豪華絢爛
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2020/09/08 (Tue)
豪華絢爛スイスとオーストリアに国境を接し、160平方キロメートル(小豆島にほぼ相当)に38,000人ほどが暮らす小国のリヒテンシュタインという国を御存じだろうか。
国名の由来は「リヒテンシュタイン家」という領主の家名にちなんでいるが、その名家が400年以上かけて集めた珠玉の美術品のうち、油彩画や陶磁器126点が宮城美術館に於いて7/14~9/6の会期で展示された。 開催直ぐにでも鑑賞に出かけたかったが、コロナのこともあったので最終日の前日の9/5に訪れると、蜜を避けるための入場制限が行われていることもあって、少し待たせられたが会場内は混雑せず、ゆったりと鑑賞することができた。
年に何回か美術館を訪れるが、いつも「米沢市にも美術館があったらなあ~」との思いに駆られる。しかし美術館という箱物ができても、それを運営できるスタッフが必要なわけであるが、上杉博物館やナセバの指定管理者「公益財団法人米沢上杉文化振興財団」の構成メンバーを見る限り、とてもビックな催しを開催する能力があるとは思えない。
今回の「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」は、主催:宮城県美術館・河北新報社・東日本放送、特別協賛:杜の都信用金庫で、宣伝や資金面でもバックアップが行き届いているが、米沢ではどうであろうか。
昨年、酒田市美術館で開催された「ホキ美術館名品展」を鑑賞し、大変感銘を受けたが、主催:酒田市美術館・共催:酒田市で運営されたので、米沢でも上杉博物館を会場に米沢市がバックアップすれば、他所からの入場者が期待出来る企画を実行的そうなものだが、その機運は感じられない。
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