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「人間はどこまで家畜か」

「人間はどこまで家畜か」
熊代 亨 著、早川書房、2024

人間=家畜という挑発的なタイトルだが、
中身は考察、論拠となる文献等、しっかりしている。
現代社会の捉え方、創るべき未来を考える際の
題材としても、とても面白い。

以下は個人的メモ。

- 進む自己家畜化。生物的家畜化。文化的家畜化。
 協力的であることを強いられる。
 → 適応できない = 病気
- 時代によって規範とされたことが逸脱とみなされること、その逆も。
- 外部からの健康管理
 ストレスチェックテスト、働き方改革、
 ワクチン、行動制限…
- コスパ、タイパ主義 vs 結婚、子育て
 子供=野生の人間。
- 「社会契約」からの逸脱 (→例 排除ベンチ)
- 家畜になれない → 精神病?
- 生殖の完全管理+遺伝子工学という未来。
- 人間は社会・文化・環境の変化についていけるのか?
 → 政治やイノベーションの独善性。
 
進歩に依存しつつ、進歩に警戒の目を向ける。
動物としての人間にやさしい未来を。
母親の視点を取り入れた進歩を。
(例 キュリー夫人の研究は評価されるが、困難な状況で子供を
生み育てたという側面にはほとんど目を向けられない。)

テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

TKR

Author:TKR
社会問題について興味を持ってしまった元フリーゲーム作家。
いわゆる無党派層。
亡国から救国へ。自国維公による暴政をやめて、ちゃんとした社会を創造る(ツクる)べく、いろいろ考えています。


記事は基本的に予約投稿ですので、数日〜数週間のタイムラグがあります。ご了承ください。

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