復興支援寄付残金
3月6日の三陸新報が、気仙沼市がまとめた東日本大震災後に寄せられた寄付金の使途状況を紹介していました。総額9億8800万円のうち、これまで産業振興などを目的とした計33事業に7割の7億800万円(予定を含む)を充当。残りは2億8千万円となっているそうです。
三陸新報3月6日記事より
震災関連の寄付金は、「震災復興支援寄付寄金」として市が積み立てています。その寄付金の充当先で最も金額が大きいのは3月31日に開館予定の気仙沼図書館建設事業で1億5500万円。次いで毎年度2千万円を充てている「海の市」復旧整備事業補助金が1億2千万円、被災集会施設再建事業補助金8700万円、復興祈念後援整備事業4700万円、水産資源活用研究会への事業補助金3650万円などと続きます。「水産資源活用研究会」は、〈Kesemo〉ブランドでの化粧品や、ホヤソース、ホヤ醤油、わかめドレッシングを開発・発売してきた官民一体の組織です。
これまで計33事業に充当してきたということですが、記事では上記事業に加え、水産や観光などまちづくりの調査を目的とした民間とのノルウェー・ニュージーランド・米国などへの海外視察に計2250万円、大島中学校野球部のいわゆる〈離島甲子園〉参加補助金100万円なども紹介しています。海外視察や離党甲子園参加への補助は、たしか一部の市議会議員から疑問が呈されたように記憶しています。そんなことから記事でもとりあげているのだと推測しますが、ちょっと含みを感じます。それならば、33事業の一覧を掲載したほうがよいでしょう。2016年の7月には、つぎの一覧を掲載していました。これにその後の内容を追加するだけの話と思うのですが。
三陸新報2016年7月8日記事より
寄付金の残りは2億8千万円とのこと。ただ、総額2億円を充てることが決まっている「海の市」への充当残り分8千万円を引くと、実際の残高は2億円になるそうです。
このブログで気仙沼の復興事業などを紹介するときに、予算や費用の情報があれば意識的に紹介するようにしてきました。その多くが国や県の復興予算、つまりは税金によってまかなわれるものであろうとの思いからです。本日紹介したのは〈寄付金〉の使いみちです。市や議会の皆さんには、寄付してくださった個人、企業、団体の皆様の気持ちに報いるため、最善の使途検討をお願いしたいと思っています。
2016年7月19日ブログ「市への寄付金総額」
三陸新報3月6日記事より
震災関連の寄付金は、「震災復興支援寄付寄金」として市が積み立てています。その寄付金の充当先で最も金額が大きいのは3月31日に開館予定の気仙沼図書館建設事業で1億5500万円。次いで毎年度2千万円を充てている「海の市」復旧整備事業補助金が1億2千万円、被災集会施設再建事業補助金8700万円、復興祈念後援整備事業4700万円、水産資源活用研究会への事業補助金3650万円などと続きます。「水産資源活用研究会」は、〈Kesemo〉ブランドでの化粧品や、ホヤソース、ホヤ醤油、わかめドレッシングを開発・発売してきた官民一体の組織です。
これまで計33事業に充当してきたということですが、記事では上記事業に加え、水産や観光などまちづくりの調査を目的とした民間とのノルウェー・ニュージーランド・米国などへの海外視察に計2250万円、大島中学校野球部のいわゆる〈離島甲子園〉参加補助金100万円なども紹介しています。海外視察や離党甲子園参加への補助は、たしか一部の市議会議員から疑問が呈されたように記憶しています。そんなことから記事でもとりあげているのだと推測しますが、ちょっと含みを感じます。それならば、33事業の一覧を掲載したほうがよいでしょう。2016年の7月には、つぎの一覧を掲載していました。これにその後の内容を追加するだけの話と思うのですが。
三陸新報2016年7月8日記事より
寄付金の残りは2億8千万円とのこと。ただ、総額2億円を充てることが決まっている「海の市」への充当残り分8千万円を引くと、実際の残高は2億円になるそうです。
このブログで気仙沼の復興事業などを紹介するときに、予算や費用の情報があれば意識的に紹介するようにしてきました。その多くが国や県の復興予算、つまりは税金によってまかなわれるものであろうとの思いからです。本日紹介したのは〈寄付金〉の使いみちです。市や議会の皆さんには、寄付してくださった個人、企業、団体の皆様の気持ちに報いるため、最善の使途検討をお願いしたいと思っています。
2016年7月19日ブログ「市への寄付金総額」
テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア