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乳癌の進行は「ステージ(病期)」で表される。
癌が乳腺の中でどの程度広がっているか、
しこりの大きさ、乳腺領域内のリンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によって、
以下の臨床病期(ステージ)に分類される。
<ステージ>
NX :評価不能
N0 :癌が発生した乳腺の中に留まっている極めて早期の乳癌で、
「非浸潤(ひしんじゅん)癌」。腋の下のリンパ節には転移していない。
NⅠ :同側腋又はリンパ節に可動性のあるリンパ節を認める。
NⅡa:同側腋又はリンパ節に固定したリンパ節を認める。
NⅡb:胸骨傍リンパ節のみ認める。
NⅢa:同側鎖骨下リンパ節を認める。
NⅢb:同側腋又はリンパ節と胸骨傍リンパ節を認める。
NⅢc:同側鎖骨上リンパ節を認める。
NⅣ :遠隔臓器に転移している場合。乳癌の転移しやすい臓器は骨、肺、肝臓、脳など。
<しこりの大きさの判断基準>
TX :評価j不能
Tis :非浸潤癌又は腫瘤のないパシェット病の状態
T0 :腫瘤が触診や画像診断で確認できないもの(しこりが無い)
T1mic:組織学的浸潤径が0.1Cm以下
T1 :2.0Cm以下
T2 :2.1~5Cm
T3 :5.1Cm以上
T4a:大きさに関係なく、胸壁(助骨、胸骨、助間筋、前鋸骨)に固定している状態
T4b:大きさに関係なく皮膚の浮腫、潰瘍が生じている状態
T4c:T4a、T4bともに生じている状態
T4d:炎症性乳癌
女性のがん心のケア― 乳がん・子宮がん・卵巣がん・大腸がん (名医の診察室) | |
大西 秀樹 | |
土屋書店 |
私の場合、最初の婦人科の医師による触診では分からず、
超音波検査の映像で悪性らしき影が認められたのだった。
その検査結果を見た上での主治医のT先生(外科)の触診でも、
極めて判かりにくいとの診断であった。
つまり医師が触っても分からないほど、
しこりが微妙だったのである。
実は左側の上部と言う位置を聞いて・・心当たりがあった。
私はいつも自分で触って検査しているわけではないのだが
昨年の夏ごろ「あれっ?」と思う事があった。
ただ場所が場所だっただけに勘違いかもしれないと思ったのだった。
そこで詳しい検査が必要との診断が出て、
再度帰国し乳腺専門科のある大学病院での検査となった。
すぐに入院して手術・・・と言う話ではなかったので、
重篤な状態ではないと自分でも分かっていた。
なにせ癌は二度目なもので・・・。
マンモグラフィ、細胞診(生検)、超音波検査、MRI検査 の結果が出た。
やはり・・・左側から採取した細胞に癌細胞が認められたのだった。
今後は骨やリンパ節への転移がないかの検査とCT検査、
手術は全身麻酔で行われるため、心電図や他の臓器の検査が行われる。
肝心の手術日であるが・・・な・・・なんと
2月22日と言う事だ。あれまっ1ヶ月も先である。
ここからも解る通り・・・切羽つまった状態ではないと言う事だろう。
一刻を争う状態となれば、即入院であろうから。
名医と言われるその道の専門医が何度触診しても、
「判りづらい・・・。」と言うのだから、
大したことがないのだと信じたい。
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