「コールドマウンテン」読んだ人は観ない観る人は読まない方が…
吉、とおもわれ。
さっきメイキングを見た。なんだこりゃ。
映像の美しさは期待してもいいと思う。同監督の「イングリッシュペイシェント」砂漠のシーン観てスゴいと思ったので。「コールドマウンテン」の、蒼空を背景に雪原をあゆむショットは素直に美しいなー、これは原作の「蒼」だなーと思う。
ただ、底本にかなーり味付けをしたニオイぷんぷん。
ありゃ、反戦でも「こころあたたまる」話でもないよ。ただの、ひたむきな、ラブストーリー。二人が会うまでのお話を淡々と、そりゃもう淡々と描いていくラブストーリー
ふたたび逢うまでの過程を描くラブストーリーって、面白いと思いません?
ここからネタバレモードON
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こんなところかな。
野良娘がどうして野良娘やっているのか(父親とのカラミ、雄嫌いの理由)、とか、野良娘と待ち娘のズーレーっぽいところとか、一切映さないだろうな→ミンゲラ監督
あと、悲劇です、ラストは。待ち娘に会いに行くためにあんだけ苦労して苦労して苦労して帰ってきたのに… 脱走男は後ろから撃たれます。ビリー・ザ・キッドに。まだ小僧だった奴に情けをかけたばかりに。
監督さんはさすがに読んだと思うが、野良娘、待ち娘、脱走男、それぞれの俳優さんのコメントを聞いて確信した、「おまいら原作読んでねぇだろ」ってね。
一つだけあっているのが、こいつを叙事詩と紹介しているところ。これは正しい。
つうわけで、読んだら観ない、観るなら読まないほうが壊されずにすむと思うよ。
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