たまたま、画像のクルマを運転する機会があり、そしてエンジンのキャラクターがクルマの性格に与える影響は少なくない、と実感。
見ての通り、このエンジンは現行モデルのスバル・レガシィ。とはいっても、水平対向エンジンのキャラに何かを思ったというわけではありません。
むしろレガシィをはじめとするスバル車に採用されている「SIドライブ」というエンジンのキャラを切り替える機能に、エンジンがクルマのテイスト全体に与える影響が少なくないということを実感したわけで。
この「SIドライブ」では、i S S# という3つのモードを切り替えることでアクセルペダルとスロットル開度の関係だけでなく、エンジンのキャラまで変わってくるのが興味深いところ。
その第一印象は次の通り
i:マイルド。悪くいえば最初はダル
S:踏み始めはもっとも自然というか昔風味
S#:反応よすぎ。街乗りだと逆効果
というわけで、アクセルペダルを全開にする以前の段階での印象は「S」がエンジンとして扱いやすい感覚。基本となる「i」は明らかに燃費重視といった印象で、アクセルペダルでエンジンを制御するというよりはスピード(加速)コントロールの意思表示装置といったイメージです。
さらに、エンジンのキャラとサスペンション(シャシー性能)のマッチングも予想以上に気になることも確認。こまかい仕様での違いはあるかもしれませんが、この17インチタイヤのレガシィGTにおいていえば「S」によるエンジンキャラが合っている印象があり。
具体的にいえば、少々コツコツ感のあるサスペンションと「S」の生み出す適度にスポーティなフィーリングがマッチしているというのが自分の感想。ただ不思議なのは「i」でのんびり走っているぶんにはコツコツ感がそれほど気にならないこと。
電子制御ダンパーがついているわけではないので、このあたりは加速度による荷重変化やアクセル開度と実際の加速とのズレなどがコツコツ感をマイルドに感じさせている(錯覚させている)のかも。
だとすれば、ハンドリングなどのシャシー性能を判断するときにもエンジンのキャラというのは意外に無視できないのではないかと思うわけで。
だから、たとえばエンジンに手を入れた際には、そのキャラにマッチするようシャシーも調整することで、より全体としてのドライブ感覚を向上させることができるのでは、と想像する次第。ここで言うのはパフォーマンス面での話ではなく、あくまでキャラを味わうという意味。従来からのチューニングでいうところの『パワーアップしたから、速度域が上がるのに合わせてシャシー性能を強化する』のとは微妙に違った話であります。
そうした考えで全体をプロデュースするのがコンプリートカー、なのかもしれません。レガシィの乗り味とは直接関係ない話ではありますが、街乗りしながらチョコチョコとSIドライブのスイッチを操作して、こんなことを考えた、そんな本日の夕方でありました。
見ての通り、このエンジンは現行モデルのスバル・レガシィ。とはいっても、水平対向エンジンのキャラに何かを思ったというわけではありません。
むしろレガシィをはじめとするスバル車に採用されている「SIドライブ」というエンジンのキャラを切り替える機能に、エンジンがクルマのテイスト全体に与える影響が少なくないということを実感したわけで。
この「SIドライブ」では、i S S# という3つのモードを切り替えることでアクセルペダルとスロットル開度の関係だけでなく、エンジンのキャラまで変わってくるのが興味深いところ。
その第一印象は次の通り
i:マイルド。悪くいえば最初はダル
S:踏み始めはもっとも自然というか昔風味
S#:反応よすぎ。街乗りだと逆効果
というわけで、アクセルペダルを全開にする以前の段階での印象は「S」がエンジンとして扱いやすい感覚。基本となる「i」は明らかに燃費重視といった印象で、アクセルペダルでエンジンを制御するというよりはスピード(加速)コントロールの意思表示装置といったイメージです。
さらに、エンジンのキャラとサスペンション(シャシー性能)のマッチングも予想以上に気になることも確認。こまかい仕様での違いはあるかもしれませんが、この17インチタイヤのレガシィGTにおいていえば「S」によるエンジンキャラが合っている印象があり。
具体的にいえば、少々コツコツ感のあるサスペンションと「S」の生み出す適度にスポーティなフィーリングがマッチしているというのが自分の感想。ただ不思議なのは「i」でのんびり走っているぶんにはコツコツ感がそれほど気にならないこと。
電子制御ダンパーがついているわけではないので、このあたりは加速度による荷重変化やアクセル開度と実際の加速とのズレなどがコツコツ感をマイルドに感じさせている(錯覚させている)のかも。
だとすれば、ハンドリングなどのシャシー性能を判断するときにもエンジンのキャラというのは意外に無視できないのではないかと思うわけで。
だから、たとえばエンジンに手を入れた際には、そのキャラにマッチするようシャシーも調整することで、より全体としてのドライブ感覚を向上させることができるのでは、と想像する次第。ここで言うのはパフォーマンス面での話ではなく、あくまでキャラを味わうという意味。従来からのチューニングでいうところの『パワーアップしたから、速度域が上がるのに合わせてシャシー性能を強化する』のとは微妙に違った話であります。
そうした考えで全体をプロデュースするのがコンプリートカー、なのかもしれません。レガシィの乗り味とは直接関係ない話ではありますが、街乗りしながらチョコチョコとSIドライブのスイッチを操作して、こんなことを考えた、そんな本日の夕方でありました。