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英国医学研究留学記

Brussel 3日目(5)~Gent/Bruggeへ~

サッカー・ワールド・カップで韓国はナイジェリアと引き分けて決勝トーナメントへと進みました。日本もこれに続きたいですね。何度もナイジェリアは決定的なチャンスを逃しました。やはり決める時に決めないと勝てないと言う事です(当たり前ですが)。アルゼンチンはきっちりと勝って全勝で勝ち進んでいます。

英国の本日の国会で、ジェフリー・オズボーン財務相が来年1月に英国の消費税(VAT)を17.5%から20%へ引き上げられる事を含む緊急予算案を発表しました。げげ~、確かに消費税が一番平等な税とは思いますが、やっぱりあまり嬉しくないですね。それに引き換え日本は一国の首相が「5%から10%に引き上げるのに2~3年かけて....」などど生温い事を言っています。いまの日本で消費税のアップはもはや避けられないでしょう。早急に上げるべきです。いくら何でも低負担高福祉があり得るはずがありません。問題は吸い上げられた税金が「適切に使われる」とは国民が思っていない事、つまり国が信用されていない事に尽きる気がします。表面上耳に聞こえの良いことばかり言って、国民にキチンと向き合って説明を尽くして政策を行っているとは思えませんね。大衆迎合です、自民も民主も。

ベルギー旅行の続きです。
英語での観光ガイドさんについていって、世界遺産のペギン会修道院を通り抜け(写真撮影禁止でした)、13世紀頃の建築の聖母教会に入りました。外観の写真はないですが(撮り忘れです、笑)。

R0016938.jpg
GRD2 ISO383 f2.4 1/32s
ここにはミケランジェロ作の「聖母子像」があります。
何故か写真はOKなので、一枚頂きました。
イタリアの外でミケランジェロの作品があるのはきわめて珍しいとのことでした。

R0016940.jpg
GRD2 ISO400 f2.4 1/32s
この裏には、ブルゴーニュ公国のシャルル突進公とその娘マリーの霊廟があります。

R0016942.jpg
GRD2 ISO192 f2.4 1/32s
カトリックの教会らしく、厳かな空気が漂っていました。

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GRD2 ISO100 f3.5 1/189s
観光ガイドさんの計らいで、運河のクルーズ観光に参加することにしました。

R0016957.jpg
GRD2 ISO100 f3.5 1/870s
若い兄ちゃんが運転しながら(ときどきギャグをとばしながら)英語とオランダ語、フランス語の3カ国語で観光ガイドをしていました。
こちらのガイドをする連中は何カ国語しゃべれるんだと聞いたら、先ず大事なのは英語、次いで大事な順に仏語、蘭語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、日本語(これは多分リップサービス)、そして最近は中国語だそうです。日本語が出来る人は少ないそうで(僕たちのガイドさんは片言ぐらいできるがガイドする程では無いと言っておりました)、英語を含めて6カ国語くらいが普通の様でした。

つづく

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/06/22(火) 21:33:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:10
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コメント

日本の経済的現状を思えば消費税10%も仕方ないとは感じますが、国がどうも信用ならぬ。イギリスは20%案らしいのに。 岡田監督はデンマーク戦で10点取ると言ってます。その攻撃精神に期待します。
  1. 2010/06/22(火) 22:09:30 |
  2. URL |
  3. tak+ #-
  4. [ 編集]

様子を見て10%と言ったかと思うと、支持率を気にして
2,3年後とか言い出す。なんだか~、と思います。
むずかしいことではあろうけれど、どうすれば票になる
かではなくて、どうすればこの国がよくなるかを真剣に
考えて政策決定してほしいです。無理みたいだけど。

消費税だってそれ単独で語れるものではなくて他の政策
との整合性で考えなければいけないのに、トータルなビ
ジョンを提示しきれてないから評価のしようがないので
すよね。
10%だろうが20%だろうが、取られたものが納得のいく形
で帰ってくればよいのだと思います。
ただ、いまのように経済が低迷している時期では、いき
なり10%と言われると多くの人がギョ!っとしますね。
  1. 2010/06/23(水) 05:24:47 |
  2. URL |
  3. kaze #q4UduRVA
  4. [ 編集]

消費税10%なんて、もはや当り前。
まだ少ないぐらいです。
それ以外にいい策があるのでしょうか。
そのことをきちんと国民に説明できない内閣では、いつまでたっても信頼は得られないでしょうね。

ミケランジェロの聖母像は写真撮影可なんですね。
望遠レンズで大きく狙ってみたいです。
日本のどこそこ風と違って本物は迫力あるんでしょうね。
  1. 2010/06/23(水) 15:21:33 |
  2. URL |
  3. 成記 #7daZ1kYE
  4. [ 編集]

富裕層や若者の中に、日本に見切りをつけて、金融逃避のために海外口座を開くとか、いっそ海外移住しちゃおうか、という流れが出てきていると聞きます。隣の芝生が緑に見えているという面もあるでしょうが、私もその考えに染まりつつあります。考えると悲しい話なんですけどね。
  1. 2010/06/23(水) 16:36:51 |
  2. URL |
  3. kk #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

tak+さん
国民の政治や官僚への不信感は、もはやどうしようもない気がしますね。システムの問題でしょう。
問題は、巨額のお金が動く事にも、誰も全く責任を取らなくて良い様になっている事だと思うのです。
大きく仕組みを変える必要がありますね。
  1. 2010/06/23(水) 21:18:42 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kazeさん
おっしゃる通り、まったく先を見越したビジョンが見えて来ないですね。おそらくそのようなものを「誰も持っていない」のでしょう。
先ずは政治家の世襲を禁止して欲しい。給料も会社の管理職に色を添えた程度に抑えて、国民に奉仕するのだと言う精神でやって欲しい。何よりも、国政なのに「地方に利益を誘導する」事ばかりが優先していることがそもそもおかしい。おかしいことだらけですね。怒りを覚えても、一票を投じる事くらいしか出来ないので、今回も選挙権はキチンと行使しようと考えています。
  1. 2010/06/23(水) 21:22:43 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

成記さん
実際に17.5%も消費税を取られている国に暮らしてみて、慣れれば何とかなります。
日本は15%位まで上げるべきでしょう。
政治家がここから逃げてどうするんだと言いたいです。
総理大臣がこんなにころころ変わる国を、どこの国が信用しますかね?

デジカメはGRしか持っていないので、もっと寄って取っても良かったのですが、こんな感じで。
一眼に汎用ズーム(28~200か300)が一番融通が利きますね。
最近の高倍率ズームの描写は侮れませんしね。
といっても、個人的には単焦点が大好きだったりするんですが。
  1. 2010/06/23(水) 21:27:05 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kkさん
そういう気持ち、良く判りますね。
日本の研究環境はあまりにもひどい様に映りますので、このままチャンスがあれば日本に帰らなくても....と本気で考えてしまいます。
こういう傾向は国益を損なうと思いますが、国民も為政者もそれを良しとするならば、致し方ありませんね。
  1. 2010/06/23(水) 21:29:13 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

フランスめちゃめちゃでしたね~。

消費税は主婦としては大きな負担に感じますが、ちゃんと使ってくれるなら理解出来ます。
また景気対策も早急にしてもらわないと消費税上げても警戒して国民は購買を慎むと思います。
なんせ説明が不十分で分かりにくいです。
子供手当ても亀井氏が言ってる郵政もちょっと考えものです。
財源ないのにイイ顔したってすぐ行き詰まります。破綻しちゃう。。
それに行政刷新で削っちゃいけないところを削っているような。。。
天下りとか渡りをしっかり止めさせて欲しいです。
いつも思うのですが、なんで財政が大変なのに議員報酬減らすという話出てこないんでしょうかねぇ。。。

ユニクロも楽天も今後世界に拠点を置くよう考えているとの事です。日本に見切りを付け出してますね。

教会、厳かな雰囲気ですね。
小学生の時教会の日曜礼拝に通ってました。
木造のステキな教会でした。
写真見て思い出しました~。
  1. 2010/06/24(木) 11:22:18 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kaotti1さん
外国に住んでいると、悲しいかな日本が如何に刹那的かを痛感します。
政治家が国家をより良くしようと努力する、国民全体で次世代に負担を押し付ける事無く、先を見通したビジョンを持つ。なぜこれが出来ないのか、母国であるが故に、悲しくなります。
沈み往く船に見切りをつけて能力の有るものや企業が海外に逃げ出すのだとしたら、日本には益々明るい未来は無いでしょうね。

教会には結婚式のときくらいしか縁がありませんが、さすがにカトリック系の古い教会は、歴史の重さのような威厳が漂いますね。
  1. 2010/06/24(木) 22:27:37 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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