ここにきてドラマが激しく動いてきました。#07はその嵐の前の静けさ回。マスターとクロウディアの怪しい独断専行企みをしつつ、アインとツヴァイはそれぞれの過去について話しあう。といっても、両者ともこの時点では記憶は戻っていないので僅かばかりのイメージしかない。視聴者には、ツヴァイが捕まるに至る顛末が明かされますけど、これは#08で記憶を取り戻す事の前振り。取引現場で襲撃犯の援護というミッションの直前、ツヴァイのみクロウディアの護衛任務と言う事で別行動。運命の#08では、クロウディアがついにツヴァイのパスポートというカードを切る事で、ツヴァイは吾妻玲二という名前と記憶を取り戻す、クロウディアは玲二に意思を持って自分の部下に付けと要求するわけですが、その仕草はどう見ても肉食系。玲二の代わりに喰われたい! …ちょっと改めて見たけど、肉食系というよりは単なる痴女という印象かも。悩んだ玲二はかつて、Phantomとしての訓練場へ。そこではマスターから切り捨てられ、負傷したアインの姿。葛藤の末、自らの意思でアインを助け逃亡者の道を選択。なんというか、ここまで全部クロウディアの筋書きのような気がして仕方が無いぜ! 『Phantom~Requiem for the Phantom~』
石頭編となるこの2本。トニーの妻と子供を容赦なく撃ち殺すツヴァイは間違いなく殺人マシーンとして機能しているが、そのマシーンぶりよりもツヴァイで「昨晩はお楽しみですね」状態のクロウディア姉さんのナイス過ぎるバディに視線釘付けです。やはり以前のツヴァイと何らかの関係があるのか。にしてもクロウディア姉さんの肌白すぎ。あと、妙に頭身がアニメ的誇張が少なくて生々しいく、けれども演出が上手くてとても凄くエロくてOKですよ? 石頭トニーは家族を失っても冷静に報復手段を選ぶも、サイス・マスターの曲芸的作戦によりマフィアのボスたちを大量殺戮した犯人として、最後は身内の裏切りにより殺害。銃撃アクションの迫力よりも、ミッション直前にあったマスターによるアインと人形による撮影会が妙に笑えます。ツヴァイがクロウディアと大人の関係を示唆されているように、直接表現はされていないもののアインとマスターのエロい関係演出の一つなんだろうけれど、マスターの変態っぷりがギャグにしか見えません。アインがフラッシュで白い光に染まるのは、白いのをかけるイメージなのかなぁと妄想。じゃ、大量の人形に囲まれているのは(以下、略。 『Phantom~Requiem for the Phantom~』
『Phantom』と『咲-Saki-』は交互に2本ずつレビューする方向性で。今回は『Phantom』の#03と#04。基本ストーリーラインは訓練の仕上げとしての初実践。すなわちツヴァイが人を殺すという事。アインとの厳しい訓練の結果をだすが、最後にアインがあえてツヴァイの前で発砲したのは人殺しになる前のツヴァイへの葬送ということか。というわけで、バンバン人殺しに励む2人。ショッピングモールでの暗殺だけど、ターゲット確認をするアインが可愛すぎて辛抱たまりません。ツヴァイ、ちょっと代われよ。アインにひっぱたかれたいです。いや、人殺しはいやだけどさ。順調に実績を積み重ねるけれども、アインはツヴァイの姿に自分自身を重ねざる負えず、それがわだかまりになりつつあるのか。ツヴァイの人殺しとしての高い才能も、それを増幅させているっぽいが。クロウディアから何かと声をかけられているツヴァイも色々とあるので、実績ほどに安定した状況ではないようで。上手くいっている状況ってのは歯車がずれていく状況でもあるのだからね。さて、クロウディアはツヴァイになる前と思しきパスポートを見つめてみたり。REIJIと書かれた彼と、何らかの縁があると考えるべきか? 『Phantom~Requiem for the Phantom~』
元が元だけに、銃器の描きこみは半端ありませんなぁ。リボルバーのシリンダー回転から、撃つ前と撃ち終わった後の弾の違いも木津千里描きわけ。マスターによって調教済みのアインに対して、ツヴァイにはクロウディアが「自由はある」とかなんとか吹き込んで家畜化に対抗。クロウディアの真意が良くわかりませんが、そのうち判明するのか。マスターの調教方法である「思考する暇も与えないハードトレーニング」は、昔『勇午』に出てきた拷問方法の「ひたすら単純な質問を何度も延々と繰り返す」を思い出させますな。ある意味、理にかなっている? あとレイモンドが大々的に登場だが、クロウディア達に囲まれた状態で1人風呂とかってどんな精神してるんだ。まともな人は、組織にいないか。今回はそんな感じで全般的に解説中心回なのであまり書く事もないのだが、どうしても言いたい事がある。とりあえずツヴァイに代わって、アインから手取り足取り筆の上げ下ろしまで教育されたいです…。 『Phantom~Requiem for the Phantom~』
ニトロプラスの伝説はここから始まった。その割りに原作ゲームをプレイした事ありません。ヴェドゴニアとか鬼哭街は知ってるんだけどなー。初回としてはアインとツヴァイの出会いと能力獲得をキツチリと描いていて、無難なスタート? 銃にせよ肉弾戦にせよアクションは魅せるものがありますが、最後に麻酔弾を喰らったシーンは「エー」とか思っちゃったり。危機察知能力とか凄いはずなのになんで喰らったのかとか、今まで戦っていた相手に油断しすぎとか、カット割りの都合上視聴者には見えてないけどツヴァイにはアインが銃を手にしているのが見えていたんじゃないの、とかね。触れちゃだめなんだよね、やっぱりここは。最後に今後に絡むであろうキャラの映像を連続して見せて、具体的な解説は次回以降に回すのは説明バランスの取り方ですかね。説明しすぎるのはアニメではよくないですから。視聴を取りやめる理由は特に無いので、しばらく見続ける予定。しかしメイド姿のアインはファンサービスしすぎです。 『Phantom~Requiem for the Phantom~』