情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

現行憲法を起草したのは憲法に素人のGHQ~なら、自民党新憲法案を起草したのは玄人なのか?

2007-04-25 03:31:06 | æ†²æ³•æ”¹æ­£å›½æ°‘投票法案そのほか
 まぁ、そういう突っ込みになるわな。というか、そういう突っ込みを狙っているとしか思えないこの発言にさえ、メディアは突っ込みを入れない…。自民党新憲法案がいかなる手続でだれによってなされたのかをきちんと伝える必要がある。

山陰中央新報(共同配信)によると、【自民党は24日、日本国憲法が施行されてから5月3日で60周年になるのを前に「新憲法制定推進の集い」を都内で開いた。安倍晋三首相(党総裁)は「総裁として憲法改正を約束した以上は必ず政治スケジュールにしていく」と述べ、在任中の改憲実現への決意を表明】すると【同時に「占領時代につくられた現行憲法を起草したのは、憲法に素人のGHQ(連合国軍総司令部)の人たちだった。基本法である以上、成立過程にこだわらざるを得ない」と強調。「制定から長い年月がたち、時代に合わないものもある。21世紀にふさわしいものにしていかねばならない」と述べた】らしい。

では、自民党の改憲案を作成したのは誰なのか?素人の議員ではないのか?憲法学者を入れて検討したことがあるのか?

自民党のホームページを検索しても、自民党の新憲法草案は出てこない。だれが起草したのかも分からない。

仕方なく、全ウェブページに検索をかけるとようやく、ここ←にあたる。最終ページをみてください。ずらり並んだ議員の名前。この中に憲法の専門家がいるだろうか。1人もいない。

そういう素人が起草した案を党の案だとして発表する自民党に、GHQについて批判をすることが許されるだろうか。許されるわけがない。なぜ、憲法の専門家である学者や実務家を入れないのか…。

新聞、テレビは、自民党がこれだけ堂々と新憲法案について述べる以上、その新憲法案が自民党内でどのように扱われているのかについても自民党の義務として市民に知らせる必要があることをしっかりと指摘しなければならない。

このままでは、自主憲法ではなく、支配者憲法になるのは避けがたい…。


絵はこちらより










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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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