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英国医学研究留学記

Brussel 1日目

今日は20℃前後くらいしか気温が上がりませんでしたが、寒すぎる事も無く、時々日も射して比較的過ごしやすい天気でした。天気予報では、今週は週末まであまりすきっとしない、俄雨だらけのロンドンらしい天候の様です。
1週間仕事を休んだこともあって、仕事が押していてしばらくは毎日更新は難しいかも知れません。
マイペースで更新して行こうと思います。

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両親がロンドンに遊びに来てくれましたので、僕の家族とともにベルギーのブリュッセルへと観光に行きました。
丁度、アイスランドの火山の騒動が有って飛行機での移動は読めなくなるかもと懸念して、鉄道で手軽に旅行できて、かつ僕たちも両親も行った事のない所、ということで決めました。

ロンドンからは、ユーロスター(Eurostar)という最高時速300kmを誇る高速鉄道で1時間50分程で行けてしまいます。2006年までは、Waterloo駅から発着でしたが、映画のハリー・ポッターに出て来る鉄道の駅として有名なKing's Cross駅(1852年開業)のすぐ脇にあるSt Pancras駅(1868年開業)から現在は発着しています。ドーバー海峡の海峡トンネルを使って乗り換え無しで直接行けるので、とても便利です。ユーロスターは、フランスのパリへも伸びていて、ロンドンからの所要時間は約2時間です。

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欧州の駅らしく、とても雰囲気が有りますね。
時計なんかも、古くはないのでしょうが雰囲気に良くマッチしていていいアジ出しています。

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ここがユーロスターの改札口。
改札をくぐると直ぐに、飛行機に乗る時のような手荷物とセキュリティーの検査をうけ(飛行機程厳しくなくて、飲み物を持っていても大丈夫でした)、次に出国手続きを受けます。
それが済んで、やっとプラットフォームへ上がるための待ち合いにたどり着けます。

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GRD2 ISO80 f3.5 1/200s
プラットフォームには、発車の20分前になってようやくあげてもらえます。
それまではゲートが閉まっていてホームにあげてもらえないので、皆さん飛行機に乗る時の様に待ち合いでコーヒーを飲んだり本を読んだりしながら、搭乗の案内を待ちます。

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GRD2 ISO100 f3.5 1/79s
乗り込む時には、新幹線でも同様ですが、やはり旅情が高まって来てわくわくしますね。
子供たちは英国版の新幹線とあって、大喜びでした。
車内は落ち着いた雰囲気ですが、車両の幅が新幹線程大きくはないので、席は日本の通常の席と比べてそんなに大きさは変わりませんでした。
旅費をケチって2等席にしたからかも知れません(1等は食事がついていて多分ずっと豪華)。
2等車両といえども、一応全席指定です。サンドウィッチなどはビュッフェまで出向けば買うことが出来ます。

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GRS2 ISO400 f2.4 1/10s
うだうだしているうちに、ブリュッセルの駅に到着です。
旅行の企画を立てたのが1ヶ月前だったので、早い出発のユーロスターのチケットが手に入らず、初日は夕方の5時に駅に到着。ロンドンとの時差は1時間で、ブリュッセルが1時間すすんでいます。
この日はホテルへ移動後チェックインし、夕食を食べて(外出せずに)就寝と相成りました。
2日目は、現地ツアー会社に拠るアントワープ(Antwerp)観光です。
「フランダースの犬」の最終回で出て来るルーベンスの絵がお目当てです。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/06/08(火) 22:01:50|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:10
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コメント

ユーロスター、いいですねえ、乗ってみたいです。コンチネンタルはEUになってパスポートチェックもなくなり、電車、自動車での旅行が楽しそうですね。車掌のパスポートチェックもそれはそれで面白そうですが。往年の映画で見る風情のある駅舎を訪れてみたいですが、さすが欧州、モダンななかにもそれなりの配慮が感じられますね。
  1. 2010/06/08(火) 23:33:05 |
  2. URL |
  3. kk #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

楽しい時間というのは意外と忙しいものですよね。
日々の生活に戻ってきて、どっと疲れが出るのはよくあることです(自分のことですが)
普段から多忙のKenさん。どうぞ御自愛ください。

それにしても目移りしてしまうほどの素晴しい風景ですね。
機会があれば訪れてみたいものですが、いつのことになるのやら^^
  1. 2010/06/09(水) 06:17:22 |
  2. URL |
  3. 成記 #7daZ1kYE
  4. [ 編集]

うっわ~。こういう駅舎ステキです。
そしてユーロスター、扉が大きく感じます。
大きな荷物を配慮してでしょうか。
新幹線と幅があまり変わらないとなると、外人さんには座席の広さはどうなんでしょう。

こういう風に1時間から2時間で別の国に鉄道で行けるのはやはり良いですね。
以前ペンパルだった英国の女性も夏休みはドイツ行く~とか書いてました。
言葉も近い感じはあるみたいで、イタリアに留学していた知人が欧州同士は言葉を覚えるのが早いって言ってたのを覚えています。
この先も楽しみにしています^^
  1. 2010/06/09(水) 08:33:09 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

おおっユーロスター、カッコええですね。 欧州の駅も雰囲気あって素敵です、やはり新大阪とはエラい違いやわ。 赤い悪魔、ベルギー編も楽しみです。
  1. 2010/06/09(水) 10:05:31 |
  2. URL |
  3. tak+ #-
  4. [ 編集]

こんばんは

おぉー!
ユーロスターかっこいいです^^
でも姿は、外国版モスラみたいですね^^;

駅もいい雰囲気で、被写体としても
飽きることなく撮れそうな感じですね^^
  1. 2010/06/09(水) 14:29:20 |
  2. URL |
  3. masa + #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kkさん
学生時代はまだヨーロッパ共同体の時代で、国境で停車してパスポートチェックされました。
ユーレイルパスでうろうろしていたのは懐かしいです。
欧州の駅は雰囲気のある所が多いのですが、ブリュッセルは近代的なビルで、ちょっと興ざめでした。
もっとも、EUの首都としての行政の機能などが集中するためか、ロンドンと違って旧市街からは慣れるとものすごく近代的でしたね。
  1. 2010/06/09(水) 21:42:59 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

成記さん
おっしゃる通り、非日常から日常に回帰したとたんに疲れが出るのは、良くありますね。
お気遣いありがとうございます。

欧州へは旅費や移動時間の長さがネックで敷居が高いのは良く判ります。
僕たちからすると、日本への一時帰国が「最高に贅沢」な事である事の裏返しでもあります。
ただ、僕の親と一緒に旅をしてみて思ったのは、やはりあるかないといけない所が必ずありますから、旅をするならば足腰が丈夫な若いうちにするのが賢明だと思いました。

歴史的な重さが全く違いますから(ローマなんて、紀元前8世紀のモノなんかが街中にごろごろある)、どこを訪れても刺激的で感動を得られると思います。

もしロンドンをお考えならば、ご一報くださいませ。
  1. 2010/06/09(水) 21:47:31 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kaotti1さん
実際、N700系の方がメカとしてはずっと優れている様に思いますが、欧州の景色に溶け込むと、ユーロスターは映えますね。フランスのTGVやドイツのICEなんかも同様なのだと思います。

ロンドンに住んで感じたのは、欧州の都市の間の距離は、思ったよりもずっと近いと言う事です。ロンドンーパリなんか、感覚的には東京ー名古屋くらいな感じです。

僕が面倒を見ていた医学部の学生が言うには、歴史的に新しい言語は文法が簡単で直ぐに使える様になるそうです。その筆頭がスペイン語やイタリア語との事。逆に歴史の古いフランス語などは複雑なのだとか。
  1. 2010/06/09(水) 21:52:44 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

tak+さん
欧州の駅は大概絵になりますね。
何ででしょう、日本は今ひとつですね~
東京駅も、丸の内を外から眺めるとちょっと「おっ」と思うのに、中は全然ですものね~
都市設計思想が根本から違うのじゃないかと思います。
  1. 2010/06/09(水) 21:54:26 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: こんばんは

masa+さん
ユーロスター、何となく形は九州新幹線に似ている気がします。
セント・パンクラス駅の隣(というか、建物はほとんど一続きで同じに見えるのですが)のキングスクロス駅は、もっと雰囲気があります。
ライカでもローライでも、古いカメラを手に持って、気軽にスナップしたくなりますよね。
  1. 2010/06/09(水) 21:57:42 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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