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尚山氏に同感

kage

2013/08/29 (Thu)

尚山氏に同感

 尚山氏より貴重なるご意見投稿に感謝する。
8/23 の記事には小生も同じ思いを抱いているが、安部市長は「まちの広場を壊して図書館を建設すれば、まちが活性化する」とのたまった。
そして市長のポチである遠藤正人市議は議会で「平成29年に高速道が開通すれば図書館に多くの観光客が来米する」と図書館の早期建設が重要であるとぶち上げた。

 図書館目当ての観光客など見た事も聞いた事もない。それに、まちなかに誘客するといった西條天満公園の静寂はどうした事だ。
近くの園児や子供の姿をたまに見かけるが、目的の観光客を呼び込む事など夢の又夢だ。

次の写真を見てほしい。
石垣

 これが5千万円も経費をかけた武者道の水路壁面の、まるでプラモデルのようなエセ物だ。ある市民は「武者道は立ち小便をするに大変良い道路だ」と揶揄している事を当局並びに市議はどのように感じているのか?

 批判ばかりでは事の進展はない。
そこで小生は上杉伯爵邸庭園の整備を市担当者に進言したところ、整備に着手するとの言質を得たので期待している。

庭園内の不思議な物
不思議物

 小生は月に何度となく市役所を訪れ苦言を呈しているが、その内の僅かであるが希望に添う対応が得られる場合もあるので、多くの市民が担当者に提言・進言を行う事が肝要であろうと考える。

新栗子トンネル探訪記

kage

2013/08/23 (Fri)

新栗子トンネル探訪記

 平成29年完成を目指し東北中央自動車道の工事が進められているが、過日新栗子トンネルの山形県側工事を視察する機会を得た。

 総長8,972mのトンネルは山形県側と福島県側の両方から掘削され、山形県側からはジャンボドリル掘削や発破作業で1日約7mのスピードで工事が進み、現在2,900mまで掘り進められた現場を視察し、完成すれば米沢ICから大笹生ICまで26分で行けるという説明を受けた。

無題-1 IMG_0075.jpg IMG_0070.jpg 

 東北中央自動車道の開通に合わせて米沢中央IC付近に「道の駅」の計画が進められている。
道の駅と言えば飯豊にある道の駅「めざみの里観光物産館」の繁盛ぶりは大変なものだ。
盆に瀬波に行こうと「めざみの里」の前を通ったら、出入りの車で交通渋滞が起こっている程の混雑である。

 共同の事業を行うという事に、どうも米沢人は苦手な人種ではないのか。 例えば第三セクターで運営されている上杉城史苑だが、NHK大河ドラマ「天地人」放映以前は赤字に苦しみ、苦慮の策で出資金を1/10に減資し貴重な市税を霧散させた。
市税を無駄にしただけではなく、城史苑建設後は、それまで見られた「市内を散策する観光客」の姿は殆ど見られなくなったのは寂しい限りである。
原因は一部利権者の利益抱え込みであるとの批判があり、いわゆる「ザワシュウ根性」の悪弊ではないか。
城史苑も、今度の道の駅も「一部利権者」の利益の為に市税の無駄使いは止めて貰いたいものだ。
 

新文化複合施設工事は地元JVと「随意契約」

kage

2013/08/19 (Mon)

新文化複合施設工事は地元JVと「随意契約」

 難航していた新文化複合施設工事は、金子・網代・白井JVと見積もり合わせをした結果、市の予定価格内で話合いが付き、交渉は成立したとの情報が入った。

 公共事業の発注先は競争入札で行い、最安札を入れた業者に決定する事が基本であるが、今回は特定業者と「随意契約」の手法で進められた。

 「随意契約」で工事を発注するには、それなりの条件をクリアしなければならないが、今回の契約が法的に問題が無いのか甚だ疑問である。
当会はこの問題を只今調査中であり、現在係争中の「工事差止め訴訟」の中に「随意契約の違法性」を盛り込み、司法判断を仰ぐ所存である。

 新文化複合施設工事に対し「これほど揉めた工事は一度白紙に戻して、世の中が落ち着くであろう数年先に、文化会館を含めて改めて検討すべし」との市井の声を多く聞くが、小生の考えも全くその通りで有り、9月議会で予算が否決される事を強く願っている。

どうなる図書館建設!!(3)

kage

2013/08/14 (Wed)

どうなる図書館建設!!(3)

 過日、業界通と称するS氏から新文化複合施設建設に関する話を聞く機会があった。
S氏によると、
「地元業者による新文化複合施設工事の落札は出来ないだろう。その第一原因は契約期日迄に工事が完成出来なかった場合のリスクの大きさに有る」という事だった。
続けて、
「当局は、なり振り構わず期日内完成を画策するであろうから、先ず山下設計に泣きついて大手ゼネコン、スーパーゼネコン(鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店・大林組)が落札するように段取って貰う事をお願いする。その時は違法承知で落札予定価格を教えての競争入札だ。或いは随意契約という手もある。
ゼネコンは市内業者より材料費は安く手配出来るが、作業員に関して不足するのは同じだ。そこで労務費の単価をつり上げて集めるのさ。その分は赤字となるが、山下設計と言えば世界の山下と言える程、業界の実力者であるから百億程度の工事物件を、見返りに回してやるのはたやすい事だ。」
さらに氏は、
「山下設計の設計料を見ると施工管理を含んではいない。となると役所が施工管理を担当する事になるだろう。その場合ゼネコンは市職員とのコンタクトは取りにくいので、必ず地元業者3社位を工事に参加させるはずだ。その場合はゼネコンの下請けだから、儲けはないがリスクも無いので、市へ貸しを作る目的で受けるだろう。」

 ここまで一気に話したS氏であるが、
「しかし、これは当局と山下設計のトップ会談で決められる訳だが、安部にその度量が有るかが問題だろう。」と締めくくった。

 しかし山下設計には平成25年3月7日に市民団体から次の内容証明郵便が送りつけられているので、心証は良くない筈であり、工事についてはまだまだ不透明だ。

【内容証明郵便】
冠省
 貴社は平成23年米沢市公募型プロポーザルに於いて最優秀案として米沢市が計画する中心市街地活性化に寄与する目的の新文化複合施設建設に採用されました。
 しかしながら建設予定地のポポロビル跡地が入手困難となり建設地変更の必要が生じた事から米沢市は平成24年7月18日米沢市全員協議会で貴社の安田氏に変更建設予定地のメリット・デメリットの提示説明を求め、その後米沢市は「まちの広場」に建設地を決定しました。

 平成23年の貴社プロポーザルは「まちの広場」との一体感・駐車場からの快適なアクセスをコンセプトとしておりましたが平成24年7月18日の全員協議会での安田氏は「歴史公園は、元々考えていた対象コンセプトが、全然実現出来ない」「まちの広場なら当初計画していたコンセプトの範囲で可能」と「まちの広場」が建設予定地として優位である旨の説明しております。
そこで伺います。
1.当初のプロポーザルと異なる、現存する「まちの広場」を壊しての新文化複合施設でも中心市街地の活性化が実現可能とするお考えでしょうか。
2.「まちの広場」が建設地として優位であるとの考えは安田氏個人の考えでは無く、貴社の考えと理解してよろしいでしょうか 。

以上1~2の質問に今月16日まで御回答をお願いします。
草々

どうなる図書館建設!!(2)

kage

2013/08/10 (Sat)

どうなる図書館建設!!(2)

 8/6の「不調」に当局は会議を開いたが、その後の情報は入手していない。そこで当局が考えるであろう策を予想してみる。

 予想の前に8/6入札を検証してみよう。
6月議会で議決された補正予算の額は、
・四中工事      28.4億円
・新文化複合施設工事 26.3億円である。

【四中入札の場合】
・市が考える本体工事の予算額、20.39億円
・落札額           17.3億円(総予算28.4億円の約61%)

【新文化複合施設入札の場合】
・落札前なので市が考える本体工事の予算額は伏せられている。
・入札額の最低  21.6億円(不調)
 もし四中の率で計算するので有れば最低入札額は、26.3億円☓61%≒16億円となる筈であるが、実際には最低入札額が21.6億円と約5.6億円と途轍もない差が出たのはどうゆう理由であろうか。
小生が素人故に抱く疑問であろうが、この疑問を解明する投稿がいただければありがたい。

 疑問はさておき、当局とすれば是か非でも9月の着工に踏み切りたいのであろうから、色々な策を練っているであろう。
小生思うに、当局は次の様な選択肢を考え、結論を模索しているのではないか。

① 最低額を札入れした金子・網代・白井jvの金子建設と交渉し、随時契約の話合いで決める。(jvの組み合わせが変更となる可能性有り)
② 入札者の条件を「地元業者」に限らず県内業者、又は大手ゼネコン迄を対象とする。
③ 臨時議会で増額補正予算を組む。
④ 酒田市に見習い、計画を断念する。

 ③④の可能性は低く、①か②の可能性が高いが、小生は④になる事を強く、強く願っている。

どうなる図書館建設!!

kage

2013/08/07 (Wed)

どうなる図書館建設!!

 昨日、米沢市新文化複合施設新設建築工事の入札は以下の結果で「不調」となった。
業 者 名    第1回(千単位)  第2回
相田・米木jv    2,390,000   入札辞退
太田・中村jv    2,300,000   入札辞退
金子・網代・白井jv 2,160,000   一社だけのため不調
後藤・置賜jv    2,270,000   入札辞退

 上記建設工事の他に「米沢市新文化複合施設新設機械設備工事」「米沢市新文化複合施設新設電気設備工事」の入札も行われる予定だったが本体が不調のため取止めとなった。

 まちの広場を守る市民の会代表 佐藤雄一郎氏は、早速企画調整部の我妻秀彰課長に電話を入れたら「建設部と文化課が担当なので分からない」との事であった。
 市民騒動を起こした17地区説明会で「余程の事が無い限り22億から増額は無い」と言い切った安部市長と山口昇一部長が「記憶に無い」といって4億3千万円を増額して入札に臨んだ訳だが又しても「不調」となった。

 四中の工事では、後藤・置賜・中村jvが17.3億で落札しているが、市の予定価格は20.39億だから市予算より3億以上低い落札額であった。
 小生思うに、四中と文化施設の違いは市の予定価格ではなく、国の補助金に有るのではないか。
即ち、新文化複合施設は国の補助を貰うためには平成27年3月末迄に国の検査を受けなければならない。もしもその時点で未完成で有れば国からの4割補助が受けられず、請負業者のリスクとなる可能性を考えての辞退では無いか。
 それに加えて、四中は若者の為・市民の為という大義名分が有るが、新文化複合施設は「多くの反対者のいる施設は無理してまで取りたくない工事」という建設業者の思惑もあったのではないか。
 
いずれにしても今日の午後3時より原因解明と善後策の会議が開かれるというが「下手の考え休むに似たり」の感を持つ小生で有る。


緊急速報 新文化複合施設入札 「不調」!!

kage

2013/08/06 (Tue)

緊急速報 新文化複合施設入札 「不調」!!

 本日、四中と新文化複合施設工事の入札が行われた。
四中は落札されたが新文化複合施設は「不調」との連絡が入った。
詳しい事は改めてアップ致します。

若冲が来てくれました。

kage

2013/08/06 (Tue)

若冲が来てくれました。
若冲2
 一昨日8/4は伊藤若冲を覧に福島県立美術館に車で出かけた。
11時に会場に着いたが、もう既に車は長蛇の列をなし、入場に相当の時間を要すると判断した小生は昼食を済まし2~3時間後に改めて来館し入場する事が出来た。

 伊藤若冲は江戸時代の絵師で神の手を持つと評される技法は、近年研究されその凄さが認められたが、数十年前まではそれ程は注目されなかった。
60年前その価値に注目し収集を始めたのは、日本人ならぬアメリカ人のジョー・プライス氏であった。
氏はコレクションを東北で展示する事により「被災に遭われた人々に元気を与えられるのなら」と今回の企画となった訳だが、その人気度には驚いた。
 文化や芸術に関心の深い人々が多数いる事は確かだが「文化は金になる」を正に目の当たりにした事は「若冲」の作品に感嘆すると同じくらい小生の心に響いた。

 同時期に「米沢市上杉博物館」では企画展『夢二の夢』-竹久夢二の生涯-が開催されているが長蛇の列とは成っていない。
作品の人気度にもよろうが前宣伝の企画力の不足が大ではないか。
「若冲展」は被災地への支援の一助とした企画として、マスコミでも多く報道された事が盛況の一因であろう。
 
 何事も事前の企画力である。
安部市長は就任以来10年の長きにわたり起業誘致運動を行って来たと言うが、成果はゼロである。実らない努力は無駄というものだ。
出張報告書を見たが、何の戦略も持たず物見遊山の世間話程度のトークでは米沢市への起業誘致など「夢二の夢」ならぬ「三十郎の夢の夢」であろう。

 「米沢市上杉博物館」のポテンシャルは高い。
館長に市職員のポンコツを配するのではなく、有能なる現職の市職員を配すべきである。
安部市長によって力の発揮出来ない有能な市職員は確かにいる。
安部の私情による人事はこの米沢市を滅ぼす現況である事を自覚せよ。

 ジョー・プライス氏は、1929年オクラホマ州生まれ。大学では機械工学を専攻しました。
53年に初めて若冲の作品に出会って以来、江戸時代の日本絵画の収集を続けます。66年に悦子夫人と結婚。81年に財団「心遠館」を設立。88年にはロサンゼルス・カウンティ美術館に日本館を新設し、日本における様々な展覧会にもコレクションから作品を積極的に貸出すなど、近年の若冲再評価のきっかけをつくりました。そして2006年、ジョー・プライス氏が77歳の年に「これが人生最後の帰国展」と思い切ってコレクションの全貌を明らかにした展覧会「若冲と江戸絵画」(日本経済新聞社主催)が東京、京都、九州、名古屋の4会場で開催され、大好評を博しました。のべ82万人の来場者を動員、「プライス・ブーム」が巻き起こりました。
プライス


米沢市芸文協よ!!奢るなかれ。

kage

2013/08/02 (Fri)

米沢市芸文協よ!!奢るなかれ。

 過日「ニュー讃○会」主催による講演会を傍聴した。
講師は鶴岡市芸文協会長「東山昭子」氏で、演題は「鶴岡市のまちづくりと産業、観光、芸術文化活動の取り組み」であった。

 小生は講話中、「文化で飯は食えない」から「文化で食えるようなまちづくりを目指す」というテーマの内容には正に我が意を得たりと共感を覚えた。

 話は、山出保元金沢市長が出版した「文化でまちづくり 金沢の気骨」の内容を高く評価し、それを参考に鶴岡市芸文協会長として「鶴岡市のまちづくり」に貢献しているとの事だが、金沢市と言えば江戸時代「加賀百万石」の城下町として栄え、その歴史と文化は今日も脈々と継承され、世界に認められる「歴史のまち」で有るが、そこには「山出保」名市長の20年に及ぶ努力と苦労があったという。

 米沢市も元は百万石だった上杉の城下町であり、歴史と文化に於いては他市町村に長じた要素が多々あるが、それが生かされていない事には残念な思いでいる。
 そこで米沢市芸文協に鶴岡市芸文協のような活躍を期待したいものだが「期待する方が無理」と言うのが現況であろう。

 東山女史の講演が終わってパネラーによる質疑応答に移り、司会者は「文化で飯は食えるか」との質問を佐藤嘉一米沢市芸文協会長に質した。
小生は「司会者は文化で地域興しが出来るかとの意味で質問した」と解釈したが、佐藤嘉一会長は「文化で生計を立てるのは難しい」と、文化の解釈にあまりにも狭義な返答に会長としての器に疑問を感じたが、続けて「米沢市よりの芸文協への助成金は僅かなものだ」との認識には呆れかえった。

 米沢市が芸文協に年間約1,800万円を出している。この金額が僅かであるという認識なのであろうか? 新文化複合施設が完成すればその金額は1,800万円ではおぼつかない額になるであろう事を思うとき「米沢市芸文協よ!!奢るなかれ」と叫びたい。

 文化の定義というと難しいが、小生は学問、芸術、宗教、道徳等、歴史的に人間集団がそれぞれもっている生活様式と解釈している。
中でも「歴史文化による地域の活性化」は企業誘致の難しい現実に、為政者として真剣に取り組まなければならないテーマであるが、残念ながら安部市長には山出保市長のような才覚は無い。
ならば芸文協に期待したいところだが、それも叶わないとすれば当会が貢献したいという思いがある。

 先日も既報である上杉伯爵邸南側の椿垣根の損傷を早く修復するよう市担当者と会見したところ、今は夏なのでもう少し待って時期を見て修復するとの事であった。
 又、上杉文化を語れる方も高齢となり、今それを聞いておかないとの思いで「上杉虎雄」氏と会見し、レコーダーに収める事に取り組んでいる。
過日の会見では「米沢城内への飲み水はどこから取り入れたか」について大変興味深い話を拝聴する事が出来た。
機会をみて観光に役立てたいと考えている。