都知事選において、メディアが東京と宮城県を比較して、「浅野知事のもとで宮城県は借金(県債発行額)が増えたが、都は減った」というものがあります。そのときに浅野さんは「これは借金ではなく投資だ」とか「県だけで決められるわけではなく、国から言われて景気対策としてやったものだ」といった答え方をしています。
そもそも今回の景気回復も東京の一極集中型なわけで、東京と宮城の財政を比較することが間違っていると思っていましたが、「敏腕な浅野さんでも借金を増やさざるを得なかったのはなぜなのか」と思っていました。
結論から言いましょう。地方の財政は国の、そしてアメリカからの圧力のせいでここまで悪化してしまったようです。
先週皆様ご存知の内橋克人の「悪魔のサイクル-ネオリベラリズム循環」をようやく読みはじめました。第6章のバブル再考の前半を地方財政について充てています。
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テーマ:都知事選2007 - ジャンル:政治・経済
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