キューバの伝説的歌手…というと手垢のついた言葉になってしまうのが悔しいが、ベニー・モレ はそんな歌手で、その美声は途方もなく素晴らしい。人生に疲れたときに、彼の音に身を浸したい。ベニー・モレ
ノーベル文学賞受賞も噂される村上春樹村上龍 は、実は苗字以外の共通項はあまりないのだが、村上龍は、キューバを彼なりに「発見」したようだ。『新世界のビート 』は村上龍が見聞きしたキューバ音楽を纏めたものであったし、SMEの中にレーベルを作って、キューバ音楽の紹介などもしていた。

それがいささか遅きに失したとは言え、彼は紹介者としての役割は果たしたのだろう。特段、村上龍氏の愛読者ではないが「キューバ以前」と「キューバ以後」では作風も変化したように思える。キューバで人生が変わるのも、また風雅なものかもしれない。キューバの人々には高度資本主義社会にはない矜持に溢れているように思うから。新世界のビート
ハリケーン「アーネスト」がキューバにも上陸する模様。例年ならフィデル・カストロ議長が警戒を国民に呼びかけるところ、、、だが健康状態はどうなのだろう。去年の「カトリーナ」をすぐ想起してしまうが、災害が少ないことを、祈りたい。
ユリエスキー・グリエルがコロンビアで、エデゥアルド・パレと共に亡命したとの報道があった。まさかとは思うが、これも彼の判断、と思っていたらキューバの自宅から、ESPNのインタビューに電話で答えていた。

亡命など考えていない、北京オリンピックでの、金メダルと、次回WBCを狙いたい、とのコメント。まさかとは思ったが、安堵感が私を覆った。
フィデル・カストロ国家評議会議長 については、書くべきことが多すぎる。おいおい書き足して行きたい。

7月31日に腸の手術を受けて実弟、ラウル・カストロにその権限を委譲した件は、カストロ議長の健康問題が米国の関心事態でもあるために、否応無く注目が集まることになる。

かつてキューバの特産品であるシガーの禁煙を公表したりと健康には気を配り、10時間の長きにわたる議会での発言など、タフネス振りを見せ付けていたのだが、年齢的な問題もあるのだろう。無事を祈りたい。

カストロ議長
WBCは皮肉にもキューバと日本の対戦となった。キューバの負けても尚清々しい態度に素直に感銘を受けもした。グリエル

それにしても、至宝・リナレス の背番号10を背負うグリエル の存在感はどうしたことだろう。クローザー・大塚 の最後の1級を、とてつもないフルスイングで三振したとき、リナレスに続いて、キューバは破格の才能を得たのだと思わずにはいられない。

それにしても日本チームも良く優勝を勝ち取った。日本でも、キューバでも盛んな野球がWBCによって市場規模を拡大していくことを願う。

1959年の2月16日、革命軍のフィデル・カストロがキューバの首相に就任。

その後、歳月はキューバを翻弄・・・。孤独の楽園に光あれ、と、mi corazon。

キューバ音楽を代表するスーパーバンド。音楽に関して言葉を尽くして説明するのも虚しくなるものを感じる。チューチョ・バルデス 率いるイラケレに、今日も私は酔いしれる。

IRAKERE


私の中では世界一美しい、海岸線。キューバは、今もその美しさを保ったままだ。

ヴァラデーロ