
「名古屋市教育会」という知る人ぞ知る団体がある。学校で担任の先生が子どもたちから会費を集め、入会の勧誘もしている。「教育委員会だと思ってお金を払っていた」という保護者もいる。そもそも何をしている団体なのか。現役教員の一人は「校長の天下り組織だ」と憤る。【川瀬慎一朗】
<主な内容>
・取材の始まりは一本の電話から
・支出の3分の1が事務局給与費
・現役教員「集金は本来の仕事ではない」
・便利な財布代わり
・名古屋市特有のルールか
市教委「活動は把握していない」
取材の始まりは一本の電話から
今春、私のもとに、市立小学校に5年生の次男を通わせる知人女性から一本の電話があった。
「名古屋市教育会って何? 教育委員会とは違うの?」
この女性によると、毎年新学期が始まる際、子どもが通う学校から「教育会入会のお願い」と書かれたチラシが配布されるという。
チラシでは会について「教育にかかわる団体と連携を保ち、幼児・児童・生徒のさまざまな…
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