カンパ chorus フロントブレーキ組付け
シューがリムから2mmくらいはみ出ている。
シューがタイヤに当たらないうちはこのままでも使えそうだが、
ブレーキアーチにもまだ設計上のマージンが2mmほど見える。
ブレーキ本体やシューカセットの取り付け位置をオフセットさせるパーツもあるが、どうしても見た目がすっきりしなくなってしまうし、コストもかかる。
← 削った。
どこまでが強度計算のマージンかは想像で、危険な行為ではある。
アーチを伸ばす分、てこの原理で制動時に母体部にかかる応力は強くなるが、カセットを固定するボルト部分は先端をぐるりと使って固定できるので有利というところ。
タイヤとシューの間からリムが見えるほどになった。
BSMにショートリーチのブレーキを付けられない問題がこれだけでクリアできるならどうだろう。
ただ僕が自転車屋ならこんな加工はお客の自転車に施すことはできない、たった数mmの超えられない壁がある。
2/2追記
今日の通勤+寄り道の往復約20kmでグキグキ握ってたらフロントはさっそく当たりがついできた。
効きのシマノ、フィーリングのカンパというそうだが、
デュラエースのブレーキを知らないので何とも言えない。
握ったら握った分だけ効いていくカンパというのはこんなものかと思った。
というのも、BR-R450+swissstop緑シューと比べてとくに変わらないから。
とはいえ、カンパのブレーキレバーのスプリングはシマノのSTIより柔らかいそうだから、
レバーもカンパでないと本当のところは分からない。
一番のつっこみどころは、リアブレーキの効きの悪さだ。
両手で思い切り握るパニックブレーキではタイヤのロックを防いでいいのかもしれないが、
そんなのはブレーキング一万回に一回あるかないで、一万回のうち一万回はリアでもぎゅっと効いてほしい普通のブレーキングだ。
何を考えてこうしたのか知らないが、一万分の一級の小さな親切大きなお世話である。
バイクも含めた2輪車乗りの操作の楽しみの一つには前後のブレーキ配分もあるのに、
カンパの中の人は自転車乗りはブレーキレバーをやみ雲に握ると思っているらしい。
こんなにステキなデザインのものを作るのに、バカですかアホですか?