差出人のない手紙の後日談
2022/01/28 (Fri)
差出人のない手紙の後日談当ブログ2021/12/13掲載の「差出人のない手紙」が当会に届いたことを受け、上司に問題職員の手紙内容を伝え、善処するよう申し入れた。
本日再び「差出人のない手紙」が郵送されたのでその内容を伝えたい。
【全文のまま】
過日、文書をお送りした者です。その際は不躾に文書をお送りしたお詫びと担当課等に苦言を呈してくださったお礼を申し上げます。私自身もその職員の件で別の職員に苦言を呈したこともあったのですが相手にされなかったため人が変われば耳を傾けるのではという思いでした。貴方からのご意見によるものと思いますが、急に事務が動き出したようです。
となれば、その職員は「能力が低い」ではなく「やらなかった」ということになり市民への背信行為を意図的に行っていたことになるのではないかと思うのです。 また、上司や人事担当者はその実態に気づかなかったのか、看過してきたのかわかりませんが、貴方からの意見がなければ変えられない、自浄作用を失ったもしくは持たない組織と言えるのではないでしょうか。
ただ、役所に知り合いがいる知人にこの職員のことを聞いてみたのですが、悪い意味で有名な職員のようです。公務員といえども分限処分ができるはずであり、聞けば聞くほどこの職員の処分は市民の利益と感じます。期待はしていませんが私もこれからの人事担当者の対応を注視したいと思います。
また、役所の危機意識の欠如はコロナの対応にも思うのです。今月に職員2名の感染し、濃厚接触と疑わしい職員を帰宅させたなどの対応が発表されていました。内部的にはそれでよいのかもしれませんが、せめて何階にいる職員かもわからなければその期間に訪れた市民はどうすればよいのでしょうか。確かに全く公表しない自治体もあるとはいえ、山形市のように市民の安全を考慮し大まかな所属を公表する自治体に比べれば市民より組織をとったと判断でき、人の流出がとまらないと嘆きながら効果をだせない施策ばかりの実情に納得させられるのです。【以上】
「差出人のない手紙」氏より上記のような返信を頂いたことに感謝している。小生は永年公務員の働き方は「遅れず、休まず、働かず。何もしないのが最大の美徳」と揶揄し、批判を続けてきた。
地方公務員法第三十条には「すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」と定めてあるのだが、そうでない怠慢職員に対しての処分が明記されていないので「役人天国」と不埒な公務員が多い。
この場合、市長は人事権を握っているので法第三十条にそぐわない職員の処遇を行えば良いのだが、至らない市長の場合には「神輿は軽くてパーが良い」と、職員は我が世の春を満喫している。
ならば、市民が議会に不埒な職員の処遇を市長に進言するように要望したらどうだろうか?
実際昨年、鳥海議長宛てに上記内容の要望書を提出したところ「議会には人事権が無い」との理由で取り上げてもらえなかった。
米沢市議会基本条例第2条(3)には「市民の多様な意見を」「・・・政策提言の積極的な実施に努めること」あるように、市民の要望内容を議会で討議すべき所、議長は「議会が人事権を行使しろ」と解釈したようだ。これは彼の読解力不足と言うよりは職員同様「遅れず、休まず、働かず。何もしないのが最大の美徳」を地で行ったのではなかろうか?
新型コロナウイルス感染症 「第6波」突入
2022/01/26 (Wed)
新型コロナウイルス感染症 「第6波」突入連日、感染者数の最多記録を更新しているコロナ禍であるが、国は軽症者への対策として宿泊療養の予算を計上したことを受けて、県は「旧東京第一ホテル米沢」をその施設として賃貸契約を締結した。前述したように、この契約は疑惑に満ち満ちたもので、到底住民への感染症対策とは言えるものではない。
第一ホテルは昨年10/1を持って廃業しているが、理由として「設備の老朽化で、整備に多額の費用を要する」をあげている。事実、関係専門業者は「ホテル廃業時には“空調設備が故障”し“水道配管は寿命”」と語っている。
ついに米沢市でも宿泊療養の感染者が出た為に、県は当ホテルに一人を入所させたが厚生省は「換気設備につきましては点検が必要である」と指導しているので、換気設備の状態を問い合わせると「賃貸側ホテルの責任であり、県は責任がない」との返答だ。ところが賃貸契約書の第6条には「県は、本件設備の使用にあたり善良なる管理者の注意義務を負うものとする」と明記しているから、換気設備に注意を払うのは当然ではないか。
当ホテルの換気システムはセンターにフィルターがある為、設備に不備があった場合には全室にウィルスが拡散し、クラスター発生の原因となる。よって、県は換気システムには最大限留意すべきだが、県にはその意識が皆無である。
先週の20日に当ホテルに消防車が出動した。近隣住民は「スワ、ホテルのボヤか?」と心配したが、水道配管の故障だったらしい。前述したようにホテルの水回りはいつ問題を起こしても不思議ではない状態で、今般の騒ぎとなったのではないか。
ホテル借り上げ疑惑は市の対応にもある。
県が第一ホテルを「コロナ感染軽症者の宿泊施設」として借り上げるに付いて、近隣住民に「宿泊施設に入所していただく場合、受入調整本部から米沢市を介して適時適切に情報提供します」とのチラシを配布している。よって、今般の入所に対して市は近隣住民に説明しなければならないが、担当者は問い合わせした市民に「知らせる必要がない」と入所に関する情報を隠蔽しようとしている。
かように「コロナ感染軽症者の宿泊療養」に対する公務員の態度は、江戸時代同様「我々はお役人様だ、町民の分際でお役人に楯突くとは不埒千万」との意識が、今もって存在するとしか思えない。
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