11 /23 2024
やあ 小さな仲間たち 石亀泰郎写真集

  1988年 朝日新聞社

以前、コメントに入れてくれていたのを思い出したので、記事に残しておく。

この写真集は、朝日新聞日曜版連載の写真をまとめたもの。
石亀泰郎がヨーロッパの国々やタイ、日本などを渡り歩いて子供たちの瞬間をフィルムに収めたものだ。

それぞれの写真には、どの国で撮られて、どんな場面だったのかの説明も入っている。
泣いている子、笑っている子、眠っている子、動物と遊んでいたり、ぶらんこに乗っていたり、湖の中や雪の上、子供たちの表情を生き生きと伝える写真集。

このなかでも立ちションをしている場面を後ろから撮られた写真などもあるし、おへそを出している子もいるし、裸でキスをしている子たちもいる。

一枚だけはっきり珍が見える写真があった。スイスの山の中で出会った子は川で水遊びをしていたのだろうか、素っ裸だった。

今はインターネットで世界中の情報が手に入るけれども、まだ一般に普及してない時代は、こういう写真集が重宝されたし、珍出しの子なんて普通に写真で紹介されていたと思う。

成長するっていいなぁ 性について知りたいあなたに

本・出版物
10 /26 2024
成長するっていいなぁ 性について知りたいあなたに

  1992年 大月書店
  growing up feeling good : A CHILD'S INTRODUCTION TO SEXUALITY

  著:ステファニー・ワックスマン
  翻訳:山本 直英

本の紹介をいただいているので、本編記事として残りておく。

ステファニー・ワックスマンは、「おんなのこってなあにおとこのこってなあに」の著者だ。子供向けの本で、男女の違いや形の違いなど説明する写真本だった。そのときに翻訳したのは山本直英、「おちんちん」と「おちょんちょん」という表現は、なかなか苦労したのだろうと思う。

今回はステファニー・ワックスマンの性教育本の2作目だ。翻訳は前と同じ山本直英。前回は性の違いを説明しているけれども、今回は成長を説明した本なので、もう少し内容が濃くなっている。

さわったら気持ちいいという話から、ぼっき、自慰(マスターベーション)などの話題が進み、そこから体のことを知っていくのだそうだ。このあとは、夢精はおしっこを漏らすのとは違うという話。性交の話、出産の話、授乳や子育ての話、老いの話へと、しっかりと説明をしている。また同性愛のことやSTDのこと、コンドーム、避妊のことにも触れている。写真本だけれども、文字をしっかり入れて説明をしている感じの本になる。これは何歳くらいの読者を想定しているのだろうか。教材としてただ本を見るだけではなく、これを題材にして話し合うのに使ってもよいのかもしれない。

珍が見える場所は、男女の子供の写真があった。まさにさわったら気持ちいいでしょうという説明をしているところ。男の子は、なぜかきれいに皮が剥けている。そして性器が成長をした後の男女の写真もある。こちらの男子も皮はきれいに剥けている。男の子の悩みとして、性器の大きさの問題をあげているけれども、包皮の問題については触れられてないようだ。登場しているモデルさんが、かならず皮が剥けているのは意図的に選んでいるのかもしれない。

生きている人体 養老孟司

本・出版物
01 /04 2023
思春期の体を写真で確認できる本があるかと問われると、この本かな。

日本では、からだの説明をする本などは、幼児をモデルにしている場合が多い。
近代化以降、成人の裸は見せてはダメだという文化・社会を作ってきたから
表現をする際は、子供の裸を使ってからだの説明するようにしてきたからだ。

この本では、そんな回りくどいことをしておらず
説明をするのに、成熟したからだ使っているわけで、ある面正しい取り組みだ。
モデルさんは成人の男女、おそらくカップルを採用したのだろう。
このカップルは、最初から裸。もちろんからだを見せるのがモデルの役割。
一部を隠すとかするとかえっていやらしいけど、全部見せると自然な感じになる。

実はこれ、日本で作られた本ではなく
ノルウェーの本を日本語に翻訳して出版したものだ。養老先生が監訳をしてる。
養老先生は、モデルが外国人の方が有利だと書かれていた。
日本人がモデルだと、「誰が」という個人の方ばかり注目されるからだそうだ。
確かにわかる気がする。

各器官や機能の説明は成熟したからだを使っているのだが
からだを扱う本の中では、成長や老化などの変化を説明することが必要だ。
そこで、さらに二組の男女のモデルさんが採用されていた。
思春期のからだを説明するモデルさんと、老人のからだを説明するモデルさんだ。

思春期のモデルさんは、均整のとれたすばらしい体系だった。
男子は、陰茎がふっくらと膨らんでいるが、陰毛は上の方だけ生えてきている状態。
女子は、胸が少し膨らみ始めていて、陰毛はやはり上の方に生えてきている状態。
思春期を分類したタナー段階でいえば、変化の真ん中になる「3」~「4」あたりだろうか。
見せるということから言えば、とてもよく選ばれたモデルさんだった。

性器だけとか、胸だけを比較や協調してただ見せるような意図がないし
医学論文のようにからだをモノのように表現するような意図もない
全身のプロポーションがきれいに見えて、生きているからだを感じる写真だ。

養老先生が言われているとおり、こういう本を教育に使うとよいかもしれない。
ちなみに出版された本は、「日本図書館協会選定図書」認定されている。

  生きている人体  養老孟司監訳   1996年・時空出版

おんなのこってなあに おとこのこってなあに

本・出版物
02 /14 2021
 「おんなのこって なあに? おとこのこって なあに?」
 (福音館のかがくのほん

 著者:ステファニ−・ワックスマン

子供向けの絵本で、おちんちんが見られる本の一つだ。

みなさんは、男の子と女の子はどうやって区別するのかな。
このストレートな問題に対して
性器でわかるというのがこの本の趣旨となっているよ。

いろんな性格の子がいたり、いろんな人種の子がるけれども
男女を決めるのは性器。

おちんちんがついていたら男の子
おちょんちょんがついていたら女の子

これはいったい何・・・?
外国の本を日本語訳するのに苦労した感じがするよね。

小さい子に示すには、これでもいいのかもしれない。

Chinese on the Train

本・出版物
11 /18 2017
中国で長年鉄道員として働いた王福春の写真集。
タイトルは、「火车上的中国人」。
英語版は「Chinese on the Train」で出版されている。

昔の長距離列車の中で過ごす人たち、
それぞれにドラマがあるって感じがするよね。

寝台車の人たちはいいけど、
普通車の人は家族が折り重なるように寝てたりする。
中には椅子の背もたれの上に橋渡しするように
担架を乗せて寝場所を作っている人もいる。

英語版では60ページから64ページが
おちんちん写真シリーズになっていた。

1996年の西都・北京線 
しっかり厚着してニット帽までかぶっている赤ちゃんが
窓側のテーブルに乗せられている写真。
窓が凍るような寒い日なんだろうけど
下半身は股割れズボンなんで、おちんちんが見えている。

1992年の南寧・北京線
こっちは夏かな。
それこそ男の子は素っ裸で席の上に立っている。
おしっこしたいというので、
空き缶を準備してそこでやっちゃいました。

1993年の蘭州・ウルムチ線
寝台車の母子。
壁のフックに子供用のハンモックをつるしているね。
ハンモックの男の子は裸でおちんちんは完全直立。
お母さんなんかいたずらしてなかった? 
急に写真とられたのか、お母さんは照れ笑い。

1994年の西安・西寧線
寝台車に一緒に横になっている仲の良さそうな父子。
お父さんはパンツ穿いてるけど、
子供の方はやっぱり裸。
冷房もついてなかったのだろうね。
窓を開けて裸でいれば、快適だったのだろう。

1993年の西都・重慶線
これは普通車の家族か。
丸々とした赤ちゃんが窓下のテーブルの上に立たされている。
自慢の赤ちゃんは当然のこと、素っ裸。

一部だけど、ネットで確認できる。

  Chinese People on Trains by Wang Fuchun


  


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