京終(きょうばて)駅から徒歩7分ほどの肘塚(かいのづか)町に、元興寺文化財研究所が移転してくるというニュースが流れたとき、京終界隈(きょうばて)の人は大いに沸いた。見学コーナーもできると聞いて「遠足の子どもたちがバスを連ねて来る!」「観光客が京終駅から列をなす!」と妄想炸裂(さくれつ)。「京終地域の文化度が一気に上がる」と期待が膨らんだ。
前者はともかく、後者は確実に実現した。その成果の一つが今年7月に出版された元興寺文化財研究所編『奈良町の南玄関 歴史と文化の扉を開く』。研究員と町の人がタッグを組んだ共著だ。
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