ちきりんさんから学んだコンテンツ発信をする上で最も大切なこと。
ちきりんさんから学んだコンテンツ発信をする上で最も大切なこと。
現状の自分
はてなブログをスタートしてからブログ記事は既に300記事以上投稿しています。
- 100記事投稿したら…
- 200記事投稿したら…
- 300記事投稿したら…
見える世界が変わるんじゃないか?
そんな思いで、ほぼ毎日ブログを書いて記事を積み上げてきました。
しかし、今なお何も変わらない自分がここにいます。
ブログからの収益もほとんどなければ、仕事で生かせるスキルも身についている感覚はありません。(正直、ほんの少しはあるのかもしれませんが、自分が期待していたものとは果てしないギャップがあります。)
それは、なぜなのか?
自分の中で、少し心当たりはありました。
しかし、そこからずっと目を背けていた自分がいました。
それは、「量だけをひたすら追い求めていた」ということです。
記事更新の作業をするということ自体が、自分の目的になってしまっていたのです。
- ちきりんさんから学んだコンテンツ発信をする上で最も大切なこと。
- ちきりんさんのコンテンツ論
- 僕が忘れていた「夢中になる」ということ
- ちきりんさんの放送から得た学び
- 明石家さんまさんが語っていたこと
- これからの自分にとって大切なこと
ちきりんさんのコンテンツ論
「記事更新が目的になっていてはダメだ。」という事実を突きつけられたのが、ブログ界でも大御所のちきりんさんのVoicyでの発信でした。
その放送は、車を走らせながら何気なく聞いていたのですが、内容があまりに的確で、悶々と抱えていた自分の悩みに対して刺さったので、思わず車を停車させて聞き入ってしまいました。
特に心に刺さったのは、そこで語られていた以下の問いです。
「発信しているコンテンツの一番のファンは自分であるか?」
ちきりんさんは、いま現在もどんなコンテンツよりも、自分の出したコンテンツを楽しんでいる。そして、誰よりも見ている自信があると語っていました。
一見、それは当たり前のこと?もしくは、自己満足?のように聞こえるかもしれません。
しかし、それは本当に自分自身が楽しい!とか学びになる!と心から感じるものをつくっているからこそ、自然に湧き出てくる行為だと思うのです。
自分自身を振り返ると、ブログに関してはアップロードをすることに満足してしまい、後から振り返るということをほとんどしてきませんでした。
そこには、とりあえずある程度の文字数を書けばOK。という甘えや、自分自身の記事を見返すことに対する気恥ずかしさがあったのだと思います。
ですが、本当に自分が考えに考え抜いて、何度も何度も文章を練り直し、つくり上げたものであれば、そのような行為や感情は出てこないのだと感じました。
むしろ、たった1本の記事だったとしても、そこには愛着が湧くのだと思います。
そして、自分がそれだけの愛着を持てるものであれば、必ず世界中の誰かひとりには共感をしてもらえるはずです。
逆に自分が中途半端な気持ちで書いたものは、誰の心にも響かない。というのは、至極当然のことだと思います。
僕が忘れていた「夢中になる」ということ
この話から幼少期の頃に、僕は泥団子づくりが好きだったことを思い出しました。
特に誰の為でもなく、とにかくピカピカの泥団子を作りたくて、一人公園で暗くなるまで夢中になっていたのを思い出します。
作っている時間はもちろん、出来上がったピカピカの泥団子を眺めている時間もとても楽しかったのを覚えています。
周囲の大人からはそんなことをしている時間があったら宿題でもやりなさい。と怒られていましたが、次第に技術が上がっていくとピカピカの泥団子の作り方を教えることで友人ができるということもありました。
泥団子というのは、まずは粗い土で固めて、あとから粒度が細かい土で何度もパウダー状の層をつくっていくと、表面が滑らかになり、より完全な球体に近づいていきます。
そんな、社会や学校では全く役に立たないけれど、自分が夢中になって獲得した知識というのは、同じものを良いと思う仲間の共感につながる。という隠れた学びがそこにはありました。
もちろん、当時はそんなこと一切意識していませんでしたが…
この「自分が愛着を持つほど夢中になることから世界が広がる」という、子どもでもできるようなことを、自分は忘れていたな…と、今振り返ることで痛切に感じます。
ちきりんさんの放送から得た学び
では、どうすれば、ある特定の物事(ブログにしろ・仕事にしろ)に対して愛着を持てるのか?夢中になれるのか?ということを考えました。
その僕なりの結論は、「自分史上最高の更新を繰り返す」ということです。
仮に他人と比べて劣っている部分があったとしても、前回の自分よりも少しだけ上回っているということに大きな意味があると感じます。
これまでの自分が行ってきたことのコピペのような仕事やブログ記事には、何の感情も生まれません。
会社でも、ずっと平社員のまま同じポジションで同じ仕事に居座っている人がいます。
そのような人にとって仕事とは、やはり何の感情も生み出さない単純な作業だけになってしまっているのだと思います。だから、それ以上の仕事の広がりをつくることができないのだと思います。
(それは、本人が望んでそのような選択をしている場合もありますが…)
しかし、自分はそのような人にはなりたくないと思いつつも、少なからずブログ更新という面においては、同じ現象に陥っていたような感覚があります。
何か一つでも改善をすることで、良くも悪くもそこに感情が生まれます。
その感情から生まれるサイクルが、自分を良い方向へ運んでくれるのだと思います。
明石家さんまさんが語っていたこと
以前、明石家さんまさんがあるトーク番組で語っていたことを思い出しました。
トークテーマは、さんまさんは芸能生活の長期間にわたって眠ることができなくて悩んでいるという話でした。
その理由は、その日出演した番組で後悔したことや、翌日の番組でどう立ち振る舞うか?という不安が頭を巡ってしまい、全く眠ることができない。という理由でした。
正直、大御所中の大御所であるさんまさんが、そんな悩みを感じているということ自体がとても衝撃的でした。
その背景には、さんまさんがどれだけトップに上り詰めても、「自分史上最高の更新」の意識を忘れずに持っているということがあるのだと感じました。
また、その意識があるからこそ、芸能界という荒波の中で、長年トップランナーで居続けられるのだと思います。
これからの自分にとって大切なこと
今取り組んでいることに対して、「自分史上最高の更新」を意識する。
それによって、自分の取り組みに自信を持ち、好きになる。
そして、さらに夢中になっていく。
シンプルにこれだけだと思います。
これを言葉で語るのは容易ですが、実際の行動に落としていくのは、多くの思考も時間も消費します。しかし、そんな自分の思考や時間に正面から向き合った人だけが、本当に意味で「見える世界が変わる」のだと思います。
これはそんな気持ちで、自分のブログとの向き合い方が変わった節目の記事でもあります。