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キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
プロフィール

FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

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力と数のVスリャー!(違


今回はロボットネタでV3号を取り上げますが、これは手塚治虫の『ビッグX』に
登場する敵役ロボットで、戦時中にナチスドイツ軍により発明された兵器です。
img_1522030_27526179_5[1]
劇中ではV1・V2に続く新兵器として描かれ、報復兵器(Vergeltungswaffe)3号となります。

実は現実の世界でV3は未完成に終わったものの他に存在したのですが、
もちろんロボットでなく連続発火で砲弾を加速させる高圧ポンプ砲でした。
V3_3.jpg
この実際のV3号は、全長150mという非常に長い砲身の数m毎に枝が付いて、
上から見ると魚の骨の様な格好でした。これらの枝の中にはそれぞれ爆薬が詰めてあり、
中央の砲身で砲弾が発射されると次々に爆発し、そのエネルギーを砲身に向けて噴出させ、
弾のスピードを増していく仕掛けで、最終的に撃ち出される際の発射初速は
毎秒1500mに達するというケタ外れのものでした。
つまりは、この超加速された砲弾で一気にロンドンを砲撃しようというプランで、
安価に作れるジェットミサイルのV1号、 抜群の完成度のロケットミサイルのV2号に比べ
技術的に後退してる気もしますが、この名は完成した順番で名付けられたに過ぎないので、
完成が遅れた上に、ナチスドイツの敗北でこの後の報復兵器が存在しないため
この魚骨長距離砲が便宜上V3号と呼ばれているだけの話で、V1号とV2号の
いいところを重ねあわせた最終兵器と言うわけではありません。(;´Д`)

このV3号は未完成の段階でチャーチルに存在を察知されたので、設置した丘に
集中砲火を浴び藻屑と消えましたが、手塚治虫が知っていたか否かは定かではありません。
しかし『ビッグX』でV3号が出てくる最終エピソードの終わり方が、
軍の試作兵器が破壊され地中に埋もれるという展開なので、
現実と架空のV3号の運命を重ね合わせたような気がしないでもないですねぇ…。( ・∀・)

ロボットの方は、完成した報復兵器3号と名乗るからには大量生産されてる訳で、
こっちのV3号は作品中にウジャウジャ出てきます。
img_660854_32519657_1.jpeg
つまりはザクの原型みたいなもので、それらはみなビッグXにコテンパンにやられますが、
クスリが切れた以外では敗北したことがない超スペックを誇るビッグXが相手だけに、
ロボットV3号の実力がどんなものかはイマイチ分かり難いというものです。
同じ様な生い立ちを持つ鉄人28号とどっちが強いのか気になるところですが、
プロトタイプかつ金田正太郎の巧みな操縦で大幅に戦力アップの元祖鉄人には叶わぬとも、
カロリア製白い鉄人軍団とはいい勝負になりそうな気もします。ヽ(´ー`)ノ


ogatahonura.jpg
このV3号の立体物では、イマイのロボットシリーズのNO2として
鉄人に続いて出た全長20cmほどのモーター動力のプラモデルが有名です。
同シリーズのビッグXより発売は先なので、鉄人の次にV3号に目を付けたイマイの目は
確かで、これが決定版的造型かつ、ここ20年程は頻繁に再販され入手が容易だったので、
他にはビリケン商会製ブリキロボットくらいしかめぼしい商品は無かった程でした…。


birikenV3.jpg
ビリケンのブリキはボディが他のと共通のためスマートになりすぎ、胸の上半分に
ソフビ製追加パーツを取り付けてなんとかヴォリュームを稼ごうとしたんですが、
今度はそれが干渉してうまく歩かない欠点を抱え、説明書でお断りを入れるハメに
なってしまってましたが、ビリケンの同シリーズ(鉄人やジャイアントロボ)と
並べられる規格で出たことはコレクター心理からすれば有り難かったですねぇ…。


DenbokuV3.jpg
今回のメインはデンボク製ソフビで全高約38cmのビッグサイズ。イマイのがギミックを仕込む
関係からかやや短足だったので、初めてマンガ通りのプロポーションを再現した造型と言えます。
大きさも文句無しだし、手足の関節が通常のソフビより多く、それぞれ3個所ずつあるので、
かなり自由にポーズが付けられるのもありがたいです。

cyborghans.jpg(参考画像デンボクhpより引用)
バリエーションとして頭部パーツ新造のサイボーグハンスや、
同サイズビッグXまで出してくれたので、お金と根性さえあれば上のマンガの一コマも再現できるし、
20cmサイズでハンス人間体等のナチス兵士も数人ラインナップしているので、
基本的にワンフェス等のイベントでのみ少量発売というネックはあるものの、
ビッグXコレクションシリーズの決定版の地位は揺るがないでしょう。

じっくりと、一つのテーマにこだわって商品展開をし続けるデンボクさんを、
fziroは心から応援しています!

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

ホームランとラーメンの熱い関係?
kantamain.jpg
今日の御題は『一発寛太くん』ですが、この作品はタツノコプロ製作で1977年9月から1年間、
フジテレビ系にて毎週日曜18:00-18:30の時間帯で全53話が放映されたアニメです。
放映中にタツノコの創設者である吉田竜夫さんが亡くなられたため、同時期放映の
『風船少女テンプルちゃん』『ヤッターマン』と共に彼の遺作となりました。
日本のTVアニメ界初期を牽引した偉大な才能が去った一方で、タツノコプロへ入社したての
押井守がこの作品でデビューしてるので、アニメ界の世代交代を告げる作品とも言えますね…。

『一発貫太くん』は、これまでスポーツものというとド根性物語一辺倒だったため、
それを嫌った読売広告社の依頼に応じて制作されたらしく、タツノコの得意の
『ハクション大魔王』的ギャグや、『てんとう虫の歌』的なホームドラマを
織り込んだ作品を目指したようですが、こういう成立だし、原作の無いオリジナル作品のため、
ネタが野球になったのにもあまり必然性は無く、ひょっとしたら前年の『がんばれ!ベアーズ』の
ヒットがヒントになったのかも?(笑) 『ベアーズ』は明らかなパクもといオマージュ作品の
『レッドビッキーズ』シリーズも生んだので、日本の子供文化への影響は小さくなかったようです。

スポ根でないために舞台は草野球の世界で、メンバーが全員兄弟で犬までも入っているという、
明らかに「てんとう虫の歌」を意識した、でもリアリティ0のチーム構成ですが、
kantafullmenber.jpeg
メンバーが全員家族というのは、誰もが幼い時に一度は夢想したことであり、
普通はキャプテンはお父さんなのが、この戸馳家の父は元プロ野球選手で、試合中の事故で
帰らぬ人となった悲劇的テイストが織り込まれているため、長男の一郎がキャプテンです。
それで監督兼オーナーは母親の久美子で、夫の死で野球嫌いになり子どもにも禁じていたのが、
寛太の野球への情熱に折れ、以降は陰日向で積極的に支えていく泣ける展開です…。(ノД`)

homerungouselga.jpg
その母親が一家の糧として経営しているのが、今回のミニカーであるホームランカーです。
普段はこの車でのラーメンの移動販売で稼ぎ、時にはアタッチメントを装着して、
野球の特訓の道具としても使われるという大活躍を見せるスペシャルカーで、
日常の世界観にそぐわない突飛な形をしてます。その理由としては、もちろんウリが少ない
作品世界中にムリヤリ押し込まれたマーチャンダイズであることはひとまずオイトイテ、
最初は普通の屋台だったのを、4話の「夢のホームランカー」というエピソードで、
ある事件が起こって、その結果この形で登場したようです。ようですというのは、
私、このエピソードは見てないので、もし間違ってたらゴメンナサイ。m(_ _)m

無理やり押し込まれたからには当然商品化される訳で、タカトクのZ合金として出されました。
そのおかげで、『巨人の星』のミツルハナガタ2000と並んで「2大野球アニメミニカー」として
一つのジャンルが成立した訳です。とは言え、3台目は(今のところ)ありませんが(爆)。
kanta3sides.jpg
商品化されたホームランカーですが、全長約11cmで、一部にプラスチック使用のダイキャスト製。
野球帽やバックスクリーン、そして野球ボールを本体の意匠に取り入れるだけでなく、
バックミラーはグローブ型、窓はホームベース型、両脇にはバット型のステップ、
そしてフロントグリルはキャッチャーのマスク型と、まさに野球少年の夢の結晶
という感じで微笑ましい限りです。そしてリアウインドウにはラーメンを売る
お母さんの姿がちゃんと描写され、夢や遊びだけでない現実の厳しさも忘れていません…。
ホームランとラーメンというと「ホームラン軒」というカップラーメンのシリーズがあるし、
同じ名前のラーメン屋も各地にあるので、なぜかしら親密性が高いようですが、
そのルーツは何なんでしょうねぇ?(笑)

kantatenzyou.jpg
合金玩具に付き物のギミックとしては、天井が三角形に開き中に仕込まれたピッチングマシンから
小さいボールが打ち出されます。それを両脇のバットを外して手に持って打ち返し、
後部ボール状ドーム両脇の「H」文字の位置にネットを差し込み、受け止める仕組みらしいですが、
もちろん、そんな遊びは一回もやったことないのでよく解りません。(°∀° )


こんなマイナー作品の『一発貫太くん』ですが、昨年、ちょっとだけ脚光を浴びる機会が有りました。
2012年の夏に、タツノコプロの創立50周年を記念して東京MXテレビと組んで行われた
「見たい番組はあなたが決める!タツノコ名作アニメ総選挙」と題したアンケートが行われ、
tatsunokosousenkyo.jpg
キラ星のように並ぶタツノコの人気アニメからエントリーされた候補作品の1話を順に放送し、
続きを見たい作品はどれかを投票して、見事1位になった作品は全話放送という催しでしたが、
候補作中に『一発貫太くん』もなぜかエントリーされたのです。
一番人気の『ガッチャマン』や『ヤッターマン』抜きという多少チョイスに疑問の残る
メンツだったので、1位が最初から決まってるヤラセだろうとクールな目で見てたんですが、
その中でも一番知名度が低い『一発貫太くん』が選ばれたら面白いなぁとも思ったけど、
10作品中9位という納得の低い順位でした(爆)。
1位は『未来警察ウラシマン』というシブさだったし、ドンケツ10位は『マッハGoGoGo』で、
ヤラセなら上位に持ってくるであろうこの作品に屈辱の順位を与えてる辺りも、
この投票が若い層中心に行われたガチだったことが伺えますねw 再放送の機会が少ない
『一発貫太くん』を全話見る絶好の機会だったけど、そうは上手く行きませんね。
もっとも今は時期によっては有料配信もあるし、ビデオソフト化もされてるので、
本当に見たいなら見る手段はあるんですが、そこまで見たいかと聞かれると……(笑)。
ま、このミニカーを見ながらあれこれ妄想するだけで充分です。(°∀° )

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

マッチョな漢に似合う銃
体調不良で1回お休みしました、どうもすみません。m(_ _)m

moselmain.jpg

今日の記事は覆面えるさんへの勝手連返しで、お題はモーゼルC96です。
この拳銃、かつては「モーゼル」と呼ばれてましたが、今日ではマウザー(モーゼル)と
併記されることが多いようで、これが「ムスタング」→「マスタング」「シク」→「ジク」
みたいな単なる発音矯正的な表記の変化なら全く無視するところですが、
拳銃は明治・大正期に日本で紹介される際に「モーゼル」と表記されたのに対し、
第二次大戦中に同社のMG151機関砲が「マウザー砲」と呼ばれ、
どちらもその呼び方で定着したという歴史があるので、両方尊重しておきます。
ちなみにドイツのメーカーなんで原音に近いのは「マウザー」の方らしいですが…。

この拳銃は世界初の自動拳銃であるボーチャードピストルに遅れること3年の、
1896年に発売された物ですが、ボ拳銃が大きさが35cmもある上に、
グリップが中心にあり反動を制御しにくかったこともあって、
30cmで最後尾グリップ(重心が前にあって制御しやすい)のモーゼルに
人気が集まり、ロングセラーとなって数多くの派生機種が生まれました。
弾込めも最初は銃身の上、銃爪の前辺りからマシンガン風の弾帯を介してたのが、
やがて下側にマガジンを差し込む方式に変更になり、そちらが主流になったようです。
この中心部の出っ張りはマガジンを差し込むのに最適なのに、初めはそうでなかったのは、
最初期の自動拳銃だけにマガジンそのものがまだ発明前だったのかも知れませんね…。

Grant Mauser C96
インパクトの強い外見だけに映像作品登場も多く、007では『ロシアより愛をこめて』で
ロバート・ショウ扮するスペクターの殺し屋グラントが、ジプシーキャンプ銃撃戦で、
ここでボンドに死なれては困るので、背後からボンドを狙った敵を遠距離から撃つという、
この銃ならではの使い方がされています。また『私を愛したスパイ』では
ボンドの乗ったロータスエスプリを追うジョーズが、最初は違う拳銃を撃ってたのに、
弾が切れたのか後部座席の部下が持つモーゼルを奪い取ったりしてます(笑)。
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それに加え『西部警察』では紹介済みのヘンリー野口と、史実でも満州馬賊が愛用したらしい
モーゼル拳銃は、そのゴツい外見にふさわしく、マッチョな漢たち御用達の銃ですね!(笑)


人気の拳銃だけにトイガンの類も多く、えるさん御紹介の駄菓子屋アイテムから、
金属製モデルガンにBB弾用エアガンと手に入れやすいアイテムでしょう。
そんな中から今回紹介するのは中国製のBB弾用トイガンで、私には珍しく新品です!
つっても、トイガン界にも革命を巻き起こした安価な中華ガンだからこそですが、
1000円しないお値段でヤフオクで手に入れました。( ・∀・)
moselhako.jpg
メーカー名も「黄河」といういかにも中華なガンで(笑)、この値段で堂々のフルサイズ!
グリップも国産チープトイガンによくある黒いプラまんまじゃなくて、
ちゃんとウッドっぽい別パーツを使ってくれてるのもマルです。
上の銀色パーツのメッキが安っぽい気もしますが、塗装ですませばいいところを、
わざわざ一手間かけてくれてるんだから、ま、気にせずにおきましょう…。
写真で装着してるショートマガジンの他にロングマガジンもちゃんと付属してる
という親切さも嬉しいこの黄河モーゼル、まだ撃ってないんで精密度は解りませんが、
自分的にそれはどうでもいいです(笑)。
この値段で、フルサイズのモーゼルが手に入る!
それだけで充分ですよねぇ!\(^o^)/

それでは最後にボンドのPPKと対決とシャレ込んで、また次回!
worther mousel

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