両親は統合失調症の姉を自宅に閉じ込めた 映画監督と家族の40年
毎日新聞
2024/12/7 12:00(最終更新 12/17 08:56)
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統合失調症の姉を、両親は自宅に閉じ込めた――。映画監督の藤野知明さん(58)が、20年以上にわたる自身の家族の記録をまとめたドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」を製作した。「我が家は間違いなく失敗例」。そう振り返る藤野さんは、作品を公開することで同じような失敗が繰り返されないことを願う。
統合失調症は感情や考えをうまくまとめられなくなり、幻覚や幻聴、妄想、認知機能の低下といった症状が出る精神疾患だ。
100人に1人ほどが発症するとされるが、詳しい発症原因は明らかになっていない。ただ、薬物療法などで症状の緩和が期待でき、早期発見が肝要とされる。
しかし、藤野家では両親が医師だったにもかかわらず、25年もの間、統合失調症の疑いがある長女に治療を受けさせなかった。
藤野さんは「姉は発症後、ほとんど独りで過ごしていた。もっと早く治療を始めていたら、姉には違う道もあったのではないか」と嘆く。
玄関ドアに南京錠
藤野さんは札幌市出身。両親と8歳上の姉と暮らす、ごく普通の生活が一変したのは1983年のことだった。
大学の医学部生だった24歳の姉が夜間に突然、大声を上げ始めた。…
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