朗報か悲報か?

2024/01/31 (Wed)
朗報か悲報か?「意図的で悪質」佐渡観光交流機構の不適正事務処理巡り、市民グループが改善措置求め住民監査請求(https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/319371)行為に見られるように、自治体の観光事業への取り組み疑惑が報じられている。
本市でも「米沢観光推進機構」と「プラットヨネザワ㈱宮嶌浩聡代表取締役」との関係に「疑義有り」として、住民監査請求や住民訴訟が進行中であるが、読売新聞1/29は次のように報じている。
◆負担金第三者が監査へ
米沢市が米沢観光推進機構(会長・米沢市長)に支出した今年度の負担金が無効とされた問題を巡り、近藤洋介市長は29日の定例記者会見で、同機構が負担金の大半を委託料などとして支払ったまちづくり会社の会計を、第三者の公認会計士に監査してもらうよう、同機構に指示したことを明らかにした。
近藤市長は「機構に支払われた段階で市の公金ではないが、公の性格が強い組織であり、より透明性を高めるため」と理由を説明し、結果を後日公表する考えも示した。対象は、機構から同社に委託料や補助金として支払われた2022年度分5500万円と23年度分7600万円で、使い道などをチェックする。
近藤洋介市長の本当の意図は何であろうかと疑問に思う?
疑問1.「機構に支払われた段階で市の公金ではない」との根拠は何であろうか?
機構が市行政に与しない組織というには、株式会社や社団法人のように別人格をもち「自律」している組織のことをゆうが、当機構は100%本市の公金で運営され、事務局員も市職員で、契約書や約款の文章も本市のものを使用し、そのデータは本市のサーバーに保管されている。
疑問2.「まちづくり会社の会計を、第三者の公認会計士に監査してもらう」というが? 公認会計士の監査権がプラットヨネザワ㈱に及ぶものか? 及ぶとしても、会計行為のみの監査に止まるのではないか?
機構と交わした契約書作成業務の違法と、プラットヨネザワ㈱が納めた成果物の違法まで監査する能力があるのか?
心配なのは「公認会計士の資格を持つ人物が問題ない」と判断したので「一件落着」が落とし所ではないかと懸念する。
近藤洋介市長は「ふるさと納税で学校給食無償化」と公約に掲げたが、プラットヨネザワ㈱宮嶌浩聡代表取締役は昨年の全員協議会(議員全員の会議)で「ふるさと納税の事務局を7月にプラットヨネザワ㈱に移管する」「プラットヨネザワ㈱の後ろ盾は鈴木憲和代議士だ」と公言している。
現在、プラットヨネザワ㈱は、Webでの「ふるさと納税」の5%を懐に入れているが、事務局を全面移管すれば年間2億円ほどの手数料を手にすることができる。
近藤洋介市長には、中川勝市長時代に培われた、行政と宮嶌浩聡氏の癒着に、本腰を入れて糾明されんことを期待する。

砂糖にたかる蟻ん子

2024/01/30 (Tue)
砂糖にたかる蟻ん子昔から政商(政治家と結託して大もうけをたくらむ商人)と称する輩が存在した。いわゆる「お主も悪よの~」の世界に生きる不埒な人物だ。
それが現代でも脈々と受け継がれ、行政が支給する「補助金・負担金・助成金」等の甘い砂糖にたかる軍団の存在に、当会ではそれを「米沢版強盗団」と揶揄して、住民監査請求や行政訴訟でその実態を暴こうとしている。
コロナ禍の収まった近頃では、各地の自治体は「観光行政」に力を入れる傍ら、それの利権に群がり、不当利得を得ようとする組織の動きは、当米沢市だけではないようだ。
新潟県上越市の中川幹太市長が進める観光計画の策定支援業務について、業者選定が不公正に行われたなどとして、住民の町氏は委託料支出差し止めの「住民監査請求」を行った。
選定された業者は、新潟日報社などが出資する株式会社Essa(エッサ、新潟市)だが、業者選定前にエッサ代表が市内部の会議に出席するなど市とエッサが極めて近密な関係にあったことや、選定方法がエッサに有利だったことなどを問題とした「住民監査請求」と報じられている。https://www.joetsutj.com/2023/12/26/181110
余りにも本市の場合と似ているではないか。先ず上越市だが、上杉謙信公の出生地であり、米沢市には上杉謙信公の墓(御廟)がある。又、両市の市長が中川氏であり、行政と癒着した、特定の業者に便宜を供与しているのも共通している。
上杉謙信公は「義の武将」として崇められているが、そのお膝元での疑惑に嘆いているのではないか。

茶番!!

2024/01/23 (Tue)
茶番!!小生等は、公金を支払う米沢市長の中川勝氏と、公金を受け取る米沢観光推進機構会長の中川勝氏が同一人物であることは「利益相反行為」で「背任罪(刑法第358条)・汚職罪(刑法第197条)」に当たるとして「住民監査請求」を行った。
その結果、志賀秀樹・島軒純一監査委員は、「利益相反行為」に当り『市は、「米沢観光推進機構」に7,600万円の返還を求めよ』との判断を下した。
近藤洋介新市長は早速記者会見を開きこのことを発表したので、先週は新聞社・市民からの問合せでてんてこ舞いの一週間だった。
記者団の小生への質問、「監査役のこの判断をどう思いますか」に対して、小生は「茶番だ」と答えた。【茶番=魂胆が見え透いている馬鹿げた振る舞い】
◆何が茶番か?
監査役の「 7,600万円の返還を求めよ」に続けて、「または、利益相反行為を解消する措置を講ずること」とある。
即ち、「返還を求めるか、機構の会長名を代えろ」との監査役の判断であるから、記者会見で近藤洋介新市長は「返還は求めない。会長名を代える」と答弁した。
利益相反行為の罪は、代表者を代えればチャラになるものではない。監査役は「または、利益相反行為を解消する措置を講ずること」の「または」の部分を「また」と表記すべきである。
◆監査役はなぜ「または」の文言を選んだか?
小生は「米沢市版強盗団」が組織され、貴重な公金が強奪されているとして『「宮嶌浩聡代表のプラットヨネザワ㈱」に支払われた公金は違法』との住民監査請求を行ったが、志賀秀樹・島軒純一監査委員は、プラットヨネザワ㈱を監査すれば宮嶌浩聡代表に責任が及ぶと考え、苦肉の策として「米沢観光推進機構は市の組織ではない」を理由に請求を「却下」した。
ならば、市長と機構代表が同一人物は「利益相反行為」に当たるとして再度住民監査請求を行ったのであるが、「宮嶌浩聡代表と中川勝市長の双方に罪が及ばない」策が「または」の文言を選んだ理由と判断する。
◆1/23山新より
山形新聞は、市が支出した米沢観光推進機構会への負担金は「市議会が追認することで、支出が過去に遡って有効」として1/31の臨時議会に諮ると報じている。
議会に上程した内容がどのようなものか大変興味があり、事の次第によっては近藤洋介新市長へ損害賠償責任が生ずるので「法律を良く知っている弁護士」に相談することを進言する。

ふるさと納税に関する疑惑①

2024/01/19 (Fri)
ふるさと納税に関する疑惑①「ふるさと納税」の収入は地方自治体の大きな財源になっているが、本市ではwebでも受け付けており、その業務を宮嶌浩聡代表のプラットヨネザワ㈱と「納税ポータルサイト運用業務委託契約」と称する契約を取り交わし、納税額の5%を支払っている。
「米沢ブランド戦略課」が担当しているので、次の質問を行った。
小生.何故、外部委託を行ったのか?
職員.職員削減で手が回らない。
小生.手数料を給与に充てれば職員を増やせるのではないか。
職員.「・・・・」
小生.外部委託をすることを決めた起案書や会議録は?
職員.以前から決まっていたので書類はない。
小生.宮嶌浩聡代表のプラットヨネザワ㈱と契約を締結した手順は?
職員.プロポーザル(公募)で選定した。
小生.応募者と選定内容を情報公開条例で求める。
それで入手したのが下図だが、プラットヨネザワ㈱以外は黒塗りで会社名が分からない。そこで手を回して調べたら「ギフトプラザ 郡山店」ということが分かった。

疑惑1.給食センターもプロポーザル(公募)で選定したが、応募会社は市のホームページ上に公開されているのに、何故隠すのか?
「ギフトプラザ 郡山店」の業務を調べるとwebサイトの作り込み業務はない。ということは『一社の応募ではまずから、ナウエル時代に取引のあったギフトプラザに「噛ませ犬」の役割を頼んだ』とみるのが妥当だろう。
そのことの罪悪感から黒塗りにしたものと推測する。
疑惑2.プラットヨネザワ㈱に委託した業務の目的は「webサイトを磨き込んで納税額のアッフを図る」という説明だが、プラットヨネザワ㈱にその実績も能力もなく、再委託する他ないのに、そんな会社と「業務委託」するのは何故だろう?
【続く】

観光業者と名乗る御仁へ⑤

2024/01/18 (Thu)
観光業者と名乗る御仁へ⑤観光業者と称して、宮嶌浩聡氏の業績を高く評価する投稿に対して、複数の訪問者は「高い評価」の具体的な説明を求めているが、当ブログに反論だけして「これが最後」とダンマリを決めるのは「イタチの最後っ屁」作戦か?
低レベルの反論に答えるのは片腹痛いが「畑違いの植木さんはご存知ないのかもしれませんが、観光の世界の中では、プラットヨネザワは信認を集めてきていますよ。それが現実であり、事実なんです」の部分に小生の説明を加えたい。
◆小生を「観光の世界とは畑違い」と評しているが、米織旧会館で「㈱織陣」という店を開き、観光客相手に「米織りと郷土のお土産品」販売に数十年関わったが、城史苑ができたことで経営が立ち行かなくなって店じまいをした経験があり、「道の駅米沢」オープンに対しても井戸将吾副市長と「道の駅と観光」に関しての功績と弊害についていろいろ意見を交わしたものだ。
井戸将吾副市長の観光に対する見識は高く、中川勝市長が井戸氏を更迭したことは本市にとって大きな損失だったと思っている。
◆小生は、山形県旅行業協会々長・全国旅行業協会理事のS氏とは数十年の親交があるが「観光の世界の中ではプラットヨネザワは信認を集めている」については「聞いたことがない」とのことだ。「観光の世界」とは何処だろう?
◆50数年も前だろうか、交通公社が天元台にロープウェイやホテルの経営に乗り出したとき、責任者として赴任された仁科氏と会食を共にする機会があった。
そのとき、氏は「観光とは、光を観ると書くが、光とは何ぞや」に対して「光とは住民の目の光のことだ。即ち地元住民の生き様だ」と語った。
それまで「観光とは、風光明媚を観ること」ぐらいの認識であった小生にとって「目から鱗」の感を覚え、それ以来「観光は産業であり、歴史はその最大の要素である」との思いから「米沢御堀端史蹟保存会」に50年在籍している。
米沢市観光課に「観光によるまちおこし」の案を進言しても『予算は全額、宮嶌浩聡氏に支払うので「米沢御堀端史蹟保存会」へ廻す分はビタ一文もない』とのことだ。
訪問諸兄も、プラットヨネザワ㈱に支払う金子の「費用対効果」に刮目して貰いたい。

住民監査請求の結果は「米沢市版強盗団」の悪企みか?

2024/01/13 (Sat)
住民監査請求の結果は「米沢市版強盗団」の悪企みか?小生が「米沢市版強盗団」と揶揄している『「米沢観光推進機構」に支払った公金は違法』との住民監査請求を行った結果の報告書が1/12に届けられた。
既にマスコミで報じられているので御存じの方もいると思うがここに報告したい。
事の起こりは、市の「米沢観光推進機構」から宮嶌浩聡代表取締役のプラットヨネザワ㈱に支払われた公金は違法であるとの住民監査請求を行った。
すると志賀秀樹監査委員と島軒純一監査委員は『「米沢観光推進機構」は市とは別組織(外郭団体)なので市の監査は及ばない」として請求を却下(門前払い)した。
これに対して小生等は『「米沢観光推進機構」は別組織(外郭団体)ではなく、市の組織そのものである』との証拠を示し、「却下を取り消し、プラットヨネザワ㈱に支払われた公金支払を監査せよとの判決を求める」内容の提訴(裁判)を行ったところ、第1回口頭弁論が2/13に行われることが決定した。
上記とは別件で、志賀秀樹監査委員と島軒純一監査委員が『「米沢観光推進機構」は市の組織ではなく、別組織(外郭団体)である』判断したことに『金を出す側の中川勝市長と受け取る側の中川勝会長が同一人であることは、「利益相反行為」である』として住民監査請求を行った結果、監査委員が1/12にだした結論は『現市長は「米沢観光推進機構」に返還を求めよ』とするものだった。
◆疑問
志賀秀樹監査委員と島軒純一監査委員は、何故、根拠のない『「米沢観光推進機構」は市の組織ではなく、別組織(外郭団体)である』を理由に「プラットヨネザワ㈱を監査することは出来ない」と結論付けたのか?
これはあくまで推測にすぎないが、『プラットヨネザワ㈱に支払った公金を監査すれば、不正が明らかになり、プラットヨネザワ㈱は受け取った公金を、市へ返還しなければならない。ここは「米沢市版強盗団」の一味として彼を守るには、市長と米沢観光推進機構間の「利益相反行為」で片を付ければ良い。そうすれば宮嶌浩聡代表取締役のプラットヨネザワ㈱には危害が及ばない」と考えた苦肉の策ではないか。
現実問題として、『米沢観光推進機構へ「公金を返還せよ」』と言ったところで、金はプラットヨネザワ㈱に支払い済みであるから返還は不可能だろう。志賀秀樹監査委員と島軒純一監査委員は、宮嶌浩聡代表取締役のプラットヨネザワ㈱に責任を求めていないので、宮嶌浩聡代表に対して『米沢観光推進機構へ「公金を返還せよ」』とは言えない。
近藤新市長が、米沢観光推進機構の会長を代えてお茶を濁して終わりとはしないことを祈ると同時に、「却下を取り消し、プラットヨネザワ㈱に支払われた公金支払を監査せよとの判決を求める」との裁判に勝訴し、「米沢市版強盗団」による、宮嶌浩聡代表取締役のプラットヨネザワ㈱への不当利益供与を食い止めたいと願っている。

観光業者と名乗る御仁へ④ (県外来人氏へ)

2024/01/09 (Tue)
観光業者と名乗る御仁へ④ (県外来人氏へ)県外来人氏より「松川は、最上川の一つの流れであり、栗子方面の水源が松川に注ぐのでは?」との投稿があったが、松川の上流部は火焔の滝(吾妻山)が源流として定められているのは確かだが、栗子方面の水源が最上川に注ぐかは分からない。
但し、万世大路が観光に寄与するところ大であり、旧栗子隧道内の冬期景観は興味を持っている。おりしも、米沢~福島間の万世大路を開いた、初代山形県令・三島通庸(みちつね)の土木課長だった高木秀明の玄孫(やしゃご)である「高木かおる氏」の講演会が2月12日-14~16時・伝国の杜で開かれるので、聴講されたら如何と思うが、万世大路が講演内容に含まれるのかは不明。
又、栗子山は米沢藩時代の栗子街道も観光のポテンシャルが高い。50数年も前だが、仲間と「鷹山公が入部する際に通った栗子街道の石畳を訪れた際に、いにしえを偲ぶに良い景観の印象があったので、数年してもう一度訪れたが、入り口が洪水で流されて辿り着けなかった。
そこで梅津観光課長に「市を挙げて、鷹山公をNHK大河ドラマに」との運動もあることなので、「入部の際に、鷹山公の通った栗子街道の整備」を提言したが「観光課の予算は全て宮嶌浩聡氏に渡すので、それはできない」とのことであった。
又々、栗子街道の魅力に「五色温泉」がある。かつては「宗川旅館」が営業し、その前にはスキー場があることから、皇族の別荘「六華倶楽部」があり、皇族も訪れてそれなりの繁栄が見られたが「宗川旅館」が廃業して「五色温泉」の歴史は途切れた。が、先頃、高畠の企業がオートキャンプ場としてオープンしたので、かつての賑わいを取り戻してほしいと願っている。
小生が魅力を感じるのは、「六華倶楽部」の前の道を通り、滑川温泉に抜ける山道はり、紅葉の季節には絶景のトラッキングコースだし、足を伸ばせば「姥湯」へと通じ、秘湯ファンに訴える恰好の観光資源と思っている。
風力発電の件は勉強不足で意見を述べるに至っていないので悪しからず。
栗子山界隈には、この他にも魅力豊富な箇所がたくさんあるので、米沢市観光課は真摯に「観光でのまちおこし」に尽力して、特定人物への不当利益供与を止めるべし。
【続く】

観光業者と名乗る御仁へ③ (服部善郎氏へ)

2024/01/04 (Thu)
観光業者と名乗る御仁へ③ (服部善郎氏へ)◆作戦その2・「最上川上流」を売り込もう。
【前稿より続く】
②最上川舟運-米沢で最上川を語るに、米沢藩京都御用商人「西村久左衛門」を欠かすことはできない。彼は当時、人力・馬力による陸路運送で江戸・関西に運ばれていた米沢藩特産物の米や青苧等を、最上川を使って運ぶことを藩に具申するも、それには莫大な工事費が掛かることで財政難の米沢藩に断られた。
すると、自費・自力で開発することを藩に申し出て元禄6年(1693年)海運を妨げていた岩場を掘削して、米沢から左沢までの舟路を開いた。米沢から酒田までの舟運が開けたことにより、荷は北前船で関西・江戸に運ばれ、物流・経済・文化が大きく発展したことで、最上川は「文化を運ぶ道」として山形県に大きな影響を与えた川である。
◆作戦その2・「母なる川・最上川」を売り込もう。
①国交省・山形県で制作した「最上川・西村久左衛門の苦闘」と題するテレビ番組は平成8年に放映され、全国から大きな関心が寄せられた。
最上川には、各地に数多くの物語があるので、約30年経った今、再び国交省・山形県に「最上川物語」のテレビ放映を働きかける。
②最上川の画集と写真集のコラボレーション-最上川がテレビ放映された平成8年に小松均・真下慶治の「母なる最上川展」が山形美術館で開催され、その画集が発刊された。
真下慶治は若くして画家を目指し、山形大学教育学部美術科教授を退官して晩年まで最上川に立ち続け、最上川を題材とした作品が多数ある。小松均も最上川を題材とした作品を多く残している。この二人の画集にドローンで撮影の写真集をコラボし、絵画と写真集の発刊をする。
③自治体各地が、この「最上川大作戦」に参加し、連携する。
※以上が「最上川大作戦」構想の簡単な説明だが、お気づきのように米沢市に限定したものでなく、源流から河口まで、各地の物語を取り上げる構想なので「大作戦」と名付けたが、これは国の『地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する』を目的とする、地域連携DMOに相当する。
お分かりのように、一個人や一自治体で出来るものではなく、米沢市と県が連携し国の援助を仰がなければならない。
はっきり言えることは「現観光課職員では不可能」と言うことだが、近藤新市長は吉村県知事とは相性も良いので、市長に「最上川大作戦」構想を話してみたい。
【続く】

観光業者と名乗る御仁へ② (服部善郎氏へ)

2024/01/03 (Wed)
観光業者と名乗る御仁へ② (服部善郎氏へ)観光業者と名乗る御仁から「畑違いの植木さんはご存知ないのかもしれませんが」とあったので小生が如何に観光に係わってきたかを説明するつもりでいたが、服部善郎氏より「最上川大作戦気になります。ぜひ詳細教えてください。」との投稿があったので、それについて述べたい。「最上川大作戦」は数十年前より心に描いていて、いつか実現したいと思っていたものです。
先ず、『山形県民の歌「最上川」』の歌詞「広き野を 流れ行けども 最上川 海に入るまで 濁らざりけり」に注目願いたい。これは昭和15年に昭和天皇が「歌会始」においておよみになられたもので「海に入るまで 濁らざりけり」とは、吾妻山を源流として酒田港の海に入るまで、山形県のみを流れ、且つ他県より入水がないことを歌われたもので、国内の長い川では例がなく、吉村県知事は「世界遺産登録」にエントリーした程の「最上川」であることを認識願いたい。
吾妻山の「赤滝・黒滝」が最上川の源流であり、「赤滝・黒滝」を見ることが出来る「西吾妻スカイバレー」は、白布温泉を経て裏磐梯に続き、展望台からは桧原湖と磐梯山の絶景を味わえるほか、北の飯豊連峰や朝日連峰も遠望でき見事な景色を堪能出来る上、スカイバレー頂上は「錦平」があり、特に紅葉の時期は福島県からも多数訪れる名勝地である。
◆作戦その1・「西吾妻スカイバレー」を売り込もう。
①「赤滝・黒滝」を絵画でPR-赤滝・黒滝を描いた大石田出身の画家「小松均」の作品をある美術館で鑑賞した。幅5m高さ2.5mも有ろうかという大作で、迫力ある画風に心を奪われた。この作品を市の所有にすればベストだが、それが不可能ならリーフレットに活用したい。
②写真集の出版-「秋山庄太郎氏」は米沢に別荘を持ち「西吾妻スカイバレー」を賞賛した写真家で、「福島に桃源郷あり」と称えて写真集で全国に紹介し、福島市の「花見山公園」が全国に誇る花の名所として知られるようになった実績がある。氏の作品は息子さんが管理しているので出版を交渉し、遺作に今流行のドローン撮影の写真を加えた写真集を出版する。
③白布温泉を渓流釣りの宿として売り出す-松川には硫黄鉱山の鉱毒が流れたため魚が住めない川となったが、「赤滝・黒滝」を源流とする大樽川は小野川~鬼面川に流れ、白布温泉の川上では渓流釣りが楽しめる。
◆作戦その2・「最上川上流」を売り込もう。
①最上川上流の小野川温泉を売り込もう。-小野小町伝説の小野川温泉だが、雄の鳴き声が鹿に似ているところに 由来する河鹿蛙(カジカカエル)の生息地であったと聞く。今は絶滅危惧種で全国的にも珍しくなったが、小野川温泉を生息地として復活させたい。
それと、唐揚げにして佃煮風にして食べると大変美味しい鰍(かじか)料理の復活だ。米沢藩時代には割と食べられていた鰍だが、今は殆ど見られないが、河鹿と鰍を掛けて「最上川上流小野川温泉」の名物としたい。
②最上川舟運-
【続く】

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