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走るBigSmile

鈍足ランナーの走ったり登ったりするブログです。膠原病マラソン部部長もやってるよ!

飛騨高山ウルトラマラソン2018当日~どこまでも行こう
からの続きです。

第一関門到着前にすでにヘロヘロの私の足。
もはやウルトラでもなんでもない、フルだって完走できないレベルです。
それでも膝からのSOSがくるまでは行こう。

どこまでいけるかわからないけど、高山を楽しもう。
そう思わせてくれた
かわいい牛さんたち、ありがとうありがとう。

高山の風景も。

ずるずると重い足を、身体を引きずって
21.8キロ、第一関門、道の駅飛騨あさひ村へ到着!

正直私はここで終わると思っていました。
いや。
ここまでたどり着けるなんて思っていなかった気がします。

よもぎうどんを食べ、エイドの人たちと会話をし(本当にこればっかw)
そして自分の足に問いかけてみます。
「まだ行ける!」

元気をチャージし朝日村を飛び出した!
…つもりが、しょっぱなから徒歩。

前も後ろも、人がまばらに…。

それでも私を励まし続ける高山のやさしい自然と応援。
たまに地元の人からも声をかけてもらいます。
応援、本当に染み入ります。
ありがとう。
コースはえぐいのにやさしい。
ひたすらやさしい。

この給水だって見てよ、なんてやさしいんだろう…(涙目)

どこまで行けるのか、己の最期はどのようになるのか。
トボトボ歩いていると正面にこれまたやさしさに包まれる御婦人方の応援。

やめてよ…、涙出ちゃうじゃない…。
本当に本当にありがとうございます。

思うように動かない足に、そしてたくさんの温かい想いに
泣きながら歩いていました。
(もはや全然走ってないw)
いよいよ膝も、もうどうにもならないくらい痛みはじめていました。
終わりは近いのか。

気持ちだけで這うように到着した29.5キロカクレハキャンプ場。
火畑そば。

うまい。
(足は痛くても食欲は全く衰えないワタクシ)

そばを食べながら
「足が痛い。ここで止めたいけど、30キロのマットは踏みたい」
というようなことをボラの人にぼやくと
「そば2杯食べたらいける」
「あと10キロもしたらスキー場(第二関門)だよ」
と。

いやいや、マジか。
ここから林道入って苦しさが増すんだから。
知ってるんだから(泣)

しかしそういわれちゃ行くしかない。
そばを2杯食べて(割と律儀)

こん太に別れを告げて先に進みます。

ただ、もう…。
…。

たまきです。
大好きな下りがもう走れません。
(ヒロシ調で)

下りが特に痛いんですよ、膝は。
それでも目指せ39.2キロのスキー場、第二関門!!
ようやく腹が決まったんです。

つかまるまで行こうと。





そう心に決めてから間もなく
37キロ地点付近の路上で収用車につかまりあっさり終了~(早)
この時、私はスキー場へ行きたかった気持ちだけではなく
「ああ、つかまってよかった」
というホッとした気持ちもありました。
そんな自分に、がっかりしました。

苦い気持ちで収容車に乗りこむと
「たまきさーん!」
と、明るい声。
ころさんから声をかけられました。
行きのバスだけでなくここでも一緒になるなんて(苦笑)
彼女の明るい笑顔に、少し救われました。

これで私は来年、3年越しのゴール目指すため、来年のエントリーが確定しました。
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(片付けしていたエイドの方に無理を言ってコーラをいただきました。
ここでコーラを飲むことを楽しみにしていたのです。
来年は時間内にコーラをいただきに来ます…)

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(撤収し始めている第2関門の風景)

ビッグアリーナまでの道のり、戦うランナーたちをバスから眺めながら
何とも言えない気持ちで、お隣さんと話しながらも自問自答。

私は頑張ったんだろうか。
もっとできなかったんだろうか。

…できなかったなぁ…。

じゃあどうしたらいいんだろう。
次はどうしたらいいんだろう。
どうしたら…。

ただ一つ思うのは、自分の足だけだったら
多分第一関門に到着するかどうかで終わっていたでしょう。
そこから先は、温かい応援、それだけで走っていた。
そう確信しています。

私のレースは終わったけど続きます。
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