2022年、世界終末時計は、昨年まで3年連続で残り100秒」となり、これが過去最短記録だった。2023年、更に時計の針は進み、人類滅亡まで残り90秒となった。
この時計は 実際に動く時計ではない。世界が直面する脅威を推し量り、人類滅亡を『午前0時』とした場合、その残り時間を「あと何分何秒」という形で示すもので、米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」が毎年発表しているものだ。
1947年、「残り7分(420秒)」から始まった終末時計は、今年4年連続の最短記録を更新し、最も終末に近づいたこととなる。
「世界終末時計」の針が過去最も進む
世界終末時計は、「原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)」の専門家グループによって管理されている時計だ。午前0時を世界の終わりとし、人類が今どのくらい危機的な状況にあるのかを、比喩的に残り時間で表現している。
2020年から2022年まで、時計の針は午前0時まであと100秒のところを指していた。この時刻は過去もっとも終末に近い時間だったのだが、今回それがさらに10秒進んでしまった。
大きな要因の1つがロシアのウクライナ侵攻
その大きな要因の1つは、ロシアのウクライナ侵攻によって核戦争のリスクが高まったことだ。
原子力科学者会報のレイチェル・ブロンソンCEOによると、2022年に世界終末時計の時間を発表した時点で、すでにロシアのウクライナ侵攻が懸念されていたのだという。
その懸念はわずか数週間後に現実のものとなってしまう。それ以降、核戦争の脅威がエスカレートしているのは、マスコミで報道されている通りだ。
今年の発表の中で、ブロンソンCEOはこう述べている。
2022年2月、発表から数週間後に私たちの懸念は現実のものになりました
核兵器を使用するというロシアの浅はかな脅しは、偶然や意図的な行為、あるいは誤算によって紛争がエスカレートするリスクが恐ろしものであることを世界に思い出させました。
紛争が誰の手にも負えなくなる危険は、依然として高いでしょう
前例のない危険な時代に突入
ブロンソンCEOが懸念するように、2022年のウクライナ侵攻開始以来、ロシアは核の使用をほのめかしていた。
最近でも、ドミトリー・メドヴェージェフ前ロシア大統領が、ロシアの敗北は核戦争につながると世界に警告している。
実際、核弾頭を搭載可能な極超音速ミサイルや超大型魚雷を準備するなど、ロシアが核兵器の配備を進めていらしきことが伝えられている。
2023年5月、広島でG7サミットが開催される。広島と長崎は原爆が落とされた世界で唯一の都市だ。核戦争の緊張が高まる状況では、象徴的な会議となるだろう。
しかしそこに出席する首脳の中にロシアはいない。G7はかつてG8だったが、2014年のクリミア併合を受け、ロシアの参加資格は停止された。
核兵器廃絶国際キャンペーンのベアトリス・フィン事務局長は、「世界終末時計の警告に対して、無策で答えるのはもうたくさんです」と語る。
G7の指導者たちは、いずれも核兵器を保有しているか、核兵器の使用を支持しています。
原爆によって大きな犠牲を払った広島に集まるというこの機会を逃さず、ロシアや中国と協力して、これまでになされた軍縮の約束を守る方法を世界に伝えねばなりません
References:The Doomsday Clock Is Now the Closest It’s Ever Been to Armageddon / written by hiroching / edited by / parumo
残り十秒が数百年かかりそう。
最短更新といっても「ふーん」という程度の感想しかでてこないね
こっちでどうこうできるものでもないし、真実味という点でも疑問符しか出て来ない
公表することで何の意味があるのかがいまいちわからないね
こいついっつも過去最短を記録してるな
>>6
そうでもないよ
何か別の物と勘違いしてない?
>>6どうせ何もできないならむしろ覚悟とかしない方が良いんじゃない?
生き辛くなるだけでしょう
残り10秒から0.1秒刻みになりそう
人間が針を動かしてる時点で何の参考にもならん。
針を動かす奴の都合と考えで動いてるだけだからな。
せめてAIにやらせろ。人間が干渉可能な時点で何の意味もない。
ロシア中国と協力して
って一番足並み揃えてくれなそうな人等と如何協力しろと
1秒以上あるなら問題無い
寝て起きて数時間経ったけど滅びそうに無いね
一秒進む基準は?
最後は、0.07秒で危機回避
時事ネタに合わせて秒針を行ったり来たりするだけの茶番時計だよ
進んだり戻ったりするポンコツ時計
残り7分から始まったのも「そのほうが見栄えがいいから」って理由だしな
私のような末端の人間に出来るのは隣人に親切にすることくらいだ
人間の社会は人間によって動いているんだ
>>20 それって一番大切で、むずかしい事だよ。
キリスト教の2大律法は神、そして隣人を愛せよだし。
ヒューマニズムは離れている時に働く、と言われる。
自分もウクライナに募金はしても、近所の外国出身の人には
恐れて近づかないようにしてしまう。
要は滅亡臨界点みたいなもんだろ?時計に例えるから意味不明になる。
しかも時計という「測る」道具で例えてるのに
その尺度を自由自在に伸ばせたり縮ませたりしたら意味ないじゃん
馬鹿げてるわ
管理してる人間のお気持ちで減ったり増えたりする子供のおもちゃレベルの代物よ
(ーωー)
この時計が私の近くにあるなら
なんの躊躇も無く
時計の針11時間分戻すね
警告の為だけど縁起悪いし
なにより勝手に決めてんじゃねー
みたいな感情が強い
俺たちは必死に生きてんだよ
バーカって感じ
冷戦の頃は米ソの二大巨頭が世界情勢を仕切れていたから、危機が訪れても、この両者の思惑が一致すれば回避は可能だった。キューバの時のように。
でも今や、ロシアはあの体たらく、米国の影響力もかつて程ではなくて、相対的に他のプレーヤーの力が大きくなっている。プレーヤーの多い舞台は不確定要素も多くなる。
不確定要素が多いと、発生した状況は収拾されずに破局を招く可能性が高い。
さながら第一次大戦のように。
つまり、今、誰かが何かを間違えたら、それは直接破局に至る。
そういう事なんだろうな。
>>23
そうだな。必死に生きている。
多くの国民がそうやって目の前のことだけを考えて必死に生きて、縁起わるいから負ける可能性も考えなかった結果、かつて俺らの国は焼け野原になったんだよな。
まあ、覚悟だけはしておこうや。理不尽って奴は、ある日突然降ってくるからさ。
大丈夫。
だって日本には時間が止められるストップウォッチがあるから。
意味のない時計だよ
トランプ米大統領が持論を述べたら30秒進み、ロシアがウクライナの原子炉を攻撃しても10秒しか進まない不思議な時計。
もう駄目猫の世界
冷戦の時より短いのが笑える
終末時計ってなんかギリギリで刻みすぎなんだよな
無限に刻んでたらアキレスと亀みたいにずっと追いつかない
そりゃあ追いついたら終末だから追いつかない方がいいんだが
時計のくせに秒まで小さくなるとたとえ話としてわかりにくいんだわ
デノミみたいなことして基準改めた方がいいんじゃないか
個人的には第三次大戦勃発で23時、戦況次第で最後の一時間って感じくらいまで整理したほうがわかりやすいと思うなあ
トランプ大統領がなにか言っただけで30秒進めたのに、ロシアが戦争始めても10秒なんだな。
冷戦期に核戦争一歩手前だったことは数回あったので、その時に情報が公開されていれば今が最短ではなかったかも知れないですね。
ただ思うのは、全面核戦争後にもおそらく文明は残るので、私が生きてるかはともかく12時を回っても次の日が来るだろうということです。
人の下限で決めてるんだから正確な訳はない
世界に「今地球やべぇから」の警告とも取れるし、「コレ、ロシアのせいなんで」の思惑も見え隠れする。
実際この時計に関わってる人達は、世界を終末から救う為になにかしてるの?
日本の昔の総理みたいに言うだけタダ、言いっぱなしじゃ、いただけないわね。
人間ってのはなかなか救いがたいなあ
戦争を止めるのは大前提としても、地球環境が保てないので、人類はいづれ滅亡するだろう
豊かさを捨てるか、人類の人口を減らすかの二つの内一つを選ばないといけないが、どっちも選ばないだろう
だからこんな時計あんまり意味ないかもね。世界中の政治家も官僚も、企業も、一般人も強欲で何も捨てられないし諦められないから。先進国で少子化で人口が減少するのは良いが、欧米なんか移民を受け入れまくってるから結局人口が増えちゃう
キューバ危機よりも短いって、恣意的すぎて笑うわ
時計係も冷戦終結で気を抜きすぎ
時計はただの象徴なだけでしょう。それぞれ意見はあるとは思うけどこのコメント欄本当にひどい。なんて危機感のない言葉だらけなんだろう。戦争が起きて困るのは自分たち人間なのに。核を使って大変な思いするのはここに生きてるものたちだけ。自分たちが止めるしかないのに。
1947年、シカゴ原子力科学者の会では新たに雑誌の装丁となった会報の表紙絵を芸術家マーティル・ラングズドーフへと依頼した。
物理学者の夫を持つラングズドーフは、一触即発のバランスの上に立った冷戦の時代を迎えて、核戦争という文明の危機と向かい合ったこれら科学者の切迫した危機感をわかりやすく人々へと伝える必要性を認識し、アナログ時計の針として科学者からの見解を視覚的に訴えるアイデアを考案した。
開始時に時計が7分前に設定されたのは、ラングズドーフにとって「見た目がよさそうだった」からという理由に過ぎなかった。
こうして終末時計が、日本への原子爆弾投下から2年後、冷戦時代初期の1947年にこの雑誌の表紙絵として誕生した。