ちょうどYoutubeで遊戯王アニメが配信されているのでぜひ見てほしい
なお、遊戯王アニメの中でもトップクラスの問題児であるアークファイブについて少し触れておく
アークファイブはペンデュラムカードを中心とした異世界探訪がテーマだ
ある日、主人公の遊矢はデュエルの最中に不思議なカード「ペンデュラムモンスター」を得る
そのカードは今までとは全く異なるイラストと効果、そしてペンデュラム召喚という未知の召喚方法を扱えた
遊矢はその力を使い異世界からの来訪者に対抗し、仲間と共にアカデミアという組織を倒す旅にでる
このアニメは通算3年かけて遊矢の旅と闘いを描いたのだが、徹頭徹尾ストーリーやバトルが面白くない
例えば
アークファイブはこれらをほぼ全編に渡って行うという愚行をした
ようするに3年間かけて全く面白くないアニメを垂れ流したことになる
普通、最初や結末は良いと言われることがあるのだが、アークファイブはどこを切り取ってもほぼ面白くない
1クールアニメでならそういうことはあっても3年かける販促アニメでそれはひど過ぎる
全てが不快なことなのだが、デュエルのシステム自体も評判が悪い
今作では実体化したソリッドビジョンというシステムにより、フィールドが火山や雪で覆われたり、実際にモンスターに乗れたりする
これにより単なる棒立ちではなく、デュエルに迫力と動きを加え、モンスターと一体になって闘うという醍醐味を味わえる、はずだった
アークファイブにそんな面白い要素を全く活かすことなく終わった
3年かけてずっとアクションデュエルしていたのに、そのアクションデュエルの魅力を一度も引き出さないって、むしろ凄いことだと思うよ
モンスターが実体化したのに、やることと言えば乗ったりすることくらい
あとはモンフターに街を破壊させる程度
既存のゲームやアニメで見られるし、カードゲームとして目新しことがない
最初の数回で飽きてしまうのにずっと擦り続けるものだから、脚本家の腕の悪さが際立つ
前々作でバイクに乗ってデュエルしていたほうがよほど面白かったのに
アクション要素として一番使われたアクションカードというサポートカードの存在も本当に評判が悪かった
アクションカードは戦場にランダムで散らばり、それを拾うとデュエル中に使えるお宝アイテムなんだが、ほぼ相手の攻撃を避けたりダメージを軽減するという回避カードしか使われない
アクションカードがデュエルの勝敗に影響することはあるのだが、どうせ回避で回避すると分かっているので予定調和にもならない
ストーリーの中でアクションカードを上手く組み込んだ場面はほとんど無いので、存在価値ゼロ
アクションカードの存在がなければアクションデュエルが成り立たないが、あっても全く面白くないというデッドロック状態
主人公の遊矢は自称エンタメデュエリストであり、「デュエルで笑顔」が信条
もちろん視聴者は誰も笑わないのだが
自分の経験値の低さはアクションカードで強引に底上げするため、とにかく逃げ回ってダメージ回避カードを拾うという動作が多用される
そのため遊矢が一番使うカードはアクションカードの回避であるとすら思える
デュエル自体も全体的に行き当たりばったりでこれといった組み立てが感じられない
それでいて「デュエルで相手を笑顔にしたい」とか「父さんのようにエンタメデュエリストになりたい」などと大して意味のないことを毎回繰り返す
そして、とりあえず強カードを引けばいきなりイキり散らしてツヨツヨ展開で強引に勝つ
極めつけとして、勝ったら「デュエルで笑顔になっよたよな」と誰も面白いと感じていないのに強制的に笑顔にさせようとする
笑顔は面白い展開や突拍子もない戦略などにこそあると思うのだが、単なる大量展開やまくり札による勝ちで誰が笑うんだろう
それが3年後も変わらないのが遊矢
これが全編を通して続き3年間変わらない
つまり主人公自体が本当に成長していないし、ずっと言ってることとやりたいことと結果が異なるという異常事態
こんなアニメある?
遊矢の幼馴染の権現坂は不動を生業とするシンクロデッキで、魔法罠カードを一切使わないフルモンスターが特徴
これだけで筋が通っているのだが、さらにアクションカードも拾わないというまさに不動の漢
遊矢がダメージ貰わないためにアクションカードに頼っているのに対して、権現坂は自身のデッキと技術で何とかしている
主人公と真逆の性格とデュエル哲学たが、面白さもこちらのほうが数段上だ
また、シンクロ次元で再登場したジャック・アトラスは本当に主人公と言っていいくらいにカッコ良い
セリフと信条が噛み合い、常に王者であることを自分に課してなお高みを目指す孤高の精神
遊矢と対戦した時はデュエル中に遊矢のデュエルの悪さを徹底的に指摘して導くという、騎士のような男だ
まあ、そんなジャックのアドバイスを全く聞かずに自分勝手なデュエルをし続けるのが主人公の遊矢なんだが
本当に遊矢以外が大体まともで、遊矢が徹底しておかしいデュエルばかりしている
作中で何度もそれは指定されているのだが、数分後には全員遊矢のスマイルワールドに洗脳されているらしく、不自然な笑顔で終わるばかりだ
この3年間かけた旅がなんでこれで良いと思ったのか
遊戯王どころかアニメ史に残るかもしれないクソ脚本といっていいと、ラストを観て思った
総合的にみてレベルが低い脚本だけど、主人公の遊矢を絡めなければ割とみられる
これは遊矢というキャラが逆補正を無理矢理かけられているからと捉えるのが自然だ
あまりに不自然で幼い思考のままな主人公は、明らかに脚本による産物でしかない
特定のキャラを立てようとする人はいるが、むしろ遊矢だけが変に蔑まれているのは納得がいかない
だって遊戯王の販促アニメだよ?主人公つえーが自然に出てほしいのに、本当に不快なバトルだらけで嫌になる
どんだけ悲惨なのかは今後わかるだろう
頑張ってみような