はてなキーワード: 加齢臭とは
増田:35歳・女
期間:2週間くらい?
結果:つむじハゲ→目を凝らすと後頭部につむじがうっすら見える人
結局、私のは眼精疲労と肩こり(どっちが発端なのかはわからない)からくる血行不良?だった。
長年ずっと頭皮がガチガチで、つむじのあたりなんか押すとめっちゃ痛かったんだけど、人って本当の原因から目を逸らそうとするんだね~……色々調べてたときですら私には当てはまらないと思って試してみようとすらしてなかった。
というか、数年ukaのスカルプブラシを使ってるけど効果はおろか気持ちよさすらなくて、頭皮の硬さって遺伝なのかもななんて思ってたよ。
嫌いな海藻食べたり、薬用育毛剤とか試したりもした。最近は鏡を避けてシュレーディンガーのハゲだった。
そんなとき何かの折に見た井川遥さんが頭皮ケアグッズを使って頭皮をぐにゃんぐにゃんさせてる動画の説得力がすごくて、
そういうタイプじゃないのに速攻で同じもの買った。どうせハゲるなら一回くらい頭皮だけでも井川遥さんになろうとしてもいいんじゃないの?と思ったのも、ある。
痛!なにこれ!と思いつつガシガシ使ってたら3日目くらいで髪が目に見えてふわっとしだして、おそるおそる後頭部見たら、つむじが茂みに隠れてるんだよ。
森の中にあるの。つむじが。赤ずきんのおばあさん家くらい。
つむじ付近の痛みも確かに減ってて、井川さんの100分の1くらいは頭皮も動くようになってて。感動して泣いた。原因はこれだったんだってわかってすっきりした。
副産物もある。スカルプブラシが気持ちいい。シャンプーすると軽く動かすだけでもかなり泡立つようになったし、使ったときと使わないときでは翌日の頭皮の臭い(たぶん加齢臭)が段違い。
なんか、いいことづくめでうれしすぎた。
別に今になって手のひら返したとかじゃなくて普通に最初からキモかった。
少なくともグラブル界隈のフォロワーの間では最初からネタ枠。シンプルに加齢臭がキツかった。
有名人ならともかく、一般オタクで暇空支持してたのって少なくとも自分が見た限りでは、絵師に頓珍漢な短文リプ送ったり、漫画のコマ貼り付けて論破した気になったり、一昔前のニコ動や2ちゃんのノリで女や韓国叩いてたり、動物の画像の無断転載アカウントRTしたり、令和にもなって銀英伝ネタではしゃいでたり、オタクの中でも特にギリ健っぽい奴しかいなかった。
なんなら最新の暇空のリプ欄覗いたらアニメアイコンはほぼない。
どういう層が支持してるのか純粋に疑問。
・髪
→セットしてある
・もみあげ
→整えてある
・肌
→産毛ゼロ
→肌荒れゼロ
→美白
→テカテカしてない
(汚肌のままよりファンデででも隠す/皮脂防ぐ方が『清潔感あり』判定)
・眉毛
→整えてある
・目
→目ヤニなし
・ヒゲ
・鼻
→鼻毛ナシ
→鼻水すすらない
・唇
→ガサガサしてない
→食べカス、口端に唾液跡ナシ
・歯
→歯並びが良い
→笑った時に見える歯が白い
→青海苔とか付いてない
・ニオイ
→アルコール臭ナシ
→ニンニク臭ナシ
→加齢臭ナシ
→キシリトール可
・服
→おろしたて
→アイロン済
→襟に黄ばみなし
→それなりの布地(ユニクロ以上)
→それなりの仕立て(ユニクロ以上)
・手首
→毛がモジャモジャしてない(生え方が綺麗なら可、汚いなら潔く剃る)
・爪
→適度に切ってある
→爪と指の間の汚れナシ
・靴
→ボロくない
ずっとずっと幼い頃、毎日ニュースにオリンピック選手が出てくるのを見て「毎日みかける程度の人達だから俺もこれぐらいになれるだろう」とクラスメートぐらいの距離感でそれを眺めていた。らしい。
その愚かな刷り込みの正体に気づいたのはそれが埋められてから40年後、必死に自分の感性を掘り起こし続けたあとだった。
創作者、インフルエンサー、タレント、強化選手、ヒーロー、そういった超有名人であればあるほど、庶民にとって身近な存在となる歪みが社会にはいつだって存在する。
宗教家が「この世界で最も偉大な神はいつも貴方のすぐ側に居ます」と語りかけるように、大きな存在であれば有るほどにいつだって身近にいるものだ。
世界で一番売れているような商品に囲まれて過ごしていると、それが無数の競争に打ち勝った果てに世界中で経済的勝利を納めて今そこにあることを忘れてしまう。
そういったことを繰り返して俺はいつの間にか「俺だってこれぐらいのことは出来るのだろう」と勘違いして生きてきたようだ。
俺の中にある愚かな万能感と現実とのギャップは、現実がしょーもなすぎるということよりも、自分は何にだってなれるという可能性の方を高く見積もりすぎたことによってこそ産まれているらしい。
世界レベルのデッドレースに自分が参加できているという勘違いから、、自分自身の目先の健康とか身近な人間との交友関係とかの優先順位を下げてしまっていたことが全ての間違いだった。
俺の戦場はそんな所にはない。
健康診断の数字とか、加齢臭への対策とか、Z世代との交流とか、ガンダム世代のあしらい方とか、そういった自分の半径5mの世界を必死に生き延びることが俺の戦いなんだ。
巨人の肩に乗せられて暮らしているうちに自分のほんとうの歩幅を忘れていたのだ。
俺の一歩は自分が思う100分の1程度もなかったというただそれだけのことに気づくまでに時間を使いすぎた。
危なかった。