カテゴリーを何にしようか迷った。
レストランじゃないし、カフェじゃないし、
カレーやでもないし、カレー居酒屋?
店主は元プロボクサーで、パンチ・ドランカーではなく、
スパイス・ドランカーを自称しているようだ。
開店当時はコースメニューだけだったようだが、
現在はアラカルトでやってると聞いて遠征してみた。
スパイス料理と日本酒の店である。
ボクシングとインド料理には目がない私であるから、
この組み合わせにはそそられるわぁ。
住 所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-3-7
沼田ビル3F
電 話:不明(たぶん非公開)
最寄駅:JR京浜東北線等 関内駅
<食したメニュー>
ホタルイカと春菊のマヨネーズソース和え 700円、
いなだのパコーラ 700円、燗の日本酒 不明、
ゴビマサラ 300円、和牛のアチャール 700円。
<店内の雰囲気>
カウンターのみ8席。
店主のワンオペなのでかなり忙しそう。
日本酒の一升瓶が並んでおり、
やはり日本酒バーで良かったかと思う。
スパイスの効いたインド料理に繊細な日本酒が、
合うとは思えないけど。まぁインド料理じゃないし。
<感想と評価>
まず最初に断っておくが・・・
もしこの店がインド料理とうたっているなら、
辛口の批評をしてしまうのだが、スパイス・ドランカーなので、
どうしてもというところ以外は通常の感想である。
また(どうでもいい事だが)店主がイケメンであったなら、
評価2割増になったと言う事も付け加えておく(いらんけど)。
まずこの日本酒「にいだしぜんしゅ」と
ホタルイカと春菊の和え物が提供された。
オーク樽で貯蔵したからか薄茶色。
辛いのか?と思ったら赤いのはパプリカパウダー。
マヨネーズで和えてあるので春菊の香りや味は、
あまり感じられなかった。いい意味で消されている。
いなだのパコーラ。カレーの下味が付いているので、
そのまま食べても美味しかった。
カレーの実力を見極めるためにカリフラワーのカレーを注文。
通常であればマスタードシードは使わないと思うのと、
玉ねぎの炒め方が浅いのであるが、インド料理ではないので、
問題なく美味しかった。白いご飯と食べたかった。
和牛のアチャールである。思いっきり突っこみたい!
アチャールと言うのはインドのピクルスである。
つまりは漬物だ。通常は青いマンゴーだったり、
玉ねぎだったり、人参だったりアムラーと言う果実だったり。
肉を使う事はない(ましてや牛肉)。
味付けは若干酸味があったので、これをアチャール風の
味付けだと言いたいのだと思われるが・・・。
店主はインド料理店で働いていたと言う(エリックサウス)ので、
アチャールを知らないわけではあるまい。
ついでにもう一つ、白子のアチャールと言うのもあったが、
こちらもアチャールではないだろうと想像する。
隣の方が飲んでいた「流煇(るか)」。
アルコール度数9%と低目。ピンク色で酸味があって
フルーティでカクテルっぽい味わい。美味しいわ。
しつこいようだが、これでインド料理と言うのなら、
否定的な感想になるのだが、
日本酒に合うスパイスの効いたおつまみを出す店なら、
アリだと思う。
場所も遠いので再訪する事があるかどうかはわからないが、
店主とボクシングやインドの話をしてみたらどうか?
評価は◎(まぁアリ。)
(3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)
■お断り■
味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
同意見・反対意見など、あると思いますが、
あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
気にしないでください。あしからず。