カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~トゥムコ・ナ・ブール・パーレンゲー~

2020年07月31日 21時46分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「君を忘れられない」。
単純な恋愛映画かと思っていたのだが、
なんと? ほほぅと言う内容だった。
肉体派のサルマン・カーンだから、
肉体美を披露しないわけはなく、
後半はアクションが十分に盛り込まれていた。

2002年当時はサルマン37歳、ディア23歳、
スシュミタ27歳。ちょっと笑えたのは、
劇中でアイシュワリヤ・ラーイのパネルにサルマンが話しかける、
ディアが一番美しいと言った後に・・・
嘘だよ、君が一番さ・・・と。
当時二人は付き合っていたので、むふふと思った。

  <ストーリー> 

ヴィール(サルマン・カーン)はムスカーン(ディア・ミルザ)と
恋人同士である。しかしヴィールは子供の頃の記憶がなかった。
ある時にムスカーンの父親の脚にある傷が銃痕である事を知り、
自分の身体にも同じ痕がある事に気づく。

そして州知事の演説を聞いている時に、
暗殺者の姿を見たような錯覚をしてしまう。

ヴィールとムスカーンの結婚式の日に、
何者かに襲撃された事でヴィールは、
自分の過去を知るためにムンバイへ向かう。

ムンバイで記憶を頼りに自分が住んでいた場所を探し当てると、
自分は覚えていないが周りの人々が自分を知っているようだった。
そして飼っていた犬が現れ昔の住居に案内する。

ヴィールは少しづつ思い出し始め、
何かに引かれるようにモスクへ行く。
そこでアリと呼ばれムスリムだった事を思い出す。
しかしアリと呼んだ若い男は何者かに射殺されてしまう。
アリは追手から逃げる。

ムンバイに住んでいた頃、アリは射撃の名手で、
親友のインデル(インデル・クマール)とはライバルだった。
メハク(スシュミタ・セン)と言う結婚を約束したGFもいた。



そして射撃の腕を見込まれてムンバイ警察の総監から、
ギャングを狙撃する事で報酬を得る仕事を依頼される。
ある日、州知事から選挙を有利に運ぶために、
破格の報酬で自分を狙撃して欲しいとの要請を受ける。
防弾チョッキを着用するので胸を撃つようにと、
入念に打合せをしてアリは狙撃の機会を狙っていた。

ところがアリが狙撃する前に誰かが、
州知事の頭を撃って殺害してしまった。
アリはこの大きな仕事が終わったら
メハクと結婚する約束をしていたので、
警察追われたアリは約束した列車に飛び乗った。

そこで・・・・アリはインデルに襲われた。
インデルは大金に目がくらみ、次期知事を狙う側近からの依頼で、
州知事を撃っていたのだった。そこで邪魔になったアリを撃って、
鉄橋の上から突き落とした・・・・
それから3年の月日が経っていた。

本当のヴィールは軍人で殉職していた。
ヴィールの葬儀の際に火葬した灰を河に流していたところ、
アリが流れて来たため、ヴィールが生き返ったと言う事にして、
家族が助けていたのであった。

何も知らないメハクはインデルと結婚していた。
州知事暗殺の犯人として警察に追われているアリは、
総監に自分は撃っていない事と、
ビルの上の狙撃場所からでは角度が異なる事を説明し、
真犯人のインデルを捕まえるために2時間の猶予をもらう。

 その前に・・・ライフルの弾と拳銃の弾は違うし、
 撃たれた州知事の弾を調べれば簡単に判るはずなのに・・・。
 ぼんくらだな・・・ムンバイ警察。

アリとインデルは狙撃の依頼の証拠を残す為に、
依頼された内容をビデオに残していた。
インデルの家に側近が州知事暗殺を依頼しているビデオはあった。
それを見たメハクはインデルが裏切っていた事を知った。

アリを殺すためにインデルがやって来た。
武器を用意していたアリと撃ち合いになる。
メハクはアリをかばいインデルに撃たれてしまう。
総監も警察を率いて現れ、アリはインデルを倒す。

インデルは射撃大会でいつも2位だった事と、
想いを寄せていたメハクがアリと相思相愛だった事で、
嫉妬していたのだった。

そこに現州知事がアリを消そうと護衛を連れて現れた。
アリは証拠のビデオを流し、総監は州知事を逮捕した。

アリはムスカーン達が待つ村へ戻り、
自分がアリと言う名前のイスラム教徒だと話すが、
家族はヴィールとして受け入れる。

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【インド映画】 ~ディル・キャー・カレー~

2020年07月30日 22時16分59秒 | 映画 / MOVIE

1999年公開、実際の夫婦であるアジェイ・デーブガンと
カジョールの共演。結婚が2月で映画公開が9月。

タイトルはヒンディー語で「心をどうしよう?」。
アーナンド(アジェイ・デーブガン)の妻カビタ
(マヒマ・チョードリー)の男友達で詩人ソムー
(チャンドラチュル・シン)の詩集のタイトルである。

カビタとはヒンディー語で「詩」と言う意味であり、
ソムーはカビタと幼馴染であるが思いを寄せている。
夫婦であるアーナンドとカビタ、そして娘ネハ、
ネハの実の母親であるナンディタ(カジョール)、
そしてソヌーの5人が自分の心をどうしよう? 
どうすべきか? 悩んで結論を引き出していく。

  <ストーリー> 

アーナンド(アジェイ・デーブガン)は妻のカビタ
(マヒマ・チョードリー)と5歳の娘のネハと暮らしている。
広い庭付きの一戸建ての豪邸、絵にかいたような裕福層である。
親子関係も夫婦仲も良くラブラブな様子がわかる。

妻の幼馴染の詩人ソムー(チャンドラチュル・シン)が、
詩集「心は何をすべきか?」を出版する。
独身のソムーはカビタに結婚を勧められるが、
実は昔から密かにカビタに思いを寄せている。

ある日カビタはネハが家の前で見知らぬ女性から、
ぬいぐるみをもらっていた事を知る。
初めて会った女性で良い叔母さんだとネハは言う。

その女性は学校にも現れるようになる。
そしてダンス発表会の会場からネハがいなくなり、
カビタは警察に届けるなどして取り乱した。
ところが帰宅するとネハは普通に戻っており、
いつもの叔母さんが送ってくれたと言う。

ついに自宅近くの公園でネハと一緒に遊んでいるところを、
カビタが目撃し問いただすと、
女性はナンディタ(カジョール)と名乗り、
自分がネハの母親だと告げる。
カビタは妊娠中の事故で流産してしまったため、
ネハを養女にしたのだった。

帰宅したアーナンドとナンディタはお互いを見て驚く。
6年前アーナンドは夜行列車の中で襲われた女性を助けたのだが、
それがナンディタだったのだった。

ナンディタはアーナンドに、ネハは自分たちの子であると告げる。
二人は列車の中で一夜を共にしたが、それ以降会っていなかった。
 (また吊り橋の原理が・・・・。
  襲われた女性と助けてくれた男性とは恋に落ちるらしい。
  ・・・と言うか名前も知らない同士である。
  まぁ名前ぐらいは教えたかもしれないけど・・・。)

ネハがナンディタに懐いている事もあり、
ナンディタはアーナンド家族の家に滞在する事になる。

アーナンドは6年前、ナンディタが何も言わずに
去ってしまった事を気にしていた。
ところがアーナンドとナンディタが夜中に話している所を
カビタを目撃してしまう。
アーナンドはネハの父親が自分である事を告げる。

6年前ナンディタは自宅に戻り結婚の準備をしていた。
しかし妊娠していた事が判り破談になってしまった上に、
中絶できる期間が過ぎていた事もあり、
出産せざるを得ず、すぐに里子に出したのだった。
もちろん妊娠していた事をアーナンドは知る由もないし、
その子を養女にしていた事も知らなかった。

しかし、カビタは自分が6年間も騙されていたと誤解してしまい、
いきさつを聞かないまま家を飛び出しソムーの家に身を寄せる。
そしてソムーの助言により離婚調停を申し立てる。

アーナンドはナンディタにカビタだけを愛している事を告げ、
裁判所に向かう。ナンディタも裁判所に行き、
アーナンドはカビタだけを愛している事を話すが、
その代わりにネハを連れて帰りたいと言い出す。

カビタはネハは自分の娘であると言うが、
アーナンドはネハをナンディタに渡す決断をする。
ナンディタは学校にネハを迎えに行く。

アーナンドとカビタが帰宅するとネハが一人で待っていた。
その日はネハの本当の誕生日だったので、
ナンディタはパーティの用意をし、
カビタへ謝罪のメッセージを残し去っていた。

ナンディタはバラナシへ戻る列車に乗っていた。
アーナンドが駆けつけホームからそっと見送る。

 実際の夫婦は劇中では夫婦役ではなかったが、
 キャスティングの段階で既にアジェイとカジョールが、
 付き合っている事はわかっていたと思う。
 撮影の段階では結婚する事はみんなが知っていたと思うので、
 妻役のマヒマはやりにくかったんじゃないかな(笑)
 そんな事を想像しながら観てしまった。
 悲しいストーリーなのに・・・・。

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4カ月ぶりの外食。

2020年07月29日 21時32分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

コロナ渦での引きこもりは4カ月を超えた。
その間ほぼ100%自炊生活である。
お蔭で(?)体重は5Kg減り、5年ぶりに見る数字になった。
外食していないせいなのだろうか?
まぁ基本的に暴飲暴食はせず腹八分目だからかな。

レストランは営業していてもデリバリーがほとんどで、
一人分を注文するわけにもいかないので、
マクドナルドへ行ってみたら、店内で食べられるようだ。 

カウンターにはビニールシートが下がっており、
オンライン・オーダーと書かれていた。
注文方法は優しい兄さんが教えてくれた。

このQRコードを読み取りメニューからオーダーし、
デビットカード等で支払う。

出来上がったらワッツアップと言うSNSで呼び出してくれる。
・・・はずだったが、メッセージが来なかったので取に行った。

            

住 所:3C's Cinema Complex, Lajpat Nagar 3,  New Delhi
電 話:現在受付けはオンライン・オーダーのみ
予 算:150Rs~

<食したメニュー>

チリチキン・バーガー・ミールス 187Rs(約280円)
フライドポテト、ドリンクSサイズ付

<店内の雰囲気>

 

ソーシャル・ディスタンスを守るべく、
4人掛けのテーブルは椅子が2脚。

<感想と評価>

ドリンクにはプラスチックの蓋もストローもない。
無くても問題ない。

チキンのパテに玉ねぎのみで、
チリソースはそれほど辛くない。
インド人には物足らないであろう。

とにかく、4カ月ぶりだったので、
味はともかく、満足したのであった。
ファーストフードでない物も食べたいなぁ。
特にガッツリした肉系・・・・。
自炊だと9割方はベジタリアンなので。 

 評価は○(とりあえず満足。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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【インド映画】 ~マクブール~

2020年07月28日 22時20分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはイルファン・カーン演じる主人公の名前。
2003年公開でシェークスピアのマクベスに基づいている。

スコットランドをムンバイのアンダーグラウンドに置き換え、
王ダンカンをギャングのドン:アバジ(パンカジ・カプール)、
マクベスをアバジの右腕マクブール(イルファン・カーン)に
置き換える。3人の魔女は2人の悪徳警官オーム・プリと
ナスウッディーン・シャーが演じる。魔女役も兼ねているので、
各所に占星術を用いて予言をする。

マクベスは王の座を手に入れるために主君ダンカンを殺害するが、
マクブールはどちらかと言うとドンの座と縄張りよりも、
ドンの愛人ニンミ(タッブー)への愛が大きく作用している。

  <ストーリー> 

ムンバイのアンダーグラウンドを仕切っているドン:アバジは、
悪徳警官パンディットとプロヒットをも抱き込んでいる。
警察署長のリヤズ(アンクール・ヴィカル)は、
それに気づき独自の捜査をしている。

アバジの右腕マクブールは野心もあるが、
孤児だった自分を育ててくれた事を感謝している。
アバジの愛人ニンミはマクブールに惚れており、
マクブールをそそのかしてアバジの暗殺を企てる。

アバジの息子グッドゥ(アジェイ・デヒ)の結婚式の夜、
マクブールはニンミと共謀してアバジを暗殺し、
泥酔して寝入っていた護衛に罪をなすりつけ、
ニンミが護衛を射殺する。

ところが腑に落ちないグッドゥとカカ(ピューシュ・ミシュラ)は、
マクブールを信用しきれずグループを離れる。
マクブールは自分の座を安泰にするためにカカをも暗殺する。

マクブールとニンミは自分たちがアバジを殺しているため、
その罪悪感から幻覚を見始める。死人がよみがえったり、
ありもしない血のりが見えたり・・・

ニンミはマクブールの子供を出産するが危ない状態だった。
マクブールは外国に高飛びするために、
制止を振り切って強引に病院から連れ出す。
ニンミは血塗られた壁の幻覚を見ながら死んでしまう。

マクブールは子供を連れに病院に戻るが、
グッドゥ夫婦が子供を連れに来ているのを見て、そのまま帰る。
そこへグッドゥの取り巻きがやって来てマクブールを撃つ。

 マクブールの子供がどうなったのか? が気になる所。
 妊娠のタイミング的にドン:アバジの子供の可能性も・・・
 息子夫婦が育てるんだろうけど・・・。

 イルファン・カーンの前にアクシェイ・クマール、
 アニル・カプール、アクシェイ・カンナをアサインしたが、
 断られたらしい・・・。
 イルファンのベスト・アクトと言う人もいる。
 悪党なんだけれど意外に弱気で女性の言いなりになる所、
 亡霊におびえる所など上手く演じていたと思う。

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【インド映画】 ~トゥルシー~

2020年07月27日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年公開の作品で、
タイトルはマニシャー・コイララ演じるヒロインの名前。

1993年のマラヤーラム語のTVドラマ。
「アカシャドゥオトゥ」の公式リメイク版。
同1993年にテルグ語、1994年にカンナダ語、
マラティ語でもリメイクされている。

そもそもは1983年のアメリカのTVドラマで、
1952年に癌と診断された10人の子供を持つ、
実在の女性がモデルである。

トゥルシーはヒンディー語、英語でホーリー・バジル、
日本語ではカミノボウキと言うシソ科の植物である。
ヒンドゥー教の聖なる植物でラクシュミー女神の化身。

当時32歳のマニシャー・コイララは2011年に
卵巣癌を患っている。イルファン・カーンは当時41歳、
2018年に神経内分泌腫瘍を患い、今年亡くなっている

  <ストーリー> 

トゥルシーがキリスト、サイババ、アラーの神に
朝の祈りをささげるシーンから始まる。
ある日子供達がトゥルシーに問う・・・
他の家は神様は1種類なのになぜうちは3種類なの?
トゥルシーは答える。例えば父親と言う単語は、
いろんな言語で言い表せるが意味は1つである。
神と言う単語も同じだと。

トゥルシー(マニーシャ・コイララ)は年長の子供3人を起こすと、
そこに夫スーラジ(イルファン・カーン)がプレゼントを持って、
帰って来る。トゥルシーは学校で音楽を教えている。

スーラジはアル中で肝臓を病んでいるが酒が止められない。
仕事に行くが誘惑にかられ、ついつい飲んで帰って来る。
ある日、スーラジの留守中にスーラジの友人ヴィクラム
(ヤシュパル・シャルマ)がやって来てトゥルシーを襲う。
子供達が帰って来たので未遂に終わるが、
それを聞いたスーラジはヴィクラムの家に行き、
家族に告げヴィクラムを滅多打ちにする。

ヴィクラムは原因は自分にあると言うのに復讐を誓い、
スーラジの長男ヴィジェイの自転車にトラックで幅寄せし、
怪我をさせる。トゥルシーから輸血しようとするが、
そこで彼女が白血病である事が判る。

トゥルシーはスーラジに病気の事を打ち明け、
別の女性と結婚して欲しいと告げる。

スーラジは心を入れ替えて家族に尽くすようになるが、
トゥルシーは次第に弱って行く。

そしてある夜、ヴィクラムがスーラジを待ち伏せしており、
スーラジは刺されてしまう。なんとか家には戻ったが、
死んでしまう。

トゥルシーは生きているうちに4人の子供の里親を探すべく、
アシュラムのスワミ師に相談する。
まず赤ん坊のチョウトゥが子供の授からない医師の夫婦に、
引き取られていった。長男のヴィジェイは
次男で脚の悪いデヴと一緒に引き取られる事を希望したが、
相手方は二人は無理だと言いヴィジャイだけ引き取られた。

長女のイーシャは母親と最後まで一緒にいたいと言ったが、
息子3人で娘のいない夫婦に引き取られた。
デヴは脚が悪いので引き取られなかったと悩むが、
最期まで母親と一緒だった。ディワリの夜・・・
トゥルシーは天に召される。

葬儀の日に4人の子供達と里親が集まった。
みんなが帰ってしまいデヴ一人になり、
スワミ師がデヴに寄り添う・・・・。
そこにヴィジェイと里親が戻って来て、
デヴも引き取られて行った。

 最終的にはトゥルシーが望んだ一番良い形で、
 4人の子供達が引き取られていったので、
 ハッピーエンドと言うべきかもしれない・・・・。

 母親の気持ちもだけど、子供達それぞれの気持ちの動き、
 涙なくしては語れないが、たまにはこういう作品も観なきゃ。

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【インド映画】 ~イシュク~

2020年07月26日 22時26分59秒 | 映画 / MOVIE

1997年公開、タイトルはヒンディー語で「愛」。
この映画で共演したアジェイ・デーブガンとカジョールが、
1999年に結婚した、と言う映画である。

カップルは上記ポスターの組み合わせである。
上段がジュヒー・チャウラとアーミル・カーン、
下段がアジェイ・デーブガンとカジョールである。

アジェイ・デーブガン28歳、カジョール22歳、
アーミル・カーン31歳、ジュヒー・チャウラ29歳。

今回、最も重要な役割だったはジョニー・リーバーである。
本職はコメディアンで脇役としてかなりの映画に出ている。
アジェイの叔父役で各所に登場し、
友情と愛情を大切と考え、力を貸す。

  <ストーリー> 

写真左ランジート(サダシヴ・アムラプルカル)は裕福であるが、
貧乏人や下層階級の者を見下している。
ある日、つまづいて転びそうになったところを支えてくれた、
召使いが体に触れたと言う事でしかりつけた。

一方、写真右ハルブ(ダリップ・タヒル)もビジネスで成功しているが、
下層階級の人々を嫌っており、弟のブリジェッシュの娘が、
運転手の息子と恋愛結婚すると聞いて激怒し家から追い出す。

ランジートは息子のアジェイ(アジェイ・デーブガン)を、
ハルブは娘マドゥ(ジュヒー・チャウラ)を相応の家柄の子供と、
結婚させようと騙して結婚届にサインをさせる。

ある日アジェイは町でマドゥの友達のカージャル、
(カジョール)に一目ぼれしいきなり指輪を、
カージャルの指にはめてしまう。

 えーーー「I LOVE YOU」も言わないの??
 この二人がどの辺りで本当に付き合い始めたのかは不明。

アジェイの友達で自動車修理工のラジャ(アーミル・カーン)は、
性格からかマドゥといつも喧嘩になってしまう。

カージャルとマドゥがウーティに遊びに行くと言うので、
マドゥとアジェイを結婚させようとする二人の父親は、
結託してアジェイをウーティに行かせる。
ところがウーティでマドゥとラジャが恋に落ちてしまう。

空港でアジェイとマドゥの帰りを待っていた父親たちは、
アジェイとカージャル、マドゥとラジャが、
カップルになってしまった事に激怒し、
なんとかしてアジェイとマドゥを結婚させようとする。

そしてラジャとカージャルを殺そうとするが、
カージャルをかばったアジェイを刺してしまう。
ランジートはアジェイの気持ちをおもんばかり、
二人を許すがハルブは許さなかった。

そしてディワリのシーズン、4人の婚約を祝うパーティを行うが、
ラジャとカージャルは混乱に巻き込まれる。そしてカージャルは、
悪党に拉致されて乱暴されそうになる。寸前のところでラジャが助け、
恐怖から開放されたカージャルをラジャは抱き締めた。
そしてパーティに駆け付ける。

パーティでランジートは隠し撮りしていた、
カージャルと助けたラジャが抱き合っている写真を公開する。
同行していた親戚も口裏を合わせる。
そしてやっぱり貧乏人はダメだと言う。
ランジートとハルブは芝居を打っていたのだった。

アジェイは30年来の幼馴染であるラジャも愛するカージャルをも
信じられなくなってしまう。マドゥも同じだった。

ある日カージャルの具合が悪くなりラジャが病院に連れて行くが、
カージャルは妊娠していた。その様子を見たアジェイとマドゥは、
カージャルがラジャの子供を妊娠していると勘違いする。

父親たちはアジェイとマドゥを結婚させようとする。
二人はラジャとカージャルに報告に行く。
悲観したカージャルは自殺を図る。

ラジャはアジェイとマドゥを襲うが、
父親たちが権力で警察を動かし逮捕させる。
そしてラジャとカージャルがインドから出て行く事を条件に、
命だけは助ける。

アジェイとマドゥの結婚式の日、ラジャとカージャルは、
外国へ行く船に乗せられる。

結婚式の途中で停電が起き、ラジャに襲われた
アジェイとマドゥが抱き合う写真が公開される。
ジョニー・リーバー演じる叔父が隠し撮りし、
映写機で映していたのだった。

全てを理解したアジェイとマドゥは港に急ぐ。
そしてラジャとカージャルに許しを請うのだった。
最終的には父親二人も自分たちはお金はあっても、
心が貧しかったと非を認める。

 1995年なので、今よりもステータスをひけらかす、
 上流階層は多かったと思われる。
 絵にかいたような差別が、発言や行動に現れていた。
 ジョニー・リーバー演じる叔父が、
 所々にチクリチクリと発言するセリフが、
 最後の場面に生きていた。

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【インド映画】 ~ターレー・ザミーン・パル~

2020年07月25日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

2007年公開、タイトルはヒンディー語で「地上の星」。
やっぱりアーミル・カーンと言うと、
このような難しい題材の作品と言う印象が強い。
障害を持った8歳の男の子の閉ざされた心を開き、
その人に合ったアプローチと手段で、
才能をさらに磨いていく。

  <ストーリー> 

8歳のイシャーンが勉強が嫌いなのでできないのか、
できないから嫌いなのか? 解らないところから始まる。

川で小魚をすくったり、近所の犬に好かれたり、
ジグソーパズルを天才的な才能で進めたり、
絵具を混ぜ合わせていろいろな変化を楽しんだりはするけれど、
数学や英語と言う学校の学科には興味がないのか、
集中する事ができないでいる。
平均的な8歳児に比較して能力が劣っているように思われる。
授業中に問題行動を起こして立たされたり、
授業をエスケープして街をうろついたりする。

家庭では学業優秀でスポーツ万能な兄ヨーハーンと、
厳格な父親と母親と暮らしているが、
家庭でも彼の特異な行動は理解されておらず、
もてあまされている。
学校から呼び出された両親は先生方の勧めもあり、
家から離れた寄宿学校へ送る事にする。

普通の学校でも落ちこぼれていたイシャーンは、
寄宿学校になじめず全く授業について行けなかった。
教師は前の学校の教師よりさらに攻撃的でもあった。
追い詰めれたイシャーンは死のうとするが、
隣の席の身体に障害があるが優秀なラジャンに助けられた
しかし一人になった不安と周囲からの恐怖を感じていた。

 家庭でも学校でもイシャーンの様子を見れば、
 障害がある事は一目で判ると思うのだが・・・・。
 8歳の年齢と考えて、話し方や書いた字からも判断できるし、
 支度が遅い事や食事の仕方も普通じゃないのに、
 なんで気がつかないのか? 不思議・・・。

臨時の教師としてニクンプ(アーミル・カーン)が赴任して来る。
いきなりピエロの扮装で歌い踊りながら登場すると言う、
破天荒なニクンプは障害児の学校の教師であったため、
イシャーンの問題をすぐに把握し失読症であると判断し、
ムンバイの家族を訪ねる。そしてそこで絵の才能を発見する。
家族は普通の学校で問題を起こした事で、
寄宿学校へ預ける事にした経緯を話す。

学校へ戻ったニクンプは授業でアインシュタインや、
エジソンなどの偉人も子供の頃に読み書きが遅れていた事を話す。

そして学長に掛け合って、
放課後にイシャーンに勉強を教える許可をもらう。
次第にイシャーンは読み書きや計算ができるようになる。

さらに全ての生徒と教師を対象に絵のコンクールを行い、
そこでニクンプとイシャーンの絵が最優秀に選ばれる。

そして夏休み・・・イシャーンの家族が迎えに来て、
見違えるようになったイシャーンに感激する。

 人との出会いに限らず運命と言うものはあるもので、
 必要なタイミングで必要な人や物に出会えると私は信じている。
 イシャーンが寄宿学校に行く事になったのは、
 自分の希望でも家族の希望でもなかったけれど、
 学校の指示により行った寄宿学校で、
 知識と経験のあるニクンプが非常勤でやってくる。
 そしてイシャーンの才能を伸ばしながら、
 遅れている所も補っていく。

 この出会いがなかったら、イシャーンも家族も、
 周りの人々の人生も全く別の物になっただろう。

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【インド映画】 ~タンゴ・チャーリー~

2020年07月24日 22時25分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはボビー・デオル演じる主人公のコードネーム。

共演がアジェイ・デーブガンと義理の妹にあたるタニーシャ。
アジェイの妻であるカジョールの妹である。

ちなみにアジェイとカジョールは、
1997年の「イシュク」での共演から交際に発展。
性格が全く逆と言われ不思議がられたが1999年に結婚。
ラーニー・ムカルジーはカジョールとタニーシャの従姉妹。
ラーニーとタニーシャは同い年でカジョールの3つ下。

  <ストーリー> 

カシミール渓谷でインド空軍のヘリコプターが、
反乱軍とインド兵を発見し、生き残った1人を救出した。
IDからコードネーム「タンゴ・チャーリー」こと
タルン(ボビー・デオル)と解る。
ヘリの乗組員(スニル・シェッティ)は、
上官のパイロット(サンジェイ・ダット)に、
タルンの日記を読み聞かせる。

タルンはBSF(国境警備隊)の一員として、
マニプル州で最初の任務に就いた。
ジャングルの中はゲリラが支配しており、
タルンはBSFのアリ軍曹(アジェイ・デーブガン)の小隊に加わった。
ゲリラは罪のない村人を殺し、BSFをも敵視しており、
残虐な殺し方で殺害している。

戦闘になりタルンは初めて人を撃った事を日記に記していた。
最後に捕らえたのが子供の兵士だったためタルンは撃てなかった。

任務が終わり故郷のハリヤナ州に戻ったタルンは、
英雄として家族に迎えられ、
そこでラッチ(タニーシャ)と出会い、
次の任務が終わって戻ってきたら結婚する約束をする。

次の任務はテランガナ州でナクサライト(毛沢東主義)の
出没エリアだった。そこでの戦闘では捕らえた女性を、
上官がレイプしようとしたため、タルンは止めようとして、
もみあいになり殺してしまった。女性兵士は自害した。
アリは自分がタルンの立場だったら同じようにしたと告げる。

グジャラート州でのイスラム教徒の暴動では、
タルンは民衆への発砲をためらい、銃撃犯を狙うが、
誤って市民を撃ってしまった。

タルンは被害者の家を訪ね許しを請うが、
袋叩きにされてしまう。そこにアリが現れタルンを救う。
病院に入院したタルンにアリは、
自分の過去を話し始める・・・・。

ベンガルの富豪の娘の結婚式の警備に行った時、
ナクサライトが襲撃したため、娘を連れて逃げた。
そしていつのまにかその娘を愛してしまっていた事を。
(吊り橋の原理か?)
追手を倒す事は出来たが娘はアリを助けようとして、
撃たれて死んでしまった。いつもは頭で考えるように話すアリだが、
自分の心の声に従ってしまったのは初めてだったと。

そこへラッチが結婚する事になったと言う知らせが届き、
驚いたタルンは慌てて村へ戻るが・・・
タルンが恋しくなったラッチが呼び寄せるために、
嘘をついたのだった。そしてタルンは結婚式を挙げる。
ラッチはタルンの日記を読んでしまうが、
そこに書かれていた事に衝撃を受ける。

次の任務はジャンムー・カシミール州のカルギルだった。
そこではインドとパキスタンの紛争が起きていたため、
橋を守る指令が出ていた。
アリは仲間を見分けるために厳格な命令を与える。
合言葉を言えない人間は容赦なく撃てと。

ある日、将校がトラックを率いてやって来たが、
合言葉を言えなかったためタルンは撃った。
無線を聞いたアリが駆けつけ銃撃戦となり、
アリは将校に刺されてしまった。

一人生き残ったタルンは逃げた将校を追い、
反乱軍の拠点を見つけ襲撃した。
そしてタルンも撃たれ気を失った・・・・。

そこに冒頭のインド空軍のヘリが状況見分にやって来て、
タルンを救出したシーンへつながる。
吹雪で隊に戻れなくなったヘリは、村を見つけて着陸する。
そこの医師によってタルンの身体から銃弾が摘出され、
タルンは一命をとりとめる。

殉職したアリには軍事の最上級の、
アショカ・チャクラ勲章が贈られた。

 <マニプル州>
 ミャンマーと国境を接するインドの東北地方の州。
 インドからの分離独立や州境の変更などを目指すグループが、
 時折テロ事件を起こしている。私も2回訪問しているが、
 軍の警戒はデリーなどの非ではなく緊張感があった。 
 映画では単に山岳ゲリラのようだった。

 <ナクサライト(毛沢東主義)>
 インドの共産主義の極左武装組織で1960年頃から、
 ウエスト・ベンガル州、ジャールカンド州、チャッティースガル州、
 オディッシャ州の山間部に潜んでテロ活動を行っている。

 <吊り橋の原理>
 吊り橋の上のような不安や恐怖を強く感じる場所で、
 出会った人に対し恋愛感情を抱きやすくなる現象の事。

 <アショカ・チャクラ勲章>
 インド軍事部門の最上級の勲章で、
 「ニールジャ」で紹介した、
 客室乗務員ニールジャ・バーノットへも贈られている。

 ボビーは気の優しい軍人を演じ、アリ軍曹に学び、
 立派な軍人になって行く良い役だった。
 アジェイ・デーブガンはこういう硬派なタフガイ役が上手い。
 最近は若い女性との恋愛映画もあったけど。

 タニーシャはカジョールにそっくりだった。
 従姉妹のラーニー・ムカルジーは丸顔であまり似てないけど。
 血筋なのかボビーと比較するとかなり背が低かったので、
 160Cmないかも。義兄アジェイとの絡みはなかった。

  悪人ではない役のサンジェイ・ダットって初めて観た・・
 ・・・ような気がする。(笑)

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【インド映画】 ~ナヤク~

2020年07月23日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年公開、タイトルはヒンディー語で「ヒーロー」。
インドの岡田真澄こと(笑)アニル・カプール演じる、
正義感のあるジャーナリストが政治に立ち向かってく。

アニル44歳、ラーニー23歳、アムリシュ69歳。

弱気を助け、悪を挫く。そして美女には弱い(笑)。
スーパー・ヒーローのアニルがラジニ様に見えたわ。

  <ストーリー> 

QTVでカメラマンとして働くシバジ(アニル・カプール)は、
チョウハーン知事(アムリシュ・プリ)を撮影していた時、
ある村で偶然、知事に声をかけた美しい女性を撮影した。
想いを寄せるシバジは村に行きマンジャリ
(ラーニー・ムケルジー)に告白する。

ある日、ムンバイで起きた大学生とバスの運転手との
小競り合いで発生した暴動を撮影した時に、
負傷した大学生を病院に運び命を救った事でヒーローとなり、
TV局では自分の番組を持つキャスターに昇格する。

最初は相手にしていなかったマンジャリも次第に惹かれていく。
マンジャリの村でもそのニュースがTVで流れていたが、
マンジャリの父親は公務員でなければ結婚はさせないと言う。

 インドでは結婚相手の職業で一番人気は公務員である。
 給料はそれほど高くないが失業しないし、
 いろんな面で優遇されているかららしい。

シバジの番組の最初のゲストはチョウハーン知事に決まった。
シバジは知事が暴動の時に選挙の票集めを優先した発言を録画しており、
その映像を流し知事をやりこめてしまう。
知事は自分の仕事をやってみろ、と子供の喧嘩のような発言をし、
シバジもその喧嘩を買う。

1日知事と言う制度を利用し知事に就任したシバジは、
公務員や一般人を対象に不正を暴き、
1日で4万5千人以上の違反者を停職処分にした。
最後に知事の不正を暴き逮捕させるが、
知事はシバジを殺そうと暗殺者を差し向ける。

 インドではこのような制度があり、
 過去にもビハール州などで前例があるらしい。

(シバジはヒーローなので死ぬわけはなく)
暗殺者を返り討ちにして自宅に戻る。
自宅の周辺ではヒーローを歓迎した。
シバジはマンジャリの村に行くが、そこでも農民達に歓迎される。

民衆はシバジに次の知事になって欲しいと期待していたが、
シバジは自分はただの男で政治には興味がないと言う。
恨みを持ったチョウハーンはTV局とシバジの自宅を破壊した。

翌朝シバジが目覚めるとチョーハンのライバルの政党を始め、
メディアが破壊された自宅につめかけていた。
頑なに出馬を拒むシバジだったが、
自宅周辺に自らの意思でつめかけた民衆を見て、
やらなければならないと意思を固める。

シバジは州知事になり改革を進めていく。
チョーハンはシバジに対抗するため他政党と手を組み、
同時にシバジ暗殺の為に殺し屋を雇う。

州知事になったシバジは忙しく、
マンジェリと話をする時間もなかったが、
休みの日に変装して村に会いに行く。
そこでも命を狙われたがSPによって未遂に終わるが、
マンジェリの父親は結婚には断固として反対する。

そしてシバジの自宅が爆破され両親が犠牲になってしまう。
シバジはチョーハンの自宅に乗り込むが。
徹底抗戦を決めたチョーハンは市内4カ所に爆弾を仕掛ける。
シバジは先頭に立って爆弾を探し処理をする。

シバジはチョーハンを知事室に呼び出し、
自分の腕を拳銃で撃ちチョーハンの犯行に見せかける。
SPはチョーハンを射殺する。

病院にマンジャリの父親がやって来て、
シバジが民衆の為に命をかけている事を理解し、
二人の結婚を許した。

シバジ知事の元でムンバイは発展してく。
就任時に設けた目安箱には、不正の指摘や改善を求める、
投書はなくなっていた。

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【インド映画】 ~マヌ~

2020年07月22日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

1999年の作品、タイトルはヒンディー語で「心」。

アーミル・カーンと言えば社会派と言う印象がある。
宗教だったり、カーストだったり、学歴だったり、
政治だったり、そう言う物に物申すような、
作品に出演している印象がある。

このような純粋なラブストーリーにも出てたんだね。
しかもノリの軽いプレイボーイ役。

アーミル・カーン33歳、マニシャ・コイララ28歳、
アニル・カプル42歳。

  <ストーリー> 

画家でプレイボーイのデヴ(アーミル・カーン)は、
富豪シンガニアの娘アニタ(デプティ・バートナガル)
との結婚に同意する。

一方、プリヤ(マニシャ・コイララ)は音楽コンテストで優勝し、
シンガポールからムンバイ行のクルーズ船のチケットをもらう。

偶然、船で部屋を間違えて案内されていたプリヤを見たデヴは、
気に入るがプリヤには婚約者がいたため仕方なく友達になろうと言い、
デヴは他の女性にアプローチをする。

しかしいつしか二人には友情以上の物が芽生え始める。
タイに住むデヴの祖母に会いに行った事で、
二人は愛し合っている事に気がつく。

ムンバイ到着の前日デヴとプリヤはお互の愛を確認する。
デヴはプリヤと結婚するために6ヶ月の猶予が欲しいと言い、
全てを捨てて仕事を見つけ、小さな家を借りると。
しかしプリヤの結婚式は翌月に迫っていた。

別れの朝、二人は約束をする。6カ月後の2月14日、
17時にゲートウェイ・オブ・インディアの前で会う事を。

シンガニアはデヴとアニタの為に宮殿を用意していた。
TVインタビューにデヴはアニタとは結婚しないと言い、
全てを捨ててペンキ塗りの仕事を初めた。

プリヤは子供に音楽を教える仕事に戻ったが、
デヴの事を言い出せないまま結婚式は伸ばし伸ばしにしていた。
これ以上、待てない婚約者のラージ(アニル・カプール)は、
強引に式を強行してしまう。
プリヤはラージに謝罪の手紙を書きラージは結婚を取りやめる。

6カ月後、デヴは家を借りた。2月14日17時、
ゲートウェイ・オブ・インディアの前で待つデヴ。
ところがプリヤは事故に遭い病院へ運び込まれる。
翌日、気がついたプリヤは両脚がない事に気づく。
そして足手まといになりたくないと言う理由で、
デヴを探さないまま、以前の生活に戻った。

失意のデヴだったが描いた絵が売れるようになっていった。
ある日、画廊から電話が来て絶対に売らないと言う、
プリヤと祖母の絵を気に入った女性がいると言う。
非売品だと言ったが気に入っていると言うので、
お金もない車椅子の女性に無償で渡す事にする。

友人に誘われて行った芝居でデヴはプリヤとラージに会う。
しかしお互いに話をしないないまま別れてしまう。

タイの祖母が亡くなり家に行ったデヴは、
プリヤへの形見のアンクレットを受け取る。

ディワリの日、アンクレットを届けに行ったデヴは、
プリヤの様子がおかしいと思いつつも、
2月14日の事を話し出す。翌朝の5時まで待っていた事を。
デヴはプリヤの部屋にあの絵がある事を発見し、
全てを知る。そして・・・二人は結婚する。

 アーミル・カーンの恋愛映画って初めて観たかも。
 恐らく恋愛物が少ない理由は・・・
 背が低い事だろうと思う。公表164Cmだから。 
 SRK、サルマン、アーミルは同じ1965年生まれで、
 日本人もそうだけど身長は低め、SRK170Cm、
 サルマンはそれより低くシークレット・ブーツらしい。
 私は身長不問なので問題ないけど、映画的には女性より、
 低いのは見栄えがしないのだと思う。

 最近の女優は170Cm台が多い。

 177Cm:ソーナム・カプール
 175Cm:アヌーシュカ・シャルマ
 174Cm:カトリーナ・カイフ
       ディーピカ・パドゥコーン
 173Cm:カンガナ・ラナウート
 170Cm:アイシュワリヤ・ラーイ・バッチャン
 169Cm:プリヤンカー・チョープラ
 163Cm:カリーナ・カプール・カーン
 160Cm:カージョル
       アーリヤ・バット

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【インド映画】 ~ブートナート~

2020年07月21日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年公開のホラー映画で、
タイトルはヒンディー語で「幽霊のナート」、
幽霊である主人公の名前。
1887年のオスカーワイルドの短編小説
「The Canterville Ghost」のリメイクである。

アミターブ・バッチャン55歳、シャールク・カーンが32歳、
ジュヒー・チャウラ30歳。

  <ストーリー> 

舞台はゴア、ある夜・・・・・
ナート・ヴィラと言う屋敷に忍び込んだカップルが、
幽霊を見た所から始まる。

アディッティア(シャールク・カーン)と
アンジャリ(ジュヒー・チャウラ)は、
息子のバンクーと一緒にこの屋敷に引っ越して来る。
屋敷に幽霊が出る事は知られているようで、
タクシーの運転手も行きたがらなかった。
屋敷のオーナーはアメリカに住んでおり、
代理人は幽霊の事を隠して契約する。

アディッティアは船乗りで航海に出てしまう。
アンジャリはバンクーの転校の為に学校に行くが、
バンクーはクラスでいじめにあう。

この屋敷に住みついていたアル中の浮浪者アンソ―二―が、
食材を盗んでいる所をアンジャリに見つかる。

バンクーは夜中にアイスクリームが食べたくなり、
キッチンへ行くがそこで幽霊(アミターブ・バッチャン)と出会う。
幽霊はブートのナートと名乗るが、
バンクーは浮浪者のアンソニ―だと思い込んでしまう。
その上、ナートはアンジャリや普通の人には見えないが、
バンクーには見えるし声も聞こえるのだった。

そしてバンクーはナートをエンジェルと呼び友達になり、
ナートの持つ魔法のような力を使っていろいろな事をやる。

その昔カイラッシュナートは妻と息子ビジェイ
(プリヤンシュ・チャッテルジー)と暮らしていた。
成人したビジェイはアメリカに行ってしまい、
母親の葬式に妻と息子を連れて帰って来たが、
ナートの内緒で家を売る話を勧めていた。
アメリカで暮らすからインドの家は必要がないと言い、
ナートに一緒にアメリカに行こうと話すが、
ナートは承諾しなかった。
ヴィジャイ家族がアメリカに帰る日、
ナートは階段から落ちて頭を打って死んでしまった。

アンジャリはバンクーの様子がおかしい事から、
エンジェルの存在を知る。バンクーの呼びかけで、
アンジャリの前に姿を現したナートは経緯を話す。

ヴィジェイは屋敷を取り壊し更地にして売るために、
アメリカからやって来る。帰宅したアディッティアは、
ナートの話を聞き魂を安らかに眠らせるために、
プージャを行う事にし、ヴィジェイに伝える。

プージャの日、ヴィジェイもやって来て、
最期の日の思い出を辿り、父親の供養をする。
ヴィジェイを許す事にしたナートの魂は天に昇る。

 ホラーと聞いて怖いのかと思っていたのだが、
 コメディだった。誰かが言っていたが・・・
 インド映画では子役がいい映画はハズレなし。  
 バンク―役の男の子が良かった。

 いつも思うのだが、当時シャールク・カーンは32歳。
 今年55歳であるがじぇんじぇん変わってな~い。 
 さすがは大スター、若々しい。

 エンディングに続く!って出たけれど、
 2014年にブートナート・リターンズが公開されている。

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【インド映画】 ~アクション・リプレイ~

2020年07月20日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

主演のアクシェイ・クマールであるが、
いや良く出てる。普通、大スターともなれば、
年に1本出るかどうかであるが、
この人は本当に良く出てる。コメディからアクション、
ラブストーリー、ノンフィクションと多才である。

共演はアイシュワリヤ・ラーイ・バッチャン。
アミターブ・バッチャンの義理の娘、
アビシェーク・バッチャンの妻である。

  <ストーリー> 

バンティ(アディティア・ロイカプール)にGFのターニャ
(スディーパ・シン)がプロポーズし、バンティ、
が拒絶するシーンから始まる。

バンティはレストランを経営している父キシャーン
(アクシェイ・クマール)と母マラ(アイシュワリヤ・ラーイ・
バッチャン)の破たんした結婚生活を見ているので、
結婚はしたくないと考えている。

ターニャはバンディを科学者である
祖父のアンソニー(ランディル・カプール)に紹介する。
バンディにタイムマシーンを見せた事で、
バンディは両親が結婚した時代に行ってみたいと思う。

ある日1975年のボンベイへ行く。
キシャーンは弱々しく全くイケてない男だった。
マラはそんなキシャーンをからかっていた。

そして結婚前の両親や祖父の様子を見ているうちに、
両親に入れ知恵するようになる。

そしてキシャーンにマラにプロポーズするように言い、
練習をさせるがキシャーンはマラの手を取っただけで、
気絶してしまった。

バンディはキシャーンをイケてる男に変身させる事にする。

そしてマラには冷たくして女心をくすぐる作戦に出た。
作戦は功を奏しマラはキシャーンを愛するようになる。
ところが遊び仲間のクンダン(ランヴィジェイ・シン)も
マラを愛しており自分の得意な歌で勝負しようと言う。
引けなくなったキシャーンは勝負を受けてしまい、
バンティが助ける。

そしてキシャーンはマラに告白する。
ところがキシャーンの父親とマラの母親は、
日ごろから折り合いが悪く二人は結婚に反対する。

バンディは二人を結婚させるために間を取り持つ。
なんとか丸く収まり二人は結婚する。

タイムマシーンで現在に戻ったバンディは、
うって変わって仲良くなっている両親に安心し、
GFのターニャにプロポーズする。

 その昔観たバック・トゥ・ザ・フーチャーでは、
 タイムマシーンを造ったドクがマーティに、
 歴史を変えないように忠告するのだが、
 バンディ・・・変えちゃってるし・・・。

 コメディの部分はアクシェイ・クマールのイケてない外見と、
 ダサい仕草、そしてアイシュワリヤが意外にも笑えたのが、
 この映画の大部分である。
 インド版バック・トゥ・ザ・フーチャーと言う感じであった。

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【インド映画】 ~バルサ―ト~

2020年07月19日 22時17分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品で、タイトルはヒンディー語で「雨」。
主演はボビー・デオル、SRKの映画でいい味出していたが、
実は往年のスター、ダルメンドラの次男だった。
こうやってレビューを書く時に出演者を調べるのだが、
ボビーの事は初めて調べた・・・。ちなみに、
サニー・デオルはダルメンドラの長男である。
やっぱり映画界は2世俳優多いのであった。

共演はビパシャ・バスとプリヤンカー・チョープラ。

  <ストーリー> 

少年時代のアラブが幼馴染のカージャルとキスするシーンから始まる。
時は流れてアラブ(ボビー・デオール)は、
カーデザイナーを夢見てアメリカの自動車修理工場で働いている。
ある日、運が良くなると言われた寺院へ行き、
アンナ(ビパシャ・バス)と運命的な出会いをする。

運命を信じるアンナはアラブに惹かれ始めるが、
アラブはBMW社に就職が決まり仕事に集中していた。
ある日、社長から仕事の成果が認められたアラブは、
アンナが内輪で開いたパーティの後に告白する。
そしてアンナが社長の孫だった事が判明する。
(ついてるね。)

ところがアラブの父親が病気になったと言う手紙が来て、
アラブはインドへ戻る事になってしまう。

インドへ戻ったアラブは家への道中で昔の事を思い出す。

カージャルの祖母の働きかけにより、
幼少時に二人は結婚の約束をするが、
アラブは進学するために地元を離れ勉強している間に、
アメリカへ行きカーデザイナーになる事に集中していく。
卒業した時にアラブの両親もカージャルとの結婚を進めたため、
アラブは仕方なく結婚式を挙げてすぐにアメリカへ渡った。

アメリカに渡って3年が経っていた。
事実上の結婚生活はなかったがアラブとカージャルは、
結婚している事になっているため、
アラブはカージャルに離婚を切り出す。

アラブの家族もカージャルと3年暮らしており、
家族になっていたためアラブに考え直すように言うが、
アラブはカージャルを愛した事はないと言う。

カージャルはアラブとの名前を記した服飾の会社を興しており、
順調に売り上げを伸ばしていた。カージャルは離婚届にサインをする。

二人は思い出の地をたどり心が通ったかに見えたが、
そこへアメリカのアンナから電話が入る。
アラブがなかなか戻ってこないため、
祖父と一緒にかインドへ結婚式を挙げるために来ると言う。

そしてアンナはカージャルに会い、カージャルはアンナに、
アラブは自分の事を愛した事はなかったと告げる。

アンナとアラブの結婚式が行われている途中に、
弁護士が現れて離婚が成立していない事を告げる。
なんと離婚届にアラブのサインがなかったのだった。

運命を信じているアンナはアラブに言う。
カージャルこそがあなたの運命であると・・・。

アラブはカージャルの元へ行き、
子供のころからいつも君と僕は一緒だったと言う。
そして二人は抱擁する。

 ああ~。私も運命論者だけど、
 相手が運命だと思っていない場合もあるからね。笑。
 アメリカからインドまで来て運命じゃなかった事が解ったら、
 笑えないなぁ・・・引きづるなぁ・・・。
 立ち直るのに時間かかるなぁ・・・。

 ちなみにボビー36歳、昨日誕生日だったプリヤンカ23歳、
 ビパシャ26歳。

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【インド映画】 ~ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ムンバイ・ドーバラ~

2020年07月18日 22時15分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の続編で2012年公開。
主演はアジェイ・デーブガンからアクシェイ・クマールに変わった。
前作でスルターンを暗殺したショエーブが主人公である。

が、ギャング同志の抗争かと思いきや・・・。
一人の女性を巡る抗争? が中心のストーリーだった。
続編と言うわけではないらしい。

  <ストーリー> 

ムンバイで孤児であるアスラムが仲間とバイクの賭けレースで、
いかさまをしてお金をもらっているシーンから始まる。
そこでショエーブ(アクシャイ・クマール)に声をかけられる。

12年後・・・・ショエーブは中東に進出している。
そしてムンバイ全域を支配下にしようと目論んでいるが、
オマーンで命を狙われた。

ムンバイに戻ったショエーブは目をかけて育て上げたアスラム
(イムラン・カーン)を呼び本当に信用できるかどうか試し、
自分を脅かす可能性のあるラワルの暗殺を指示するが失敗する。

ある日、ジャスミン(ソーナークシー・シンハー)は、
港に立つ男が自殺するのではないかと思い声をかけた。
それがショエーブだったのだが、
ジャスミンはショエーブを知らなかった。

そしてあるパーティで再会するがジャスミンは
ショエーブをギャングの大物だと知らないため、
対等の立場で話しかける。ショエーブはそう言う彼女に惹かれ、
権力に物を言わせ不正にジャスミンに賞を受賞させ、
映画の撮影を進めるなど目をかけて行く。

 外見からカタギではないと判ると思うのだけれど・・・・。

アスラムはジャスミンに想いを寄せるが・・・
上手く気持ちを伝えられずにいた。
ジャスミンはカシミールに婚約者がいたため、
いずれにしろ受け入れられなかった。

ショエーブはジャスミンに豪華な家を贈ろうとするが、
ジャスミンは彼を拒絶する。ショエーブは撮影を中止させる。

 いやいやいやいや・・・・見返りを求めず援助する、
 タダのいい人なんていないんだから。

敵対するラワルらはジャスミンを
ショエーブの新しいGFだと思い込みマークする。

ショエーブはジャスミンの家にたくさんのプレゼントを贈り、
ちょっとした脅迫行為を行う。そしてアスラムに迎えに行かせる。
アスラムは迎えに行ったのがジャスミンだと知り驚くが、
ジャスミンもアスラムがショエーブの舎弟だった事に驚く。

そこで敵対するラワルの手下がジャスミンを撃ち、
アスラムがジャスミンを病院に運ぶ。
病院に現れたショエーブは恋のライバルのアスラムに、
宣戦布告をする。

ショエーブは二人を残し病院を出る。
ラワルからの電話を受けたアスラムは、
ショエーブのいるホテルを告げ襲撃を期待する。
だが、ショエーブはラワル達を待ち伏せし逆襲する。
そして病院に戻るがアスラムはジャスミンを連れて逃げた。

警察もショエーブを逮捕するために包囲を引く。
ショエーブはアスラムとジャスミンを見つけ、
アスラムを滅多打ちにする。そこへ警察が駆けつけ、
ショエーブを撃つがアスラムが身代わりとなった。
しかしショエーブは後続の警官に撃たれて、
側近によってその場から連れ出される。

最後のシーン、負傷したショエーブが、
ジャスミンに宛てた手紙を読む。
カメラがズームアウトして行き、
そこが船倉だった事が判る。

 うーん、2発撃たれたショエーブが
 生きているとは思えないんだけど。
 映画だからいいのか?

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カレー・リーフ。

2020年07月17日 22時16分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

引きこもり中はできるだけ外出しないようにしている。
なので食材や日用品を買うために一週間に3回ほど、
だいたい30分~1時間程度だけ日に当たるのだ。
買う物も決まった物になるのだが、
今日行ったスーパーに生のカレーリーフがあった。

前回カレーリーフを買った時に随分と探したので、
見つけた時に買っておこうと思った。
インドではカレーリーフは普通に売ってると思うのだが、
実は売っていないのだった。

その理由は・・・・・?
一つはインドなので家庭で庭などに生えており、
買う必要がない、という説。しかし庭のない家だってあるし、
そんなに生えているのを見た事はない。

二つ目はカレーに入れると言っても北インド料理には、
それほど使われていないのだ。南インド料理なら定番だけど。
私はこちらの理由だと思う。

それに乾燥した物が多い。
だから生のカレーリーフを見つけたので思わず買ったのだが、
こんな感じの枝が20本位入って、なんと値段が・・・
たったの10Rs(約16円)だった。

これ日本で買えば5本で300円位するらしい。

育てて見るのがいいかも。

保存方法は、乾燥させると匂いがなくなってしまうので、
洗って冷凍するのがいいそうだ。使用する時には、
解凍せずそのまま鍋や釜に放り込むと香りが残っている。

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