GRD2 ISO80 f2.8 1/125s マクロ(レタッチ)
今日も朝は快晴、午後から雲が多い天気。
ただし、気温はやや高めに感じました。
今日は、2週間程前から研究室で実験のお手伝いをしてくださる事になったH先生(乳腺外科の日本人女性医師)の歓迎会をかねて、大学キャンパスの中庭のベンチに皆で腰掛けて、サンドウィッチでランチと相成りました。
ご主人の御留学に付き添って渡英されたそうですが、家で主婦だけしていると言うのは、やはりこういったキャリアの持ち主には耐えられないのでしょうね。
人脈をたどって、うちのとこのボスへとたどり着いた様です。ボスは面倒見が良いので、ご本人には良かったのでは。
我々も助かっています。
Bachelor of Medical Sciences (BMedSci) Intercalated Degree Course (Molecular Medicine)のコースを履修して、先日(僕が直しまくってご本人の文章はほとんど無くなってしまった)論文の提出を終えたばかりの学生君は、6月にプレゼンテーションと口頭試問が待っておりますが、夏休みにも続けて実験しに来ても良いかと言っていました。
立場上、来るなとは言えないので
(本音は、来てもらっても全く戦力にならないし、僕の時間がとられるだけで邪魔なだけなのですが)「来たかったらどうぞ」と言っておりました。
うちの医学部では、夏休みに実習する場合は、それを支援するための補助金を大学が提供してくれます。
学生君、コイツに応募していました(希望者は多く、結構狭き門らしい)。
もちろん、落ちたら来るつもりなど無し
。内心、「落ちてくれ~」と祈っておりました(笑)。ところがっ.....
昨日、大学から「おめでとう、あなたが面倒を見る学生が獲得しました」というレターが.......
(-"- ) ・・・・・うちの研究室に来ていた3人の学生の中で、
よりによって僕が面倒を見ていた学生だけが獲得して、残りは落とされたとの事。
実験にかかる消耗品代も当然大学が支給してくれるのかと思って確認してみたら、
「学生の生活費のみ」が支援されると有ります。それって
唯のお小遣いやないですかっ!
(ノ`Д´)ノ ==== ┻━┻ ←ちゃぶ台、ひっくり返してます
う~ん、ふざけてんなあ。研究の即戦力にもならない学部学生の面倒を見て、実験を邪魔されて、おそらく何回も実験を失敗しよるやろうから試薬代も余計にかかって......、なんでかかる費用は僕らの懐(獲得したなけなしの研究費)から全部出さないといかんのや!僕にはなんの特にもならんやないですか.....
ヽ(*`Д´)ノもちろん、学生のスーパーバイズをしたという既成事実は、
「いまお世話になっている大学の中でだけ」で評価されますが.....、それって、ねえ.....。
と、このような本音はおくびにも出せないので、学生君には
"Well done!"とメールをしてしまう小市民な僕です。
同僚のポスドク達からは、同情の視線が.....
今日はちょっとブルー、入ってます。
(;>_<;)
テーマ:雑記 - ジャンル:日記
- 2010/05/14(金) 19:50:55|
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| コメント:8
ポップなレタッチ、イイですねえ。
そちらの大学は日本に比べればはるかにオープンなイメージを持っていますが
それにしても何かと納得いかない「政治」もあるのでしょうね。
まあ、思わぬ発見もあるやに思います。お気張りください。
- 2010/05/15(土) 15:24:34 |
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- kk #1jhbtX.k
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yoさん
これ、近くの公園で咲いていた花ですが、なんて云う名前なのかは知らないんです。
レタッチは、カラーはこれといったポリシーが有る訳ではなく、なんとなく感覚的に好みの色が出た時点でもいいいや!と言う事が多いです。
プロじゃないので、楽しければそれで良いかなと。
良い事有りますかねえ?そうだったら良いなあ...
- 2010/05/15(土) 20:45:44 |
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- Dr Ken #-
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SYUZIさん
こちらこそ、初めまして。
こめんとありがとうございました。
写真をお誉めいただき、ありがとうございます。
写真はえらそうな事は何も言えませんが、娘が生まれたのをきっかけに(フィルムの)一眼レフを購入してから、写真を撮る楽しさに目覚めました。日常の中に「面白い」「美しい」「アジが有る」などど思えて「写真で切り取ると良い感じになるのでは?」と思える被写体を日々見つけることが出来れば、人生の楽しみが一つ増え、心が豊かになれると思っています。写真を撮る事で、「視点がちょっと変わるだけで、世の中がこんなに面白くもなるんだ」と言う事に気づかされた気もしますし、そういった事は仕事にも通じると思います。
(多分、合っていると思いますが)SYUZIさんのブログ(だと思う)の写真を拝見しました。心象風景的な情緒的なお写真で、十分素敵だと思いますよ。写真は感じ方はそれぞれですから、アマチュアならば楽しければそれで良いのではと思っています。プロはそういうわけにはいかないでしょうけれど。
お互いに楽しく写真をしましょうね。
- 2010/05/15(土) 20:53:25 |
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- Dr Ken #-
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kkさん
ありがとうございます。
蜷川さんのような色にしようと思っても、ああいう「はっとする」ような感じにはなかなか成らないですね(それがプロたる所以でしょうから、僕のような素人が簡単に真似できなくて当たり前でしょうね)。
英国の大学内にも政治はもちろんありますね。それと、英国の大学は教育を「ビジネス」と考えていますから、生徒は「顧客」何ですね。研究をになうスタッフよりも「顧客」が大事にされる所以かもしれませんが、研究者をないがしろにするようだと、スター研究者はこの大学には来ないでしょうから、長期的な戦略としては良くない気もします。
- 2010/05/15(土) 20:56:37 |
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- Dr Ken #-
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Dr Kenさんには申し訳ないが笑ってしまいました。
当の学生君はきっと得意満面なんでしょうw
きっとブログの文面とは裏腹に面倒見のいいボスの教えがよかったからこそ受かったのではないでしょうか。
いろんな人にいろんな試練が待ち構えているものですね。
- 2010/05/17(月) 05:13:19 |
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- 成記 #7daZ1kYE
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成記さん
学生君、天狗になってないと良いんですがねえ(笑)。
日本もそうですが、医学部には「自信過剰」な奴らが多くて、困りますね。
例外無く、受験も失敗した事がなくて、挫折を知らないんですね。
これが行き過ぎて「謙虚さ」を失った時点で、「良い医者」への道は閉ざされてしまうと、僕は思っています(結局困るのは本人なのですが、患者さんにも迷惑がかかる可能性があるのはよろしくないですね)。
- 2010/05/19(水) 18:23:57 |
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- Dr Ken #-
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