株価

週明けも不安定か NYは指標発表など控え

米株価と長期金利の推移
米株価と長期金利の推移

 【ワシントン清水憲司】日本を含む世界的な株価下落の起点となったニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、今月に入り下げ幅が2000ドル近くに達した。金利が上がると株価が下落する展開が続き、大きく乱高下する場面も目立つ。週明け以降は予算教書や消費者物価指数の発表など金利が上がりやすいイベントが控えていることから、引き続き不安定な動きが予想され、各国の市場にも影響しそうだ。

 ニューヨーク市場は9日、大幅に値上がりして取引が始まったものの、一時は前日終値比500ドル安に転じ、終盤には再び値上がりして330.44ドル高の2万4190.90ドルで取引を終えた。1日の変動幅は1000ドルを超え、依然として落ち着きを取り戻していない。

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