2007年の作品で大都会ムンバイに住んでいる、
9人の男女の恋愛物語、男女9人夏物語みたいな・・・。
ちょっと違うか。
同時進行で4組の男女の愛が絡み合いながら、
進んで行くのだが、イルファン・カーンも
出番は少ないけど出演している。
<ストーリー>
ラフル(シャーマン・ジョシ)は、
ムンバイのコールセンターで働いているが、
昇進目的で社内の数人の上司の浮気の為に、
眺めの良い自分の部屋を貸している。
同僚のネハ(カンガナ・ラナウート)に気があるが、
ネハは直属の上司ランジート(KKメノン)と
2年間も不倫関係にある。
そのネハはシュルティ(コンコナ・セン・シャルマ)と
ルームシェアをしているが、シュルティはランジートの
妻シカ(シルパ・シェッティ)の妹だった。
ランジートとシカは結婚9年目で6歳の娘がいるが、
シカは結婚の為にキャリアを犠牲にした事に不満を持っている。
当然、ランジートとは上手くいっていない。
シュルティはラジオ局で働いているが、
28歳で結婚を切望しており婚活サイトを通じて、
モンティ(イルファン・カーン)と会うがピンと来なかった。
実はDJのリシに気があり上司の勧めでリシとデートをするが、
なかなか進展しない。ある日、リシの家を訪ね、
リシが上司とベッドにいるのを目撃してしまう。
リシはゲイだった。
ある日、シカとシュルティの母シヴァニ(ナフィサ・アリ)の元に
一通の手紙が届く。差出人はシカのダンス教師でもあったアモル
(ダルメンドラ)だった。70歳になった彼は病気で、
余命いくばくもないため初恋のシヴァニに逢いに、
40年ぶりにインドへ戻って来ると言う内容だった。
シカは町で出会った役者のアーカッシュの芝居を、
観に行くようになり惹かれて行く。
ラフルは部屋に忘れられていた携帯電話をランジートに届ける。
それがネハの物だったと知りショックを受け、
コールガールを部屋に連れ込む。
その日ラフルの部屋では、ネハがランジートと逢っており、
ネハは自分たちの将来について聞いた所、侮辱された為、
バスルームにあった洗剤を飲んで自殺を図っていた。
部屋に帰ったラフルは倒れているネハを見つけ病院へ連れて行く。
気がついたネハはラフルがいる事に驚くが、
ラフルは密会していた部屋が自分の部屋だと告げる。
そして退院後、自分の部屋に連れて行き看病する。
シカはランジートの携帯に来たメッセージを見てしまい、
浮気している事を知ってしまった。
そしてランジートが出張に行っている間に、
アーカッシュとデートをするようになり、
ついにアーカッシュの家に行くが・・・・
やっぱりインド人妻は一線を越えられないのであった。
シュルティはネハが帰ってこないのでラフルの部屋を訪ね、
誤解したままネハを連れて帰ろうとするが、
ランジートが現れ、二人の関係を知ってしまう。
アモルとシヴァニが一緒に過ごした朝、
シヴァニは心臓発作で死んでしまう。
病院でアモルはシカとシュルティに、
40年前には戻れない事と愛の大切さを話す。
出張から帰ったランジートはシカに謝罪するが、
一線を越えてないのだから黙っていればいいものを
シカもアーカッシュとの事を話してしまう。
結局ランジートはネハとの関係を続ける。
ラフルはそんな会社を辞めて引っ越す事にした。
ネハはラフルを追いかける。
シュルティはラジオ局を辞め、
ある会社の面接に行くとモンティの働く会社だった。
モンティは母親が決めた相手と結婚する事になっていた。
モンティの一声で採用になったシュルティは、
モンティを愛している事に気づき、結婚式の当日に告白する。
モンティはシュルティを追いかける。
アーカッシュはドバイに行く事を決心し、
シカに一緒に来てほしいと言うが、
シカはネハに去られて戻って来た夫とよりを戻す。
13年前と言うと、イルファン・カーン40歳、
カンガナ・ラナウートは20歳、
シルパ・シェッティ32歳、ダルメンドラ72歳、
ダルメンドラと言うと「ショーレイ」しか、
観た事ないけど。いい歳の取り方してる。
人妻シカは旦那が浮気しているのだから、
あなたが浮気を止めないなら私もするわよ!
位の気持ちでいいんじゃないかと思ったけど。
「イングリッシュ・ビングリッシュ」、
(邦題:マダム・イン・ニューヨーク)でフランス人に
言い寄られたインド人妻も一線を越えられなかったけど、
(あちらは旦那は浮気してなかった。)インド人女性って、
結婚したらそうなのかなぁ。
映画の途中、所どころに劇中歌を歌うトリオが登場し、
MVのような感じで面白かった。
こういう作り方も珍しい。