スピノザを読む
今、古典と戯れています、というよりも、新刊書にちょっと食傷気味のところがあるのかもしれません。さて、そんなときにはスピノザです。彼以外にいない。
『エティカ(エチカ)』はそのままユークリッド『原論』みたいですが、慣れればどうってことはありません。スピノザが「…ということにしておこう。」と定理してしまっているので、それにそって幾何学模様に遊ぶだけです。
そう。読む方が気にしたって仕方ありません。そういうことにしておけ。気にするな。そして、ぐいぐいと読み進みます。
一元的汎神論といわれたらやはりこの一冊でしょう。猛烈なカタルシスもあります。
最近、「本を読んだ」という読書経験の質が低下気味に思います。濫読気味なので、量は増えているのですが。そういうとき、心落ち着くのは、こういった書物たちだったりします。
T.D.
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