宇宙戦艦ヤマト de 絵日記 |青春の思い出～『ＡＫＩＲＡ』大友克洋～

青春の思い出～『ＡＫＩＲＡ』大友克洋～

2012.11.11

鉄パイプが似合うね★

2199のコミカライズをされている、「むらかわみちお」さんのブログで、漫画家・映画監督の大友克洋さんの原画展（2012年/東日本大震災の復興支援を兼ねた「大友克洋GENGA展」。『AKIRA』の全原稿など約3000枚の原画を展示。）の事がとりあげられており、久しぶりに思い出しました。

生まれて初めて"自分の意思で一人で"劇場に見に行った映画は『ＡＫＩＲＡ』でした。
小さなスクリーンのショボイ劇場でしたが、大友克洋の圧倒的な画力と赤・赤・赤・緑！ネオン！崩壊する建造物！煙！爆発！スピード感に只もう、なんか･･･言葉もなかった。」

　証拠の品（映画パンフ）。表紙より中の方がカッコイイ。

話の内容はよく分からないし、誰かに感情移入できるわけでもないんだけど、その乾いた感じの絵柄とアナーキー＆シュールなムードに憧れた女子高生時代でした。（今も趣味は変わっていません）

「気分はもう戦争」「さよならニッポン」「ＡＫＩＲＡ」「童夢」･･･と、少ない小遣いをはたいて買った単行本ですが、手元にあるのは「ＡＫＩＲＡ」５巻と「童夢」のみ。

久しぶりに見たけどやっぱりカッコイイの～。シビレルの～。でも、何で５巻だけ残したんだろ。確かに全巻はかさ張るし、最終６巻は背景描写ばっかりだったからなのですが･･･

理由判明･･･金田君とケイちゃんの突然ラブシーンがあったのだ（笑）。結構熱いです。戦闘班的です。

「待ってな！絶対お前を死なせはしないぜ」
「この次は必ず一晩つきあってやるぜ」

しかも、最後の方でムキムキマッチョなおばさんに
「これからはお前たちの時代だ」「生きのびて子供をつくるんだよ　いいね！」
なんてケイちゃんが言われてる。

この時代（1980年後半）、この感覚は古くない？
”ヤブからボー”なラブシーン展開と、子作り指令。ヤマトか？オマージュだったのか？大友先生？

誰か詳しい人コッソリ教えてください。
ついでに、仲間内でよく真似した三つ編みキヨコばーさんの決めセリフ忘れちゃったんだけど、何だっけ？

むらかわみちおさんの、乾きっぷり（メカ＆爆発）も大好きです。定規なしで描くその根性に脱帽。ヤマト愛も読んでいるこちらにもビシビシ伝わってきます。土方さんもカッコイイです。登場人物が作者の性格を反映してるのか（ラジオヤマトでは素敵なお声とムードでした）、かなり可愛くいい人っぽくなっていますが、それもまた味わいですね。

＜追記＞大友克洋さんの息子SHOHEIさんもご活躍です。ボールペンで緻密なイラストを描いてらっしゃいます。SHOHEIさんの「白痴ランド」ってブログも名前からして凄いです。”タブーへの挑戦”って感覚、最近忘れてたな～。ちなみに、私、漫画のシュミはアレでナニですが、ケンカは嫌いな平和主義者ですよ。
（2012.11.12 文章一部修正）

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