クマガイソウ
2014/05/31 (Sat)
クマガイソウ昨年3月、安部三十郎市長を被告として3事件を提訴し一年以上経過したが、当方(原告)は1事件に付き、被告(安部三十郎)の不法行為を5回陳述したが、その間被告側反論は1事件1回のみである。
民事事件で反論出来ない被告なら、原告の勝利は疑い無いが、行政訴訟は必ずしもそうとは成らないようだ。
過去の例を見ると「原告(市民)の言い分はもっともだが、被告(市長)の行為が不法とまでは言えない」とする判決が多い。
近いうち判決が下るが、結果に関わらず闘争の全経過をこのHPで報告する予定でいる。
最後の陳述となるであろう準備書面(5)を書き上げホットしたところで、新聞等で報道された「クマガイソウ」を見てきた。
『クマガイソウ(熊谷草)とは、昔の一ノ谷合戦で源氏方武士「熊谷直実」が背中に背負った母衣(ほろ)と膨らんだ形の唇弁が似ている事から命名されたラン科植物。』
田沢コミセンの裏に群生(10坪程度)し、盛りは過ぎたがひっそりと咲いている写真を撮る事が出来た。
この田沢地区は、このクマガイソウの他に草木搭まつり等の「地域興し」の活発な所で、今年は新たに「舘山発電所は昔、狼煙台であった」という田沢地区伝承から「狼煙(のろし)まつり」を計画しているという。
市職員手塚氏の「舘山発電所は昔、伊達政宗の居城であった」とする説と相反するものだが、小生は田沢地区伝承の方が信憑性有りと思っている。
ツゥトップの罪
2014/05/23 (Fri)
ツゥトップの罪少子高齢化の時代を迎え、国力の低下から国は地方都市の自立を求める傾向が強まっている。
即ち、これまでの国の補助金・助成金に頼る地方自治体の体質から、自助自立の自治体にならざる時代を迎えたと言える。
市町村の行く末はツゥトップ(行政のトップ・経済界のトップ)の影響を強く受け、二人の動向に大きく左右される訳であるから、出来の悪いトップが居座った市町村の衰退は安に予想出来る事である。
米沢市の行政トップは安部三十郎市長で有り、経済界のトップは酒井彰氏である事に異存は無かろうと思う。
その二人で取り掛かったのが「中心市街地活性化策」として新文化複合施設の建設であった。
しかしながら、市民の為とはとても思えない「二人の為」だけのこの開発は、次から次へと失策を露呈し続けている事は、市民周知のとおりで有る。
現存する「まちの広場」を壊しての新文化施設建設は「ポポロビル跡地に改めてまちの広場を造る事」と「文化施設とまちの広場の相乗効果による賑わいの創出」で議会承認を得て、市民にアナウンスした。
そして「魚民立退き裁判」まではその線に沿った行動であったが、ポポロビル側は今年2/28に突如裁判を取下げた。
当会は3/7にこの情報を入手したが、二人がその後どのような行動を取るのか静観していたところ、2ヶ月半も経過した今月17日、マスコミによって公表された。
ポポロビル側の訴えは所詮勝ち目の無い戦いから、敗北の判決を受ける前に白旗を揚げた行動は理解出来るが、その後この事実を『隠蔽』した罪は重い。
ポポロ側が「魚民」に立退きを求めないなら、今後の広場建設をどうするかは「ポポロビル跡地に広場を造る」と公言した市長と、それに協力すると言った酒井彰氏は市民へ説明する責任があろうものだ。
驚いた事に、市長は「民民の問題なので知りません」、酒井彰氏は「裁判が2年も掛かっているので取下げ、静観します」との意味の発言を行なっている。
市民を愚弄するにも程があると怒り心頭の小生である。
裁判を取下げたのなら先ず議会に報告し、善後策を講じて市民に今後の動向を伝えるべきであろう。
新文化複合施設建設に着工してしまえば「まちの広場建設など関係ない」と言わんばかりの二人の発言に怒りを禁じ得ない小生であるが、まちの広場をポポロビル跡地に造ることで現在の地に建設を認めた米沢市議会の責任も問われる今回の『隠蔽』事件であるから、6月議会に於ける各議員の行動に刮目する。
「魚民」と「ポポロビル」、裁判の決着!!
2014/05/17 (Sat)
「魚民」と「ポポロビル」、裁判の決着!!平成24年5月8日、ポポロビル(ショッピングビル㈱)は、魚民(㈱モンテローザ)に立退きを求める裁判を山形地方裁判所米沢支部に提訴した。(平成24年(ワ)第49号 建物明渡請求事件)
約2年間、裁判が行なわれたが「ポポロビル側」は今年2月28日、裁判所に「取下書」を提出し「魚民側」は3月5日、取下げに同意した事により裁判は終結した。
即ち、訴えを起こした「ポポロビル」はこれ以上戦っても勝ち目が無いと悟り、白旗を揚げて降参したという事だ。
小生は法の専門家では無いが、借地借家法に於ける店子の権利の強い事は認識していたし、「魚民」と「ポポロビル」の立退き裁判の全記録を見るに、ポポロビル側に勝ち目の無い事は予想していたが、裁判途中でポポロ側が降参するとは想定外の出来事であった。
裁判の取り下げをマスコミが報道していない事に、小生は大きな疑義を感ずる。
現存する「まちの広場」を壊しての文化施設建設は、「魚民」が立ち退いた後に「まちの広場」を改めて建設する事で承認された公金支出であり、「魚民」と「ポポロビル」の裁判結果は、市当局、議会、市民、に取っての一大関心事のはずで有る。
市会議員の複数に「裁判取下を知っているか」と確認したが「知らない」との返事であり、小生は「三十郎め、又しても隠蔽を企んだな」と怒りが込み上げてきた。
そもそも、新文化施設建設の目的は「まちなか活性化」に有った筈だ。
それが、賑わっていたドーナツ屋の他に7店舗もポポロビルを去り、今は「魚民」のみが営業するという「まちなか疲弊化」を推進する結果となった事で、今後のポポロビルについては早急に議会に報告し、善後策を講ずるべきで有ったろう。
2月28日の「裁判取下」を、三十郎が今まで知らなかった筈は無い。
もし、ポポロビル側が報告しなかったとしても、「プロポーザル」では「まちの広場」と「新文化施設」の相乗効果での「まちなか活性化計画」であるから、「まちの広場」建設予定地のポポロビル立退き裁判は三十郎にとって大きな関心事で、裁判の進捗状況は常に把握していたであろうから、3月、4月、そして今日までの間に定期的な記者会見・市議会の場において「裁判取下」の報告があって然るべきで有る。
ますますエスカレートする三十郎の「議会軽視・市民軽視」をこのまま容認すべきでは無い。
議員の毅然たる「三十郎市長の責任追及」に期待する。
捏造と隠蔽
2014/05/15 (Thu)
捏造と隠蔽理化学研究所・小保方晴子氏のSTAP(スタップ)細胞の論文をめぐり、不正行為が指摘された問題は大きな話題となった。
STAP細胞とは比べものにならないが米沢市に於いても、文化課職員「手塚孝氏」による「伊達氏居城は舘山発電所のある舌状台地である」として国に文化財遺跡指定申請を行なおうとした行為に「捏造と隠蔽による不正の疑い有り」と伊藤正俊氏が教育委員会に告発書を提出し、物議を醸し出した。
当会にも伊藤氏より、公表希望の「手塚孝氏説、捏造と隠蔽による不正」を指摘した文書が届けられた。
小生は歴史の研究家では無いので、「捏造と隠蔽による不正」についての判断は控えるが、大変興味のある事柄なので、本日舘山城と称する舘山発電所を眺めてみた。
次の写真Ⅰは国道121号よりの景観で、写真Ⅱは御成山ジャンプ台よりの景観である。
写真Ⅰ 写真Ⅱ (クリックで拡大)
伊達政宗と言えば、天下を狙える程の人物で有り、やる事のスケールも大きかったであろう程度の予備知識で、手塚氏の舘山城と称する地形を観察した時、写真Ⅰで分かるように、左の葉山に比べて余りにも小さく低い位置にあり、写真Ⅱのジャンプ台の高さから舘山城内が観察出来る事から、こんな条件の土地に城を築くはずが無いとの思いを抱いた。
舘山城問題は後日に詳しい報告をするつもりで有るが、近々の関心事は当ブログ掲示板「情報公開への不満」の内容に関してである。
それは、新文化施設建設予定地から、想定外の地下埋設物が現れたとして約1.4億円の追加予算が承認された事に、「異常に高額な工事費で有る」として、その内訳を求めた情報公開請求に、安部三十郎市長は「見せない」と情報を隠蔽しようとした行為に対しての不満である。
市民の税金を使う以上、公開が原則であろうが、都合の悪い事は隠蔽しようとする安部行政に怒りを禁じ得ない小生は、市民の権利である①「審査会」に異議申し立ての申請、②裁判所に直接提訴、のいずれかを行使する準備に加わる所存である。
市長を訴える!!
2014/05/07 (Wed)
市長を訴える!!現在、米沢市長安部三十郎を被告として次の裁判が行なわれている。
① 期日迄にポポロビル跡地が手に入らない事を想定出来たのに、設計料他を支払った結果、公金が無駄となった。よって安部三十郎に損害を賠償させよ。
② まち中に図書館を作っても活性化は出来ない。工事を中止せよ。
③ ポポロビル側と米沢市は「期日迄に土地を売り渡す事」を口頭契約した。売買契約は口頭でも有効だからポポロビル側に損害賠償を請求せよ。
③に付いては調査の結果、米沢市とポポロビル側との約束は「ビルが空になったら土地と建物を市に寄付する」という内容であった為、損害賠償の出来ない事が分かったが、土地の入手を確定しないにも関わらず、公金を支出した行為は①で責任を追及している。
建設予定地が定まらないのに税金を使うという、安部市長の異常さと出鱈目ぶりに驚いているが「箱のリンゴの1つが腐ると皆腐る」の例えの如く、市のトップが腐ると職員も腐ってくる事が掲示板の投稿で良く理解出来る。
これを食い止めるには市民が市政に関心を持ち、積極的に発言と行動を起こす事が肝要である。
米沢市長に限らず天童市長もこの度市民に訴えられ、4/20に第一回の裁判が行なわれた。
内容は、「坪単価3万数千円相場の土地を、市は4万5千円で買い上げた。不当に高いので差額を賠償せよ」との訴えである。
約5割の高値を問題とした訴訟であるが、安部市長の場合「西條天満公園」の建設予定地を坪7万円で「あづま会」(酒井彰理事長)に買い取らせ、市は16万円という倍以上の高額で買い取っている。
何も迂回して購入しなくてもよいものを、「あづま会」に多額の利益導入をして迂回購入した安部市長の目的は何であったのか。
安部三十郎市長による「高額な土地購入額と迂回購入は違法である」として調査を行なったが、証拠を固めるに行政訴訟の出来る期間のクリアが出来ず現在に至り、行政の厚い壁を実感せずにいられない。
天童市の裁判を通じて、行政とは如何に税の無駄使いをする所で有るかを市民に伝えて貰いたいものだ。
キャロライン・ケネディ大使招聘に思う
2014/05/01 (Thu)
キャロライン・ケネディ大使招聘に思う米沢へ大使招聘のムードが高まり、4/27には米沢市・商工会議所・歴史団体他5団体で歓迎委員会を組織し、来訪の際の歓迎体制づくりの会議が開かれた。
事業計画レジュメには横断幕や小旗などの字句が目に付き、歓迎ムード満載だが、小生にはどうも腑に落ちない。
そもそも、キャロライン大使が「父(元大統領)は鷹山公の善政と公益への献身を賞賛していた」と講演会で話した事から盛り上がった招聘運動であるから、若し大使が訪れるのであれば、「現在の米沢市に於いて、鷹山公の善政と公益への献身の精神が如何に息づいているか」に関心が有ると思われるし、為政者であるジョン・F・ケネディが鷹山公を賞賛したのは「伝国の辞」・「殖産振興策」・「質素倹約」・「なせば成る・・」等の功績ではないか。
「伝国の辞」とは
一、国家は 先祖より子孫へ伝え候 国家にして 我私すべき物には これ無く候
(国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって、自分で勝手にしてはならない)
一、人民は国家に属したる 人民にして 我私すべき物には これ無く候
(人民は国家に属している人民であって 自分で勝手にしてはならない)
一、国家人民の為に立たる 君にして 君の為に立たる 国家人民には これ無く候(国家と人民のために立てられている君主であって、君主のために立てられている国家や人民ではありません)
以上の三ヶ条だが、特に三番目は封建時代の考えにしては特筆に値する。
米沢松岬ライオンズクラブは松岬神社境内に「伝国の辞」の石碑を建立した。
「殖産振興策」
織物製造に力を注いだ事から米沢織物協同組合には鷹山公像が鎮座し、組合員は今でも公に敬意の念を持ち続けている。
「なせば成る・・」
公の隠居地「餐霞館」には立派な石碑が建てられ、米沢御堀端史蹟保存会により、毎年4/28には例大祭が執り行われ遺徳を偲んでいる。
ところで安部三十郎市長の場合はどうであろうか。
「自由の風」なる選挙の旗印を市長室前に掲げ、規定違反だと指摘されても「市長だから良いのだ」と「我私すべき物には これ無く候」とする公の教えなど何処吹く風の我が儘ぶりだし、殖産振興策の企業誘致運動は、物見遊山で10年間実績ゼロの穀潰しだし、何の価値も無い天満神社に3.3億円もムダ遣いを行ない、費用対効果の無い40億もの文化施設の箱物建設など、鷹山公の教えの「質素倹約」の真逆を行く行政に、キャロライン・ケネディ大使も呆れかえるのではなかろうか。
安部市長は歓迎運動の前に、歴史の勉強をして「歴史音痴」を矯正する事が肝要であろう。
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