徳洲会新理事長にパワハラドクター
日本最大の民間医療機関「徳洲会グループ」で注目のトップ交代があった。さる6月25日のことだ。退任する安富祖久明理事長の後任を決めるため、医療法人徳洲会の理事長選挙が実施された。理事長選は全国に展開する徳洲会病院の院長である理事をはじめ、徳洲会本部の事務局や看護・介護の責任者たち96の投票によって決まる。大阪府の岸和田徳洲会病院の総長である東上晨一と神奈川県の湘南鎌倉総合病院院長の篠崎伸明という二人の副理事長が立候補し、その票を争った。
ともに1954年6月生まれの68歳だ。東上は和歌山県立医科大学を卒業し、90年に徳洲会の心臓血管外科部長となった。一方の篠崎は千葉大学医学部時代から茅ヶ崎徳洲会総合病院の研修医となり、大学卒業後外科医として徳洲会のエリートコースを歩んできた。徳洲会におけるキャリアは、篠崎のほうが10年以上長い。副理事長に就任したのも篠崎が先で、理事長選は篠崎有利か、少なくとも激戦が予想された。が、結果は東上の圧勝に終わる。白票1、棄権2を除く投票総数93票のうち、東上が69票を獲得し、篠崎はわずか24票に沈んだ。
ところが徳洲会グループのホームページでいくら探しても、理事長選の詳細は何も書いていない。
(以下略)
日本の医療機関はコロナ対応で必死の半面、14兆円のコロナ補助金バブルに沸いているところも少なくありません。