三谷幸喜『ベッジ・パードン』 2011/7/16

三谷幸喜のお芝居『ベッジ・パードン』を観てきました。2011年7月6日(土)18時の回の立ち見です。

なぜか今回チケットを取り損ねていたのですが、評判があまりに良いので前日に電話予約にチャレンジし、当日券購入の整理番号64番を入手していました。

結局取れた立ち見席は1階の下手側の前から6番目。セットの上部は見え辛いものの、舞台には非常に近くて大満足の観劇でした。3時間という長丁場でしたが、60を過ぎた母も一緒に立って観劇してくれ、二人とも大満足の夜となりました。

最近の我が家では、もっぱら大泉洋の『水曜どうでしょう』で大笑いするのがリフレッシュ方法なので、彼を舞台で見れるというのもテンションが上がりました。三谷さんとの相性は抜群で、普段三谷さんのお芝居を見るときに感じる「ああ、本当はこの台詞笑えるんだろうな、惜しいな」というフラストレーションが一切無い!間の取り方が絶妙で、ことごとく笑える。

朝日新聞のコラムで三谷さんが『彼が十年早く、もしくは僕が十年遅く生まれていれば、きっとどこかで出会って一緒に劇団を作っていたような気がしてならない』と書いていましたが、それくらい大泉洋は三谷さんの脚本を文句なしの巧みさでお芝居にしていました。お見事です。ちょっと見直した(笑)

もちろん、主役の野村萬斎さんが、後の夏目漱石を憂いある演技で魅せてくれたのも大きかったですし、浅野和之さんの七変化ならぬ、11変化の演じ分けも素晴らしかった!

以下、ネタばれしています。ご注意を。

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舞台は1900年のロンドン。夏目漱石の留学時代のお話です。

私自身もイギリスに暮らしていたことがあるので、漱石の体験したカルチャーショックや外国で暮らすことのもどかしさや、英語が喋れないことのコンプレックスなど、辛い気持ちがよくわかります。イギリスって冬はすぐに夜になってしまうし、食事はおいしくないし、私にとっても憂鬱な思い出が多々あります。

当時、「あの夏目漱石でもノイローゼになったんだから、私が落ち込むのも当然だわ」と自分を励ましていました。なので、今回のこのお芝居、自分に重なるシーンがたくさんありました。

と書くと、なんだか暗いお話だったように聞こえますが、基本的には笑えるコメディーです。

出しても出しても妻からは手紙が返ってこない。唯一コンプレックスを感じずに英語で話せる相手、メイドのアニーに身の回りの世話をしてもらう内に芽生える恋。そのアニーの弟によって巻き起こされるトラブルから、若干ドタバタなストーリーになりますが、そこは萬斎さんの存在感で、しっかりとした軸のあるお芝居に仕上がっていました。アニーの死によって、小説を書き始めるエンディングでは、萬斎さんが、正に私たちがよく知るあの写真の夏目漱石の顔に重なり、なんというか、上等なお芝居を見させてもらったなぁと思いました。


大泉洋演じる惣太郎が、日本人同士でも英語で喋らないとオレのように英語が上手くはならないぞ、と言ってずっと英語で押し通すその裏に、実は秋田弁しか話せないコンプレックスが隠れていたのですが、これも大泉洋ならではの訛りの上手さで会場は大爆笑。日本語になると途端にキャラまで弱気な男に変わるのがまた可笑しかったですね。

漱石が、イギリス人の顔が皆同じに見えるんだ、と嘆くシーン。ああ、確かに外国人の顔ってみんな同じに見えてしまうんだよねぇ、と思ったのもつかの間、実は浅野さんがおひとりで脇役10人(と1匹)を演じ分けているので、同じ顔なの当たり前!という事実に気付き、会場はまた大爆笑。こういうのがお芝居ならではの面白さですね。

それにしても浅野さん、本当に巧みに演じ分けてらして、あっぱれとしか言いようがありません。年齢も、職業も、性別も違う様々なイギリス人を、実にイギリス人っぽく演じてらっしゃいました。一番笑えたキャラはやっぱり、銀行強盗を企む「弾丸ロス」ですが、個人的にはビクトリア女王が激似で衝撃的でした!肖像画のまんま!

浅野和之さんは、三谷さんが一番信頼している役者さんなんだと以前コラムに書かれていましたが、それが初めて納得できたお芝居でした。正直言って、映画『マジック・アワー』のデラ富樫(本物のほう)とか、いまいちだなぁと思っていたので。スクリーンで見るよりも、舞台上で本領を発揮なさる役者さんなのでしょう。

この『ベッジ・パードン』、今まで見た三谷さんのお芝居の中で群を抜いて良かったです。役者が5人しかいないから、お得意の群像劇にはなり得ず、主役はあくまでも野村萬斎さん。三谷さんにしては結構珍しい。しかも初のラブストーリー。パンフレットにご自身で『初』と書かれているからそうなんでしょう。『彦馬がゆく』もラブストーリーだと私は思うけれど。

ちなみにタイトルは、アニーがコックニー訛りな為に「アイ・ベッグ・ユア・パードン?」が「ベッジ・パードン」と漱石に聞こえたことから、ニックネームをベッジ・パードンとした、という本当のエピソードから来ています。


お芝居を観終わってから気づいたのですが、大家さんの旦那さんの方が、ペットの犬(ミスター・ジャック)の死をきっかけに家を出て行ってしまうのすが、そういえば三谷家もペットの猫の死のすぐ後に奥様が出て行かれましたよね。それが離婚のキッカケでは無いとは思いますが、なんだか切ない気持になりました。

今回のお芝居には、気持ちというのは、言葉にしないと伝わらないんだよ、というメッセージも込めてあるとラジオでも仰ってました。大家さんの奥様のほうが、アニーを「叱ってないときは褒めてるつもりでしたよ」という台詞があったのですが、もちろんその気持ちは伝わっておらず、最後に初めて感謝の気持ちを述べるのですが、夫婦間でも似たようなことあるよなぁと思ったのでした。私も、ちゃんと言葉にして感謝の気持ち、伝えよう。

なんだか久しぶりに長い記事を書きました。読んで下さった方、ありがとう!またお芝居の情報を収集して、面白いもの観に行くぞ。

『ベッジ・パードン』の公演は7月31日まで。当日券、ぜひチャレンジを!詳細は↓。
http://www.siscompany.com/03produce/33bedge/index.htm

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観劇と読書の日々

まただいぶ時間が経ってしまいました。

おかげさまで元気にしております。

最近は通勤電車の中での読書が楽しく、読書家の友人たちのオススメを買ったり借りたりしながら楽しんでいます。

最近面白かったミステリーは、歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』。
読書家の友人のススメで読み始めましたが、作家の仕掛けたトリックにまんまとハマり、
終盤で、おぉーーー騙された!と叫んでしまいました。

最初はチープな感じがするのですが、それもまた作家の仕掛ける罠なので、ぐっとこらえて読み進めてください。
絶対あなたも騙されます(笑)

一番最近読み終えたのは、これまた別の読書家の友人オススメの藤谷治の『船に乗れ!』。一気に3冊読み終えました。

チェロを学ぶ青年の、青春の日々を描いたお話ですが、
大人になった主人公の目線が要所要所に現れ、本当は振り返りたくない過去
だということが読者に示されるので、大人が読んで面白い青春小説と言えます。

彼が結局音楽家として決して成功しなかったと分かりつつ読み進めるので、
なんとも言えない切なさのある小説です。

若いひと独特のプライドの高さと一途さとを非常に繊細に描いていて、
思わず、普段は忘れている若き日々の自分の失敗の数々を思い出し、恥ずかしさでいっぱいになりました。
誰でも通ってきている青春の日々は、明るい未来を信じていた純粋な思いと、
忘れたいような失敗がごちゃまぜになった日々なんですね。

クラシックは全く知識がない私でも楽しめました。
音楽の小説だからと敬遠している方がいたら、損してます。

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最近はライブよりもっぱらお芝居を観にってる私。

三谷幸喜の『国民の映画』は山下公園近くにできたKAATという劇場で、
伊東四朗と三宅裕司の、『伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演 こんにちは赤ちゃん』は
赤坂ACTシアターで見てきました。

三谷さんの『国民の映画』は、ナチスをテーマにしたシリアスもの。
もちろん笑いもあるのですが、やはりテーマがテーマだけに重かった。
こういうシリアスなお芝居もやるんですよね、三谷さん。
どうもTVに出られるご本人のイメージと、彼の撮る映画のイメージで、
コメディーというか、おちゃらけたイメージがあるので損してます。

ナチスドイツの宣伝担当大臣ゲッベルスという実在の人物を中心としたお話で、
大臣に取り入って映画に出ようとする俳優たちのお話。
でも実は肝となるのは、執事との関係。彼が実はユダヤ人だということが
突然発覚することでお芝居が急展開するのでした。

地味な役どころかと思いきや実は一番重要、というその役を
劇団仲間である小林隆さんに演じさせるところに、三谷さんの愛を感じました。

現実にの人生には脇役は無いんだ、皆れぞれが人生の主役なんだ、
という三谷さんの基本姿勢は今回のお芝居にもありました。

ゲッベルスがどの時点で狂気に傾いていったのかが、イマイチつかめず少々消化不良。
私の読解力不足だとは思いますが。


一方で、先日見たばかりの『こんにちは赤ちゃん』は、ひたすら笑えるコメディーでした。
ストーリーは説明しても意味がないので割愛(笑)
関西のお笑いとはまたちょっと違う、関東のお笑いを存分に楽しませてくれました。
お客さんの年齢層は見たところ50代から60代で、母と一緒に行ったのでちょうど良かったです。

三宅さんが伊東さんをいじりまくっていて、年上の先輩にそんな突っ込みいれていいのかしら、
と心配になるほど。コント赤信号の3人も久々に勢ぞろい。
懐かしのギャグも織り交ぜて笑わせてくれました。

そしてなんといっても贅沢なのが真矢みきのショータイム!
TVのテーマソングやCM曲を、あたかも宝塚の舞台かのように歌いあげる真矢みき。

大真面目に歌ってる内容が、御仏壇のはせがわ~、とか、お線香の青雲の曲とか、
あるいはいいとものOP曲や、徹子の部屋のテーマなどですから、お客さん大爆笑。
コメディエンヌセンスが抜群でした!
最後はほろりとさせる演技も素晴らしい。
本当に楽しいひとときでした。


といった感じで、音楽以外の世界を満喫しております。

またしばらく更新が滞ると思いますが、近況報告はmixiやfacebookでしておりますので、
もし宜しければそちらで繋がって下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。

KYO@シュレネコ

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ちょっと早いけど2010年を振り返る!

最近ほとんど記事が書けていませんが、ほんの少し振り返ってみようと思います。

今年嬉しかったことは、やっぱり植村花菜ちゃんが売れたことでしょう。
FM802から始まって、フジテレビなど民放、そしてNHKと、着々とTVやラジオで
フルに歌わせて貰い、いよいよ年末は紅白です。
昔から応援しているアーティストが紅白出演決定は、初めてのこと。
ワクワクします。一発屋的に扱われるのはもう仕方のないこと。
紅白後どれだけ本物のファンが増やせるか。彼女のがんばりに期待です。
大丈夫。きっと彼女なら地道にライブ活動してくれると思います。
引き続き応援しますよ!

ブレイクと言えば、サカナクションも大いに飛躍した1年でした。
武道館ライブはもちろん参加してきましたよ。
映像も綺麗だったし、踊りまくりで楽しんできました。
サカナはオリジナリティのあるバンドだし、演奏技術が非常に高いので
きっと来年以降も確実にファンを増やすことでしょう。
見守りますよ、引き続き!

さて、ライブと言えば我が家の一大イベントはMINAMI WHEEL。
今年も夫婦揃って参加してきました。
私は1日しか参加できませんでしたが、しっかり満喫してきました。
印象に残ったアーティストは、井上ヤスオバーガーと奥村兄弟の2組。
また来年も元気に過ごしてミナホに参加できるといいなぁ。

さて、最後にスムルースのお話。
新曲『Beautiful Girl』に、大きな大きなタイアップがつきました。
K-Paletteのアイライナー(リアルラスティングアイライナー24hWP)
1 DAY TATTOOを買うと無料でCDがついてきます。というか、CDとして
CDショップには売っておらず、アイライナー買わないと手に入りません。

家の近所のドラッグストアでも普通に買うことができたので正直驚きました。
これで来年発売のアルバムがどーんと売れてくれたら嬉しいなぁ。
ツアーも成功しますように!渋谷は代官山UNITです。大阪はBIGCAT。
どちらもソールドアウトしちゃうかも!とワクワクしています。

ちなみにPVには、この商品のキャンペーンガール武智志穂さんと、
麒麟の田村君が出演しています。田村君はタクシードライバーがよくお似合い。
ストーリー仕立てでかなり良いPVですよ。
こちらもドラッグストアなどで流れるようなので要チェックです。
特設サイトはこちら!
http://inumani.chu.jp/cheer/cp2010.html


という訳で、今年も音楽三昧な1年でした。
更新頻度は低いですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

以上、KYOでした。

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4年後を楽しみに。

完全なにわかファンですが、今回のワールドカップ南アフリカ大会は大いに楽しませてもらいました。前評判が悪かったせいで、始まってからの快進撃がより大きな驚きと喜びに繋がったW杯でしたね。

W杯と言えば、日韓共同開催された8年前、運良く2試合分のチケットを手に入れることができ、神戸と横浜で観戦したことを思い出します。日本戦ではありませんでしたが、お祭り気分で大いに楽しみました。

そもそもあまりスポーツ観戦しない私は、サッカーのルールをその当時初めて学びました。実は今でもオフサイドなどはいまいちピンときませんが、ともかく、W杯は盛り上がっておこうといった感じで今回も日本戦は4戦ともテレビで観戦しました。

デンマーク戦は午前4時半に起きたので後半戦からとなりましたが、サッカーであれほど興奮したのは初めての経験でした。


本田の凄さはにわかファンな私にもよく分かりましたし、その後の海外の報道での高評価を知って更に興奮しました。決勝Tに進めたのは、決してまぐれではなく実力だったのだと誇らしくなりました。
長友はすばしっこくスタミナ満点のプレー、中澤のカラダを張ったディフェンス、闘莉王のヘディングは力強かった。川島もよくセーブしてました。その他の選手達も、世界に通用するプレーができると証明してくれてました。

今回、テレビで見ているだけで、代表メンバー達が、スタッフを含めて非常によいチームなのだと感じられました。ゴールを決めたらベンチのメンバー、スタッフに駆け寄り抱き合って喜びを表現。PK戦の前には全員で円陣を組んでました。一体感があるとこんなに強くれるんですね。なんだかいいもの見せてもらいました。

「チームがひとつになる」これがいかに難しいことか。W杯本戦前に4試合立て続けに負けたから結束力が高まった、とか言われてますが、負けてバラバラになるチームだって多いはず。岡田監督はどうやってチームをひとつにしたんでしょうか。そこが知りたい。


4年後のブラジルでのワールドカップに、今回の代表メンバーの何人が選抜されるんでしょうか。数人いるかいないか。それを思うと胸が詰まります。


どうか次回のワールドカップも、今回のようにひとつに団結した日本代表のチーム力をまた見せて欲しい。


ワールドカップが終わっても、サッカーの試合、見ていきたいなと思いました。にわかファンから、ほんの少しだけ「ファン」に近付いて、4年後を迎えられたらいいかなと思ってます。


サムライブルーに感謝。勇気や希望を本当にありがとう。


以上、KYOでした。

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カラーボトル『メッセージ イン ア ボトル』について

最近あまり更新していないブログですが、このアルバムについては書いておこうかと思います。


カラーボトルと言えば、熱いライブ。去年のMINAMI WHEELのライブはいまだに熱気を思い起こせるほどいいライブでした。

ブログには書いてませんが、スムルースとの対バンがあった3月のライブ(渋谷クラブクアトロ)も行ってきたのですが、いつも時が経つのを忘れてしまい、「次の曲で最後です」と言われると本当にびっくりします。そんな感じでちょこちょこライブは行ってるのですが、CDとなると、シングルは一枚も持ってないんですね。それでファンと言えるのかどうか分かりませんが、先週6月2日に発売になったばかりのアルバム『メッセージ イン ア ボトル』はここ1週間毎日聴いています。

彼らのアルバムはインディーズ時代から質が高いと思ってましたが、今回のも抜群です。3rdシングルから最新の7thシングルまで5曲もシングルが入ってますから、コアなファンはひょっとすると新曲が少ないアルバムだと不満に思うのかもしれませんが、これからカラーボトルを知る人には持ってこいのアルバムなんじゃないでしょうか。

個人的に特にオススメなのは、『合鍵』と『もしも雨に』あたり。やはり切ない系の歌を歌わせると竹森君の良さが倍増します。

視聴はこちら


『青い花』は「キャシャーン sins」の主題歌だったので、ご存知の方も多いかも。非常にキャッチーな1曲。竹森君の力強さも感じられます。

1曲目の『ゼロになって』も勢いがあって非常に格好いいです。CDショップで視聴するお客さんを意識してるとしたら、大正解じゃないかと思います。

個人的な意見ですが、試聴機で最初から最後までじっくり聴く人って少ないのではないかと思うので、最初にどの曲を持ってくるかって、このご時世とても大事だと思います。

『メッセージ』は一番カラーボトルらしい曲かもしれません。勇気とかファイトが湧き起る曲です。『虹』も同じく、おなかからチカラが湧いてくる感じの曲です。

ちなみに、ユーモアセンスも抜群のカラーボトル。前作の『ぐっと・ミュージック』に収録されている『パン屋さん』はかなり楽しい曲で、とても気に入っています。今回はそういう曲がないのがちょっと残念かも。

只今ツアーの真っ最中ですが、8/29(日)のZepp Sendaiでのワンマンも気になります。今後ますます大きな会場でライブするようになるんでしょうね。

サカナクションが武道館決定しましたが、カラーボトルにも是非更なる上のステージを目指して欲しいです。応援しています!

by KYO

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植村花菜 『トイレの神様』 について

植村花菜が、ブレイクの予感です。

発売されたばかりのアルバム「わたしのかけらたち」収録の
『トイレの神様』がラジオや有線でかかりまくってるようです。

タイトルからは想像できないですが、泣ける1曲です。
公式サイトでPVがフル視聴できます。こちら↓。ページの下のほうにあります。

http://www.clearsky.co.jp/kana/info.php#0331

トイレには綺麗な女神様がいて、トイレをピカピカにすると女神様のようにべっぴんさんになれるんやで、と教えてくれるおばあちゃん。
べっぴんさんになりたくて、素直に、一生懸命掃除する女の子。
その後成長とともに反抗期に入り、家を飛び出し、上京。
病いでやせ細ったおばあちゃんとの、病院での再会。そして、死。

約10分という長編ですが、映像が浮かんでくる曲なので思わず聞き入ってしまいます。
さだまさし的な感じと言えば伝わるでしょうか。

ストーリーを追っていくうちに、じんわり泣けてきて、最後にちゃんとあったかい気持ちになれる。
この曲聞いたら、おばあちゃん孝行しなくちゃ、と思えます。
初めて聞いたとき、思わずおばあちゃんに電話しちゃいましたよ。

植村花菜ちゃんの明るさと、芯の強さがよく表れていて、勇気がもらえる1曲です。

以前アンジェラアキがTVで、植村花菜ちゃんと仲がいいと話していましたが、
分かる気がします。雰囲気が似てるし、笑いのツボとかが似てそう。

お笑いが大好きな彼女は、実は友近とも仲が良いとブログに書いてました。
一緒にご飯食べたと書いてありましたが、このふたりの間にも笑いが絶えないに違いない。

要するに私が言いたいのは、あの見た目からはちょっと想像しづらいけれど、
女性からも好感持てるキャラクターなんですよー、ということ。
女性ボーカルは苦手、という女性にもぜひ聞いてほしいアーティストです。

ライブ行くと男性ファンばっかりで若干居心地悪いですけど(笑)
この曲を機にブレイクしてくれたら女性ファンも増えるのではと期待しています。

ちなみにこの曲をフルで流したFM802のヒロTさん、さすがですよね。
確か生で弾き語りさせてくれてたはず。
よくラジオでこんな長い曲流しましたよね。勇気あるなぁ。さすがヒロTさん!
今年のNEW BREEZEでは花菜ちゃんがトリでしょうね、きっと。

これからも恐らく注目を集めるであろう植村花菜ちゃん。みなさん、要チェック。

以上、KYOでした。

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スムルース LIVE TOUR 2009『WALK』@横浜BAYSIS 11/8

今回はアルバムを買うのも遅れてしまったし、チケットも直前に買ったのですが、やっぱり行ってきて良かった!

スムルースのライブは、お笑いライブ並みに笑えるし、あったかいし、泣けるし、踊れる。なんでもアリのエンターテイメントです。

徳田くんがとっても上手に年をとってるので、こういうライブが可能なんだと思います。
自分で「精神的ボンボン」って言ってましたが、あんな風に育ててくれたご両親やお姉さま達に感謝の気持ちでいっぱいになりました。(ちなみに、お金持ちという意味のボンボンではなく、愛情たっぷりに育ててくれたって意味だそうです)

「プロのミュージシャンです!」ってしょっぱなに言ってたの笑いましたね。最近はそう言わないと誤解されるらしい(笑)確かに「お笑いにしか見えなかった!」って感想をネットで読んだことあります。

横浜ということで、先日の横浜スタジアムでの始球式の話をしてくれました。ふわふわっとしたボールになってしまったらしくて、そのふわーっとしたボールの動きをでたらめなフランス語で表現してました。器用だなー。で、自らその投球を「パリの休日」と名付けてました。香川から駆け付けたお父様が結局ビデオの操作に手間取ってるうちに、息子の投球を見逃してしまった話でオチもついて、トークも上手過ぎです。お笑いでも食べて行けるんじゃないの、徳田くん(笑)


さて、ライブ自体の感想ですが、セットリストが半端なく良かった!これはスタッフさんが事前にブログでそう言ってたので期待してたんですが、その期待を大きく超えるラインナップ。行って良かったー。家族とか、友達とか、大事にしたいな、という思いが募る曲がうまいこと並べてありましたね。うん、本当に良かった。久しぶりに聴けてうれしかった曲もたくさんありましたし!


ところで今回のライブで、フェイクMCっていう遊びがあるんですが、今回はなんと徳田くんのお母様にちょっとしたドッキリを仕掛けました。ステージ上から徳田くんが、小泉くんの使ってお母様に電話します。

「あ、オレオレ」

から始まったもんだから、お母様「オレオレ詐欺」かと怪しまれてました。(「オレオレ、憲治」って言ったとき、普段の徳田くんが垣間見れてファンとしては面白かったです。)

で、このやり取りが会場にスピーカー通して流れているわけですが、お客さんはその間、静かに息をひそめているように頼まれてまして、もう笑うのをこらえるのに必死でした。お母さん、面白いんですものー。で、徳田くんはその様子をずっとビデオに撮ってるんです。後で自分で編集してアップするんだそうで。

で、途中でようやくネタばれして、会場から電話してるとバラすと、お母様とっても恥ずかしそうに笑われてました。みんなに聞かれてると知らずに息子と会話してたわけですからねー。お父様からなんと呼ばれているか、とか答えてたわけですし。徳田くんは今、お母様がお父様になんと呼ばれてるかが思い出せず、質問してみたのでしたが、お母様は「え、昔?○○(旧姓)さん...」と照れながら答えてらっしゃいました。独身時代、名字で呼ばれてたんですね。なんか初々しくてすてき~。でもそれをファンのみんなに聞かれたと思ったら恥ずかしいですよね(笑)かわいそー。

そして、ネタばれした後は、お母様とお客さんとでコール&レスポンス(笑)

お母様 「ロッケンロール!」
お客さん「イエーイ!!」
とか

お母様 「またスムルースのライブに来てくれるかな?」
お客さん 「いいともーー!」
とか。

もちろん徳田くんが言わせてるんですけど、動画になるときはその指示はカットするので、お母様が自らコール&レスポンスしてる感じになるわけです。面白すぎー。こういう遊び心満載なのでモモダチクラブはやめられません!
(実は私、最近アクセス頻度が下がってたんですが、この企画の存在をお友達に教えてもらって、再びヘビーにアクセスしています。教えてくれてありがとー!)

で、最後に徳田くんが「スムルース、売れるかな?」と質問したら、
「売れるともーーー!」とお母様!

なんて可愛いんでしょー!もうこんなお母様だから、あんなにあったかい徳田くんが育ったわけですね。もうライブ会場があったかーい空気に包まれて、とっても幸せな気持ちになりました。

そうでなくても今回は「ともだちファミリーレストラン」とか「ポカポカ」とかあったかーい曲が多かったので、もう幸せ気分いっぱいでした。

さて、今回私はひとりで参加してきたんですが、前から6列目くらいに位置取りしまして、若い子に混ざってジャンプしまくってきました。恥ずかしさとか、もう捨てました(笑)
楽しんだもん勝ちですよ、ライブは。「よくあるラブソング」とか「祝福の紙吹雪」とか、もう思い切りストレス発散してきました!「バカバカしくなれたら」の振り付けも楽しかったですねー。ちゃんと練習させてくれるので、初めてでも大丈夫。ああ楽しかった。

2時間半ほどのライブだったでしょうか。大満足です。

渋谷のO-EASTでのワンマンは平日ですが、なんとか都合をつけて参加したいと思います。

徳田くんは、超能力の持ち主で(笑)、お客さんの吐き出したストレスを受け止めて、おにぎりみたいに丸めて、素敵なものにしてお返ししてくれるんだそうです。でも、ほんとにそういうライブですよ。幸せになれます。おすすめ!みなさんも、ぜひ!

以上、KYOでした。

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MINAMI WHEEL 2009~3日目~

ミナホ最終日は雨の中スタートとなりました。2004年から毎年参加してますが、雨は初めてかも。雨にメゲて当初組んでた予定を所々変更しながら動き回ることに。

結局トップバッターの宝美から、SUNABA、AFNICA、さかいゆうまでずっと鰻谷sunsuiにいました。

この日のお目当てはSUNABAさかいゆう。SUNABAはNew Breezeに出演したからか大阪でも人気ありますね。ゆる~い空気が心地よくて、ライブ後は昔のアルバムを買わせてもらいました。メンバーさんにサインも頂き、少しだけお話も出来ました。ありがとうございました!

SUNABAは演奏が上手くて、男女ツインボーカルのハモりが抜群。MCがゆるゆるなのも魅力かな。癒されるし、勇気がもらえます。おすすめ。

さかいゆうは今最も注目度の高い歌い手なので、当然ながら入場規制。ぎゅうぎゅうに詰め込まれ、前から5列目位でしたが意外にも男性客が多くて私の背丈ではさかいゆう君の顔は見えず。でもsunsuiの雰囲気にバッチリはまり、上質な時間を過ごせました。久しぶりにやりますと言ってMidnight U...をやってくれたのは嬉しかったなあ。最後はストーリーで締め。FM802で10月のヘビーローテーションなのでみんな一緒に歌ってました。楽しかった!

この枠は番組おすすめZONEだったので、Radio MasterのDJ中島ヒロトさんが会場後ろで司会&DJをやってました。流石の選曲で待ち時間も楽しかったです。来年もおすすめZone枠は継続して欲しいですね。

その後はRUIDOに移動し、DOOKIE FESTA。チームワークが良くていいバンドなんだよなあ。勿論演奏はみんな巧いし、ボーカルさんはルックスもよし。気持ちも熱いし。こういうバンド大好き。売れて欲しいなあ。カラボとかせきずいが好きな方におすすめです。

次はほんとは空中ループの予定でしたが、西エリアまで移動する気力がなくて、MUSEにてghostnoteとセカイイチを見てきました。

セカイイチ、ず~っと前から気になってたバンドで、何度も試聴しては買うに至らなかったんですが、やっと出会えました!最高に楽しかった!ファンも多く集まってて入場規制になってました。

ミナホは基本的にアンコール禁止になってるらしくて、みんなでかなり長いこと拍手でアンコールを求めてたんですが、結局なし。でもボーカルさんがアコギ一本持って出てきて、『とっとと帰って下さい!』と笑いをとってから『ありがとう~~』とひと言弾き語って帰っていきました。その心意気か嬉しかった~。惚れました!下北ラウンドアップまでに楽曲勉強しておかなきゃ!

以上で2009年のミナミ・ホイールレポは終了です。大変大変楽しい3日間でした。それではまた来年~!

以上、KYOでした。

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