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振り飛車なら藤井聡太8冠に「勝てる」 王将戦オンラインイベント

オンラインイベント後に記念写真に納まる登壇者。左から香川愛生女流四段、藤井猛九段、林隆弘さん、石井直樹さん=東京都港区の毎日新聞麻布赤坂販売所イベントスペースで2024年1月15日午後8時21分、長澤凜太郎撮影
オンラインイベント後に記念写真に納まる登壇者。左から香川愛生女流四段、藤井猛九段、林隆弘さん、石井直樹さん=東京都港区の毎日新聞麻布赤坂販売所イベントスペースで2024年1月15日午後8時21分、長澤凜太郎撮影

 将棋界初の8タイトル独占を果たした藤井聡太王将(21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)を展望するオンラインイベント「『振り飛車』で挑む8冠の牙城」が15日夜、ライブ配信された。独自の振り飛車戦法「藤井システム」を武器にタイトルを獲得した藤井猛九段(53)は「藤井8冠とのタイトル戦で、居飛車党が一人も勝てなかったから振り飛車が注目されている。振り飛車なら勝つ可能性がある」と語り、振り飛車党の活躍に期待を寄せた。

居飛車と決定的な差はない

 イベントには香川愛生女流四段(30)と、オンラインゲーム「将棋ウォーズ」プロデューサーの石井直樹さん(37)、同ゲームなどを開発した会社「HEROZ」最高経営責任者(CEO)の林隆弘さん(47)も参加した。

 藤井九段は、1991年に20歳でプロ入り。六段にたどり着いた後は20代後半に伸び悩んだ。当時、6割前後の勝率を挙げており、「そこそこの勝率を確保して現状に満足するか、タイトルを目指すかを考えた。タイトルを目指すなら従来型の振り飛車ではダメなので、勝率が落ちるかもしれないが仕方なく藤井システムを研究した。ぱっとひらめいたわけじゃない」と、藤井システムが生まれた経緯を明かした。

 藤井システムは玉を囲いに入れるのを後回しにして攻める戦法で、まず玉を囲うのが常識だった当時は画期的な発想だった。藤井九段はこれを原動力に98年に竜王位を奪取し、念願のタイトルを手にした。

 そこから四半世紀がたち、多くの棋士がAI(人工知能)を研究に取り入れる中、藤井九段は…

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