2023年08月30日
訓練登山も定着化
三年前から始めたく、里山での訓練登山も定着して年に90回を数える回数となる。今年も1月をスタートにする、8月末で50回となる。体力も少しはアップするが、一番は健康が維持できていることだ、あまり自慢するとどんでん返しを喰らうので、ほどほどにしておくが、歯科や外科以外内臓不良で医者通いは無い、よって薬も常用はしていない。
登山の日は、早起き4時過ぎ起床、5時半には自宅出発で、登山開始は7時と早朝が勝負の日程だ。里山は標高500mと低山だが、2~3時間タップリ汗をかき、朝食とも昼食ともつかない食事を山頂で摂り、山頂では1~2時間ゆったりとコーヒーやスイーツで、疲れをいやし、下山して午後2~3時に帰宅して、少し草むしりなどして一日が終わる、健康的な毎日が過ごしている。
登山の日は、早起き4時過ぎ起床、5時半には自宅出発で、登山開始は7時と早朝が勝負の日程だ。里山は標高500mと低山だが、2~3時間タップリ汗をかき、朝食とも昼食ともつかない食事を山頂で摂り、山頂では1~2時間ゆったりとコーヒーやスイーツで、疲れをいやし、下山して午後2~3時に帰宅して、少し草むしりなどして一日が終わる、健康的な毎日が過ごしている。
2023年08月30日
訓練登山も定着化
三年前から始めたく、里山での訓練登山も定着して年に90回を数える回数となる。今年も1月をスタートにする、8月末で50回となる。体力も少しはアップするが、一番は健康が維持できていることだ、あまり自慢するとどんでん返しを喰らうので、ほどほどにしておくが、歯科や外科以外内臓不良で医者通いは無い、よって薬も常用はしていない。
登山の日は、早起き4時過ぎ起床、5時半には自宅出発で、登山開始は7時と早朝が勝負の日程だ。里山は標高500mと低山だが、2~3時間タップリ汗をかき、朝食とも昼食ともつかない食事を山頂で摂り、山頂では1~2時間ゆったりとコーヒーやスイーツで、疲れをいやし、下山して午後2~3時に帰宅して、少し草むしりなどして一日が終わる、健康的な毎日が過ごしている。
登山の日は、早起き4時過ぎ起床、5時半には自宅出発で、登山開始は7時と早朝が勝負の日程だ。里山は標高500mと低山だが、2~3時間タップリ汗をかき、朝食とも昼食ともつかない食事を山頂で摂り、山頂では1~2時間ゆったりとコーヒーやスイーツで、疲れをいやし、下山して午後2~3時に帰宅して、少し草むしりなどして一日が終わる、健康的な毎日が過ごしている。
2023年08月17日
秘湯の湯2題その2 (本沢温泉)
秘湯の湯その2は一ヶ月以上遡った、6月16日~18日に、テント泊で八ヶ岳・本沢温泉(日本で最高点 2114m)に行ってきた。メンバーは里山での訓練仲間3名で、初めてのソロテントの登山とした。
本沢温泉は日本一高所の温泉で"開放的な野天風呂"だ。また今回シーズン最初の遠征登山だ。
テント泊で荷物も多く成る為、アプローチの短さもここに決めた要素だ、登山口から山小屋まで、約2時間かつ傾斜も少ないアプローチは、自分のような高齢者にはもってこいの場所だ。
そして翌日は小屋から距離の近い"硫黄岳・横岳"と八ヶ岳の好展望地を目的の山に定めた。
高所の温泉を目的にテント泊の登山は初めてだ、その為ザックの重量は軽くて負担を少なくする様に考えたが、前日の荷造りで測定すると15kgだ、後は行動中の飲み水如何に節約するかだ。
当日積み込んだ水分は約1.5Kg、何とか17Kg以内に収めることが出来た。
いよいよ実行の日、本沢温泉に早く到着して、野天温泉に入りたいとの思いから、自宅を 早朝の 5時に出発、各メンバーをピックアップして、清水からは 中部横断道を活用して八ヶ岳の麓を目指した。そして"本沢温泉入口"に予定より少し早く10時前に到着して、いよいよ2時間のルートを歩き出した。
ルートは予想以上歩きやすく、傾斜も少ない、行程3.5km・標高差250mを3ピッチの2時間半で歩き、午後1時過ぎにはテント場に到着、空模様が怪しくなってきたので、急ぎテントを張り、いよいよ"天空の野天風呂"へ向かった。小屋から歩くこと"20分"待ちに待った温泉に飛び込み、今日の疲れはいっぺんに飛んでしまった、周囲の景観を背景にゆったりとした気分で、"満足・満足・・・・・・だ"。
翌日は、横岳登頂を目指して小屋を出発したが、昨日の慣れない重荷の疲れが残り、標高差660mの硫黄岳までが精一杯で、残念ながら横岳へは登れず、硫黄岳山荘周辺の高山植物を写真に収め、"ウルップ草やこまくさ"などを堪能した。今回を教訓に、里山での訓練山行もボッカの力をつけるよう、少し重いザックで体力を付けるように頑張りたい。
<登山記録> 6月16日(金)・天候:くもり ・自宅 5:20 ⇒藤枝・静岡清水区⇒ 八ヶ岳・本沢温泉入口 9:40--10:35 ~ ゲート 11:30(休み10分) ~ 本沢温泉 13:15 各自テント設営 ⇒ 野天温泉 13:30---14:00 ⇒ テントへ戻り・夕食 ・6月17日(土)・天候:晴 ・本沢温泉 6:10 ~ 夏沢峠 7:20 ~ 硫黄岳(2760m) 9:00---9:15 ~ 硫黄岳山荘 10:00---12:25 ~ 硫黄岳 12:55(休み10分) ~ 夏沢温泉 14;32(休み10分) ~ 本沢温泉 15:38 テント泊 ・6月18日(日)・天候:晴 ・本沢温泉 8:30 ~ 休憩 9:00(休み5分) ~ 本沢温泉入口 10;12---10:45 ⇒ 高速 ⇒ 藤枝・静岡清水区⇒ 自宅 17:00
おやまのエンドウ イワウメ
イワカガミ キバナノコマノツメ
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ
九輪草 コマクサの蕾
本沢温泉は日本一高所の温泉で"開放的な野天風呂"だ。また今回シーズン最初の遠征登山だ。
テント泊で荷物も多く成る為、アプローチの短さもここに決めた要素だ、登山口から山小屋まで、約2時間かつ傾斜も少ないアプローチは、自分のような高齢者にはもってこいの場所だ。
そして翌日は小屋から距離の近い"硫黄岳・横岳"と八ヶ岳の好展望地を目的の山に定めた。
高所の温泉を目的にテント泊の登山は初めてだ、その為ザックの重量は軽くて負担を少なくする様に考えたが、前日の荷造りで測定すると15kgだ、後は行動中の飲み水如何に節約するかだ。
当日積み込んだ水分は約1.5Kg、何とか17Kg以内に収めることが出来た。
いよいよ実行の日、本沢温泉に早く到着して、野天温泉に入りたいとの思いから、自宅を 早朝の 5時に出発、各メンバーをピックアップして、清水からは 中部横断道を活用して八ヶ岳の麓を目指した。そして"本沢温泉入口"に予定より少し早く10時前に到着して、いよいよ2時間のルートを歩き出した。
ルートは予想以上歩きやすく、傾斜も少ない、行程3.5km・標高差250mを3ピッチの2時間半で歩き、午後1時過ぎにはテント場に到着、空模様が怪しくなってきたので、急ぎテントを張り、いよいよ"天空の野天風呂"へ向かった。小屋から歩くこと"20分"待ちに待った温泉に飛び込み、今日の疲れはいっぺんに飛んでしまった、周囲の景観を背景にゆったりとした気分で、"満足・満足・・・・・・だ"。
翌日は、横岳登頂を目指して小屋を出発したが、昨日の慣れない重荷の疲れが残り、標高差660mの硫黄岳までが精一杯で、残念ながら横岳へは登れず、硫黄岳山荘周辺の高山植物を写真に収め、"ウルップ草やこまくさ"などを堪能した。今回を教訓に、里山での訓練山行もボッカの力をつけるよう、少し重いザックで体力を付けるように頑張りたい。
<登山記録> 6月16日(金)・天候:くもり ・自宅 5:20 ⇒藤枝・静岡清水区⇒ 八ヶ岳・本沢温泉入口 9:40--10:35 ~ ゲート 11:30(休み10分) ~ 本沢温泉 13:15 各自テント設営 ⇒ 野天温泉 13:30---14:00 ⇒ テントへ戻り・夕食 ・6月17日(土)・天候:晴 ・本沢温泉 6:10 ~ 夏沢峠 7:20 ~ 硫黄岳(2760m) 9:00---9:15 ~ 硫黄岳山荘 10:00---12:25 ~ 硫黄岳 12:55(休み10分) ~ 夏沢温泉 14;32(休み10分) ~ 本沢温泉 15:38 テント泊 ・6月18日(日)・天候:晴 ・本沢温泉 8:30 ~ 休憩 9:00(休み5分) ~ 本沢温泉入口 10;12---10:45 ⇒ 高速 ⇒ 藤枝・静岡清水区⇒ 自宅 17:00
八ヶ岳・本沢温泉~硫黄岳の概要図
八ヶ岳・赤岳など主稜
日本最高所(2114m)の秘湯の湯"本沢温泉(野天風呂)" 硫黄岳山頂付近からの野天温泉
ウルップ草
おやまのエンドウ イワウメ
イワカガミ キバナノコマノツメ
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ
九輪草 コマクサの蕾
2023年08月10日
秘湯の湯その1-3 (高天原温泉) ( 黒部川源流・大東新道を辿り下山へ )
<記録><7月26日(水)~27日(木)><天候:晴><概要:●行動時間:7/26 ⇒ 11時間15分 ( 内休憩時間:120分 ) ・7/27 ⇒ 4時間35分 ( 内休憩時間:38分 ) ●水平移動距離:7/26 ⇒11.6Km ・7/27 ⇒ 7.0Km ●累積標高: ・7/26 ⇒ 登り/下り 806m /603m ・7/27 ⇒ 登り/下り 64m /1,042m>
<行動記録> ・7月26日(水) 高天原山荘 6:30 ~ (途中休憩1回) ~ 高天原峠 7:35(休み5分) ~ (ここから"大東新道") ~ (ルートはE,D,C沢など高巻き、河岸へつり、梯子、黒部川川床遡行) ~ B沢(黒部川本流)合流 11:15 (休み30分) ~ 河岸遡行 ~ 大トラバース 12:15(休み10分) ~ 薬師沢小屋13:50(休み10分) ~ 休憩14:40(休み5分) ~ 草原休憩15:45(休み10分) ~ 休憩16:45(休み10分) ~ ( 途中休憩頻繁 ) ~ 太郎平小屋 17:45 (宿泊)
<行動記録> ・7月27日(木) 太郎平小屋 7:30 ~ 五光岩ベンチ 8:25(休み15分) ~ 休憩(P=1900) 9:50 (休み5分) ~ 積雪量測定ポール 10:05(休み10分) ~ 三角点10:20 ~ 休憩11:19(休み10分) ~ 折立駐車場12:05---12:30 ⇒ 温泉13:00---14:00 ⇒ 流杉IC ⇒ 東海北陸・東海環状・新東名 ⇒ 金谷IC ⇒ 各自宅
<紀行 7/26,27> ・7月25日、難儀して12時間歩いたその夕方、山小屋の管理人に明日の下山路"大東新道"の注意点を聞くと、「油断しないで歩いてください、今の季節は歩く人も多いから、判りにくくはないと思います、但し初級者コースではないよ‼‼‼」と念を入れて話してくれた。楽ではないが、時間短縮は出来るだろう、雲ノ平へ登り返すよりはましだろうと。しかし念のため、出発時間は出来るだけ早くして、6時には出発することとした。
翌朝 早々に朝食を済ませ、まだ涼しい"高天原山荘か建つ高層湿原"を出発した。先ずは 1.55Kmの緩い登り、1時間のアルバイトで"高天原峠"へ。ひと汗かきいよいよ"大東新道"に一歩踏み出した。小屋に掲示されていた"大東新道の説明概要"を頭に描く、峠から180mの標高差を急降下、驚くほどの傾斜だ。間もなく標識で"E沢"に出会う、ガレている沢を高巻く、冷や汗が背中を伝い落ちる。次の"D沢"は丁寧に設置された"長い梯子"を使い沢を巻くように乗越す、後は"C沢""名無し沢"をロープなどで乗越す、油断は禁物。途中の樹林で、薬師沢小屋からの登山者に出会う。ルート状況を聞こうにも、苦労話などを訴えられる、水に浸かったことなど聞き、ルートの状況は正しく伝わらない、兎に角大変な沢歩きらしい。峠からほぼ3時間、アットゆう間に"B沢"を高巻き、黒部川本流に辿り着いた。明るい河原で大休憩をとり、これからの河原歩きに備える。ここでも単独の登山者に出会うが、先ほどの人以上にあたふたと苦労話に終始する、"ルートの酷さと腰まで水に浸かった"を聞かされ、先のルートで渡渉が有ることを覚悟する。
休憩で鋭気を養い、河原歩きを開始する、大きな石を飛び越しながら、赤ペンのルート表示を探すのは意外に応える、更に正午の陽光が疲れを倍加させる。暫く木陰に入ったと思うと、ロープを伝わる本流沿いの"ヘツリ"で肝を冷やす。しかし、前述の登山者が話していた、水に浸かる渡渉は出てこない。前方に、対岸から枝沢が流れ込む大きなコーナーが見えた、この辺りがやばい場所かなと思いながら、歩を進めると"少し高い場所に"ヘツリ"のルートを観ることが出来た。いよいよかと覚悟を決め、その場所に行くとそれほど危なくないルートだつた。
ホット胸をなでおろした、再び川床歩きを始めたころ、先頭のメンバーが「吊り橋が見えたよ」と嬉しそうな声。
やっとたどり着いたのだと実感した。そして最後に大きな沢の高巻きを終えると、最後の梯子2台を乗り越え、吊り橋を渡り、ほぼ午後2時に"薬師沢小屋"に到着した、温泉宿から7時間強を要した、楽しくも厳しい黒部源流歩きでした。
後はこの余勢を使って、400mの標高差を登るのみだ。昨日は早朝で景色も良く見えていなかった為、今日はこのルートの景観と高山植物を楽しもうと開き直って歩き出した。
沢沿いの灌木帯は思ったより疲れを感じさせない、時々見える高山植物の白や黄色の花が気持ちを和ませてくれた。
沢に掛る橋を渡る頃から、最後の急坂が待っていた、標高差250m階段状の登山道を休み休み、下を見つめ歩く。辺りはガスが立ち込め、周辺は全く見えず、嫌になり時計を見ると午後5時半を回っている。
突然ガスが晴れると、目の前に"見慣れた太郎平小屋"が目に入った、救われた気持ちで、小屋の前の広場を歩き、ベンチの椅子に座り込んだ、時すでに17時45分、長い一日がやっと終わった。またこの日の夕陽は格別綺麗な紅色のような気がした。
翌日は、朝ゆったりと小屋前のベンチでコーヒーをみんなで飲み、薬師岳・水晶岳・鷲羽岳などを目に焼き付け、予想以上の強行軍だつた山行を思いつつ"折立登山口"を目指した。今年の夏山は、この方面にあと2回ほど訪れる予定た、楽しみだ。
<行動記録> ・7月26日(水) 高天原山荘 6:30 ~ (途中休憩1回) ~ 高天原峠 7:35(休み5分) ~ (ここから"大東新道") ~ (ルートはE,D,C沢など高巻き、河岸へつり、梯子、黒部川川床遡行) ~ B沢(黒部川本流)合流 11:15 (休み30分) ~ 河岸遡行 ~ 大トラバース 12:15(休み10分) ~ 薬師沢小屋13:50(休み10分) ~ 休憩14:40(休み5分) ~ 草原休憩15:45(休み10分) ~ 休憩16:45(休み10分) ~ ( 途中休憩頻繁 ) ~ 太郎平小屋 17:45 (宿泊)
<行動記録> ・7月27日(木) 太郎平小屋 7:30 ~ 五光岩ベンチ 8:25(休み15分) ~ 休憩(P=1900) 9:50 (休み5分) ~ 積雪量測定ポール 10:05(休み10分) ~ 三角点10:20 ~ 休憩11:19(休み10分) ~ 折立駐車場12:05---12:30 ⇒ 温泉13:00---14:00 ⇒ 流杉IC ⇒ 東海北陸・東海環状・新東名 ⇒ 金谷IC ⇒ 各自宅
高天原温泉~大東新道~太郎平小屋~折立の概略図
大東新道のルート概略説明図
<紀行 7/26,27> ・7月25日、難儀して12時間歩いたその夕方、山小屋の管理人に明日の下山路"大東新道"の注意点を聞くと、「油断しないで歩いてください、今の季節は歩く人も多いから、判りにくくはないと思います、但し初級者コースではないよ‼‼‼」と念を入れて話してくれた。楽ではないが、時間短縮は出来るだろう、雲ノ平へ登り返すよりはましだろうと。しかし念のため、出発時間は出来るだけ早くして、6時には出発することとした。
翌朝 早々に朝食を済ませ、まだ涼しい"高天原山荘か建つ高層湿原"を出発した。先ずは 1.55Kmの緩い登り、1時間のアルバイトで"高天原峠"へ。ひと汗かきいよいよ"大東新道"に一歩踏み出した。小屋に掲示されていた"大東新道の説明概要"を頭に描く、峠から180mの標高差を急降下、驚くほどの傾斜だ。間もなく標識で"E沢"に出会う、ガレている沢を高巻く、冷や汗が背中を伝い落ちる。次の"D沢"は丁寧に設置された"長い梯子"を使い沢を巻くように乗越す、後は"C沢""名無し沢"をロープなどで乗越す、油断は禁物。途中の樹林で、薬師沢小屋からの登山者に出会う。ルート状況を聞こうにも、苦労話などを訴えられる、水に浸かったことなど聞き、ルートの状況は正しく伝わらない、兎に角大変な沢歩きらしい。峠からほぼ3時間、アットゆう間に"B沢"を高巻き、黒部川本流に辿り着いた。明るい河原で大休憩をとり、これからの河原歩きに備える。ここでも単独の登山者に出会うが、先ほどの人以上にあたふたと苦労話に終始する、"ルートの酷さと腰まで水に浸かった"を聞かされ、先のルートで渡渉が有ることを覚悟する。
休憩で鋭気を養い、河原歩きを開始する、大きな石を飛び越しながら、赤ペンのルート表示を探すのは意外に応える、更に正午の陽光が疲れを倍加させる。暫く木陰に入ったと思うと、ロープを伝わる本流沿いの"ヘツリ"で肝を冷やす。しかし、前述の登山者が話していた、水に浸かる渡渉は出てこない。前方に、対岸から枝沢が流れ込む大きなコーナーが見えた、この辺りがやばい場所かなと思いながら、歩を進めると"少し高い場所に"ヘツリ"のルートを観ることが出来た。いよいよかと覚悟を決め、その場所に行くとそれほど危なくないルートだつた。
ホット胸をなでおろした、再び川床歩きを始めたころ、先頭のメンバーが「吊り橋が見えたよ」と嬉しそうな声。
やっとたどり着いたのだと実感した。そして最後に大きな沢の高巻きを終えると、最後の梯子2台を乗り越え、吊り橋を渡り、ほぼ午後2時に"薬師沢小屋"に到着した、温泉宿から7時間強を要した、楽しくも厳しい黒部源流歩きでした。
後はこの余勢を使って、400mの標高差を登るのみだ。昨日は早朝で景色も良く見えていなかった為、今日はこのルートの景観と高山植物を楽しもうと開き直って歩き出した。
沢沿いの灌木帯は思ったより疲れを感じさせない、時々見える高山植物の白や黄色の花が気持ちを和ませてくれた。
沢に掛る橋を渡る頃から、最後の急坂が待っていた、標高差250m階段状の登山道を休み休み、下を見つめ歩く。辺りはガスが立ち込め、周辺は全く見えず、嫌になり時計を見ると午後5時半を回っている。
突然ガスが晴れると、目の前に"見慣れた太郎平小屋"が目に入った、救われた気持ちで、小屋の前の広場を歩き、ベンチの椅子に座り込んだ、時すでに17時45分、長い一日がやっと終わった。またこの日の夕陽は格別綺麗な紅色のような気がした。
翌日は、朝ゆったりと小屋前のベンチでコーヒーをみんなで飲み、薬師岳・水晶岳・鷲羽岳などを目に焼き付け、予想以上の強行軍だつた山行を思いつつ"折立登山口"を目指した。今年の夏山は、この方面にあと2回ほど訪れる予定た、楽しみだ。
2023年08月08日
秘湯の湯2題・その1-2 (高天原温泉)( 太郎平小屋~雲ノ平~高天原温泉 )
<7月25日(火)の記録><天候:快晴><行程記録>・太郎平小屋 3:50 ~ 朝食 5:05---5:20 ~ 左股出会い ~ 休憩7:45(休み5分) ~ 薬師沢小屋 6:50(休み 32分) ~ 休憩 7:45(休み10分) ~ 休憩 8:45(休み10分) ~ アラスカ庭園 10:10(休み31分) ~ 奥日本庭園 1115(休み10分) ~ 雲ノ平山荘 11:46---12:21 ~ ロボット観測所 13:05(休み10分) ~ 休憩 14:18(休み10分) ~ 高天原峠 14:42(休み7分) ~ 高天原山荘15:50 (宿泊) 16:15 ~16:35 温泉( 内温泉・野天温泉 )17:00 ~ 高天原山荘17:30
<行動時間:12時間 ( 内休憩時間:160分 )><水平距離:11.6Km ><累積標高・登り:851m ・下り:1,056m >
<紀行> ・今日の計画は行動時間が12時間を超えている、その為早朝4時前に、小屋を出発した、朝食も弁当にしてもらう。今朝 最初のターゲットは、黒部源流の脇に立つ"薬師沢小屋"に向けて、水平距離約4.5km・標高差410mを下る行程だ、昨日眺めて下調べした限りでは、なだらかな木道ルートを予想したが、早朝の薄明りの中では、ただ重い荷物にあえぐだけだ。スタートから約1時間、草原の小広い場所で朝食タイムとした。早朝の"寿司弁当"は意外にに美味しく食欲も進んだ。食事の後、急坂をいっきに下る(標高差250m)と左股に合流した、暫くは薬師沢沿いの、笹やぶの登山道を進む、沢音の強弱を耳にしながら、3ピッチ少し急坂を下り切ると、"黒部源流"の脇に立つ"薬師沢小屋"に3時間で到着した。此処で暫しの休憩、雲ノ平への急登りに備えた。
薬師沢から水平距離1.75kmを一気に550m標高差を登る、今回唯一の急な登りだ、ただ下を向き一歩づつ足を運ぶ、時々メンバー1人の山野草の写真撮影が、タイミング良い息抜きになった。
小屋から3ピッチ(約3時間)を過ぎるころより、周囲の景観が変化、樹林も低木゛増加また見映えのする岩稜帯と木道が、雲ノ平に近づいた事を想像させた、そして"アラスカ庭園"と書かれた標識を観てほぼ急坂の登行が終了した事がわかった。
ここから雲ノ平山荘までは1.8km標高差86mのほぼ水平のルートだ、周辺の景観も"低灌木と岩稜帯や木道"、ほっとする眺望に疲れも感じない。
四周の山並みも、進行方向(西側)に鋭い山稜の"水晶岳(黒岳)"その右になだらかな山様の"鷲羽岳"振り向くとたおやかな大きな山容の"薬師岳"が、いつまでも見て居たい景色だ。
ここから歩くこと1時間30分、そろそろ飽きがくる頃大きな二階建てのハイカラな山小屋が目に入った、"雲ノ平山荘"のようだ、時間はほぼ正午予定より少し遅れて到着した。昼食を兼ね30分の大休憩をとる。
休憩をとり過ぎた為か、けだるい体をだましだまししながら"高天原峠"を目指す。山荘から300mの下りのはずが、地図には現れない"ロボット観測所"までの緩斜面、昼の陽光がつらい。観測所からほどなく樹林の急坂になる、暫く下るとルート上に"新鮮な熊のうんちに"遭遇し一同緊張する、変な鳴き声らしきものも聞こえる、自分達の存在を知らせる為"警笛"や"鈴"を駆使して急ぎ歩を進めた、無事この地を通過し14時40分待望の"高天原峠"に到着。いよいよ待望の秘湯"高天原温泉"も間近だ、峠から水平距離1.5km 標高差下り130m、緩斜面を下ると"湿原や池塘"が目の前に広がってきた。午後3時過ぎ周りは、薄く霧が立ち込め幻想的な雰囲気の原野が現れた、みんな一息入れながらスマホのシヤッターを押しながら休息をとる。そして午後4時前に、赤茶けた建物の山小屋"高天原山荘"に到着。
時間も押していた為、急ぎ支度して待望の温泉へ直行、20分だらだらの登山道を進むと、パット開けた沢に目的の掘っ立て小屋が現れた。
この温泉は"標高2100mに噴出する"単純硫黄泉"で浴槽は"混浴の野天と男女別の専用泉3槽"からなり、我々は早速男性専用泉に入り、2日間、急坂に耐えた疲れを癒した。
名残惜しい秘湯に別れを惜しみ、山荘こ戻り 風呂後の格別なビールを飲み、ランプの宿の夕食を堪能した。
<行動時間:12時間 ( 内休憩時間:160分 )><水平距離:11.6Km ><累積標高・登り:851m ・下り:1,056m >
<紀行> ・今日の計画は行動時間が12時間を超えている、その為早朝4時前に、小屋を出発した、朝食も弁当にしてもらう。今朝 最初のターゲットは、黒部源流の脇に立つ"薬師沢小屋"に向けて、水平距離約4.5km・標高差410mを下る行程だ、昨日眺めて下調べした限りでは、なだらかな木道ルートを予想したが、早朝の薄明りの中では、ただ重い荷物にあえぐだけだ。スタートから約1時間、草原の小広い場所で朝食タイムとした。早朝の"寿司弁当"は意外にに美味しく食欲も進んだ。食事の後、急坂をいっきに下る(標高差250m)と左股に合流した、暫くは薬師沢沿いの、笹やぶの登山道を進む、沢音の強弱を耳にしながら、3ピッチ少し急坂を下り切ると、"黒部源流"の脇に立つ"薬師沢小屋"に3時間で到着した。此処で暫しの休憩、雲ノ平への急登りに備えた。
薬師沢から水平距離1.75kmを一気に550m標高差を登る、今回唯一の急な登りだ、ただ下を向き一歩づつ足を運ぶ、時々メンバー1人の山野草の写真撮影が、タイミング良い息抜きになった。
小屋から3ピッチ(約3時間)を過ぎるころより、周囲の景観が変化、樹林も低木゛増加また見映えのする岩稜帯と木道が、雲ノ平に近づいた事を想像させた、そして"アラスカ庭園"と書かれた標識を観てほぼ急坂の登行が終了した事がわかった。
ここから雲ノ平山荘までは1.8km標高差86mのほぼ水平のルートだ、周辺の景観も"低灌木と岩稜帯や木道"、ほっとする眺望に疲れも感じない。
四周の山並みも、進行方向(西側)に鋭い山稜の"水晶岳(黒岳)"その右になだらかな山様の"鷲羽岳"振り向くとたおやかな大きな山容の"薬師岳"が、いつまでも見て居たい景色だ。
ここから歩くこと1時間30分、そろそろ飽きがくる頃大きな二階建てのハイカラな山小屋が目に入った、"雲ノ平山荘"のようだ、時間はほぼ正午予定より少し遅れて到着した。昼食を兼ね30分の大休憩をとる。
休憩をとり過ぎた為か、けだるい体をだましだまししながら"高天原峠"を目指す。山荘から300mの下りのはずが、地図には現れない"ロボット観測所"までの緩斜面、昼の陽光がつらい。観測所からほどなく樹林の急坂になる、暫く下るとルート上に"新鮮な熊のうんちに"遭遇し一同緊張する、変な鳴き声らしきものも聞こえる、自分達の存在を知らせる為"警笛"や"鈴"を駆使して急ぎ歩を進めた、無事この地を通過し14時40分待望の"高天原峠"に到着。いよいよ待望の秘湯"高天原温泉"も間近だ、峠から水平距離1.5km 標高差下り130m、緩斜面を下ると"湿原や池塘"が目の前に広がってきた。午後3時過ぎ周りは、薄く霧が立ち込め幻想的な雰囲気の原野が現れた、みんな一息入れながらスマホのシヤッターを押しながら休息をとる。そして午後4時前に、赤茶けた建物の山小屋"高天原山荘"に到着。
時間も押していた為、急ぎ支度して待望の温泉へ直行、20分だらだらの登山道を進むと、パット開けた沢に目的の掘っ立て小屋が現れた。
この温泉は"標高2100mに噴出する"単純硫黄泉"で浴槽は"混浴の野天と男女別の専用泉3槽"からなり、我々は早速男性専用泉に入り、2日間、急坂に耐えた疲れを癒した。
名残惜しい秘湯に別れを惜しみ、山荘こ戻り 風呂後の格別なビールを飲み、ランプの宿の夕食を堪能した。
概要図 -2 太郎平小屋 ~ 薬師沢小屋
概要図 -3 薬師沢小屋 ~ 雲ノ平 ~ 高天原温泉
雲ノ平の入口 "アラスカ庭園"
ハイカラな二階建の雲ノ平山荘
2023年08月04日
狐のかみそりが咲きました
年に一度訪れる、竜爪山・富士見峠の"キツネノカミソリ"開花群落は、今年は昨年の台風の出水のお陰か、開花状況が芳しくないようで、見に行くか迷っていたが、ヤマレコや山仲間の情報で、平山登山口から旧登山道を登り、13合目の標識から、沢沿いに登った場所に、群生地があることを知り、8月3日(木)に山友と行ってきた。ラッキーだったのは、群生地に行く沢沿いの岩場に"イワタバコ"を見つけたことでした。
<記録> ・自宅 6:12 ⇒ 平山登山口P 7:12---7:30 ~ NO,13丁目 8:20 ~群生地 で写真撮影・昼食 8:45---11:05 ~ 平山登山口P 11:47--11:55 ⇒ 自宅 13:00
<記録> ・自宅 6:12 ⇒ 平山登山口P 7:12---7:30 ~ NO,13丁目 8:20 ~群生地 で写真撮影・昼食 8:45---11:05 ~ 平山登山口P 11:47--11:55 ⇒ 自宅 13:00