回答(9件)

バッハが声楽家の妻に贈った音楽帳には同じ曲でも原調が複数あります。 通奏低音の数字しかない歌曲も含まれます。 楽典をやってきていれば、移調譜は作るのに苦労しません。 声楽の伴奏ということは声楽家の表現しやすいキーに伴奏を合わせる事が常識になります。 半音あげる、下げる、長二度上げる下げるは現場ではよくあるパターンです。 ただ、私は酒場で演奏したことはありません。今後も酒場とは縁がないと思います。

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中学生の時に合唱の伴奏した際に キーが高いからニ長調からハ長調にしろと 音楽の先生に言われてブチ切れました。 ニ長調の楽譜だけ渡されてハ長調の楽譜は無かったので おどげでなかったです。 先生の選曲ミスですよね。 楽譜見てピアノ弾いている方にしてみればエライ迷惑です。 譜面通り歌える曲選べって思いました。

歌う人が一番いい声が出る高さで歌いたい時に、そういうことをします。バンドで自分達で曲を作ってくれる場合は、作りながら調も決まっていくかと思います。作曲者が別にいる場合だと、まず作った調で歌ってみる。高音が苦しい所があるから、ちょっと下げてみようかとか調整して、最終的な調が決まります。 ですが、移調させられて大変ということは、あまりないのではないかと思います。というのは、普通のピアニストは移調なんかできません。歌の伴奏を専門にやっていて、移調演奏を日常的にする人しか、そんなことはしないし、できないです。

飲み屋でピアノ弾く仕事する人は当たり前の仕事です。しかも、酔漢を相手に。ショパンは昔弾いたけど、みたいな人でも、そうやってチップを稼ぐ人もいるのです。歌う方もカラオケとは違うからね。つまりライブでいきなりセッションなワケ。 テレビの空港ピアノでいました。オジサンが一曲弾いたあとにだれか歌う人?手を上げたのは女子大生、何歌う?オーバーザレインボー、イントロ始めたらキーに注文が。上げたり下げたりして、やがて歌い出す。 イタリアだったと思うけど、スゴイ人がいるもんだなと。両方とも旅行者なので、仕込みはないと思う。

そういう低い次元の話ではないです。 楽譜通りに歌うことはもちろんできていて、その上で、さらに良い状態を探るときに移調を求められることがある、という話です。 クラシックの歌曲は、まず、作曲者が作曲した通りの調(原調)の楽譜があります。 しかし、歌手には声が高い人、低い人などいろいろいますから、色々な声域の人が歌えるように、「高声用」「中声用」「低声用」など移調された楽譜が用意されている場合が多いです。 もしこのように3種類の楽譜がある場合、そのいずれか1つが原調の楽譜で、他の2つは移調された楽譜だということです。それぞれは、歌手にとって必要とされる音域が少しずつ違っています。 さて、「高声用」の楽譜で歌う歌手がいた場合、ピアニストもその楽譜で弾くわけですが、歌手がいろいろな理由で、移調して歌いたいと言い出すことがあります。 例えば、自分の声域の中で最も良い部分が高声用の楽譜と微妙にずれているので、高声用の楽譜よりもさらに全音上げて歌いたい、とか。 そうなると、そういう楽譜は売られていませんから、ピアニストは楽譜を見ながら、楽譜の音よりも全音上げて弾くことになります(ピアノ伴奏は必ず楽譜を見て弾きます。暗譜では弾きません)。 ただ、この場合は事前にその練習ができますから、ピアニストにとってそれほど困難ではありません。かなり難しいですが、本番前にいくらでも練習しておくことが可能だからです。 難しいのは、歌手が本番直前に、今日は喉の調子の関係で高い方の音が万全とはいい難い(もちろん歌うことは可能だが、100%完璧な状態ではない)ので半音下げて歌いたい、というようなことを言ってくる場合です。 そうなるとその場ですぐに移調して弾かなくてはならないので、ピアニストの負担は非常に大きいものになります。 もちろん、こういう要求が通るかどうかは歌手とピアニストの力関係によるところもあります。しかし、世界的な名歌手がそう言ってきたら、ピアニストはその要求に応えざるを得ないでしょう。 歌手はもちろん楽譜通りに歌えるのですが、さらにそれよりも高いところを目指して最良の結果を実現しようとする場合に問題になってくることです。