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愛猫を肩に乗せイスタンブールを巡る、トルコの名物“猫おじさん”に会えたらラッキー!

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 猫の聖地として知られているトルコ、イスタンブールには、愛猫を肩に乗せ市内の名所を巡る猫おじさんがいる。

 ハカン・エムラさんは3年近く、愛猫の「レイス」を連れ、路面列車やフェリーに乗りながら市内散策を楽しんでいる。

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 最初は猫を置いて外出するのが心苦しく連れて行くようになったそうだが、もともとエムラさんは猫好きというわけではなかったというから驚きだ。

 今ではレイスと街を歩くエムラさんの姿は、観光客や地元住民に親しまれ、街の名物となっている。

フィットネススクールの生徒から譲り受けた子猫

 フィットネススクールの講師をしているハカン・エムラさんが愛猫のレイスと旅を始めたのは約3年前のことだ。

 もともとレイスは、スクールに通う生徒から生後2か月の時に譲り受けたという。エムラさんは当初、猫を飼う気はなかったそうだが、エムラさんの家族が飼いたいというので引き取ったそうだ。

 ところが、実際に飼ってみるとエムラさんのレイスに対する愛情がぐんぐんと高まっていき、誰よりもレイスを愛するようになった。

 まるで息子のような存在になったと語るエムラさん。レイスとエムラさんの絆はどんどん深まっていった。

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息子のような存在になったという猫のレイス

猫を置いて外出するのが忍びなく、散歩に連れて行くように

 エムラさんのレイスに対する愛情は留まることをしらず、レイスを家に残して外出するのが心苦しく感じるようになったという。

 レイスを連れて、一緒に散歩に出かけるようになったのはレイスを家族に迎えてから数か月後の話だ。

 最初は外の世界を怖がっていたが、徐々にその環境に慣れると、レイスもエムラさんと一緒に街を巡るのを楽しんでいるという。

 今では肩の上で街を巡るのが日課となっている。

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イスタンブールの名所をレイスと共に巡る

 レイスとエムラさんは、メイデンズタワー、アヤソフィアモスク、ブルーモスク、タクシム広場といった有名な観光地から、クズグンジュクやベシクタシュ、オルタキョイといった地元の隠れた名所にも足を運んでいる。

 街を探索中、レイスはエムラさんの肩の上でリラックスしながら街並みを楽しむ。ときには眠りにつくこともあるという。

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猫おじさんはイスタンブールの名物に

 レイスを肩に乗せて歩くエムラさんの姿は、道行く観光客や地元の人々を魅了している。

 レイスと触れ合ったり、一緒に写真を撮りたがること人も多く、短い距離を歩くのに1~2時間かかることも珍しくない。

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 エムラさんは「レイスが人々の心に与える影響を見るのが嬉しい。涙を流す人や、動物への愛情を表現できない人たちがレイスを通じて感情を解放してくれる」と語る。

 エムラさんはレイスを家族の一員と思っているのでリードをつけない。

 「彼を息子のように見ている。リードをつけるのは裏切りのように感じる」と説明する。

 レイスはエムラさんに信頼を寄せており、これまでの旅の中で一度も問題を起こしたことがないという。

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 エムラさんが唯一実現していない夢は、トルコのサッカーチーム、ガラタサライの試合をレイスと一緒に観戦することだ。

 「彼と一緒にスタジアムの熱狂を感じたかったが、猫の入場が許されず、断念しました」とエムラさんは話す。

 それでも猫が利用可能なフェリーや路面電車での旅を通じて彼らの絆はますます深まっている。

 レイスとの旅を通じて、エムラさんはイスタンブールの新たな魅力を発見したという。計画を立てず、気ままに散策することで、街の新しい一面を楽しめるようになったそうだ。

 また、動物へ愛情を注ぐことの大切さも感じている。「猫は地球上で最も清潔な動物の1種だ。猫に慈悲を持って接してほしい」とエムラさんは語った。

 最初は猫を飼う気がなかった男性が、いつのまにか誰よりも猫に夢中になってしまうという、猫あるあるな話ではあるが、その舞台が猫の聖地、トルコであるということも相まって、すごい運命を感じるね。

 日本では猫にとって最高物件となる人間に猫が派遣されてくるという暗躍組織NNN(ねこねこネットワーク)が存在するとされているが、海外でも同様の組織がありCDS(キャット・ディストリビューション・システム:猫流通システム)と呼ばれている。

 もしかしたらその総本山ってトルコにあったりなかったりする?

追記:(2025/01/ 04)本文を一部訂正しました。

References: Meet Istanbul's traveling cat who explores the city’s landmarks | Daily Sabah

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この記事へのコメント、10件

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  1. まあとはいえ衛生面はね。
    アレルギーの人もいるし。

  2. >エムラさんはレイスを家族の一員と思っているのでリードをつけない。
    >レイスはエムラさんに信頼を寄せており、これまでの旅の中で一度も問題を起こしたことがないという。

    飼い主失格

    問題を起こしたときには遅い
    生命にかかわるのにな

  3. イケおじとネコ、これ絵になる

    トルコ大使館のツイッターフォローすれば、トルコが猫の町でいたるところに猫がいるのわかるから。現地の子とよく理解せず文句言うのは杞憂

  4. 猫を飼うのに消極的なオヤジがメロメロになるの毎回おもろいw

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