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キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

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車を捨てろ!
bartle.jpg

今日の御題は『007は二度死ぬ』登場の川崎重工業社製のヘリコプター、KV-107です。
先日のトヨタ2000GT・ボンドカーの時に、ボンド中毒症患者もといボンド評論家の
覆面えるさんさんからリクエストされた際「すでにバートルは持っている」と答えたのがこれです。


bartre3sides.jpg

モノはトミカで「いろんなのりものセット」の中のオレンジの個体をリペイントしたものです。
90年代終わりに「トミカ30周年記念」として再販された時、バートルだけが目当てで押さえましたが、
他のセット内容も面白いのでいずれ何かに使ってやろうと思っています。

この川崎のKV-107、KVはカワサキ・バートルの略で、その文字の通り、
バートル社のヘリV-107を川崎がライセンス生産している機体です。
1958年に開発されたこの機体はアメリカ軍に採用されCH-46「シーナイト」と呼ばれました。
川崎重工業では1965年からライセンス生産を開始し、自衛隊にも採用され
「しらさぎ」の愛称が付けられましたが、現場では「バートル」と呼ばれることが多いとの説も(笑)。


panfura.jpg

画像はリバイバル時のパンフレットの裏表紙ですが、
映画ではアキの要請に応じてタイガー田中の命令で飛来するので、
日本の秘密諜報部の所属という設定なんでしょう。
写真のように大型マグネットでクラウンを吸い付け持ち上げるのはともかくも、
そのまま乗員ごと海に捨てちゃうというのはあり得ないですが、
まぁ、忍者部隊が暗躍している日本でのお話なんで、気にしない気にしない(笑)。
そもそもホテルニューオータニ付近を走ってるはずなのに、画像の背景はどう見ても
大自然の中のハイウェイで、東京近辺なら箱根あたりまで行かないと見られない光景だし(笑)。


さて、いただいた要望を実現するにはどうしたらいいのか考えてみたんですが、
以前はクラウンMS40型が一番のネックでした。モデルペットとかチェリカフェニクス等の
創世記の国産ミニカーでは、4気筒版のS40型はラインナップされていたようですが、
そんなもの間違いなくコーギーの2000GTより高いに決まってます!
ところが今は、トミカリミテッドヴィンテージからS40型が出てるじゃないですか!
MSとSの外見上の差が問題ですが、『007は二度死ぬ』のスチルと見比べると同じに見えたので、
多少の違いは気にしないことにしました(笑)。

crown.jpg

色は黒は見あたらなかったので青にし、これを照明や画像処理で黒っぽくみせる作戦です。
クラウンをトミカにした時点で、コーギーの2000GTとはスケールが違ってしまうので、
スケール統一はあきらめ、画面上の合成で再現することにしました。

さて、いかがでしょうか? またサムネイルをクリックして御覧下さい。
「上の実景と比べてオモチャっぽい」という感想はオモチャなんで禁止です(爆笑)
sutero.jpg


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必殺、 戦刃旋風斬り! ドェァァァァァァァッ!!!
battlemain.jpg

最初のガンダムやマクロスの主題歌での雄渾なる歌声でお馴染みの、
池田鴻さんの絶叫にのせてお送りする今日の御題は、おそらく誰も、もちろん私も
予測してなかった『バトルホーク』よりバトルジープです。
1976年に放送されたこの作品は、日本人の3兄弟(男2人女1人)が
伝説のインディアンの不滅の闘士に変身して、巨大なオノを振り回して敵と戦うという、
その基本設定すらよく理解できない異色のヒーローです(笑)。
永井豪&石川賢が原作のため、カッコ良さよりも凶悪さが目立つキャラクターデザインが
されているうえに、3人とも武器はオノで、兄が変身するバトルホークと
妹が変身するクイーンホークは片手オノ2丁、弟が変身するビッグホークに至っては
人間よりバカでかいオノ1丁をブンブン振り回すもんで、ヒーローというより
ほとんどフレディやジェイソンという感じですが、敵もテロリスト集団「兇鬼の掟」の殺しのプロである、
「闇がかもし出した憎しみの妖精テロル闘人」という設定で、見た目もほとんど妖怪なので、
オノによって残酷に殺戮されていく様子には一種の危険なカタルシスがあります。
ま~、でも、腹にオノを突き刺したり、首をぶった切ったりするんで、
今では地上波での放送は無理かな~?(苦笑)

dvdsenzai.jpg

これはDVDボックスの宣材ですが、前の左にいる赤いのがバトルホークで、
その横の黄色いのがビッグホーク、そして後ろで威嚇する青い怪人が、
憎しみの妖精テロル闘人、じゃなくて、これがヒロインのクイーンホークなんだよぉ!(泣



battle3sides.jpg

……………あまりのアレなキャラクター設定のため、少々取り乱してしまいましたが、
また元のように冷静に進めますと(笑)、このバトルジープはタカラから出された商品です。
タカラはあまりこの種のオモチャには熱心ではなかったので、「ナントカ合金」というシリーズ名は
付いていないようです。ヒーロー関係のオモチャはタケミから出てるのに、このバトルジープだけ
タカラから出た理由も謎で、ひょっとしたらタケミには合金の玩車を開発する力がなかったのかも?
見たとおりベースはジープで、ゴテゴテ飾り付けて正体不明にするどころか最小限の改造に留め、
名前も「バトルジープ」にするという豪快さがステキです。無骨で飾り気がないように見えますが、
フロントには2本のオノを配すという自己のアイデンティティに忠実なところを見せ、
その上には視界を遮ること必至の大型ミサイルを装備という、これまたキャラに合った
物騒なところも感じさせます(笑)。


queenbike.jpg

この車の最大の特徴は、後部にクイーンホークが載るクイーンバイク
(またしても直球ネーミングw)を格納しているところで、
当然、このオモチャでも再現しており、助手席のシートを押すと
一瞬で上のパネルが展開するという気の利いたギミック付きですが、
後ろの扉は手動でないと開かないので、結局あまり意味はありません(笑)。
しかもこのクイーンバイク、前輪を車のシートの間に付きだしてるんで、
前の2人はかなり乗り心地悪そうです……。

いろいろツッコミは入れましたが、このバトルジープ、
全体的に感じるヒーローものとしてもオモチャとしてもこなれていないところが、
今となっては何とも言えない味になっているのもまた確かで、
「よくぞ商品化してくれた!」という感謝の気持ちで一杯です(笑)。

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日本の誇りの「ボンド」カー
jb2000gtmain.jpg


今日の御題は『007は二度死ぬ』よりトヨタ2000GTです。コーギーの名作として知られる
このボンドカーは、今でこそ頻繁に再販され入手も容易になりましたが、
私がキャラクターミニカーのコレクションを始めた1980年頃には、まさに幻の逸品でした。
というのもこれの発売時期は1967~69年の極短期で、当時は正規に輸入されていたものの、
絶版となって10年経った当時は全く市場に出ていなかったからです。
その市場というのも、当然ネットも無いし、今のようにミニカーショップや絶版オモチャ専門店が
各地にある時代ではないので狭い世界で、東京にはいくつかあったその種の店に足繁く通い、
かなりの散財をした上でようやく、入ったら連絡がもらえる可能性が出てくるという感じで、
当時は九州在住だった私にはほぼ不可能な世界でした。

とある夏休みに上京し、住所録片手にそういうショップを回って冷たい対応を受け、
博多から頻繁に電話攻勢をかけて、なんとか存在を認知してもらっていた某ショップでようやく、
そういう非常に珍しいモノであるという情報をつかんだ私でしたが、
そういう状況ではもう諦めるしかないのかと途方にくれたものです。

ところが、千葉に当時あったとある新興ショップのオーナーが、
「イギリスにルートがあるから取り寄せてみようか?」という声をかけてくれたのです。
そこも商売を始めたばかりで顧客確保のためかも知れませんが、「渡りに船」でお願いしました。
待つこと約半年、ようやく連絡が入り、大喜びの私でしたが、お値段なんと25000円とのこと!
当時の25000円は今で言うと4~5万の感覚でしょうか? 向こうもさすがに高くついたと
感じていたようで「他に欲しがってる人もいるから、キャンセルも可能」とのことでしたが、
そう言われると逃したくなくなるのがコレクター魂、なんとかお金を工面し、送ってもらいました。


2000gt3side.jpg

そういう苦労の果てに手に入れたこのコーギーのジェイムズ・ボンド・トヨタ2000GT、
荷をほどき、素晴らしいイラストに彩られた箱を見た瞬間にその努力は報われました。
そして、この中身を手にとると喜びは何倍にも膨れ上がったのです。
それまでは資料本に載ってるサイドビューしか見たことなかった私は、
フロントのちゃんとカットグラスを埋め込んだヘッドライトの表現に驚き、
ナンバープレートに「品川5 ま 20-00」とちゃんと書いてあるのにシビれました。


uraita.jpg

そしてこの裏板の「007は二度死ぬ」の赤いロゴマーク!
映画の宣伝でこのマークが公開当時に使われていたことは知ってましたが、
白地に赤という、この印象的な配色にはもう全面降伏です(笑)。
このロゴがこんなに効果的に使われた例は他に見たことがありません…。


missail.jpg

あのアストンマーチンDB5を考案した当時のコーギーの作ったミニカーなので、
秘密兵器もちゃんと装備されています。この後部トランクから発射されるミサイルは
劇中には出てきませんが、いかにもそれらしい装備で納得です。
(ミサイルは他の場所に保管中なので、この写真は後日撮り直します)


アップにしてみるとよく解りますが、このミニカーに乗っている2人のうち、
青い服を着ている男性はボンドでしょうが、和服姿の女性は一体誰なんでしょう?
劇中、ボンドを迎えに来るのは若林映子扮するアキですが、彼女は洋服を着ていました。
当時のイギリス人の感覚だから、日本女性=キモノでテキトーに作ったんでしょうか?


しかしこれは実は正しい服装だったのです。
aki2000gt.jpg


この写真を見て下さい。おそらく2000GTのプレス向けお披露目撮影会だと思いますが、
若林映子が同じ色の着物姿で写真に収まっています。おそらくはこの時の写真が、
いち早くコーギーに送られ、商品化の参考にされたんでしょう。
縞模様が再現されてないのは、塗りの限界ということで(笑)。
実は同じ一連と思われる写真の中には、アキが洋服を着て写っているのもあるんですが、
そこはやはり日本のエキゾチックムードを優先したんでしょうね(笑)。
エアフィックスから出ていたプラモデルでも、同じ着物姿の女性が同乗してるので、
このキモノガールは英国人の目に非常に魅力的に映ったに違いありません。


最後に「ボンドカー」の定義について書きますが、何をそう呼ぶかは諸説ある問題で、
一番厳しい定義だと「ボンドが任務で運転したQより支給された車」となります。
このトヨタ2000GTは、日本の秘密諜報部開発だし、ボンドは運転していないので
この定義にはあてはまらないんですが、これだけ素晴らしい名車が、
英国でこれだけ素晴らしいミニカーになってるんだから、うるさいこと言わずに、
「ボンドが任務で使った車」という大らかな定義を採用することにして、
このトヨタ2000GTも日本が誇るボンドカーとして、私は愛しております(笑)。


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シャバダバシャバダバ驚いた!
skykid2.jpg

今日の御題は前回に引き続きチキチキマシンで、前回は写真を載せなかった
コーギーの“Dick Dastardly Racer”です。
私の持ってるのはケンケンが欠落してたのを適当なフィギュアに置き換えたルースなんで、
完全な姿は覆面えるさんさんのブログの
http://minkara.carview.co.jp/userid/240223/blog/4165053/で御覧下さい。


このコーギーのモデル、最初はデキの悪いチキチキマシンモドキかと思っていたんですが、
覆面えるさんさんの御指摘で2人の格好が『スカイキッド・ブラック魔王』の時のもの
であることに気づきました。ということは、こいつは世界最初(で、たぶん唯一無二)の
『スカイキッド・ブラック魔王』の立体商品になるので、本当にシャバダバ驚きです!(笑) 
そう言えば、これが出たのは1973年なんで『チキチキマシン』も『スカイキッド』も終了後でした。


skykid3sides.jpg

じゃあなぜ、『スカイキッド』の版権を取りながら架空の「レースカー」を商品化したんでしょう?
ここからは推測になりますが、コーギーはたぶん、コミックシリーズにチキチキマシンを
加えようとしたけど他社に版権を押さえられ(MPCとの契約が生きていた可能性もあります)、
やむなく『スカイキッド』の版権を取り、複葉機はコーギーのラインナップに無いので
それを想起させるオリジナルの車をデザインした、ってな感じだったんじゃないでしょうか? 
この車、先端と私のルースは折れてるけどエンジンの上に、ちゃんとウィング付いてるし(笑)。


『スカイキッド・ブラック魔王』の原題は“ Dastardly and Muttley”ですが、
実は正式タイトルだとその後に“ in Their Flying Machines ”が付くんですね。
ということはこの作品は『素晴らしきヒコーキ野郎』 (THOSE MAGNIFICENT MEN
IN THEIR FLYING MACHINES OR I FLEW FROM LONDON TO PARIS
IN 25 HOURS AND 11 MINUTES )のパロディであることは明らかになってきます。
「スカイキッド」という当時は唐突に感じた冠も、「ヒコーキ野郎」を子供ぽく言い換えた言葉
だろうと察しがつき、さすがこの時期の一連のハンナ・バーベラアニメの日本語版を制作した
高桑慎一郎さんは解ってらしたんだなぁと感心することしきりです。
ちなみに『チキチキマシン猛レース』の方は原題は“WACKY RACES”で、
こちらは『グレートレース』という映画からのイタダキであり、
ブラック魔王とケンケンに相当するキャラが足こぎヒコーキに乗ったり、
ミルクちゃんみたいな女性が連絡用に伝書バトを飛ばしたりもしてるので、
『スカイキッド』の方はそこからインスパイアされて、
さらに『ヒコーキ野郎』っぽい要素を足していったんでしょうね。

いや~、ホント、いろいろと気づかせてくれた覆面えるさんさんに感謝です。
そもそも私の持ってる個体はケンケン欠けなんで、服装の違いに気づいてなかったんですよ。


Dastardly_muttley_cast.jpg

これは『スカイキッド・ブラック魔王』の画面写真ですが、
なるほどケンケンが緑に見えなくもありません…。
オリジナルに付いてたケンケンがなぜか緑色なのは、ひょっとしてこれが原因なのかも?
えっ、じゃぁなぜ、ブラック魔王がピンクなのかって? 
それは聞かないでくれい(笑)。

今の私のミニカーに代理で乗ってる、適当なチキチキマシンバージョンのケンケンフィギュア。
最近の技術の進歩で表情が細かくて、陰険な感じがよく出ていて気に入ってたんですが、
このミニカーが『スカイキッド』商品だって解ったからには、緑色はイヤだけど、
せめて飛行帽は被せてあげようかなと思うようになりました(笑)。


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ゴールを目指せない11台
hyudro.jpg


♪気をつけろぃ、爆薬だ♪
あの軽快なテーマソングに乗せて、今日の御題は『チキチキキマシン猛レース』です。
1番ガンセキオープン、2番ヒュードロクーペ、3番マジックスリー、4番クロイツェルスポーツ、
5番プシーキャット、6番タンクGT、7番ギャングセブン、8番ポッポSL、9番ハンサムV9、
10番トロッコスペシャル 、そして00番ゼロゼロマシン、
以上11台の迷車たちが繰り広げる迷レースに夢中になった人は多いことでしょう。

お見せしているオモチャはコナミの食玩で、1個300円というお手ごろ価格ながら、
トミカサイズの彩色済み完成品で全11台が揃うというスグレモノで人気を集めましたが、
日本では1970年の本放送時からずっと人気の高いこの番組なのに、
実は11台のマシンの立体が揃うまでには長い道のりがあったのです…。



milkcyan.jpg

チキチキマシンの立体と言えば、アメリカで本放送当時にMPCから2,5,9,00の4台が
ディスプレイモデルで出たそうですがこれは日本に入ったか微妙で、
その数年後にクラウンから出た、MPCのをコピーしゼンマイを仕込んだと思しき
5、00が事実上の日本での初商品と言えるでしょう。

実は『チキチキマシン猛レース』は本国での人気はそれなりで、
MPCのプラモも4種止まりで、10の原型も完成するも発売されてません。
日本では独特のハッチャケたセンスの翻訳が功を奏し、再放送の度に人気が上がったんですが、
本国では「たくさんあるハンナ・バーベラ作品の一つ」程度の人気だったんですね。

ちなみにイギリスのコーギーからは1973年にブラック魔王の車が出てますが、
これは残念ながらゼロゼロマシンではありませんでした。


日本先行の人気が続く中、時は流れて、1990年頃にハンナ・バーベラの日本での商品展開が
活発化したことも追い風になって、パロディという新興メーカーから、1,5,00の3種が
ガレージキット化され期待が集まりましたが後が続かず、同じ年タカラからはチョロQとして、
1,9,00が発売されるも、これも3種だけに終わります。
マイナーキャラに適したGKでも、逆にラインナップ充実が著しいチョロQでもペイしないとなると、
実はチキチキマシン商品化のハードルはとてつもなく高いんではと絶望したのはこの頃でした…。


jonny.jpg

1998年にはジョニーライトニングで5,00の2種が発売。これは劇中車の
初のダイキャスト製ミニカーで、後続が期待されましたが、この2台のみ。

そうしてようやく2001年頃、トイざラス限定という形でしたが、
ついに全11台が商品化される日が来たのです。過去繰り返された中断の歴史に学んだのか、
2セットに分けての一挙商品化という売り方でようやく11台が揃ったのでした。
ただこれ、トミカサイズのレジン製着色済み完成品で、1セット5000円近いという安くはない品で、
どうしようか迷っているうちにあっという間に売り切れてしまったのです…_| ̄|○

このセットが刺激になったのか、この頃にはエポック社やバンダイからガチャポンで
チキチキマシンが発売され、バンダイの方は無着色ながらもなんとか11台揃ったようです。


そして、2003年に出たのが決定版とも言えるコナミの食玩で、
5種のレギュラー+シークレット1種という構成のブラインド箱でVOL1と2が発売されました。
1箱300円というお手頃価格なのはいいんですが、VOL1ではゼロゼロマシンを
シークレットにする極悪非道ぶりでヒンシュクを買っています。
コナミの食玩はサンダーバードのやりすぎ商売のせいで、売れ残りが多発し、
私の近所のコンビニでは扱ってないところが多くなっていた上に、
一番の人気マシンがシークレットというこの残酷さです。
他のマシンはヤフオクで何とか手に入れたもののゼロゼロマシンは無理で、
今日でも手に入れてません……_| ̄|○

それでしかたなくジョニーライトニングのゼロゼロマシンを代役にして撮ったのがこの全体図です。
サムネイルをクリックして大型サイズでどうぞ!
morace.jpg


ゼロゼロマシンにブラック魔王とケンケンがいないのは、先回りして、
どっかで悪巧みをしているからということにしておいて下さい(笑)。
この状態は劇中お馴染みだけど、先回りできたってことは、イランことせずに
そのままゴールを目指してれば、実は優勝できたんじゃないか?
というツッコミはしない方針でお願いします。

チキチキマシンがなかなか11台揃って発売されないのと同様、
ブラック魔王とケンケンがまともにゴールを目指さないのは、
これはもう一つの運命なんですから(爆笑)


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頭を冷やしに海底へ……
nautirasmain.jpg


熱気あふれるスクラム組んで、ヒートしまくった心と身体を冷やすため、
今日はちょっと海底散歩とシャレてみましょう(笑)。
これは1954年のディズニー映画『海底2万哩』に登場したノーチラス号で、
この船のあまりに完成されたイメージから、以降ノーチラスと言えば
このタイプばかりになってしまいました…。


今回の模型は、ダイヤブロックのカワダが1965年に発売したノーチラス号のプラモデルを
ガレージキット業に乗り出したばかりの海洋堂が、無許可・無版権で1980年頃に
バキュームフォームキットにしたモノ。
当時はまだ版権に関しては考え方が甘く、一応コレも「会員頒布用」と唱ってあるものの、
限りなくアウトな品でしょうが、何せ元のキットは、すでに超が付くレアキットだったため、
私は現物を見たことすらなく、この複製の存在は非常にありがたいものでした。

nautiras3side.jpg

一応組んでみたのですが、本体以外の細かい別パーツがどうなってたのかは全くの謎で、
実物と比べてみると、船体側面にもギザギザ状のパーツがあったはずなのですが、
その形状、数ともに謎のため、取り付けるに至っていないし、
舵やスクリューも資料不足なので、適当に自作して付けてます(笑)。
この状態で全長約30cmなので、当時としては堂々の大型キットだったことでしょう。

それから全体の形状も、イメージは良くつかんでいるものの違う部分も多いんですが、
そこを追求するのはヤボというもので、これはあくまでカワダのキットとは
どういうものだったかを知る資料ととらえるべきでしょう。
リアル指向の方は、近年いくつも出ている精密モデルを手に入れるといいと思います。
私は逆に、これとほぼ同じ大きさの精密モデルをみつけ見比べた結果、
こっちのカワダのモデルの方がカッコイイと思ってしまったのですが(笑)。

さて、まだ実物を見ぬ、幻のカワダのノーチラス号。
もちろんカワダは健在で、ディズニーシーでノーチラス号のダイヤブロックを
売ってたりするそうなので、このプラモデルの方も再販してくれないかなぁ…。


その願いを込めて、簡単な特撮画像を作りました。
サムネイルをクリックして、大画面でお楽しみ下さい!
nautirastokusatu.jpg


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頑丈フォワードでガッチリスクラム!
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今回の御題は西部警察シリーズのファイナル、ダイヤペットの西部警察キャリアカーです。
これは劇中に登場する車ではなく、ロケやショー等への大門軍団スーパーマシン群の
搬送用の車ですが、いすゞフォワードを使ったこういう車両まで商品化してくれるところに、
ダイヤペットのミニカーブランドとしての奥深さを感じます。
ダイヤペットは元もと、この種の実用車・大型車をラインナップに加えており、
一定の確実なファン層がいたからこそ、西部警察オンリーのファンにはうけるかどうか微妙な
このトランポーターを、シリーズの末尾を飾るC-7として加えたのでしょう…。

carry3sides2.jpg

フロントに取り付けられた2つの大きな拡声器がいかにも西部警察という感じで、
このまま劇中に登場しても何の不思議も無い感じがします(笑)。
写真が小さくて判別しにくいですが、側面には「西部警察PART・III」のロゴと写真が使われているため、
そのパート3の頃のキャリアカーのミニカー化だと思われます。
スケールはさすがにレギュラーの1/40という訳にはいかなかったようですが、
1/55という微妙な縮小に留めたため、並べてもさほど違和感が無いだけでなく、
ちゃんと上部にはマシンRSやスーパーZを置くことができるという、
「キャリアカーの使命」を解っている仕事ぶりにうならされます。

このダイヤペットの「西部警察キャリアカー」、残念ながら売れ行きは
それほど良くはなかったそうで、そのせいか一時はトンデモない高値が付いてました。
けれどもここ一年ばかりは、デッドストックでも見つかったのか、かなり買いやすい値段で
新品が出回るようになったので、今が手に入れるチャンスかも知れません…。



先月末に登録し、実質今月初めからスタートしたこのブログですが、
おかげさまで昨日カウンターが1000を突破しました。
いつもコメントをくださるみなさんはもちろんのこと、ROMって下さってる方々にも
厚く御礼申し上げ、またの御来場を心からお待ちいたします。m(_ _)m


それでは、1000達成記念に、西部警察大門マシン軍団の揃い踏みをお見せしましょう!
これまで紹介してきたダイヤペットやスカイネットのモデル総出演で、
全然スケール違いのカタナだけを他のオモチャで代用した現状のマイベストコレクションです!(笑)
サムネイルをクリックすると拡大するので、頑丈フォワードの元、ガッチリとスクラムを組んだ
大門マシン軍団の勇姿を、いつもより大きいサイズで御覧下さい。

daimongundanfull.jpg


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ガゼールよ今日もありがとう!
gazeelmain.jpg


今日の御題はまた『西部警察』で、木暮課長のガゼールです。
初代の2000XE-IIをベースに当時珍しい自動車電話付きオープンカーとして登場したこの車は、
ボンネットに車名の由来であるカモシカの一種のガゼルをイメージしたマークが描かれ、
それが非常に強い印象を与えていますが、これは番組の特注ではなく、
通常モデルにもディーラーオプションとして用意されていた仕様だそうです。
基本的に木暮課長の自家用車ですが、サイレンを付け覆面パトカーとして活動したこともあり、
特殊装備はほとんど無いにも関わらず、視聴者の憧れの対象となる車でした。

gazeel3sides.jpg


この3面写真でもよく解るように、ボディの白と、内装の水色が何とも粋で、
いなせな裕次郎がこれに乗ると最高にハマります。
たとえ大門軍団長でも、このスタイリッシュさを演出するのは無理で、
ここはやはり戦後最大のスター、石原裕次郎の貫禄勝ちでしょうね(笑)。


gazeelphone.jpg

フロントシートの背もたれの間にセットしてあるのが自動車電話で、
その色もまた白に統一している、このカッコ良さにシビレます!


このミニカーはアオシマ・スカイネットのコールド・キャストシリーズ。
スケールは1/43で、その名の通りレジン製です。
このシリーズは内装は再現されないのが普通ですが、オープンカーのガゼールだけに
ちゃんとブルーの内装も完全再現し、このモデルの魅力を高めてます。
この車はダイヤペットでは同型のシルビアが出ていたせいか発売されなかったので、
スカイネット版の存在は貴重で、このコレクションには欠かせない一台を
ラインナップしてくれたことに「ありがとう」と言いたい気持ちでいっぱいです。

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SATの真の力を示せ!
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今日の御題はちょっと毛色を変えて、円谷特撮から『トリプルファイター』のSATカーです。
不幸な事件で注目を浴びてしまったSATですが、こちらのそれはSpace AttackTeamの略で、
宇宙人の子孫である早瀬三兄弟が、それぞれの最高の「頭脳」と「勇気」と「心」を活かして戦い、
最大のピンチが訪れたときには三位一体のトリプルファイターに合体します。

このSATカー、ちょっと見ではベース車が何なのか全く解りませんが、
それもそのはず、玩具メーカーのブルマァクが、デザインも造形も担当したらしく、
ボディを木材で組み上げている最中の写真が残っています。
一説によると、シャーシはクラウンで、フロントのウィンドウが別パーツでなく、
本体と一体成形で、破損しても取り替えが効かないという欠点があったそうで、
第一話ですでにヒビが入っているのが見えるのもそのためかと、これで納得がいきました(笑)。


sat3sides.jpg

改造でない新造ボディなので、極めて独創的かつカッコイイ姿をしており、
ブルマァクが強気で各種展開を試みたのももっともな話です。
今回お見せしてるのはゼンマイ駆動プラトイですが、実測12.5cmとほぼ標準スケールで、
この他にトミカサイズのブルペットや、大型サイズのゼンマイ玩具、
さらにはエアリモコン駆動のモノまで売られていたそうです。


satdooropen.jpg

このSATカーの最大の特徴の一つであるガルウィングドアの開閉は、
ちゃんとこのオモチャでも再現されています。実はこのドアは後部座席で、
フロントには右側にだけ運転者用のドアがあり、それもこのオモチャでも一応、
スジ彫りによって表現されていますが、開閉まではできなかったのは残念でした。

ともあれ、このSATカー、直線と曲線が織りなすバランスがすばらしく、
どこかあのポインターのラインを思わせるほどです。
いつの日か、敵であるデーモンたちの車として多数登場した黒いフラット塗装の
スバル360を作って競演させ、その真の力を示させようと思ってます。



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最強のマシン軍団、RS!
machinersmain.jpg


『西部警察』シリーズ、本日はマシンRSです。スーパーZと共に配備された最初のマシンRSは、
外観はほとんどノーマルのスカイラインRSですが、元々「史上最強のスカイライン」と呼ばれた
高スペックを持つ車だし、赤黒のハデな配色の車体は「高性能コンピュータ装備の情報収集車」
という設定にふさわしく、同じくドハデな金色のスーパーZの相方として大活躍しました。
『西部警察』PART3では戦闘指揮車RS1、情報収集車RS2、そして情報分析車RS3の
RS軍団として再登場し、そのハデさと性能にますます磨きをかけられましたが、
設定上は初代RSがRS3に改造されたので、延べ4台、計3台がRS軍団となるはずなのに、
外見上と役割的には最初のRSとRS2が似てるので、少々混乱の元になっています。

rs3sides.jpg

今回お見せしているこのミニカーはダイヤペットの「西部警察パトカースカイラインRS・C-5」で
ルーフからせり出す2門の機関砲と大型パトライトから、RS軍団のRS1のモデル化でしょう。

rsopen.jpg

ダイヤペットらしくミニカーとしての機能もきちんとしており、ドアと前後トランク開閉や
このマシンRSの最大の特徴の一つである、助手席をつぶして装備された大型コンピュータも
シール貼りですが、しっかりと表現されています。



さらにダイヤペットからは、シリーズのC-6「西部警察スカイラインRSターボ」として、
屋根にパトライトの無いモデルが発売されてますが、これはその特徴からたぶんRS2でしょう。
Cの通番が与えられている『西部警察』シリーズではRSはこの2台だけなので、
初代RSやその改造であるはずのRS3が出ていないことになりますが、
スカイネットのC・Cシリーズではノーマルと軍団の4台が全て1/43スケールで発売されたので、
それを揃えるのも壮観で、内装の充実を取るか、軍団勢揃いを取るか悩ましいところです。
私の場合は、予算の都合と、同じような車が数あってもしょうがないと思ったので、
代表としてダイヤペットのCー5だけを選びました(笑)。
この私所有のミニカーは、箱無しのまぁまぁの状態でしたが、
それでもオクで1万円を切るくらいはかかっちゃったんですよね。
やはり『西部警察』は人気高いです……。


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ダイモンズ・フェア・レディ
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『西部警察』の3日目は、最新鋭のマシンRSと共に、
それまでのマシンXに代わって配備された新しい大門団長の専用車スーパーZです。
このマシンのベース車は二代目のフェアレディZですが、スイッチ1つで、
各部の特殊装置が作動するようにフルオート化されているのが特徴です。
ボンネットには犯人攻撃のための4連式催涙弾発射装置が雄々しくそびえ、
そしてリアバンパーには煙幕発射装置等が装備されています。
またこの車の外観上の最大の特徴として、ドアがアクリル製のガルウイング化されており、
これもフルオートでの開閉が可能です。


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ダイヤペットの『西部警察シリーズ』はC-2として「スズキGSX1100Sカタナ」、
C-3として「スズキGSX-白バイ」がラインナップされ、その次のC-4として、
スーパーZが「フェアレディZ武装パトカー」という名称で、1/40スケールで加わりました。

Cの2と3の2つのカタナは、黒と白の色違いで、2が鳩村が乗るタイプだったんだと思いますが、
この2つはスケールが大きく、他のシリーズと並べられないので、
私は今のところ、収集対象に入れておりません。


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このダイヤペットのスーパーZも人気の高いミニカーで、
「一連のシリーズの中で何か一台欲しい」という場合に真っ先に選択されるミニカーのようです。
そのため完品だとかなりの値が張るんですが、私はなぜかこれにはそれほどの思い入れを
持ってなかったので、ジャンクを手に入れてレストアする道を選びました。

上の写真の左が入手時の状態ですが、致命的な破損こそないものの、
色はハゲちょろけ、パトライトは欠損と痛みが激しかったため、1000円以下という
安価で手に入りました。それを何とか見れる状態程度までにレストアしたのが右の写真で、
元の色が解らなくなってはマズイので、下地はある程度生かして色を足す方針で塗装してます。
そのため、正直言って、ちょっと表面に凸凹ができてしまってるんですが、
いずれ時間がたっぷりできたときに塗装をやり直すつもりでいます(笑)。

しかし、それまでの黒くシブイあのマシンXから、いきなりこの金色のドハデな車に
代わった訳ですから、人気が高い反面、アンチも少なからず生んでしまったようです(笑)。
まぁ、スカイラインの新型であるマシンRSが配備されたんだから、
団長車が旧式のままだとマズイだろうし、RSの赤黒のドハデさに釣り合わせるには、
この金色のボディも致し方なしというところでしょうか?

ほら、古来から「紳士は金髪がお好き!」とも言うことだし、
けっこう団長はこの金髪の淑女が気に入ってたりして!(爆)。


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水もしたたる良いサファリ!
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昨日のマシンXに引き続き、今日の御題は『西部警察』の特別機動車両サファリです。
フロントバンパーに2門の散水銃、ルーフ内部には同じく2門の高圧放水銃と、
潜望鏡式ビデオカメラ・レーダーを装備し、無線だけでなく電話回線の傍受・盗聴も
可能なこの車は、特別機動車両隊の旗艦となる指令車です。

この車が配備された時の、ものすごい勢いで水を噴射するワイドショーでの特写が、
私が『西部警察』に注目するきっかけになりました。
この番組の存在は知っていたものの、「カーアクションが激しい刑事番組」との認識しかなくて、
全く注意の外だったんですが、このサファリのドハデなアクションを見てトリコとなり、
この番組が「コンクリートウエスタン」というSFだったことにようやく気づいたのでした(笑)。

本来この車は、「サファリ」の名が示すように、乾燥地やジャングル等の
条件が過酷な発展途上国での激しい運用に耐え得る性能を持たせて開発されたんですが、
そういう地域では水は貴重品なので、この放水車としてのサファリがもし市販されていたら、
きっと歓喜の声で迎えられたんではないでしょうか?



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この車はダイヤペットの『西部警察』シリーズの第一弾として、
「西部警察日産サファリ4WD」というごく普通の名前で1/40スケールで商品化されましたが、
サファリの最大の特徴であるタンク車もちゃんと連結されており、バンパーの散水銃は可動、
ルーフはスライドさせ開閉可能で、内部の放水銃とレーダーカメラをせり出させ展開可能という、
劇中のアクションを忠実に再現できるすばらしいミニカーです。

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スカイネットの一連のシリーズにもこのサファリはラインナップされましたが、
タンク車の無い単独での製品化で、内装が無いためにアクションもオミットという
完全ディスプレイモデルでした。そのため、このダイヤペットのサファリの人気は特に高く、
ジャンクですら高価で取り引きされているようです。
私は幸い、発売後ほどなくしていきつけのオモチャ屋で定価購入しましたが、
そうでなかったら、スカイネットのでガマンしていたことでしょう…。
その時、隣に並んでいて、予算の都合で買わなかったマシンRSは
後になんとかルースで手に入れましたが、それでもかなり苦労しましたから…。

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西部警察が生んだ名車、マシンX
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日本ドラマ界に刑事ドラマ数あれど、その中で特殊な輝きを放つのが
1979年に放送開始された『西部警察』であり、
そのきっかけを作ったのが、今日の御題のマシンXです。
単に過激なカーアクションを売り物にするものはそれ以前にもありましたが、
この『西部警察』はその卓越したメカ描写によって他の作品とは一線を画していました。

このマシンXとは、第45話で高性能の外国車で逃亡する犯人に翻弄され、
従来のパトカーでは太刀打ちできなかった大門軍団に始めて配備されたスーパーパトカーで、
スカイライン・ジャパンターボに徹底的な改造を加え、
マイクロコンピューター制御による、サーチライト、リモコン式スチルカメラ、
フロントバンパーに設置された特殊発信ペイント発射銃、等52種類もの特殊装置を搭載し、
更に敵に奪われた時を想定した遠隔操作式の自爆装置まで配備してあるという、
まさに夢のパトカーでした。


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ノーマルでも充分にカッコイイ、スカイライン・ジャパン(この通称は「日本が生んだ名車」という意味)に
JPSロータス張りの黒字に金ラインというシブイ塗装を施し、
さらにそれにオモチャチックにならない程度の特殊装備を取り付けたこの車は、
まさに日本版ボンドカーというにふさわしい、西部警察が生んだ名車でしょう。
実際に、この通りの外見に改造するジャパンオーナーも数多く登場したほどの人気を呼び、
この後も続々と続く大門軍団スーパーパトカー群の露払いの役割を見事に果たしました。

今回お見せするのはスカイネットから近年発売された1/43スケールのレジン製完成品です。
材質の性質上、室内はムクのため黒塗装でごまかしてあるのは大きな欠点ですが、
プロポ-ションは素晴らしく、シャープさも充分です。

西部警察のスーパーパトカーのミニカーは、放送当時、ダイヤペットから発売されましたが、
なぜかこのマシンXは出ませんでした。ノーマルのスカイラインジャパンは出ていて、
黒地に金のサイドラインというほとんどマシンXと同じ塗装のタイプまであるんで、
きっと腰の重いダイヤペットのこと、タック・パンサーの時みたいに、
モタモタしている間に発売時期を逃してしまったのか、
あるいはこの「なんちゃってマシンX」を試験的に出してみて、
売れ行きを計っていたのかもしれません(笑)。

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強烈! 忍者キャプター!!
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今日の御題は複数方面で話題に上がったので、『忍者キャプター』のキャプターカーです。
『忍者キャプター』は東映の製作で原作も八手三郎という、今のスーパー戦隊シリーズと
同じスタッフによる作品で、強化服を着たチームが敵組織と戦うフォーマットも戦隊そのものなんですが、
『秘密戦隊ゴレンジャー』放送中に、その対抗番組としてTV東京(当時は東京12チャンネル)で
放送されているため、オトナの事情によりシリーズに入れてもらえない不幸な作品です。
戦隊シリーズに関しては、第一作の『秘密戦隊ゴレンジャー』と次の『ジャッカー電撃隊』が
石ノ森章太郎原作作品だったため、しばらくの間シリーズにカウントされない時期もあり、
原作者でくくるならこのキャプターこそ、シリーズの第一作と呼んでもいい存在なのですが、
キー局の違いはTV界では大きいため、当分この不遇状態は続くでしょう。


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ポピニカの標準サイズのこのキャプターカー、最大の特徴は御覧の通り、
ウジャウジャと乗り込んでいる7人のフィギュアが付属するところです。
子供に女性、それから、潮建志氏扮する雷忍までという幅広い年齢層で構成されるのが
忍者キャプターの大きな特徴でしたが、
それだからこそ収録現場ではいろいろと大変で、リーダー役の伴大介(当時直弥)さんは
かなりの苦労があった旨、お話しされていました(笑)。
このショッカーマニアwみたいな付属フィギュアは約3cmという小ささですが、
ちゃんとバイザーの上のシンボルマークまで再現されているのは素晴らしいと思います。


このポピニカの素晴らしさはそれだけではなく、遊び心に富んだギミックが施されているところです。
プチ実況風に構成したので、本編と同じく納谷悟朗さんのナレーションを脳内再生して下さい!(笑)


忍者キャプターに強敵迫る! キャプターカーの秘密兵器、
フロントミサイルをぶっ放せ!

火忍「この武器で勝てるだろうか? もしもの時には…」
雷忍「あ~、タリィ~早く終わらねぇかな~。
   終わったらまたあの店で一杯w」


全員「発射っ~!」
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しかし、敵は手強い! こうなったら最後の武器だ!
火忍「弾こめ用意~!」
土忍「おーし」
雷忍「ええっ、ナっ、なんなんだァ?」

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雷忍「なんてことしやがんダァ~!」

ドカ~~ン!!
雷忍の尊い犠牲により、悪は倒された。
ありがとう、雷忍、ありがとう潮さん。
これまで何回も収録に遅れてきたり、酔ッぱらったりラリったりして
さんざん迷惑をかけられたが、それももう懐かしい思い出だ。
あんたのことは忘れない、安らかに眠れ!
火忍キャプター7こと伴直弥は心の中でそうつぶやいたのだった…




え~、もちろん、この武器やナレーションは冗談ですので、
本気にしないように!(笑)

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巨大な奴等がやって来る!
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今日の御題は『コンボイ』です。今、日本でコンボイといえば
『トランスフォーマー』の司令官の方がメジャーですが、そっちではなく、
「18輪の大型トレーラーが100台もの船団(コンボイ)を組んで暴走する」、サム・ペキンパー監督の映画です。

この映画が日本公開された1978年当時、「コンボイ」は日本では馴染みのない言葉だったので、
すっかりこの映画のイメージと共に心に焼き付けられてしまいました。
ちょうど『トラック野郎』のブームに重なり、街を走るデコトラの美しさに目を奪われたりもしたんですが、
やはりトラックのデカさが違いますよね。
スピルバーグ監督『激突』の、あのモンスタートラックの驚異が再び登場したようなもので、
「巨大な奴等がやって来る、地響き立ててやって来る!」という感じの宣伝文句に違わぬ大迫力を
映画館でたっぷり堪能させてもらったものです。


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このミニカーはアーテルの「トラックス・オブ・ザ・ワールド」の1つで、全長16cm。
スケール表示は無いものの、他のアーテルのモノから考えても1/64程度と思われます。
ちゃんとフロントカバーが外れ、エンジンが再現してあるのも、この大きさならではでしょう…。
このシリーズの存在は全然知らなくて、このラバーダックトラックを見つけたときに、
ジョニーライトニングの劇中車シリーズみたいな「映画に出てくる有名トラックを集めたもの」で、
他にも、『激突』のや、『007/消されたライセンス』のがあったらいいなぁと思っていたんですが、
他に数個見つかった例から、残念ながら「有名トラックを集めた中にたまたま劇中車があった」ようでした。



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パッケージイラストが楽しく、主人公の通称である「ラバーダック」もユーモラスに描かれています。
ちゃんとこのシンボルマーク、小さいながらもボンネット中央にも銀メッキで取り付けられていて、
このミニカーの価値を高めています。

そのうち、映画冒頭のように、ジャガーEタイプのオープンと競演させようと思ってますが、
ちょっと探した範囲ではトミカサイズのEタイプのオープンは見あたらないので、
食玩のブツを手に入れ、屋根を切ってカスタマイズしようかと思案中です。
古いプレイアート(のポケッター仕様)なら持ってるけど、さすがにそれをつぶすのは忍びないし(笑)。


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「負けじ魂親譲り」、なのかな?(笑)
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今日の御題はアメリカで『SpeedRacer』というタイトルで大人気を呼び、
ただ今、実写版も制作中という『マッハGoGoGo』です。
小さいサイズのオモチャで恐縮ですが、上の写真左のマッハ号も、
中央の覆面レーサーカーも、右の飛行メカもいつ見てもカッコいいですねぇ!
パッケージ中央の三船剛も、ややアメコミ風になってますが、イイ男です。

えっ、カッコ良くないし、メカにも全然見覚えがないって?
だいたい、キャラが全然違うし、ミッチィが金髪だからパチモンだろうって?

いいえ、トンデモない。レッキとした正規ライセンス品です。
ただし、日本制作版ではなく、その終了後、好評につきアチラで制作された新シリーズの!
実際には見たこと無いんですが、新シリーズでは何の説明もないまま、
キャラもメカもイキナリこう変わってしまうとのことです。
まぁ、キャラの方は、世界のモノは全てアメリカ製だと信じている
ヤツラのことだからこうなるのも解らんでもないですが、
このニヤケた顔で「負けじ魂親譲り」とか言われても苦笑するしかないし、
メカに至ってはもう絶句…。
元々出てこない飛行メカには比較の対象がないし、
覆面レーサーカーの方は面影あるからまだいいけど、マッハ号は全然別モンやんけ!
さすがにこの新シリーズはすぐにうち切られたそうですが、
これにGOサイン出した奴は、どこが魅力なのか全然解ってなかったんでしょうね(苦笑)。


ではお口直しに、今度はジョニーライトニング製のマッハ号シリーズをお目にかけましょう!
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さすがキャラクターミニカーで一世を風靡したジョニーライトニングです。
イカれた新シリーズじゃなくて、ちゃんとオリジナル版からピックアップし、
主役級の2台の他に、アクロバット族の車と悪魔のレースカーGRXを
ラインナップしてるのが凄すぎます。マッハ号のパッケージに書かれている三船剛も、
ちょっと黄色いサル顔になってるけど、上のアレよかなんぼかマシだし(笑)。
そういう顔に描いてるってことは日本人だと認めたようなものだから、
アメリカさんにしては上出来でしょう。たぶん、つうか間違いなく、
キャラの名前はアメリカ人のそれに変えて放送していたことだろうし…。

このジョニーライトニングのシリーズは好評につき「SpeedRacer2000」という
続きのラインナップが組まれ、更なる敵のレースカー数台と、
キャラクターがペイントされたバン等が発売されましたが、あいにく所有しておらず、
日本ではここまでのシリーズは出ていないので、いずれ手に入れたく思います。


以上、私のマッハ号コレクションでした!



と、ここで終わってはあんまりなんで、最後に大物を!(笑)
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エーダイグリップのマッハ号の大サイズで、箱が無いため詳細は解りませんが、
いやゆるジャンボグリップのラインなんでしょうか?
サイズ的には1/36程度の大きめの標準スケールといった感じ。

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20年前にルース状態で安価で手に入れ、完品を見つけるまでのつなぎと考えていたんですが、
アッという間に高騰してしまい、今では完品は下手したら20万オーバーの世界です(嘆)。

国内リメイク版も作られるほどの人気作品なんで、その時のバージョンの商品もあるし、
オリジナル版の方も、一番馴染みのあるアイテムである元はイマイが出していたプラモや、
ユニファイブの超真合金、キャラウィールでも発売されましたが、
なぜか標準スケールのダイキャスト製はこれだけだと思います。


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このミニカーの最大の特徴は、マッハ号の特殊装備のうち、Cボタンの「カッター」が
ボディ裏のスライドを操作することで一瞬に飛び出すところです。
プラモにもこのノコは一応あったと思いますが、この「ジャキンッ」という操作感は
やはりダイキャストならでは! その他にタイヤ切り裂き装備も付いてますが、
これは確か劇中には無かったはずなので、ここにもコーギーのアストンマーチンDB5の
影響が認められますね…。

このエーダイのマッハ号、とても気に入っており、
ルースでギズモ号が欠けた状態のままでは可愛そうなので、
いずれ自作して取り付けようと思ってます。


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私をタカミに連れてって!
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今回の御題は『ウルトラマンティガ』登場のGUTSの特殊車両、マシン・シャーロックです。

『ウルトラマン80』でようやく復活した実写版TVのウルトラマンでしたが、
人気はソコソコあったものの後が続かず、海外制作のビデオシリーズや
雑誌展開とパイロットだけで中断してしまった作品が続いた後、
ウルトラマン誕生30周年の1996年にようやく『ウルトラマンティガ』によって、
実に16年ぶりの復活となりました。

人気アイドルグループ、V6のメンバー長野博が変身し、主題歌「TAKE ME HIGHER」も
彼らが歌うというこれまでにない試みと、斬新なウルトラマンのデザイン、
さらには初代ウルトラマン/ハヤタ役の黒部進氏の娘、吉本多香美が
レナ隊員を演じたことも好評を持って迎えられ、
この『ティガ』に始まる平成ウルトラシリーズは、とある事故によるわずかな中断を除けば、
40周年記念作の『ウルトラマンメビウス』まで7作品続いたのでした。


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このマシン・シャーロックは、シボレー・カマロをベース車としていますが、
ジェットエンジンが装備され、走行速度は音速を超えるという設定です。
さらに車体後部に大型レーザー砲「スクロール砲」を装備しているため、
かなりの攻撃力を持っていますから、等身大の宇宙人程度なら、軽く撃破可能でしょう。
色こそ、派手なオレンジ系ですが、ベース車の良さが幸いして、
あまり無理せずにカッコイイと思えるメカになっているのはウレシイ限りです。
この車に乗ってなら、そして横にレナ隊員こと吉本タカミ嬢が乗っててくれるなら、
どこにだって行きたくなりますよね~(笑)。

ハッ、主題歌「TAKE ME HIGHER」のハイヤーって高いところ、
つまり「高み」って事だから、
あの主題歌にはそういう意味が隠されていたのかぁ!(タブン違

今回のミニカーはポピニカで、この標準サイズの他に、
ミニポピニカの「ウルトラビークル5」として、科特隊専用車、ポインター、
マットビハイクル、マシン・シャーロック、マシン・デラムがトミカサイズでセット販売され、
後にはキャラウィールでも商品化されたので、バンダイがいかに力を入れていたかよく解ります。
ただ、この時代のポピニカは、車内をモデリングするのを省略し、
窓を黒塗装することでゴマかすようになってしまったのは残念な限りです。
小スケールならそれも仕方ないですが、せっかくの標準スケールなんだから、
そこはポピニカの語源(ポピーのミニカー)に恥じない作りを維持してほしかった…。

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心を燃やすコイツ!
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『ウルトラマンレオ』で迷走の限りを尽くしたあげく、
シリーズの一時打ち切りという結果を招いたウルトラシリーズでしたが、
雌伏6年の結果、『ザ☆ウルトラマン』というアニメを1本はさんだ後、
ついにこの『ウルトラマン80』で完全復活となります。
今回の防衛チームはUGMで、その特殊車両が、
マツダのサバンナRX7をベ-スとしたスカウターS7となります。


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御覧の通り、改造というよりはただのリペイントですが、
実車も当時、みんなの憧れの的だった国産車久々のスペシャリティカーだったので、
実車そのままのフォルムのスカウターS7もなかなかカッコいいものでした。

実写ウルトラシリーズとしては、この作品から大々的にバンダイの手が入るようになり、
メインメカ類は完全にそのデザインラインに沿ったモノとなっていますが、
このスカウターは実車そのままということは、このサバンナRX7のデザインが
いかに勝れていたかということの証明にもなりますね。

サバンナRX7自体はダイヤペットにもトミカダンディにもありますが、
スカウターS7仕様車は残念ながらどこからも発売されませんでした。
おそらくバンダイが版権を握っていたせいと思われ、
だったらポピニカで出ても良かったろうに、そうはならなかったのは残念です。
おそらく、スカウターS7の商品化って無いと思うんですが、
何か御存知の方がいらっしゃったら御教授下さると幸いです。


この作例はトミカダンディをベースにしたリペイントで、
ダンディなのでスケールはたぶん1/45程度でしょうか?
作った当時はスキャナーもプリンターも無かったので
マーク・デカール類は全て手書きで、今の目で見ると恥ずかしい出来映えですが、
まぁこれもコレクションの歴史ということで見逃して下さい(笑)。


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燃える男の真っ赤な……
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ここで「トラクタ~」と続くと、小林旭アニィの出番になって違う世界に逝っちゃいますが、
今回は「真っ赤なジープ」で、今回の御題は『ウルトラマンレオ』登場のMACのマックロディーです。
今回もこういうスットンキョーもとい奇抜な形をした専用車が作られたってことは、
前作のラビットパンダが好評だったんでしょうねぇ…。


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ただ今回はホンダの協力は得られなかったのか、三菱ジープにベース車両は変わってます。
特撮の世界では東宝「自衛隊」でお馴染みのあのシブイ車が、
ウルトラの世界に入るとこうなってしまうんだから、頭が痛い、もとい、
その発想の柔軟さには驚かされますが、ラビットパンダほど突き抜けていないのは、
やはりベースがジープだからなんでしょうね…。

ただ、これを実車で見かけたら、もはや目をそらしちゃうかも知れませんが(爆笑)。


今回のブツはタカトクのZ合金で、サイズ的には標準スケールです。
突出したアンテナパーツが折れたり外れたりしやすく、
ケースに入った状態でないと保管は難しいでしょう…。
私の持ってるのモノも上のアンテナが何度も折れて苦労しましたよ……。

この他にはグリップキャラクターからトミカサイズのモノも出ているようですが、
かのラビットパンダとウルフ777を、レジン製ながら標準スケールで出したスカイネットですら
手を付けてませんから(笑)、今後立体化される機会もまず無いだろうし、貴重な品であることは確かです。

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ウサギとカメ、じゃなくてパンダ?
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今日、お見せするのは『ウルトラマンタロウ』登場のラビットパンダです。
この車はバモスホンダがベース車で、その段階ですでに特殊な形なのに加え、
この時の防衛チーム「ZAT」の特徴であるギンギンギラギラ調にデコレートされて、
なんとも奇抜な車になってしまいました。
ただ、この奇抜さは、ZATという組織のイメージに合ってるので、
このラビットパンダ(笑)も、それなりに人気がある車だと思います。


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今回のこのミニカーは1970年代に発売されたエーダイのグリップキャラクターです。
おそらくは本放送当時の発売で、小さいトミカサイズのため、色の塗り分け等、
ディテールに甘さはありますが、それが却って、シブさを生む結果になっているかも知れません。
何せ実車はフロントの赤鼻からサイドにかけて赤いラインがそのまま続き、
サイドは赤と銀というハデハデ模様になっていますから(笑)。

もし道で出会ったとしたら、遠巻きに見つめはするでしょうが、
乗せて欲しいとは思わないかも?(爆笑)
本来はウサギでパンダなんだから、あまりハデな色使いになるはずないんですけどね?(笑)。

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ゴーストバスターズに電話しなくっちゃ!
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今日お見せするのは1984年の映画『ゴーストバスターズ』に登場したエクトモービルです。
レイ・パーカー・ジュニアの軽快なテーマソングに乗って繰り広げられる
ドタバタゴースト映画は、その素晴らしいSFXのおかげもあって、大ヒットしましたよね。
特に1作目は、ラストの敵がお菓子のマスコットが巨大化したブキミカワイイ、マシュマロマンで
しかもそれがキングコング風に暴れるというマヌケさもあって、大爆笑の見せ場となっていました。

このエクトモービル、元車は1959年製のキャディラックの救急車です。
劇中で中古車を買ってきて改造していたような記憶がありますが、
その出動のシチュエーションは、バットマンやグリーンホーネットのそれの
完全なパロディとなっていて、アメコミファンを喜ばせたものでした。


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今回お見せする品は、バイオエッセンス社製のソフビです。
17.5cmサイズなんで、おおよそ1/24のプラモスケールくらいでしょうか?
粘土細工風のディフォルメモデルですが、ちゃんと版権は取ってあり、
そのいい加減さがまた何とも言えない味になってます。
最初の写真で上に乗っているのは鉛筆削りのマシュマロマンで、
本来は無関係の品ですが、何となくお似合いだったので乗せてみました(笑)。



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このエクトモービルの精密なミニカーというと、
このジョニーライトニングのトミカサイズのモノがあります。
こちらはECT-1Aなんで、正確には2作目の『ゴーストバスターズ2』登場の車体になりますが、
どこが違うのか私は把握していません(笑)。

できれば標準スケールの精密なミニカーが欲しいところで、
コーギーやディンキーあたりを探せば元の救急車のモデルはあるはずで、
それをベースに改造すれば何とかなりそうなんですが、
めんどくさいんで、実行に移す日が来るかどうかは何ともはや?
やっぱりそんなサボったりしないで、歌の文句の通りに
ゴーストバスターズに電話しないとマズイでしょうか?(笑)


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TACの仲間と車に乗って
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今回は『ウルトラマンA』のTACの車、タック・パンサーです。
これまでは外車や、国産車でもスタイリッシュな車を採用し、
子供心に何かしらの「憧れ」の気持ちを抱かせてくれていた、
怪獣攻撃チームの車だったんですが、今回のベース車はただのコロナ・マーク2で、
二代目に当たるX20系2ドアハードトップとのこと。


コロナ・マーク2は乗用車としてはなかなかいい車だと思いますが、
当時そこら辺にいくらでも走っていた一般車であり、
しかも大きな改造を施した訳でもなく、ラインを引いただけでは、
秘密兵器としてのありがたみは皆無でした。

まぁ、そんな訳なんで商品化にもあまり恵まれず、前年度にあれほどマットカーで
大当たりをしたダイヤペットからもミニカーは出ませんでした。
このタイプのマーク2は出てるのに不思議に思って調べたら、
元車がロングセラーだったせいもあったのか、発売が昭和50年と遅れ、
全然番組には間に合っていなかったのでした(笑)。
もっとも、この時期のダイヤペットはマットカーのせいか企画が迷走し、
キカイダーだのデビルマンだの、全然車に縁がないヒーローのシールを
適当な車に貼った商品を乱発してたので、その混迷のせいもあったのかも知れません…。


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それで、タックパンサーの立体商品となると、プラモが中心になるんですが、
今回お見せするモノはマルサンの50円サイズのプラモです。
中空のモナカキットで、ウィンドウの透明パーツすら入ってないシロモノですが、
おおよそ1/43スケールのサイズだし、プロポーションは悪くなくて、
ちゃんとマーク2に見えるのはうれしいところ(笑)。

車体の色は劇中ではもうちょっと茶色っぽい沈んだ色なんですが、
写真資料が見つからないので、箱絵で描かれている青にしました。
と言っても、整形色そのままにストライプを描いただけなんですが、
けっこうこの模様、複雑で苦労したので、もし鮮明なカラー写真が見つかっても、
たぶんやり直しはしないと思います(笑)。
天井のポッチはミサイル発射レバーで、ちょっと目障りなんですが、
気合い入れて改造するのも大人げないようなキットなので(笑)、
窓を透明なビニールでそれっぽくふさいだ他にはストレートに組んでいます。


ありがたみは皆無と書きましたが、このタックパンサーだったら、
もし実際に遭遇したら、喜んで乗せてもらいたくなるだろうと思います。
ウルトラシリーズの車両メカは、残念ながらこの後しばらく迷走の極みに
陥ってしまうので、これあたりが最後の砦なのかもしれません……。




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やっぱリアベ号は改造しなくっちゃね!
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今回お見せするのは『宇宙からのメッセージ』のリアベ号です。
ミニ「カー」ではないですが、ポピニカではあるし、
収集のポリシーの6に相当する特別編ということで(笑)。

同作品は『スターウォーズ』の最初の作品が日本公開される直前、
1978年のゴールデンウィークに、東映によって作られ公開された即席便乗作でしたが、
「里見八犬伝」を下敷きにしたその内容は、同じような狙いの東宝作品
『惑星大戦争』よりは遙かに夢にあふれ、特撮的にも凝ったものでした。
特に小型宇宙船が四方を囲まれた閉鎖空間を飛んでいく特撮はSWの上を行っており、
SWが『ジェダイの帰還』で、同じような画面を撮ったのは、
本家の面目を保つためだったという説すらもあったほどでした…。

その『宇宙からのメッセージ』の主役メカがこのリアベ号です。
金持娘メイア所有の宇宙船を改造し、小型宇宙戦闘機2機の格納を可能にした
そのフォルムは秀逸で、上映当時からいくつかのアイテムが発売されましたが、
このポピニカもそのダイキャスト特有の質感と重量感で人気の高かったアイテムです。

私が所有するのは、シロー号&アロン号が欠品し前部砲塔が折れたジャンク品でしたが、
それだけに思い切った改造&レストアを施しました。

折れた砲塔は適当なプラ材でまず自作しています。
元々付いていたモノはもうちょっと複雑な形をしているんですが、
実際のプロップとは違っていたので、それ再現することは考えずに、
なんとなくそれっぽい形状に留めています。

無くなっていたシロー号&アロン号ですが、
これは付属のパーツは整形色も単調なチャチなものでした。
というのもポピーはこれをミサイルとして解釈したからで(笑)、
確かに射出はされるけど、そのまま爆発させちゃマズイだろう~って気もします(笑)。

だから、これをそのまま自作する気は無かったんですが、
幸いなことに、ガシャポン発売のカプセルポピニカの
ギャラクシーランナーとコメットファイヤーが流用できるのです!
この2つはシロー号・アロン号のTV版での呼称ですが、
当時、この2つも独立したポピニカとして発売されていて、
そのミニサイズであるカプセル版が計ったようにほぼ同じサイズなんですね。
元々、企画意図がよく解らなかったカプセルポピニカですが、
担当が実はリアベ号マニアで、チャチだったこのパーツを補完するのが
その主目的だったんじゃないかと勘ぐってしまいます(笑)。

さて、寸法はほぼ一致するカプセル版の2つのメカですが、
もちろんそのままではくっ付きません。
でも、映画の本物だって、元々、違うメカだったのを改造して一体化させたんだから、
ここは小改造を施して何とか付けちゃいましょう!(笑)


aronsiro.jpg

これがコメットファイヤーとギャラクシーランナーの後部ノズル部分です。
左のコメットの方は上手い具合にノズル噴出部に凹みがあるので利用することにして、
そのようなモノがないギャラクシーの方は、とある工夫を凝らしました。
写真で白い本体中央に黒い突起物が接着してあるのが見えると思いますが、
これはピップエレキバンで、鋼鉄ジーグ張りに磁石のパワーでくっ付けようという作戦です!(笑)



hontaiup.jpg

そしてこっちがリアベ号本体の取り付け部分です。
写真左は、無改造のコメットが付く方ですが、本体のそこにくっ付いているのは、
綿棒を切って軸部分をミサイルを差す穴に差し込んだパーツです。
綿部分をコメットのノズルにはめ込んで固定させるために、
瞬着とボンドG17をしみこませて、まず指で大まかな整形し、
ある程度乾いたら実際にはめ込んでみて、微調整してあります。

写真右はギャラクシーがくっ付く部分ですが、黒い丸いのモノはやはりピップエレキバンです。
こっちはどうしようもないので、瞬着で接着しています。
写真で見えている位置より、もうちょっと上に付けた方がよかったんですが、
ギャラクシーの方の取り付けの上下がイマイチはっきりしなかったんで、
天地を逆にしてもいいように中央に貼った状態になっています。
あと、エレキバンの厚みですが、1個だけをそのまま本体に貼ると厚みが足りず
ギャラクシーの方と完全には接触しませんが、さすが強力パワーを誇るだけあって、
間に空間を残したままでも充分に引き合っていたのでヨシとしました。
この辺、密着してないと気になる人は、本体側のエレキバンを二重にするとか、
後ろに何か貼って厚みを持たすとか、自由に工夫してみて下さい。
それからギャラクシーを取り付ける際には、下向きに延びている垂直尾翼の先を、
本体ミサイル穴の下部にある赤いプラ材と本体の隙間に強引に差し込むようにして下さい。
これでマグネットとの2点支持になるのでしっかり固定されます。

ただし、これどちらも、本体の「スプリングによるワンタッチ装着アームオープン機能」を
作動させると吹っ飛んじゃうので御注意(笑)。
どうしてもその機能で遊びたければ、カプセルポピニカの中心に穴を開け、軸を差し込んで、
ミサイル用の穴に差し込むしか無いでしょう。
それをやると取り外した時に、ちょっと見栄えが良くないので私はパスしましたが、
まぁ、そのあたりは改造する人の考え方次第だと思います。


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カプセルポピニカ開発担当者さんのこだわりにより(笑)、
オリジナルよりカッコ良くなったポピニカのリアベ号、私は最高に気に入ってます!

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あんた、マットのビークルでしょ?(笑)
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『帰ってきたウルトラマン』のMATの乗る特殊カー、マット・ビハイクルです。
初代コスモ・スポーツにMATのシンボルと赤いラインを描いただけのシンプルな意匠ですが、
1971年当時の国産車としては最高に、そして今も充分にカッコいいベース車の良さが物を言い、
今日に至るまでポインターと人気を二分するウルトラ車両になっています。
この「ビハイクル」という聞きなれない言葉がまたカッコよく、
ジムで、当時人気絶頂だった「キックの鬼」こと沢村忠選手が、
「あんた、MATの郷さんでしょ?」と呼びかけたほどのスマートな郷隊員が
ドライブする姿はまさに「一枚の絵」になっていました。
今となってはその「ビハイクル」とは、VEHICLE(ビークル)の誤読らしいことが解ってますが、
やはりこの車はマット・ビハイクルとして永遠に記憶されるべきでしょう(笑)

この車はコスモ・スポーツにシールを貼れば作れるので、当時、国産初の
本格的キャラクターミニカーとして、トミカやダイヤペットから発売されました。
特にダイヤペットのは、一年で25万個という驚異的な売り上げから激しい型の摩耗を呼び、
ついにはコスモ・スポーツ自体が発売中止になってしまったほどだったそうです。


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今回お見せするのは、その「ダイヤペット」を最初から手がけた川端昭男氏が
起こしたブランド 「J-43(川端企画)」製のマット・ビハイクルです。
少数生産が可能なアンチモニーを素材とした、通常のダイキャストよりさらに
重量感あふれる仕上がりを持つこの商品は、やはりダイヤペットの例にならい、
同ブランド製コスモ・スポーツのバリエーションとしてラインナップされました。
また、ダイヤペットとの差別化のためか、後部ウイング装備の品も発売されています。
少数生産のため一万円近い値段でしたが、高騰化が進みその数倍を覚悟しないと
美品が手に入らないダイヤペットしか標準スケールが無かったおよそ10年前には、
その代換商品としてありがたい存在で、かなりダメージの大きいジャンク個体しか
ダイヤペットのマットカーを持っていなかった私は、発売と同時に即買いしました。
今日では「何か標準スケールのマット・ビハイクルを欲しい」となると、
この後に出た、値段も安くて迷彩バリエーションまで用意してある、京商の商品に
なるんでしょうが、決して、この川端企画版の魅力が衰えたわけではありません。


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ウルトラメカ随一のカッコ良さ


『ウルトラセブン』登場のウルトラ警備隊の地上メカ、ポインターです。
その前の科学特捜隊の車が子供の目にはちょっとヤボったく見えたのに対し
(今ではあれはシボレー・コルベアというなかなかの名車だったと理解してますが)、
このポインターは成田亨デザインを忠実に生かしたスマートさにあふれ、
最初のあこがれの車として心に刻まれたものでした。
今日ではあいにくと実車は行方不明ですが、熱心なファンの手ににより、
ベース車のクライスラー・インペリアルから、イメージもそのままに再現されているので、
イベント等でその勇姿を目にした方もいらっしゃるかと思います。


pointer3sides.jpg

このミニカーは1978年発売のポピニカで、同シリーズのポインターとしては
「第1期」になります。ポピニカとしてもわりと初期の品なので、
ボディはダイキャスト製で、「屋根が開いて人形が飛び出す」という、
コーギーのボンドカーからインスパイアされたようなギミックが付いています。


このブログの記事は、ミクシィのコミュに発表した順番に取り上げていますので、
今回、ポインターになるのは前回をUPした時点で決まっていました。
日付は替わりましたが、そのポインターを取り上げる日に、
ソガ隊員を演じた阿知波信介さんの訃報を聞こうとは何とも言えない偶然ですが、
心から御冥福をお祈りいたします…。


ウルトラ警備隊を演じた方々は、キリヤマ隊長役の中山昭二さんもすでに亡く、
アマギ隊員を演じた古谷敏さんが消息不明なので、
ダン役の森次さん、アンヌ役のひし美さんと、フルハシ役の毒蝮さんしか
「健在」ではなくなってしまいました。
これを機会に古谷敏さんが名乗り出てくれるとせめてもの慰めになるんですが…。

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ライバルは鋭く攻撃を仕掛ける!
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これも『ラブバッグ・モンテカルロ大爆走』に登場するライバルカーです。
ランチアのジゼルの方がハービーとラブラブになっちゃうんで、
こちらがメインの敵ですが、運転手もスマートなヒゲのキザ男と嫌みたっぷりです(笑)。

さて、この車、見た目はポルシェの917ですよね。
ポルシェの917と言えば、ルマン・レースで何度も優勝している名車で、
あのスティーブ・マックィーンの『栄光のルマン』でも、水色の917に乗っています。

さすが1作目からランボルギーニを出してきたこのシリーズだけはあって、
今回もスゴイ車を用意したものだと思っていたら、
なんと、これ、実はレーザー917という、ポルシェのレプリカだという話。

それでは、そのレーザー917とはどんな車かと言うと、
キットフォームで売られている車で、様式はいろいろあるようですが、
な、なんと、ワーゲンのビートルから改造できるキットも用意されているということ!
ということは、あの映画では、実はワーゲン同士がデッドヒートを繰り広げていたんでしょうか?(笑)
見た目はポルシェそっくりなんで映画的にはそれもアリでしょうね。
夢のない話ですが、ビートルがポルシェに勝てる訳もないし…。


ということで、ミニカー改造のベースはあっさりとポルシェの917にしました。
改造と言うより完全なリペイントです。
使ったのは「スーパーチャンピオン」とかいうフランス製のミニカー。
30年以上前に標準スケールながら200円という破格値で売ってたので何となく買って、
乱暴に遊び倒し、そのままジャンクと化していた個体です(笑)。


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ボディはプラ製だったので、ブルーだった上から茶色に塗りました。
カシメ止めだったので、取り外してウラ等の細かい部分を塗るわけにいかず、
所々下地が見えてます。それからストライプも少しウネってますが、
1/43の4重ストライプなんか、とてもいちいちマスキングして塗れないので、
そこも気にしてはいけません(爆笑)。


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今回の特写はこういう感じで…。
最後のトンネル内でのデッドヒートで、この直後、
ハービーは信じられないミラクルテクニックで917を見事抜き去ります。
レーザーのごとき鋭い攻撃を仕掛ける訳だから、完全に相手のお株を奪ってますね!(笑)。

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ジゼルは小粋なパリジェンヌ
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シリーズ第3作『ラブバッグ・モンテカルロ大爆走』に登場するランチアです。
最初は女性ドライバーが運転するただの車だったけど、
ハービーに見初められていろいろモーションかけられるうちに自我が芽生えて、
ついにはパリの街でハービーとラブラブになっちゃいます。

ハービーの自我っていつどうやって芽生えたのか謎ですよね。
1作目でテネシーがちらっと解明を試みてるけどはっきりしない。
そういう「東洋の神秘」的なものを匂わせておいて明確に語らないあたりが
ディズニーの巧さかも知れないけど、やはり気になります。
(私は観てないシリーズもあるので、どっかで解明してたら教えて下さい。 m(_ _)m )

この映画でジゼルにも自我が生まれ、
最新作で黄色いニュービートルもそうなってるので、
ひょっとしてハービーを介して、この自我は伝染していくんでしょうか?
やはりそのルーツが気になります。

今回のこのジゼル嬢、車種はランチア・スコーピオンというマイナー車で、
有名なランチア・(ベータ)・モンテカルロのアメリカ版とのこと。
だからこそこの映画に抜擢されたんでしょうが、
リトラクタブルライト装備というあたりも特殊です。

ミニカー改造のベースにしたのはソリドのランチア・ラリーで、
大まかな形は似てますが、違う車です。
これを作ったのはもう10年以上前で、当時はスコーピオンどころか、
モンテカルロさえもミニカーは見つかりませんでした。
そもそも『モデルカーズ』誌21号(1994)の「ラリー・ランチア特集」でも、
フラビアの後はストラトスで、モンテカルロがあったことすら触れられていません(泣
その後はラリーになってるので、仕方なくそのラリーをベース車に選んで作った訳です。
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最近、インターネットで本当のベース車についての情報を得られましたが、
まぁ、昔作ったこれは記念としてこのまま保存です。
ただ張り出したテールフィンだけは目障りなので、つい先日、金ノコで切り取りました。
そのため、下にお見せしているセーヌ河岸のデート特写では、
まだ張り出したテールのままですが、そこはどうか見逃して下さい(笑)。
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さて、この「ジゼル」という名前、女性名として魅力的に響きますが、
ヨーロッパで一番有名なのは、アダン作曲のバレエ「ジゼル」の主人公でしょう。
このジゼルは、恋人と信じていた男が仲良くなった娘の婚約者だったと知り、
ショック死して、墓場で夜な夜な踊る精霊ウィリーとなってしまう悲しい娘です。
ハービーから自我を授けられた映画のブルー・ジゼルも、
最新作ではもうハービーは心変わりしてるから、
どこか自動車の墓場で悲しいダンスを踊り続けているんでしょうか?
それはあまりにも可愛そうというものなんで、
どこかでハービーの帰りを待ってるんだったらいいけどなぁ…。

この~っ、ハービーの浮気者めぇ!(爆笑)


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ハービーにラブバッグ!
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今さら多言は必要とはしない「世界で一番有名なフォルクスワーゲン」こと、ハービーです。

1969年の映画『ラブバッグ』に登場以来、数多くの映画、TVに登場し、
昨年もシリーズ最新作『ハービー・機械仕掛けのキューピッド』が公開されたばかりです。

それだけ歴史のあるキャラクターだけにグッズも数多く登場していて、
左のリンク中の、らぶばぐさんは御自身の愛車もハービー仕様にされているほどの
専門コレクターさんだし、しらいしろうさんも数多くのコレクションをお持ちです。

そういう専門家の方々にはとても太刀打ちできない当方としては、
その隙間を縫うようなコレクションに走るしかないので(笑)、
あまり商品化されていないハービーシリーズの登場車を自作することにしました。

まぁ、そうは言っても主役くらいGETしないことにはお話になりません。
かつて出た名品、ポリトーイの分割モデルや、テクノの箱乗りモデルは、
20年前ですでに幻の品でしたが、なんとか手に入れたのがこのビテスの限定品です。
なんでもドイツのワーゲン博物館に飾られている仕様だそうで、ということはレプリカなのかな?
1990年頃に仕事で通ってた高田馬場の小さな模型屋に普通に売ってたので、
感激しつつ買ったモノですが、ちょうど新発売の時期に当たっていたんでしょうか…。
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このミニカーはサイドにHERBIEと大書きされてるのが気に入ってるんですが、
このハービーを主役にいろいろ作ったので、おいおいUPしていきましょう!
「ラブバッグ」っていうのは「愛のカブト虫」っていう直訳以外に、
スラングで「~にお熱」「~に夢中」って意味があるそうなので、
まさにこのキュートなハービーにピッタリですよね!


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あのバンは今!(w
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新しいところから、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカマシンセット。
戦隊シリーズのメカには車は少なからずあるんですが、
ロボに合体するパーツとして車を使うパターンが多く、
その場合は「ミニカ-」というジャンルじゃなくなっちゃう気がするんで
基本的には収集対象に入れていません。同じ理由でトランスフォーマーもパスしてます。
このデカマシンもロボのパーツですが、ロボ玩具とは別枠で
「ポピニカ」として発売されたので買ってみました。

左から黄色い照明車のパトアーマー、赤い高速車のパトストライカー、
青いヘリコプターのパトジャイラー、緑のトレーラーのパトレーラー、
そしてピンクの水陸両用車パトシグナーの5台がセットになっています。


isetta2.jpg

最初は主役のバンが乗るパトストライカーが目当てだったけど、
手に入れてからはピンクのパトシグナーが BMWのイセッタ(写真はホンウェルのミニカー)
みたいでお気に入りになってしまいました(笑)。
劇中のキャラとしてはウメコよりジャスミンの方が好きなんだけど、それはまぁ、オイトイテ(w

「好き」と言えば、バンの中の人(すません、役者に興味ないんで名前知りませんw)が
深キョンとつきあってるって、報道されてましたね~。
仮面ライダーデルタの中の人以来の逆タマになるかナマ暖かく見守りましょう(笑)。

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これも怪しいスーパーカー
supercarmain.jpg

アンダーソンメカのスーパーカーです。
これはサイズは9.5cmなんで、だいたい1/50スケール相当でしょうが、
ナゾのシロモノでメタル一体成形なんです。

supercarurakokuin.jpg

元々は右に写っているウラの画像の中心部みたいに真っ黒かったのを、
自分で塗装したんですが、左の写真に見えるようにMADE IN KOREAの刻印があります…。
版権マークはないんで、もしかしたらパチモンかもしれません。
実際のミニチュアよりはアオシマのプラモに似ているので、それを見て作ったのかも…。
なにせ出どころが例の「インターセプター」を持ってた業者なだけに
アヤシイことこの上無し!(笑)。

「コレまでに作られたスーパーカーアイテムの95%を持ってる」と
豪語している海外サイトのコレクションにも含まれていなかったから大珍品かも?



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