タイトルはヒンディー語で「君を忘れられない」。
単純な恋愛映画かと思っていたのだが、
なんと? ほほぅと言う内容だった。
肉体派のサルマン・カーンだから、
肉体美を披露しないわけはなく、
後半はアクションが十分に盛り込まれていた。
2002年当時はサルマン37歳、ディア23歳、
スシュミタ27歳。ちょっと笑えたのは、
劇中でアイシュワリヤ・ラーイのパネルにサルマンが話しかける、
ディアが一番美しいと言った後に・・・
嘘だよ、君が一番さ・・・と。
当時二人は付き合っていたので、むふふと思った。
<ストーリー>
ヴィール(サルマン・カーン)はムスカーン(ディア・ミルザ)と
恋人同士である。しかしヴィールは子供の頃の記憶がなかった。
ある時にムスカーンの父親の脚にある傷が銃痕である事を知り、
自分の身体にも同じ痕がある事に気づく。
そして州知事の演説を聞いている時に、
暗殺者の姿を見たような錯覚をしてしまう。
ヴィールとムスカーンの結婚式の日に、
何者かに襲撃された事でヴィールは、
自分の過去を知るためにムンバイへ向かう。
ムンバイで記憶を頼りに自分が住んでいた場所を探し当てると、
自分は覚えていないが周りの人々が自分を知っているようだった。
そして飼っていた犬が現れ昔の住居に案内する。
ヴィールは少しづつ思い出し始め、
何かに引かれるようにモスクへ行く。
そこでアリと呼ばれムスリムだった事を思い出す。
しかしアリと呼んだ若い男は何者かに射殺されてしまう。
アリは追手から逃げる。
ムンバイに住んでいた頃、アリは射撃の名手で、
親友のインデル(インデル・クマール)とはライバルだった。
メハク(スシュミタ・セン)と言う結婚を約束したGFもいた。
そして射撃の腕を見込まれてムンバイ警察の総監から、
ギャングを狙撃する事で報酬を得る仕事を依頼される。
ある日、州知事から選挙を有利に運ぶために、
破格の報酬で自分を狙撃して欲しいとの要請を受ける。
防弾チョッキを着用するので胸を撃つようにと、
入念に打合せをしてアリは狙撃の機会を狙っていた。
ところがアリが狙撃する前に誰かが、
州知事の頭を撃って殺害してしまった。
アリはこの大きな仕事が終わったら
メハクと結婚する約束をしていたので、
警察追われたアリは約束した列車に飛び乗った。
そこで・・・・アリはインデルに襲われた。
インデルは大金に目がくらみ、次期知事を狙う側近からの依頼で、
州知事を撃っていたのだった。そこで邪魔になったアリを撃って、
鉄橋の上から突き落とした・・・・
それから3年の月日が経っていた。
本当のヴィールは軍人で殉職していた。
ヴィールの葬儀の際に火葬した灰を河に流していたところ、
アリが流れて来たため、ヴィールが生き返ったと言う事にして、
家族が助けていたのであった。
何も知らないメハクはインデルと結婚していた。
州知事暗殺の犯人として警察に追われているアリは、
総監に自分は撃っていない事と、
ビルの上の狙撃場所からでは角度が異なる事を説明し、
真犯人のインデルを捕まえるために2時間の猶予をもらう。
その前に・・・ライフルの弾と拳銃の弾は違うし、
撃たれた州知事の弾を調べれば簡単に判るはずなのに・・・。
ぼんくらだな・・・ムンバイ警察。
アリとインデルは狙撃の依頼の証拠を残す為に、
依頼された内容をビデオに残していた。
インデルの家に側近が州知事暗殺を依頼しているビデオはあった。
それを見たメハクはインデルが裏切っていた事を知った。
アリを殺すためにインデルがやって来た。
武器を用意していたアリと撃ち合いになる。
メハクはアリをかばいインデルに撃たれてしまう。
総監も警察を率いて現れ、アリはインデルを倒す。
インデルは射撃大会でいつも2位だった事と、
想いを寄せていたメハクがアリと相思相愛だった事で、
嫉妬していたのだった。
そこに現州知事がアリを消そうと護衛を連れて現れた。
アリは証拠のビデオを流し、総監は州知事を逮捕した。
アリはムスカーン達が待つ村へ戻り、
自分がアリと言う名前のイスラム教徒だと話すが、
家族はヴィールとして受け入れる。