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ついにコロッケまでもがバレンタイン商戦に参戦!? 謎めく「チョコレートコロッケ」のヒミツに迫る!(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

今年もバレンタインデーが近づいてきましたね。この時期、ここぞとばかりに膨大な数のバレンタインデー商品の案内が編集部宛に届きます。スイーツ好きとしては何かしら取り上げたいところなのですが、どれもこれも美味しそうで迷ってしまいます。さてさて、どう選んだものか……と悩んでいた矢先、ある情報が飛び込んできました。

 

それは、「銀座にバレンタイン期間限定で“チョコレートコロッケ”を販売するお店があるらしい」というもの。それを聞いた瞬間、今年のバレンタインデー記事はコレだと直感しました。チョコレートとコロッケというインパクト十分な組み合わせ、そして何より筆者はスイーツと同じくらいコロッケを愛しているからです……ッ!!  好きなものと好きなものが組み合わされば、これはもう無敵のはず。ということで、早速取材に行ってきました。

 

名物の「油で揚げない焼いたコロッケ」は想像以上に新感覚

今回訪れたのは、昨年4月に銀座エリア最大級の商業施設として誕生した「GINZA SIX」の地下2階にある、コロッケを中心としたお惣菜店「TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU」です。こちらのお店、実は北海道に本社を構える食品メーカー・サンマルコ食品の直営店で、コロッケに使われるジャガイモはもちろんこだわりの北海道産。しかも、すべての商品が赤坂の名店「TAKAZAWA」のオーナーシェフ・高澤義明氏監修とあって、期待がどんどん高まります!

20180209_y-koba5 (1)_2↑GINZA SIX地下2階の一角にあるTAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU。店名の「180」には、調理温度と、180度視点を変えた自由な発想でのお惣菜作りを、という2つの意味が込められているそうです。イートインスペースはなく、基本的にはテイクアウト専門

 

お店の方にお話をうかがうと、名物は「油で揚げない焼いたコロッケ」とのことで、ウワサのチョコレートコロッケもこれにあたるとのこと。てっきり少量の油でカリッと仕上げる、いわゆる“揚げ焼き”にしたものを想像したのですが、売り場のショーケースを見る限りちょっと様子が違います。

20180209_y-koba5 (3)↑上2段は一般的な油で揚げたコロッケ。こちらだけでも「じゃがバター」や「タラバガニクリーム」といった王道ものから「マーボー春雨」「スモークチーズ」といった個性派まで10種類以上を用意。そして、下の段の明らかに見た目が違うものが名物の焼いたコロッケです

 

一見コロッケとはわからない姿ですが、それもそのはず、コロッケの見た目をコロッケ足らしめている「衣」がありません。「油で揚げない焼いたコロッケ」とは、衣を付けず、オーブンで焼き上げた斬新すぎる“ベイクンコロッケ”のことだったのです。そのなかに、ありました、今回のお目当てであるチョコレートコロッケこと「バレンタインベイクン」です!

20180209_y-koba5 (5)↑バレンタインベイクンは、その名のとおりバレンタイン期間(~14日)限定の商品

 

お店はテイクアウト専門のため、バレンタインベイクン含めいくつかチョイスし、編集部に戻ってから実食してみました。

 

ポテトの器に具だくさんソースがたっぷり!

本命のバレンタインベイクンはデザートにとっておこう、ということで、まずはお店で1、2位を争う人気商品だという「ホタテのジェノベーゼ」と「季節野菜のラタトゥイユ」を試食してみました。どちらも見た目がかなりオシャレなので、お皿にのせるだけで食卓が華やかになりそう! これは自宅パーティーにもぴったりではないでしょうか。

20180209_y-koba5 (11)↑季節野菜のラタトゥイユ(左/360円)とホタテのジェノベーゼ(右/450円)。どうですか、この艶やかな見た目!

 

食べようと口元に近づけると、ジャガイモを焼いたイイ香りがただよってきます。これは油で揚げていないからこそでしょう。肝心の味はというと、ホタテのジェノベーゼはホタテの旨みがギュッとつまった濃厚なソースを主役に、マッシュされたジャガイモの素朴な味がそれを受け止めています。一方の季節野菜のラタトゥイユはトマトベースのソースとジャガイモのしっかりした味が好相性。衣がなくシンプルなぶん、ヘルシーで存分に素材の味を堪能できます。

20180209_y-koba5 (13)↑ホタテのジェノベーゼの断面。マッシュしたポテトの器に、ホタテの身がゴロゴロ入ったソースがぎっしりつまっています

 

どちらも「夕飯のおかず」や「食べ歩き」というよりは、ワインなどを片手につまみたい、そんなオシャレで高級感のある味わい。一般的なコロッケを安心感のある家着とすれば、こちらはちょっと気合いをいれたよそ行きの服、といったイメージです。

 

甘すぎないヒミツは北海道産クリームチーズ

それではいよいよ本命のバレンタインベイクンです。一口食べてみると、内側には北海道産クリームチーズを使ったチョコムースがぎっしり! チョコとポテトといえばスナック菓子などでも定番になりつつある組み合わせですが、強い塩気がないぶん、そのどれとも異なる味わいです。

20180209_y-koba5 (10)↑持ち帰る間に電車の暖房のせいか表面の粉砂糖は溶けてしまいましたが、これはこれでツヤがあって美味しそう!

 

ポテトの器部分を含めかなり食べ応えはあるのですが、クリームチーズのおかげで甘過ぎず、油で揚げていないということもあってかなりあっさりしています。このあたりは、男性向けを意識して作られているように感じました。

20180209_y-koba5 (12)↑中にはチョコレートと北海道産クリームチーズ組み合わせたチョコムースがぎっしり。ナッツが良いアクセントになっています

 

お店の方に開発の背景をうかがったところ、従来から通常の油で揚げたコロッケで「モンブラン」や「チーズケーキ」といったスイーツコロッケを展開しており、ベイクンコロッケでも何か甘いものをということで、バレンタインに合わせてチョコレートを使った今回の商品が誕生したそうです。ベイクンコロッケは見た目も華やかなので、ちょっとしたプレゼントにもぴったり。そういう意味でもバレンタインとの相性はよさそうです。

20180209_y-koba5 (15)↑スイーツコロッケの1つである「ティラミス」(250円)。北海道津別町産の牛乳を使った甘~いクリームと表面のコーヒーの粉の苦みとの対比がお見事!

 

普段、油でカラッと揚がった衣を含めて「コロッケ」として愛している筆者にとって、今回のベイクンコロッケにはかなり驚かされました。実際に食べてみたいまでも、これがコロッケとはにわかに信じられないくらいです。それと同時に、あっさりしている点や見た目がオシャレな点、ジャガイモ本来の香り・味を楽しめる点など、この調理法ならではの良さにも気づかされました。これは新たな可能性を秘めた新時代のコロッケではないでしょうか。

 

今回ご紹介したバレンタインベイクンはバレンタイン期間限定の商品ですが、TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARUでは常時多数のコロッケやお惣菜を用意。コロッケ好きとしては、とりあえず全商品制覇まで通うしかありませんね。

20180209_y-koba5 (8)↑今回のお店訪問時には、ウイスキーやシャンパンなどのお酒を使ったお惣菜も展開していました。これも気になります……!

 

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