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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!
月別アーカイブ  [ 2018年03月 ] 

金剛山 第574回 (2018.3.17) 

20180317-0.jpg
もみじ谷本流ルートのVゾーンにて

暑さ寒さも彼岸まで。。

【ルート】
 登り:もみじ谷本流ルート(どんぐり坂谷詰め)
 下山:狼尾根派生ルート


今日は金剛山水越側のもみじ谷ルートを久しぶりに。
もみじ谷ルートというとアベックさんのテリトリーみたいなもので、
初めてお目にかかった時、ハイカーの障害になる倒木の枝などを取り除いて
安全確保に努めておられたのが印象的であった。
最近やたらとテープ等がギラギラと貼られているが、それらはアベックさんではない。
もしかしたらお会いできるかなぁと狙ったけど結果的には会えなかった。

10時前に水越峠の駐車地付近に着いたものだから、
どこも満杯そうで路駐しか無いと思いきや、すでに帰られたと思われる空きが1台分。
それもバス停横で確保できたのでラッキー。(≧∇≦)
準備していると金剛バスまで到着して状況一変、、賑やかになる。
バスから降りてこられた方の一人はヤマップのとんとんさんだった。
カヤンボのほうを攻められるということ。
知人との待ち合わせもあったので準備でバタバタしており、立ち話もそこそこにお別れ。
ダイトレは、昨年の台風の水害の後片付けでユンボやトラックが出入りしているという状況。
ダイトレを朝も遅い時間に歩き出していると、次々とハイカーがやってくる。
最近は水越側もメジャーになったのか、はたまた金剛山自体、登山者が増えたのか
人に会わないのが難しいほどになってきているのを感じる。
つまり、写真撮影では他の方がフレームインしてしまう率が高く、
たとえ後ろ姿であっても昨今ではおいそれとネットに写真を掲載するのは憚れる。
写真を撮る=ネットに流れるみたいな意味合いが強くなってくると、
だんだんとカメラを向けれる場所が無くなってくる。。
じゃあもうカメラ要らないね、とはなってほしくないよなぁ。

さて、もみじ谷ルート。
ずいぶんと変貌しているのは知っていた。
逆にごちゃごちゃしたものが洗い流されて広く明るくなった感じ。
特に狼谷や、その分岐付近がスッキリ。
狼尾根も歩く人が増えたのか、踏み跡もハッキリと見てとれ真新しいトラロープまで設置。
今回は普通にもみじ谷本流ルートを歩くつもりは無くて、
どこだったか右手に取り付きのある未踏の尾根に上がるつもりが、つもりが・・
うっかりしていて見落としてしまった。(^^ゞ
たしか第5堰堤とVゾーンの間だったような。。
すでに第6堰堤まで来てしまってから行き過ぎたことに気づいたもんだから
ちゃっちゃと、どんぐり坂の急登を登って終わりにしようと思っていたら、
どんぐり坂への取り付き前方に真新しいテープが見えたのでテープを追って谷を詰めてみた。
寒の戻りのせいで霜柱ができており、それが溶けかかってヌルヌルの状況で
最後はトラロープのあるちょっとした急登となった。
足がズルズル滑って、一歩進んで二歩下がるワンツーパンチな状況は、
偶然にも設置されていたトラロープ無しでは登れなかった。(^^ゞ
そんなこんなで、売店裏の踏み跡が入り組んでるところに出て終了。
捺印所では西田さんと長話し。
先週末は2件ともヘリでピックアップする事故があったとかで、
1件はメディアで報道されたとおり、お亡くなりになる事故となった。
もう1件は35歳男性が第5か第6かの堰堤から転落して足骨折でヘリピックアップ。
まぁそれにしても今回の冬シーズンに入ってからというもの、
金剛山での遭難事故は、見聞きしただけでも過去に例がない大量発生だった。
特に、タカハタ・ツツジオルートでの遭難が目立って多く毎週末連続していたことも。
その原因について考察してみる。
見聞きした話を総合すると、初心者や金剛山初めてというハイカーが、
どちらかというと熟練者向けのタカハタ・ツツジオ方面へやたらと流れて来ていた。
尋ねてみると「こっちが本道と思った」「みなさんがこっちへ流れるので」との理由。
それもそのはず、慣れたハイカーだと試練の本道より、ワイルドなタカハタ・ツツジオへと
流れて行くものだから、何も考えずに付いて行った結果、迷ったというケースがほとんど。
つまり、大きくルートが分かれる高城茶屋の前に、
 「千早本道は右(→)」
といった案内板が無いから事故多発という結果になったのではないかという結論。
ついでに「左(←)熟練者コース」とも書いておいてほしいかな。
ライブカメラ人気で、遠方からの初めてやってきたというハイカーだけでなく、
外国人までが増えてきている現在、ぜひ看板設置を望みたいところ。

捺印を済ますと香楠荘へお昼に向かい、お気に入りの「冷やし月見山かけ蕎麦(大)」を食べ、
再び山頂まで戻り、下山は登りで見つけられなかったルートを逆から行けないかと
過去に歩いたことのある大日岳手前の取り付きからしばらく踏み跡に従う。
途中、3分岐があって「左:狼谷ルート、中央:狼尾根(急)、右:ややゆるい
と書かれてあった。
ややゆるいって何ですの?!
左と中央は知っているので、右のややゆるいルートこそ探していたそれだろうと進出するも
だんだん狼尾根のほうに寄って行ってるなぁと思ったらそれほどでもなく、
狼尾根、狼谷からけっこう離れた上流の、あまり印象がない谷に着地。
渡渉して登山道に取り付いてみたら、そこは第4堰堤から50mくらい下流だったかな。
振り返って眺めてみても、下からは登れるような取り付きや目印はまったく無かった。
ってことで、なんとも不完全燃焼ながらも、たっぷり歩き倒せたのでヨシとしよう。

その他の写真は以下より。

金剛山の一日

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