【ワシントン会川晴之】第二次大戦中、米軍で原爆開発のマンハッタン計画を主導した故レズリー・グローブス将軍が、トルーマン政権幹部に原爆の「効果」を説明した写真パネル集が近く広島原爆資料館に寄贈される見通しになった。所蔵するワシントン市内のシンクタンク、スティムソン・センターが18日、寄贈する意向を明らかにした。パネル集は1945年7月に世界で初めて実施されたニューメキシコ州での核実験のほか、原爆投下前後の広島、長崎の航空写真から成る。米軍が原爆の破壊力をどのように受け止めていたかを示す貴重な資料となりそうだ。
説明パネルは24枚あり、うち写真は21枚。いずれも米軍が撮影した航空写真。投下前の写真には、軍の基地や造船所など広島、長崎市内の標的が示され、投下後の写真は、標的が、どれぐらい破壊されたのかを「%」で表記している。パネルの大きさは、横が約1メートル、縦が約80センチ。政権幹部に説明する際は、油絵を描く際に使うイーゼルに写真を乗せたという。
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