今、ビジネス誌で話題のFacebookに参加してみました。
招待された人しか参加できないmixiと違って、Facebookは誰でも参加できるんだけど、中で閉じたネットワークをつくれるので、mixiより安心かと。
mixiには「大切なマイミクさん」という人間味の乏しい紹介文で固める集団がいるけど、これって同じ人がいろんな人のふりをして「月収○○○万ビジネス」と称した詐欺サイトに誘導しているだけみたい。こんな人がたくさんやってくるので、mixiにはちょっと嫌気がしています。
でも、Facebookも基本的にアメリカの大学発のものなので、英語圏の人ばかりで、mixiのように日本の昔の友達を探す楽しみがないのが残念。
mixiの方が機能はずいぶん劣っているけれど、それはたいしたことではないみたい。どちらも、自己紹介の手間を省きつつ、コミュニティを手軽に作れる、というところが画期的な共通項。
日本人のコミュニティとしてはmixiは圧倒的なんだけど、アカデミックなコミュニティとしてはFacebookの方が質は高そう。mixiでscientificなコミュニティがあっても、集まる人の質が千差万別すぎて、ただの井戸端会議になってしまい、身のある議論ができません。テレビでよくある政治討論でもそうだけれど、知識を深めたり、あるべき姿を建設的に決めるということは全くなく、自分の主張をいかに通すかっていうつまらないコミュニティしか出来上がらないような気がします。
サークルとか、NGOの運営と似ているかな。取りまとめる人が大事な点とかが。真剣なディスカッションになればなるほど、対話に比したネットの非効率さも浮き彫りになってくるだろうし、どういう人をコミュニティに招くかというのも、コミュニティが実りあるものになるために必要な要素。
昔のMicrosoftのコミックチャットの方が、簡易コミュニティを作って会話するための機能としては優れていたような気もします。Second Lifeも似た雰囲気がありますよね。SNSって発展したら、就職活動とかにも使えそう。欲しい人材を振り分けて、ネットで交渉して、適材適所を実践。能力を持て余している人とか、人材が必要だけどどこを探していいか分からないことはよくありますし。