増刊セカニチ! 平成23年度新人選手選択会議 おさらい
さて、運命のドラフト会議からはや1週間。ポツポツと仮契約の話も聞こえてくると思う。CSでやや遅れた感はあるが、この辺りで各球団のドラフト指名をおさらいと言うか、見返して「あーでもない」「こーでもない」とやらかして見たいと思う。
なお、順番が指名順とはやや異なりますが、ぶっちゃけセをパの先にしたくなかったんですよね。なので、ソフトバンク~中日~日本ハム~・・・という感じになってますので、そこんとこ宜しくお願い申し上げる次第です。
なお、順番が指名順とはやや異なりますが、ぶっちゃけセをパの先にしたくなかったんですよね。なので、ソフトバンク~中日~日本ハム~・・・という感じになってますので、そこんとこ宜しくお願い申し上げる次第です。
【福岡ソフトバンク】
1:武田翔太(投手 宮崎日大高) 2:吉本祥二(投手 足立学園高)
3:塚田正義(内野手 白鴎大) 4:白根尚貴(内野手 開星高)
5:嘉弥真新也(投手 JX‐ENEOS)
まずはソフトバンク。数年後の主力を見据えた中々の指名。武田投手と吉本投手という「九州」「下町」の両"ダルビッシュ"は、将来の右腕エース候補。また、4位の白根選手は内野手としての指名で、小久保選手が抜けた後を想定しているのでしょうが、それまで小久保選手が踏ん張れるか。
【中日】
1:高橋周平(内野手 東海大甲府高) 2:西川健太郎(投手 星稜高)
3:田島慎二(投手 東海学園大) 4:辻孟彦(投手 日体大)
5:川崎貴弘(投手 津東高) 6:宋相勲(投手 韓国・信一高)
なんと言っても1位の高橋周平選手。待望の国産主砲候補でしょう。素質は「森野選手以上」とも言われる左のスラッガーがいつ頃開花するかが楽しみ。高橋選手以外は5人の投手。5位の川崎投手も"ダルビッシュ"だったかな?
【日本ハム】
1:菅野智之(投手 東海大) 2:松本剛(内野手 帝京高)
3:石川慎吾(外野手 東大阪大柏原高) 4:近藤健介(捕手 横浜高)
5:森内壽春(投手 JR東日本東北) 6:上沢直之(投手 専大松戸高)
7:大嶋匠(捕手 早大ソフトボール部)
色々と話題を浚ったドラフト指名。1位の菅野投手は入団に漕ぎ着けられるか。2位以下も中々の指名だが、5位の森内投手に期待大。直前の都市対抗での完全試合もあっただろうが、大学時代にも視察していた選手なので、日本ハムとは縁があったのだろう。ソフトボール部からの指名で注目を集めた7位の大嶋捕手は、打撃を活かして内野手転向か?
【東京ヤクルト】
1:川上竜平(外野手 光星学院高) 2:木谷良平(投手 日本文理大)
3:比屋根渉(外野手 日本製紙石巻) 4:太田裕哉(日本製紙石巻 )
5:中根佑二(投手 東北福祉大) 6:古野正人(投手 三菱重工神戸)
"東北シフト"が垣間見える指名。高橋選手(中日1位)の"外れ1位"で指名の川上選手は、ヤクルトも悲願の国産長距離砲候補、大きな打者に育って欲しい。5位の中根投手は春先までは上位指名も噂されていた好投手。半年で評価を下げた形だが、それがヤクルトにとっては好都合、本人は此処からプロの活躍で評価を覆して欲しい。
【埼玉西武】
1:十亀剣(投手 JR東日本) 2:小石博孝(投手 NTT東日本)
3:駒月仁人(捕手 塔南高) 4:永江恭平(内野手 海星高)
5:田代将太郎(外野手 八戸大)
"強運"も使い処無しの単独指名。1位の十亀投手は、大石投手の不調の影響もあったか?必ず獲れる即戦力投手という指名か。2位の小石投手も即戦力、上位で二枚、左右の即戦力投手は、近年の西武らしからぬ地味だが、実に効果的な指名。打撃が魅力の3位、駒月捕手。銀仁朗捕手が一皮剥けきれない処への競争相手登場か。
【読売】
1:松本竜也(投手 英明高) 2:今村信貴(投手 太成学院大高)
3:一岡竜司(投手 沖データコンピュータ教育学院)
4:高木京介(投手 国学院大) 5:高橋洸(内野手 日本文理高)
6:江柄子裕樹(投手 東芝) 7:田原誠次(投手 倉敷オーシャンズ)
菅野投手を外して戦略を狂わせたものの、決して悪い指名ばかりではない。"外れ1位"の松本投手は高校ナンバー1左腕。長身左腕は成功しないジンクスもあるが、それを打ち破れる素質はある。2位の今村投手もいい素材型左腕。同期の左腕で意識しあって高めあって欲しい。4位の高木投手は準即戦力左腕、早くからの活躍を期待したい。
【オリックス】
1:安達了一(内野手 東芝) 2:縞田拓弥(内野手 JR東日本)
3:佐藤達也(投手 ホンダ) 4:海田智行(投手 日本生命)
5:庄司龍二(捕手 ジェイプロジェクト) 6:堤裕貴(内野手 龍谷高)
7:小島脩平(内野手 住友金属鹿島) 8:川端崇義(外野手 JR東日本)
此方も高橋選手(中日1位)の外れ指名で、社会人ナンバー1内野手の安達選手を指名。二遊間は後藤選手の後継者か?2位も社会人の内野手。即戦力内野手がそこまで必要だっただろうか?
【阪神】
1:伊藤隼太(外野手 慶大) 2:歳内宏明(投手 聖光学院高)
3:西田直斗(内野手 大阪桐蔭高) 4:伊藤和雄(投手 東京国際大)
5:松田遼馬(投手 波佐見高)
今回3番目くらいにいい指名ができた阪神。2位の歳内投手、5位の松田投手は共に甲子園で活躍。甲子園を本拠地とする阪神ならではの指名。4位の伊藤和雄投手はもう少し上位で消えると思っていたが。やはりドラフト年に評価をあげた選手はこういう順位か、中日4位の辻投手といい。1位の伊藤隼太選手にはいうこと無し。競合がなかったのが不思議な程の選手。
【東北楽天】
1:武藤好貴(投手 JR北海道) 2:釜田佳直(投手 金沢高)
3:三好匠(投手 九国大付高) 4:岡島豪郎(捕手 白鴎大)
5:北川倫太郎(外野手 明徳義塾高) 6:島内宏明(外野手 明大)
楽天は藤岡投手(ロッテ1位)を外して武藤投手を指名。評価が高騰していたとはいえ、1位指名には吃驚。2位の釜田投手も1位指名を噂されていた投手。岩隈投手が抜けた後の投手陣を想定か。3位の三好投手は、プロでは野手としてプレーしたいようだが。
【広島東洋】
1:野村祐輔(投手 明大) 2:菊池涼介(内野手 中京学院大)
3:戸田隆矢(投手 樟南高) 4:土生翔平(外野手 早大)
少数精鋭、2番目にいい指名をできた広島。1位の野村投手の単独指名は出来すぎ。楽天辺りが刺さってくると思ったが。4位の土生選手は此の順位まで残ったか。プロでの巻き返しに期待。3位戸田投手も逸材。
【千葉ロッテ】
1:藤岡貴裕(投手 東洋大) 2:中後悠平(投手 近大)
3:鈴木大地(内野手 東洋大) 4:益田直也(投手 関西国際大)
今ドラフトナンバー1のいい指名ができた球団、それがロッテ。指名順に恵まれたとはいえ、1位抽選で藤岡投手を当てて、2位でも即戦力左腕の中後投手を指名とは、道を歩くのも気を付けたくなる程の出来すぎ。また、4位の益田投手も評判の高い即戦力右腕。3位鈴木選手は西岡選手が抜けて苦しかった遊撃手候補か?荻野貴選手は外野に復帰か?
此の出来すぎな程の好指名、球団関係者は交通事故や火の不始末、戸締まり等に気を付けた方が良い。社員全ての運を使った可能性も。
【横浜】
1:北方悠誠(投手 唐津商高) 2:高城俊人(捕手 九国大付高)
3:渡辺雄貴(内野手 関西高) 4:桑原将志(内野手 福知山成美高)
5:乙坂智(外野手 横浜高) 6:佐村トラヴィス幹久(投手 浦添商高)
7:松井飛雄馬(内野手 三菱重工広島) 8:古村徹(投手 茅ヶ崎西浜高)
9:伊藤拓郎(投手 帝京高)
此方も(量では)ナンバー1の指名。だが決して量だけではない、質も高い指名結果。1位の北方投手は好投手だが、ソフトバンクの指名が有力視されていただけに、日本ハムの菅野投手指名よりも驚き。2位では将来の正捕手候補の高城捕手、3位では中軸候補の渡辺選手、将来の主力候補はモバゲーへの手土産か。
7位の松井飛雄馬選手は、名前から読売が指名かと思ったが。9位伊藤拓投手は高1の甲子園から評価を下げたが、プロでの再スタートで"ハマのエース"に。
【ドラフト終えて】
波乱もあったが、中々の良い指名になったと思う。読売の"外れ1位"の松本投手も、1位候補12人に入っていたし、事実外れでも横浜との競合、決して劣る指名ではない。各球団ともチーム事情を反映した指名結果にはなったと思う。
個人的には伊藤隼選手(慶大、阪神1位)と野村投手(明大、広島1位)は競合になってもおかしくなかったと思うのだが。伊藤隼選手は各球団の事情もあったろうが、野村投手の単独は解せない。ひょっとすると菅野投手の競合が話題となったが、真の勝者はその影で野村投手の一本釣りに成功した広島なのではないだろうか?
読売の菅野投手指名宣言の他、ロッテが藤岡投手、広島が野村投手と早期の1位指名宣言が目立ったが、此の傾向は続くのだろうか?別に構わないと思うが、それとの対比で直前まで指名候補を伏せる球団が批難されるのは納得がいかない。どちらも立派な戦術であり、何方が良くて何方が悪いというモノではない。
来年は東浜投手や福谷投手、、高校生でも大谷投手に藤浪投手と、またも好投手が揃う。何処がどのように指名するか、また其処に辿り着くまでにどのような情報戦が展開されるのか、1年間楽しんでいきたい。
【世界日本ハムなう】
すいません、育成は端折りました。本当は育成も込みでやるつもりだったんですが、時間がなくなったのとめんどくさいのとで、残念ながら割愛させていただきました。つーか、日本ハムは育成使ってないしね。育成選手?なにそれ美味しいの?
まぁ、色々あると思いますよ。読売のファンさんからすれば、日本ハムとそのファンには恨み骨髄でしょうし。ただ、代わりに指名された選手もいることですし、その気持ちも考えてあげて欲しいな・・・とはね。何時までも「スガノガー」「ニチハムガー」だと、松本投手の立場がないじゃないですか?菅野投手のことは自分の都合に合わせて考えるにしても、日本ハムとの交渉が終わるまで待って、それまでは松本投手を菅野投手以上に愛してあげて欲しいなぁ、とね。
実は日本ハムでもね、以前田中投手(現:楽天)を外して、"外れ1位"で吉川投手を獲得した訳だけど、「所詮は外れ1位」なんて言う輩もいてね。まぁ、それを跳ね返せてない吉川投手もアレだけど、何時までも「田中の外れ」と言われるのはね。誰の外れ1位だって、指名された事には変わらないんだし、其処はフェアに見てあげて欲しいんですよ。外れ1位だから期待しちゃいけないとか、そういう決まりも無いんだしさ。
とりあえず今年も指名された選手達に、幸多からん事を祈るだけです。下位の選手が上位の選手を喰うことだってあるわけだからね。ひょっとしたら松本投手が菅野投手よりプロでは評価される事だって、あるかもしれない。
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1:武田翔太(投手 宮崎日大高) 2:吉本祥二(投手 足立学園高)
3:塚田正義(内野手 白鴎大) 4:白根尚貴(内野手 開星高)
5:嘉弥真新也(投手 JX‐ENEOS)
まずはソフトバンク。数年後の主力を見据えた中々の指名。武田投手と吉本投手という「九州」「下町」の両"ダルビッシュ"は、将来の右腕エース候補。また、4位の白根選手は内野手としての指名で、小久保選手が抜けた後を想定しているのでしょうが、それまで小久保選手が踏ん張れるか。
【中日】
1:高橋周平(内野手 東海大甲府高) 2:西川健太郎(投手 星稜高)
3:田島慎二(投手 東海学園大) 4:辻孟彦(投手 日体大)
5:川崎貴弘(投手 津東高) 6:宋相勲(投手 韓国・信一高)
なんと言っても1位の高橋周平選手。待望の国産主砲候補でしょう。素質は「森野選手以上」とも言われる左のスラッガーがいつ頃開花するかが楽しみ。高橋選手以外は5人の投手。5位の川崎投手も"ダルビッシュ"だったかな?
【日本ハム】
1:菅野智之(投手 東海大) 2:松本剛(内野手 帝京高)
3:石川慎吾(外野手 東大阪大柏原高) 4:近藤健介(捕手 横浜高)
5:森内壽春(投手 JR東日本東北) 6:上沢直之(投手 専大松戸高)
7:大嶋匠(捕手 早大ソフトボール部)
色々と話題を浚ったドラフト指名。1位の菅野投手は入団に漕ぎ着けられるか。2位以下も中々の指名だが、5位の森内投手に期待大。直前の都市対抗での完全試合もあっただろうが、大学時代にも視察していた選手なので、日本ハムとは縁があったのだろう。ソフトボール部からの指名で注目を集めた7位の大嶋捕手は、打撃を活かして内野手転向か?
【東京ヤクルト】
1:川上竜平(外野手 光星学院高) 2:木谷良平(投手 日本文理大)
3:比屋根渉(外野手 日本製紙石巻) 4:太田裕哉(日本製紙石巻 )
5:中根佑二(投手 東北福祉大) 6:古野正人(投手 三菱重工神戸)
"東北シフト"が垣間見える指名。高橋選手(中日1位)の"外れ1位"で指名の川上選手は、ヤクルトも悲願の国産長距離砲候補、大きな打者に育って欲しい。5位の中根投手は春先までは上位指名も噂されていた好投手。半年で評価を下げた形だが、それがヤクルトにとっては好都合、本人は此処からプロの活躍で評価を覆して欲しい。
【埼玉西武】
1:十亀剣(投手 JR東日本) 2:小石博孝(投手 NTT東日本)
3:駒月仁人(捕手 塔南高) 4:永江恭平(内野手 海星高)
5:田代将太郎(外野手 八戸大)
"強運"も使い処無しの単独指名。1位の十亀投手は、大石投手の不調の影響もあったか?必ず獲れる即戦力投手という指名か。2位の小石投手も即戦力、上位で二枚、左右の即戦力投手は、近年の西武らしからぬ地味だが、実に効果的な指名。打撃が魅力の3位、駒月捕手。銀仁朗捕手が一皮剥けきれない処への競争相手登場か。
【読売】
1:松本竜也(投手 英明高) 2:今村信貴(投手 太成学院大高)
3:一岡竜司(投手 沖データコンピュータ教育学院)
4:高木京介(投手 国学院大) 5:高橋洸(内野手 日本文理高)
6:江柄子裕樹(投手 東芝) 7:田原誠次(投手 倉敷オーシャンズ)
菅野投手を外して戦略を狂わせたものの、決して悪い指名ばかりではない。"外れ1位"の松本投手は高校ナンバー1左腕。長身左腕は成功しないジンクスもあるが、それを打ち破れる素質はある。2位の今村投手もいい素材型左腕。同期の左腕で意識しあって高めあって欲しい。4位の高木投手は準即戦力左腕、早くからの活躍を期待したい。
【オリックス】
1:安達了一(内野手 東芝) 2:縞田拓弥(内野手 JR東日本)
3:佐藤達也(投手 ホンダ) 4:海田智行(投手 日本生命)
5:庄司龍二(捕手 ジェイプロジェクト) 6:堤裕貴(内野手 龍谷高)
7:小島脩平(内野手 住友金属鹿島) 8:川端崇義(外野手 JR東日本)
此方も高橋選手(中日1位)の外れ指名で、社会人ナンバー1内野手の安達選手を指名。二遊間は後藤選手の後継者か?2位も社会人の内野手。即戦力内野手がそこまで必要だっただろうか?
【阪神】
1:伊藤隼太(外野手 慶大) 2:歳内宏明(投手 聖光学院高)
3:西田直斗(内野手 大阪桐蔭高) 4:伊藤和雄(投手 東京国際大)
5:松田遼馬(投手 波佐見高)
今回3番目くらいにいい指名ができた阪神。2位の歳内投手、5位の松田投手は共に甲子園で活躍。甲子園を本拠地とする阪神ならではの指名。4位の伊藤和雄投手はもう少し上位で消えると思っていたが。やはりドラフト年に評価をあげた選手はこういう順位か、中日4位の辻投手といい。1位の伊藤隼太選手にはいうこと無し。競合がなかったのが不思議な程の選手。
【東北楽天】
1:武藤好貴(投手 JR北海道) 2:釜田佳直(投手 金沢高)
3:三好匠(投手 九国大付高) 4:岡島豪郎(捕手 白鴎大)
5:北川倫太郎(外野手 明徳義塾高) 6:島内宏明(外野手 明大)
楽天は藤岡投手(ロッテ1位)を外して武藤投手を指名。評価が高騰していたとはいえ、1位指名には吃驚。2位の釜田投手も1位指名を噂されていた投手。岩隈投手が抜けた後の投手陣を想定か。3位の三好投手は、プロでは野手としてプレーしたいようだが。
【広島東洋】
1:野村祐輔(投手 明大) 2:菊池涼介(内野手 中京学院大)
3:戸田隆矢(投手 樟南高) 4:土生翔平(外野手 早大)
少数精鋭、2番目にいい指名をできた広島。1位の野村投手の単独指名は出来すぎ。楽天辺りが刺さってくると思ったが。4位の土生選手は此の順位まで残ったか。プロでの巻き返しに期待。3位戸田投手も逸材。
【千葉ロッテ】
1:藤岡貴裕(投手 東洋大) 2:中後悠平(投手 近大)
3:鈴木大地(内野手 東洋大) 4:益田直也(投手 関西国際大)
今ドラフトナンバー1のいい指名ができた球団、それがロッテ。指名順に恵まれたとはいえ、1位抽選で藤岡投手を当てて、2位でも即戦力左腕の中後投手を指名とは、道を歩くのも気を付けたくなる程の出来すぎ。また、4位の益田投手も評判の高い即戦力右腕。3位鈴木選手は西岡選手が抜けて苦しかった遊撃手候補か?荻野貴選手は外野に復帰か?
此の出来すぎな程の好指名、球団関係者は交通事故や火の不始末、戸締まり等に気を付けた方が良い。社員全ての運を使った可能性も。
【横浜】
1:北方悠誠(投手 唐津商高) 2:高城俊人(捕手 九国大付高)
3:渡辺雄貴(内野手 関西高) 4:桑原将志(内野手 福知山成美高)
5:乙坂智(外野手 横浜高) 6:佐村トラヴィス幹久(投手 浦添商高)
7:松井飛雄馬(内野手 三菱重工広島) 8:古村徹(投手 茅ヶ崎西浜高)
9:伊藤拓郎(投手 帝京高)
此方も(量では)ナンバー1の指名。だが決して量だけではない、質も高い指名結果。1位の北方投手は好投手だが、ソフトバンクの指名が有力視されていただけに、日本ハムの菅野投手指名よりも驚き。2位では将来の正捕手候補の高城捕手、3位では中軸候補の渡辺選手、将来の主力候補はモバゲーへの手土産か。
7位の松井飛雄馬選手は、名前から読売が指名かと思ったが。9位伊藤拓投手は高1の甲子園から評価を下げたが、プロでの再スタートで"ハマのエース"に。
【ドラフト終えて】
波乱もあったが、中々の良い指名になったと思う。読売の"外れ1位"の松本投手も、1位候補12人に入っていたし、事実外れでも横浜との競合、決して劣る指名ではない。各球団ともチーム事情を反映した指名結果にはなったと思う。
個人的には伊藤隼選手(慶大、阪神1位)と野村投手(明大、広島1位)は競合になってもおかしくなかったと思うのだが。伊藤隼選手は各球団の事情もあったろうが、野村投手の単独は解せない。ひょっとすると菅野投手の競合が話題となったが、真の勝者はその影で野村投手の一本釣りに成功した広島なのではないだろうか?
読売の菅野投手指名宣言の他、ロッテが藤岡投手、広島が野村投手と早期の1位指名宣言が目立ったが、此の傾向は続くのだろうか?別に構わないと思うが、それとの対比で直前まで指名候補を伏せる球団が批難されるのは納得がいかない。どちらも立派な戦術であり、何方が良くて何方が悪いというモノではない。
来年は東浜投手や福谷投手、、高校生でも大谷投手に藤浪投手と、またも好投手が揃う。何処がどのように指名するか、また其処に辿り着くまでにどのような情報戦が展開されるのか、1年間楽しんでいきたい。
【世界日本ハムなう】
すいません、育成は端折りました。本当は育成も込みでやるつもりだったんですが、時間がなくなったのとめんどくさいのとで、残念ながら割愛させていただきました。つーか、日本ハムは育成使ってないしね。育成選手?なにそれ美味しいの?
まぁ、色々あると思いますよ。読売のファンさんからすれば、日本ハムとそのファンには恨み骨髄でしょうし。ただ、代わりに指名された選手もいることですし、その気持ちも考えてあげて欲しいな・・・とはね。何時までも「スガノガー」「ニチハムガー」だと、松本投手の立場がないじゃないですか?菅野投手のことは自分の都合に合わせて考えるにしても、日本ハムとの交渉が終わるまで待って、それまでは松本投手を菅野投手以上に愛してあげて欲しいなぁ、とね。
実は日本ハムでもね、以前田中投手(現:楽天)を外して、"外れ1位"で吉川投手を獲得した訳だけど、「所詮は外れ1位」なんて言う輩もいてね。まぁ、それを跳ね返せてない吉川投手もアレだけど、何時までも「田中の外れ」と言われるのはね。誰の外れ1位だって、指名された事には変わらないんだし、其処はフェアに見てあげて欲しいんですよ。外れ1位だから期待しちゃいけないとか、そういう決まりも無いんだしさ。
とりあえず今年も指名された選手達に、幸多からん事を祈るだけです。下位の選手が上位の選手を喰うことだってあるわけだからね。ひょっとしたら松本投手が菅野投手よりプロでは評価される事だって、あるかもしれない。
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